ドン・エリオット

2015年2月13日 (金)

<ジャズ雑感 第39回>Savoy盤センターラベルの変遷

Savoyの12インチ・オリジナル盤~ごく初期の「赤ラベル」には≪NOT LICENSED表記≫が存在した!

 

前回、Savoy盤の主に「ジャケット裏アドレス表記」の変遷についてまとめてみた。その際、 センターラベルについては、色の表現について少し触れただけだった。その後、コメントやりとりにおいて「センターラベル」についていろいろと情報をいただき、それが大変に興味深いものだったので、ここで「センターラベル変遷」のことも記しておきたい。
(これも「アドレスの変遷」と同様にそれぞれの移行期については、確かな資料もないので、現物やネットで確認できたことからの僕個人の大雑把な認識です)

 

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Dscn3205《上写真~Don Elliot/Verstile(MG9033)》

Savoy10インチ盤の赤ラベルの例として挙げてみた。この写真からお判りいただけると思うが、MG9000番シリーズの10インチ盤には、センターラベルの下部に<NOT LICENSED FOR RADIO BROADCAST - FOR HOME USE ON PHONOGRAGH> なる文言が表記されている。意味合いは・・・<ラジオ放送には使ってはいけません。一般家庭のステレオ装置で聴くためのものです>という感じだろうか。
前回の夢レコ記事に「赤ラベルの原型」という意味合いで、10インチ盤(ボブ・ブルックマイヤー)の写真を掲げておきながら・・・僕はこの文言の存在に気付いていなかった。そのことは、alfa60さんの以下のコメント≪  ≫により判明したのである。
≪bassclefさんの掲載したEddie Bertの12015、画像の1stのレーベルを見てみるとお分かりの通り下部のLONG PLAYING MICROGROOVEのさらに下に"NOT LICENSED FOR RADIO BROADCAST - FOR HOME USE ON PHONOGRAPH" の一文がありますね。これは、SavoyのSPや10inchには記載がありますので、MG12000番シリーズでも、初期のものと考えられます≫
そして alfa-60さんからの続報コメントによると、このNOT LICENSED~表記について≪都内の某店の買取りリストでは、"For Home Use"表示と記載がありましたが~≫とある。なるほど・・・すでに業者の間ではSavoy盤認識の事例として意識されていたのか。やはり多くのサンプルが集まる機会があるといろんなことが判ってくるのだな・・・それについては少々羨ましい(笑) しかしそれを知った上で、僕は、NOT LICENSED~表記のことを、これ以後「NL表記」と呼びたい。NOT LICENSED~と始まる文言を”For Home Use”と表現するよりも、最初の2つの単語を<NL>と表記した方がイメージがしやすいし・・・いや、なにより僕は・・・都内某店と同じ表現を使いたくないのだ(笑)

10インチ盤から12インチ盤に移行していった時期、センターラベルのデザインは、10インチ盤のデザインがそのまま流用された場合も多いかと思う(ベツレヘムレーベルの「リーフ」ラベルなど)
alfa-60さんの推察のとおり、Savoyレーベルの場合も、10インチ(MG9000番シリーズ)から12インチのMG12000番シリーズへ移行した際、センターラベルの仕様は10インチ盤と同じ「赤ラベル」のデザインを踏襲したので、ラベル下部のNOT LICENSED~なる文言もそのまま残ったということで、間違いないかと思う。
この新しい観点を得て、僕はさっそく自分の手持ちの「Savoy盤・赤ラベルDG」(約30枚)をチェックしてみた。しかし・・・このNOT LICENSED表記の個体、これがなかなか見つからないのである。
在ったのは・・・わずかに2枚。

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≪ケニー・クラークのMG12006盤≫~このレコード・・・MG12000番のリストでは、タイトルは「テレフンケン・ブルース」となっているが、写真のオリジナル盤には何のタイトルもなく、ただ、Kenny Clarkeとされている。
だいぶ以前に、CBSソニーが復刻した際の「テレフンケンのマイクの上に美女が座っているジャケット」とまったく同内容である。

bassclef の現物確認としては以下の2点だけ。
12006  Kenny Clarke/Telefunken Blues(上の写真)
12015 Eddie Bert/Musician of the Year (下の写真2点)
*上写真~1st の赤DG NOT LICENSEDラベル盤。
 下写真~ 比較のために、1st と2nd(上のアズキ色ラベル) を並べてみました。
 

Dscn3210
Eddie-2-photos

それから、alfa-60さん所蔵盤確認分として、
≪12017 Kenny Clarke/Bohemia after Dark≫
下の写真~special thanks to Mr. alfa-60さん!

<2023年1月12日追記>
申し訳ありません。alfa-60さん提供の写真~年末の編集作業の折、誤って消失してしまいましたので、写真はありません

*2月15日・追記~これは、alfa-60さんが送ってくれたセンターラベル写真です。この写真ではDG溝がやや見えにくいですが、それはDG溝の円と銀色ラインの円が、ピタリと一致しているためです。これだけキレイに両者の円周が一致しているラベルも珍しいかもしれません。たいていは、ラベルの貼り方に中心からのズレがあったりするので、そうすると、DGと銀円の円周がズレるので、却ってDG溝が確認しやすいわけです(笑) New Jazzレーベル(紫ラベルに銀色ラインの円)でも同じような現象があります。
ラベルの右側に縦に[SAMPLE COPY NOT FOR SALE] というスタンプが押されている。 このスタンプ・・・そういえば、僕の手持ちの「NL表記」盤の
12015 Eddie Bert/Musician of the Year のセンターラベルにも、同じ文言のものが押してあったぞ(写真~左) たぶん・・・Savoyという会社は、いわゆるプロモ盤(プロモ盤の専用ラベル)を造らずに、販売用の初回プレスの内の何十枚かに [SAMPLRE COPY NOT FOR SALEスタンプ] を押したのだろう。

僕自身もネットでいろいろ探してみましたが見つかったのは・・・わずかに、1点だけ(12010のJay & Kai) この<赤ラベル・NL表記>・・・オークションの掲載写真の「赤ラベル」を50~60点はチェックしたはずだが・・・「赤ラベル・NL表記」はなかなか少ないようