ウイントン・ケリー

2008年8月21日 (木)

<ジャズ回想 第17回>暑い日にYoさん宅に集まった(その3)

リッチー・カムカとMode盤のこと。

Mod_lp102_j さて・・・Yoさん宅での音聴き会はまだまだ続く。この日、特に意図したわけではないのだが、ミニ特集みたいになった場面がいくつかある。クラシックのレコードをいくつか聴いた後、さて次は何を・・・となった時、Yoさんが「my one & only loveでは誰の演奏が好き?」と尋ねてきた。これは唐突な質問に聞こえたが、そういえばお昼過ぎだったかに、チコ・フリーマンのmy one & only love(Beyond The Rain/1977年)を聴いていたので、その真摯な好演奏の印象が残っていたのかもしれない。
Yoさんのその問いかけに「やっぱりコルトレーンかな・・・」とkonkenさん。あれはもちろん最高だが唄入りである。「インストもの」という条件であれば・・・と、僕がリッチー・カムカを挙げると、Yoさん、すっくとそのレコードを取り出してきた。このMode盤はYoさんの愛聴盤だ。僕もこのレコードで、リッチー・カムカという人を知り、そして好きになった。何が好いって・・・まずワンホーンでゆったりと吹くカムカのテナーの音色が心地よい。どのトラックもいいのだが、このmy one & only love~素晴らしいメロディのこの曲を、カムカはあまり崩すことなくキッチリと吹き進む。そのキッチリさ加減が端正で誠実そうなあの音色とあいまって、なんとも品格のあるmy one & only loveに仕上がってしまった。 Mod_lp102_2
《Richie Kamuca Quartet~ジャケットとラベルの写真はYoさん提供》

このモード盤/Richie Kamuca Quartetは、真の名盤だと思う。演奏が終わると、それまで、じい~っと聴いていたリキさんがこう言った。「おととしの白馬以来かな・・・久しぶりにこのレコードを聴いたけど、いいですねえ。好きだな・・・これ」 そういえば、このモード盤・・・2006年白馬にて、Yoさんがセレクトしていたな。あの時は、このカムカのwhat's newをもうひとつのMode盤~ペッパー・アダムスのmy one & only loveと聴き比べをしたのだった。
じゃあ次のmy one & only loveを・・・ということで、Yoさんは、ロリンズのRCA Victor盤のmy one & only loveへ続けたわけである。(拙ブログ~前回の「その2」参照)
さきほどの端正なカムカに比べると、ロリンズときたら・・・メロディは崩すわ、リズム(メロディの入るタイミング)は崩すわ・・・カムカに比べるといささか品格には欠けるかもしれない(笑)でも・・・それがロリンズの個性なのだから!

ここから俄かにMode特集気配が漂う。
「じゃあ・・・」とrecooyajiさんが取り出した1枚~おおっ、ドン・ファーガキストのMode盤/Eight By Eight(Don Fagerquist Octet)だ!これも好きな1枚だ。編成は多いのだが、マーティ・ペイチのアレンジに嫌みがなくて、厭きない仕上がりになっている。特に「イージー・リヴィング」と「煙が目に沁みる」というスローバラードでは、ファーガキストの艶やかな音色と、しなやかな歌心がじっくりと楽しめる。僕はだいぶ前に、VSOP復刻盤を聴いて、このトランペッターの良さを知ったのだが、それにしても・・・recooyajiさん、こういう渋いところも、ちゃんとオリジナル盤で抑えているところが憎い。
Photo《左写真は、残念ながら、僕のVSOP盤》

A面1曲目~aren't you glad you're you を聴く。
Yoさんの装置はいつも安定感があるが、この日は、特にMode盤、Contemporary盤が、実にいい音で鳴ったようだ。
さきほどのカムカもそうだったが、管楽器の明るくて張りのある音色が、なにかこう、パリッと抜けた感じで、理屈抜きに気持ちいいのである。いい状態のオリジナルMode盤は・・・やはり素晴らしい音だな・・・と改めて思い知らされた僕である。
ところで、僕はModeレーベルの作品のほとんどをVSOP復刻で聴いているのだが、復刻の音質の方は、タイトルによってだいぶ違うようだ。例えばこのファーガキストのEight By EightのVSOP盤(ステレオ)は、なかなか鮮度感の高いメリハリある音質だと思えるのだが、リッチー・カムカの「カルテット」の復刻盤の方は、だいぶ鮮度感に乏しくちょっとこもったような感じもある。前述のmy one & only loveでは、メロディの最初のところでなにやら「針音ノイズ」らしき音も聞こえるので、ディスク・ダビングかもしれない。
ちなみに、Mode盤はピカピカのオリジナル盤であっても、盤の材質からか始終「サ~ッ」という小さいノイズが入るものも多いらしいが・・・番号の早いタイトルの方なら、その危険率が低いらしい。

Mod_lp125_j_2もうひとつMode盤を・・・ということで、Yoさんが、ウォーン・マーシュを見せる。う~ん・・・これも好きな1枚なのだ(笑)
一聴、「ヘタウマ」なマーシュを大好きだという方はあまり多くないかもしれない。「個性」という点では、あのロリンズも真っ青・・・かもしれない。それくらい独特なテナー吹きである。なにが独特か・・・唄い口が普通ではないのである。まず、フレーズが普通のバップ語法ではない。フレーズをやけに伸ばしたり、変なところで切ったり・・・それはもう面白い唄い方なのだ。さらに、たびたび、テナーの音がひっくり返ったりするが、マーシュは一向に気にしない様子でもある(笑)Mod_lp125

《上のジャケットと右ラベルの写真~Yoさん提供。この漫画風イラスト・・・Modeでは一般に「肖像画」の方が人気が高いようだが、僕はこの「イラスト」も嫌いではない》

僕は・・・実はこのウォーン・マーシュという人こそ「ウエイン・ショーターの先生」だと考えている。この2人の関連を書いた記述を読んだことはないが、「音色の変化を巧く使ってのヘタウマ風唄い口」という類似性から見て・・・ショーターは、マーシュを相当に聴き込んだ時期があるのでは・・・と睨んでいる。 
そのマーシュのモード盤からは、you are too beatifulを聴く。これも好きな曲だ。マーシュもいいがレッド・ミッチェルのベースソロがこれまた素晴らしい。ミッチェルのベースソロというのは・・・派手さはないが、これもその「唄い口」が、実に自然というか・・・メカニックではない(コード分解した音だけ選んで弾いているのではない)感じが、素晴らしいのだ。何かで読んだ話しでは、ミッチェルは、うんと早い時期から「管楽器の(唄い口の)ようなソロ」を弾きたい・・・と意識していたそうだ。実際、1955年のハンプトン・ホウズのcontemporary盤でも、ソロの場面では、そういう弾き方(管楽器の唄い口のような)をしている。
これはある意味、凄いことだと思う。ベースという楽器で、管楽器のように、「しなやかにメロディを唄う」というのは、本当に難しいことなのだ。この頃は、レッド・ミチェルこそ、真のベースの名手なんだろう・・・と思うようになってきている。

Hifi_sr604_j_2  そういえば、カムカがあまりにも良かったので、その流れで聴いたレコードがもう1枚あった。Hi-FiレーベルのJazz Eroticaである。ちょっと色っぽいイラストのヌードのジャケットである。Yoさん手持ちの盤は、「ステレオ」を強調した銀色のシールが貼ってあるステレオ盤だった。
《写真~Yoさん提供。なぜ、座布団が3つなのか?》

このレコードと中身は同じで別ジャケットのもの~West Caost Jazz in Hi FIというタイトル~をHi-Fi盤(モノラル)で持っているのだが、そちらは「海岸の波打ち際にトロンボーンやらサックスが刺さっているやつ」で、こりゃあジャケットの魅力ではどうにも「ヌードのイラスト」の方が上である(笑)Hifi_sr604_l_2
しかしながら、このJazz Erotica・・・音質の方は今ひとつだった。ベースの音にエコーがかかったような感じで焦点が定まらないような感じもあり、そして・・・サックスが右側、トランペットが左側に大きく振り分けられており、他のブラス群も全体に左側に片寄ったようなちょっと不自然な感じの定位感だった。「ステレオ録音」を強調せんがための無理やり定位のマスタリングだったのかもしれない。
今回、手持ちのステレオ盤~Phil De Lancieという人がリマスターしたで再発されたWest Coast Jazz(OJC:limited;1990年)~も聴いてみたが、やはり録音自体があまりよくなかったようで、カムカのしっとり感みたいなものが今ひとつ味わえなかった。

《モノラル盤~West Coast Jazz。センスが良いのか悪いのかよく判らないジャケットだ。それにしても、塩水に浸かった楽器はダメになってしまったのだろうな・・・》 West_coast_002
実はこの日の翌日、recooyajiさん宅で僕の手持ちのHi-Fi盤/West Coast Jazzを聴いてみた。モノラル盤なので当然のことながら、カムカのテナー、コンテ・カンドリのトランペットも中央にきて、どの楽器の音色も厚めに聞こえる。エコー感の強かったベースの音色もぐんと落ち着き、全体に音楽がしっとりと聴きやすくなったようでもあった。 
たいていの場合、ステレオ盤が好きな僕も、このJazz Eroticaについては・・・モノラル盤(West Caost Jazz in Hi Fi)を好ましく感じるのであった。West_coast_003ところで・・・「ヌードのイラスト」のJazz Eroticaの方に、モノラル盤はあるのだろうか? あのジャケットでモノラル盤というのが、どうにも魅力のある組み合わせになるのだが。ああ、ジャズレコードへの探求は・・・まったくキリがない(笑)

《写真~Hi-Fi盤の内袋は、どうやらこのビニール製がオリジナルらしい》

Kelly_at_midnight_6    <オマケの追加記事>~この夢レコ・・・いつもみなさんからたくさんのコメントを頂いております。そのコメント欄では、ジャズを愛している方たちといろんなやりとりができまして、それは僕にとっても嬉しいことです。じゃんじゃんいきましょう!(笑) 
今回、ウイントン・ケリーの「ケリー・アット・ミッドナイト」(Vee Jay)のドラムスの音量バランス(録音、演奏含めての)やピアノの音質のことが小話題になりましたので、とりあえず僕の手持ち盤「ミッドナイト」の写真を載せておきます。
みなさんのご意見、やりとり内容については・・・ぜひ「コメント欄」を追ってみて下さい。いつもうんと長いコメントですみません(笑)。 Veejay_4
なお「ミッドナイト」については、まだまだ謎も多く、興味は尽きません。みなさんの感想・情報をぜひお寄せください。
《この米再発Vee Jay盤~30年ほど前だったか、地元のレコード店の移転オープン時のバーゲンコーナーで入手しました。価格は・・・驚異の200円でした(笑)ランオフの刻印は拡大して見ると・・・どうやらAudio Matrixとなっているようだ》

《コメント欄で小話題になったBell Sound刻印》
グーグルで検索したところ、このブログ~swingin' godzillaの該当記事http://sgodzi.exblog.jp/6959208/ に素晴らしく明快な写真があったので、引用させて頂きます。special thanks to Mr. god-zi-lla さん!
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2007年10月21日 (日)

<ジャズ雑感 第21回> Wally Heiderというエンジニアのこと。

好きなライブ盤をいくつか挙げると・・・ハイダー録音ばかりじゃないか!

《追補》~コメントからの転載を追加しました。それから、この記事の最後に「ハイダー録音盤のリスト」を追加しました。今後も書き足します(10/28)


前々回のミッシェル・ルグラン記事の時だったか・・・「アット・シェリーズ・マンホール」での録音が素晴らしい、と書いた。特にレイ・ブラウンのベース音がよかったのだ。ブラウンという名手が弾くウッドベースの自然で豊かな音量が、膨らみすぎないギリギリのバランスで捉えられていたのだ。もう1枚~カル・ジェイダーの「アット・ブラック・ホーク」でも、やはりウッドベースがいい按配で録られているのを思い出し、そのクレジットを見ると・・・どちらのレコードもエンジニアはWally Heider(ワリー・ハイダー)という人だった。その記事へ頂いたSugarさんからのコメントによると、「ハイダー氏は、録音機材を積んだトレーラー(クルマ)を持っていて、当時の西海岸でのライブ録音の多くをてがけていた」ということだ。 (SugarさんのHPはこちら)(Sugarさんが以前にハイダー氏について書かれた記事はこちら)
その後、西海岸でのライブ盤を聴いていて「これは音がいいなあ・・・」と感じたら、必ずクレジットをチェックするようになった。そうして・・・いくつかの「ハイダー録音」を発見した。001

ところで「シェリーズ・マンホール」というと・・・皆さんもすぐに思い出すレコードがあると思う。僕もすぐにビル・エヴァンスのAt Shelly's Mannne-Holeを連想した。このレコード、僕は国内盤しか持っていない。ビクターが1977年に発売したSMJ-6197である。エヴァンスのレコードはたくさん聴いたが、正直に言うと、僕はチャック・イスラエルのベースがあまり好きではなかったので、特にこのライブ盤を愛聴してきたわけではなかった。ところが、このレコードの別テイク集「Time Remembered」~ビクターが1983年に発売した「ジャズの巨人 未発表録音集」というシリーズ。この盤はリアルタイムで入手していた~を、1年ほど前に再聴した時に・・・そのピアノの音とベースの音に「何か」を感じた。エヴァンスのやや線の細い音色と(もちろんシェリーズ・マンホールに備え付けのピアノは、特に良い楽器ではないと思う)、ピンと張り詰めたようなタッチ感~エヴァンスというピアニストの表現したい何か・・・そんなものを、感じ取れたように思ったのだ。ライブ録音にも関わらずだ。それから、チャック・イスラエルのウッドベース・・・これにはちょっと驚いた。彼のウッドベースは・・・ぐぐっと重心の低い深い音色だったのだ。重厚で品がある音色だった。僕があまり好みでなかったのは・・・たぶん、彼のタイム感みたいなもの~絶対に突っ込んでこないビート感・・・よく言えば落ち着いているし、逆に言うとどっしりとしすぎていて、ちょっともったりしてしまう~についてだったのかもしれない。イスラエルの良さというのは、この「深い音色」にあったのか・・・。僕のベースへの好みが変わってきたためか、あるいは、1977年当時の国内盤よりも1983年の未発表音源盤の音質の方が、うんと良かったためなのか(鮮度感にかなりの差がある!ピアノの音色は瑞々しいし、ベースの音色にもより切れが感じられる))・・・いずれにしても「At Shelly's Manne-Hole」では感じ取れなかった「イスラエルの美点」を、僕はようやく理解できたのだ。002
そして同時に、この「1963年のライブ録音(の元テープの状態)は相当にいいぞ・・・」とも直感したのだ。考えてみれば、1983年に発表した1963年の未発表音源というのは、いわばその1983年発売がオリジナルなわけで~もちろんこの日本盤の少し前に(あるいは同時発売かもしれない)アメリカでも2LP(シェリーズ・マンホールとの)として発売されたものが「USオリジナル」になるとは思うが~要は、その「元テープ」の管理状態が良好であったならば、こんな風に20年後の発売であっても、瑞々しさが失われることはないのだろう。しかしこうなると・・・1963年の米オリジナル「Shelly's Manne-Hole」の音は、こりゃあ凄いんだろうな・・・と思わざるを得ない。う~ん・・・欲しい(笑)4
そんな事を想いながら、僕は何気なくこの未発表音源盤の裏ジャケットを見た・・・recording engineer~Wally Heider
という文字が飛び込んできた! お おっ・・・これもハイダー録音だったのか! この小発見は、僕には実にうれしいことだった。
ビクター日本盤「At Shelly's Manne-Hole」に限れば、の裏ジャケのどこにもHeider氏のクレジットはない。
<米オリジナル盤をお持ちの方~ぜひその音質、裏ジャケのことなどお教え下さい>
《追補》この後、NOTさんから米オリジナル盤情報を頂きましたので、コメント欄から転載します(以下、斜体字)
SHELLY'S MANNE=HOLEのライブはグリーンのORPHEUMレーベルがオリジナルです。国内盤も持っていますので聴き比べたところオリジナルの方が鮮度が高く鮮やかに聴こえるのは当然として一番違うのはbassclefさんも指摘されているようにベースの音です。国内盤のベースはエコーがかかったようなブーン・ブーンという音なのに対しオリジナルのベースの音自体は国内盤よりやや小さいものの締りのあるブン・ブンといった音です~

さて、もう1枚。今朝のことだ。ウエスでも聴こうか・・・と取り出したのは「フル・ハウス」(riverside)だ。

このレコードは前から大好きだった。ウエスもグリフィンもケリーも、その演奏が素晴らしいのはもちろんだが、僕の中では「ウエスのギターの音が一番いい」レコードでもあったのだ。ウエスのギターの、太さ・甘さ・タッチの切れなどが実に聴きやすい温かい音色で録られているのだ。僕には、このウエスの音が一番、自然に聞こえる。
そんなことを想いながら・・・ライブ?~ツボハウス?~西海岸? ああ・・・これはひょっとすると・・・と裏ジャケットを見ると・・・そこには誇らしげに、RECORDING ENGINEER:WALLY HEIDER とクレジットされていたのだ!
嘘のようなホントの話しである(笑)003_2

<MW-2032~1970年頃に日本グラモフォンが発売していたリヴァーサイド「Jazz anthology」シリーズ~ラベルは茶色の環っか>

これまで「フル・ハウス」は何度も聴いてきたが、録音エンジニアまで意識したことはなかった。それに、この国内盤の裏ジャケットは写真コピーみたいで、だから活字のピントもやや甘くかなり読みにくい。相当に意識して読まなければ、気がつかなかっただろう。
それにしても、自分が「いい録音」と感じていたこの「フル・ハウス」も、ハイダー録音だったとは・・・これはもう偶然ではないだろう。まあ大げさに言ってますが、つまるところ・・・僕が「ハイダー録音」(その音質やバランス)を好きだ、というだけのことなのだろう(笑)
では、ハイダー録音の特徴とは何なのか? 音の説明は、いつでも難しいが、僕の感じる「ハイダー録音」の良さは・・・「どの楽器も自然で温かみのある音色で捉えられていること」それからやはり「ベース音の厚さ」だろうか。ライブ録音の場合、一般的には低域の薄いバランスになることも多いようで、だからドラムスばかり目立つちょっとやかましい感じになっていることもあるのだが、「ハイダー録音」だとそうではないのだ。ウッドベースの音がどっしりと入って、シンバルも強すぎない自然な音量に聞こえるので、(僕には)とても聴きやすいバランスになるのだ。「重心が低い」と言えるかもしれない。

「聴きやすいバランスのライブ録音」ということで・・・もう1枚、好きなレコードを思い出した。5_2
アート・ブレイキーの「スリー・ブラインド・マイス」(UA)だ。これまた日本盤です。キング発売の1500円盤シリーズのこの盤は、4~5年前に入手した。ちなみに、このキングのUAシリーズは、どれも音がいいように思う。

ウエイン・ショーター、フレディ・ハバード、カーティス・フラーの3管時代・・・1962年の録音なのだが、僕はこの3管になってからのブレイキーのブルーノート盤はほとんど持っていなかったので、このユナイト盤を新鮮な気持ちで聴くことができた。
A面1曲目の three blined mice はベースのイントロから始まる。
左チャンネルから、ジミー・メリットのベースが太くてしっかりとした音で流れてくる。ややあってシダー・ウオルトンのピアノが入り、次に右チャンネルからブレイキーのシンバルが聞こえてくる。曲の導入部分でもあり、ブレイキーは抑え目の音量でシンバルを叩いているようだ。そういえば、ブレイキーという人は意外に繊細なドラマーで、1曲の中でも場面によって音量を抑えたり強めたりしていることが多いのだ。「叩く」場面では、ちょっとくどいこともあるけど(笑)
そして、最初にこのレコードを聴いた時・・・ライブ盤だとは思わなかった。1曲目が終わって拍手が入り、ようやく「あれ?ライブだったのか」と判ったのだ。それくらい、しっかりとしたいい録音だと感じていたのだ。
このレコードで特に好きなのは、A面2曲目~blue moonである。全編、フレディ・ハバードをフューチャーした1曲である。裏ジャケのクレジットによると、アレンジはショーターだ。そういえばimpulse盤のBody & Soulのサウンドに似ている。ここでのハバードは素晴らしい。。ブルー・ムーンというシンプルな曲のメロディを、ちょっと崩しながら吹くだけなのだが、艶やかに鳴るトランペットの音色を、ゆったりと伸ばす音でじっくりと楽しませてくれる。僕はハバードをそれほど聴き込んではいないが、ハバードのこの「音色」は快感である。
そして、ハリウッドの「ルネサンス」というクラブで録音されたこのレコード・・・キング盤の裏ジャケにはしっかりとしたクレジットがあり、そこにはこう書かれていた。
LOCATION-THE RENAISSANCE,HOLLYWOOD
ENGINNEER-WALLY HEIDER

《追補》~みなさんから「ハイダー録音盤」のコメント情報を頂きました。貴重な情報ですので、それらのタイトルを以下にリストしました。今後も追加情報あれば、書き足していきます。

Michel Legrand/At Shelly's Manne-Hole(verve)
Cal Tjader/Saturday Night/Sunday Night At The Blackhawk(verve)
Bill Evans/Time Remembered(milestone)
Bill Evans/"Live" (verve)
Wes Montgomery/Full House(riverside)
Art Blakey/3 Blind Mice(united artists)
Milt Jackson Quintet featuring Ray Brown / That's The Way It Is (impulse)
MJQ / Live at The Lighthouse (atlantic)
Barry Harris/~ at the Jazz workshop(riverside)
Cannonball Adderley/~ at the Lighthouse(riverside)
Cannonball Adderley/Poll Winners(riverside)
Cannonball Adderley/JAZZ Workshop Revisited(riverside)
George Shearing/~ & the Montgomery Brothers(jazzland)
Oliver Nelson/Live from Los Angeles(impulse)
Archie Shepp/Live in San Francisco(impulse)
Don Randy/Last Night(verve)
Charles LLoyd/Forest Flower(atlantic) 
Charles LLoyd/Love-In(atlantic)
Charles LLoyd/Journey Within(atlantic)
Budyy Rich/Big Swing Face(pacific)
Terry Gibbs/Dream Band vol.4:Main Stem(contemporary)
Johnny Griffin/Do Nothing 'til You Hear From Me(riverside)
Carmen Mcrae/Live at Sugar Hill(time)
Dexter Gordon/Resurgence of Dexter Gordon(riverside)
Harold Land/West Coast Blues! (jazzland)
Ray Charles/ Live in Concert(ABC)
Sergio Mendes & Brasil '65 /「In Person At El MATADOR!」(Atlantic)

<以下はCD>
Dizzy Gillespie/Live In Stereo At Chester,PA.(jazz hour)
Frank Sinatra /Live! Seattle,Washington Concert(jazz hour)
Miles Davis/Live At the 1963 Monterey Jazz Festival(MJF)

以下は、ハイダー関わり盤?~
Carmen McRae/The Great American Songbook(Atlantic)
Larry Banker Quartette/Live At Shelly's Manne-Hole(vault)~このvault盤については、クレジット確認なしです。

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2006年12月21日 (木)

<思いレコ 第13回>Miles Davis/Someday My Prince Will Come(columbia)

「いつか王子様が」~ウイントン・ケリー、3拍子の切れ味。

Dscn1526_3 ふとした時にアタマの中に聞こえてくる「音」というものがある。いつだったか、この<夢レコ>でも書いたように、僕の場合はマイルスのものにそんな「音」が多い。マイルスのLPはどれも好きで何度も聴いたものだが、とりわけ好きなのが、このSomeday My Prince Will Comeだ。実際・・・僕はこの「Someday~」を、いったい何回くらい聴いてきたのだろうか。何度、聴いてもそのたびに「う~ん・・・いいなあ」という想いでいっぱいになってしまい、A面が終わると、1曲目のSomeday~だけもう1回聴いたりするのだった(笑)
そんな風だから、どうやら細胞のどこかにこの「音」が染み込んでいるらしく、ふとした時にアタマの中にあのベースの音~
bom,bom,bom/bom,bom,bom/bom,bom,bom/bom,bom,bom~が聞こえたりする。そうなると・・・もういけない(笑)その後のケリーのブロックコードやら、マイルスがテーマを吹く時のミュートの響き具合やらが、どんどんとアタマの中にあの曲が流れてきてしまうのだ。

bom,bom,bom/bom,bom,bom/bom,bom,bom/bom,bom,bom・・・最初、そんな風にチェンバースがウッドベースの1弦のF(ファ)の音だけを弾き始める。これはウッドベースではけっこう高い方の音程で、ギターのフレットで言うと3弦の10フレットの位置になる。この「ボン・ボン・ボン」(1小節に3回)を4小節(12回)続けると・・・ケリーのピアノが入ってくる。モダンな響きの感じのするコード(和音)だけでまず16小節。次にケリーは、右手のシングルトーンで軽くアドリブを入れてくる。アドリブといっても、まだ曲のテーマが出る前のイントロ部分なので、軽くいこうぜ、という予告編くらいの感じだ。しかし・・・この予告編でのケリーはいい。3拍子の「ノリ」が素晴らしいのだ!
チェンバースがきっちりと(どちらかというとやや無表情なくらい)3拍づつ刻むF音にのっかって、ケリーは、キレのいい右手で飛び跳ねる。アイディアに満ちたフレーズを、全く力まずに、軽く、そしてしなやかに弾き込んでいる。ワルツというリズムに独特の躍動感みたいなもの~まさに鮎が水面に飛び跳ねているような~そんな感じが、うまく現れているのだ。ケリーの3拍子は全く素晴らしい!
そんなわくわくさせるようなケリーのアドリブ予告編が16小節続くのだが・・・まだ「いつか王子さまが」のメロディは出てこない。これっぽちも出てこない。おそらく「出してはいけなかった」のだろう。この辺り・・・全てはマイルスの指示のはずだ。「絶対に主メロディは弾くなよ」と、あの声で言ったに違いない(笑) そう確信できるのは、やはりさきほどの「チェンバースのF音連打」なのである。チェンバースは、出足のベースだけの部分から1弦Fの音を続けている。マイルスが入ってくるまで、本当に同じ音だけを延々と弾き続けているのだ。試みにちょっと小節数をカウントしてみた。1小節に3回のF音を弾く計算だ。
ベースのみ部分4小節(12回)
ケリー/和音部分16小節(48回)
ケリー/アドリブ部分16小節(48回)・・・都合、108回のF音のみ連打である。ああ、そういえば、さっきチェンバースがF音を弾き続けるのは「マイルスが入るまで」と書いたが、実はもうちょっとオマケがあった。マイルスがテーマを吹き始めての8小節は・・・やはりF音を続けているのだ。だからそれも足すと・・・108回+24回=132回だ。ただでさえベースのランニング音をメロディックに変化させることを好むチェンバースが、自分のチョイスとしてこれだけ同じノート(音程)を続けられるだろうか? やはり・・・マイルスの指示だと思う。それにしてもいくらマイルスの指示でも、チェンバースもいい加減、厭きただろうなあ・・・(笑)
でも、ここでぐぐっとガマンするから・・・いよいよ入ってくる「いつか王子様が」のメロディが生きてくるのだと思う。こんな具合にさんざんじらしておいて・・・いよいよマイルスがテーマのメロディをミュートで吹き始める。
そりゃあ、マイルスは気持ちいいだろうなあ・・・そんなマイルスが小憎らしいけれど・・・聴いている方も、本当に気持ちよくなってしまうのだ。そういえば・・・小さい頃、TVの相撲中継を親父と見ていたのだが、千秋楽の大一番だというのに、なかなか始まらない。仕切り前の儀式めいた段取りがやけに長いので、僕が「早くやればいいのに」と言うと、親父は「バカッ!これがいいんだ!」と力むのであった。あれと同じ理屈かもしれない(笑)

マイルスのこんなやり方は、たぶん当時1960年では珍しかったと思うのだが、今でいう「ペダル」(曲が進行してコードが変わっていっても低音部だけは同じ音程を維持していくような手法)とよく似ている。ただ「ペダル」というのは、たいていは低い音域でやるのに、この曲では高域F連打なので、言わば「逆ペダル」だ。
ちなみに、このチェンバースのF音連打のパターンは、ソロとソロの間つなぐブリッジの部分でも、それから曲のエンディングの部分でも出てくる。それらが実に効果的なのだ。そしてそれに乗っかるケリーのアドリブがまたかっこいい。それにしても・・・ディズニー映画のかわいらしいワルツ曲に、こんな演出を加えて、しかもそれがムチャクチャ効果的になっている~そんなマイルスの構成力というのは、本当に素晴らしい。Dscn1570_1

《columbia:PC8456》1977年頃の米再発。センターラベルは・・・うんと安っぽいので、あまりお見せしたくない(笑) 60年代に入った頃のcolumbiaのステレオ録音は、ベースやピアノ、そして管の音も、意外に厚めの音で、しっとりとした味わいがある。好きなステレオ録音だ。6つ目のステレオ盤(CS8456)が欲しいなあ(笑)~先日、このレコードの1961年のオリジナル盤で「いつか王子様が」を聴き比べる機会があった。想像していたとおり・・・モノラル盤(recooyajiさん)、ステレオ盤(konkenさん)ともに、やはり素晴らしい音だった。「モノラル」での各楽器の厚みや豊かさも凄い。ステレオだと、もう少し全体に軽みがでてきて優しい味わいになってくる。いつもおとなしめにシンバルを鳴らすジミー・コブのシンバルのライトな味わいには「ステレオ」の方が似合うように感じた。もともと僕は、ベースやドラムスがちょっと離れて聞こえた方が好みなので~もちろんリアルステレオでそれぞれの楽器の音圧(実体感みたいなものという意味合い)がしっかりと録られていることが前提だが~「ステレオ録音」の方がより好みだった。そういえば、ニイノニーノの新納さんは、以前からHPでも「VictorやColumbiaなど大手はステレオ録音の方が優れている」と書いておられたが、僕なども、ヘンリー・マンシーニのあのゴージャスなサウンド(「ハタリ」や「ピンク・パンサーなど)をステレオ盤で味わうと、その意見には大きく頷いてしまうのである。
【追記】NOT(ブログ~These Music Suit Me Well)さんが、さっそくこのSomeday My Prince Will Comeの1961年オリジナルの6つ目:ステレオ盤/モノラル盤のセンターラベルの詳しい記事をアップしてくれました。う~ん・・・ラベルの世界も深い(笑)

ジャケット話しでひとつ。カヴァーの女性はフランさんという当時のマイルスの奥さんだったとのことだが、ステレオ盤とモノラル盤には、些細な(いや、しかしけっこう大きなとも言える)違いがある。ジャケットの一番下の方~フランさんの胸元の「青い布切れ」の見える分量がだいぶん違うのである。ステレオ盤だとほんの少し。モノラル盤だと1cm以上は見える。この辺りの「ステレオ盤/モノラル盤についてのジャケットの謎」については、拙ブログにリンクしてあるmono-monoさんの記事に詳しい。おもしろいですよ。

さて・・・もうひとつ、ケリーのピアノのことを。
マイルスがテーマの出足、8小節を吹いている時~チェンバースはまだ高音F音を続けているのだが~この時、どうにも印象的なケリーのバッキングがある。ケリーがとても切れ味の鋭いコンピング(バッキングの時、主にコード(和音)を弾くこと・・・かな?)を、ワルツの3拍子の普通には入れないようなどうにも微妙な位置に、すごく短く「スッ!」「スッ!」と・・・そう、まるで豆腐に包丁を沈めるような感じで、差し入れてくるのだ。この曲を何度も聴いてきたが、特に分析的に聴いたわけでもなく、だから僕には、なかなかその「スッ!」のリズム~タイミングが判らなかった。ただ「かっこいい!」と感じていたのだ(笑)
3拍子でのアクセントの付け方というものに絶対の決まりがあるわけではないと思うが、例えばドラムスのハイハットについて言えば・・・1956年頃からマックス・ローチがやったのは・・・少なくともテーマの部分のバッキングでは「1、2、3」の2拍目と3拍目にハイ・ハットを踏むやり方だったと思う。あるいは2拍目だけにハイハットという場合もあったかもしれない。1、2、3とノル場合、普通に考えても、これなら自然にノレる。だから・・・その後も、このローチ方式がたぶん一般的になっていったように思う。
余談だが、初期の3拍子ジャズを聴いたなかで、どうにも違和感を覚えたプレイがあった。もちろんローチのではなく、誰のレコードだったか忘れてしまったが、そのドラマーは、3拍子の曲にも関わらず、全く普通に4拍子の場合と同じように、ウラ打ち(2拍目と4拍目にハイハットを踏むこと)をしていたのである。たしか最後までそのやり方で踏み続けていたので、確信犯だったとは思う(笑)
そういう踏み方をすると・・・どういう風に聞こえるのか?文字ではなかなか説明しづらいのだが・・・3拍子が2小節で「1、2、3/4、5、6」と6拍分のカウントとなる。この6拍をひとつの単位として捉えた場合、ハイハットの2拍・4拍打ちをそのまま機械的にあてはめれば「1、、3/、5、」の最初の小節の2拍目(2番)と、2小節目の1拍目(4番)と3拍目(6番)の位置にアクセントがくることになる。口で言うと・・・「ウ・チャ・ウ/チャ・ン・チャ」(チャがアクセント部分)てな感じか。3拍子を2小節単位でくくれば、こういうアクセントの入れ方も全くOKなわけで、ちょっと聴くのに慣れさえすれば・・・自然なノリに聴けると思う。ただ、僕が聞いたレコードでのその「3拍子ウラ打ち死守」違和感を覚えたのは・・・聴いていて、どうにも「ノッて」なかったからである。おそろしく不自然な感じがした。
おおまかに言えばアクセントの位置自体は、この2、4、6の位置でも合っているとは言えるのだが、それは・・・6拍単位のウラ打ちでも数字上の辻褄は合う~というだけのことのように思う。音楽は「辻褄合わせ」だけでは面白くないのだ。

そうしてこの間、なにげなく「いつか王子様が」を聴いていたら・・・「ぽっ」とアタマの中に電気が点いた(笑)  そうだっ!ケリーは、正にこの6拍単位での2、4、6の位置にあの「スッ!」「スッ!」を入れていたのである。ただし・・・先ほど「面白くない例」として挙げた機械的な6拍のウラ打ちではなく・・・「スッ!」が、実に微妙なタイミングで差し込まれているのだ。
3拍子でノッている以上、やはり1、2、3、1、2、3というカウントの中での生き生きしたノリが必要なのだと思う。その「ノリ」とは・・・微妙なシンコペーションであると考えている。この6拍ウラ打ちで3拍子特有の揺れるような感じを出すには・・・2小節目の1拍目・3拍目(つまり4番目と6番目)の位置に、わずかに「突っ込むような感じ」が必要なように思う。そうして、ケリーは・・・このサジ加減が実に絶妙で、一瞬、大丈夫かな?と感じてしまうほど突っ込み具合が「切れて」いるのだ。素晴らしいセンスだと思う。
この辺りのことは、本当に微妙なタイミングのことなので、とても文字では言い表せない。興味がある方は・・・ぜひ、このマイルスの「いつか王子様が」を、マイルスがテーマを吹き始めた際のケリーのバッキングを、ぜひ聴いてみてください。

みなさんもたぶん大好きであろうこの曲~マイルスが練りに練って構成したであろう「いつか王子様が」。
マイルス、モブレイ、コルトレーンの素晴らしいソロが聴き所であることはもちろんだが・・・ケリーならではのムチャクチャに鋭いセンスがあったからこそ、あのチャーミングなテーマを持つ3拍子が、本当に生き生きとしたものになったように思う。Dscn1569

さあ・・・マイルスがテーマを吹き終わった後に、再び始まるチェンバースのF音連打・・・そして再びケリーの見せ場。ケリーのピアノがぐうんと冴えてくる。このままいつまでも続けていけそうないいアドリブだ。
だがしかし・・・マイルスの鋭い構成力がそれを許さない。ケリーがシングルトーンを弾いている途中で、全体の音量を少し下げさせた後に、今度はクレシェンドをかけさせる~この辺り、チェンバースに向かって手のひらを上に向けて「上げろ」と指示しているマイルスが見えるようだ~チェンバースの音量が俄かに上がってくる。そのクレシェンドに反応したケリーがブロックコードのバッキングに戻してくる。ああ・・・これで終わるのだなあ・・・誰もがそう思ったそのとおりに・・・ケリーの終止感の薄い不思議な和音で「すう~っ」と、この曲は終わるのだ。見事なエンディング!
そうしてそのケリーの最後の音が伸び切ったその時「ッポン!」という音が聞こえる。あの「ポン!」の意味するものは・・・マイルスの会心の「OK!」のように、僕には思えてしまうのだ。
それにしても・・・あれはいったい何の音なんだろう?(笑)

【追記】 bsさん、貴HPの戯言日記にて当記事を話題のこと、ありがとうございます。リンクしてあるbsさんのHP(blue spirits)には、もうだいぶ前からこのマイルスのSomeday記事が載っております。僕の記憶の中では「恐るべき傑作」というようなbsさんのコメントが印象に残っていた。拙ブログをアップしてから再読しました(先に読むと影響されてしまいそうで:笑) マイルスの曲順に至るまで練りに練ったやり口を「悪魔の仕業」とまで激賞されております。全く異論ございません(笑) 

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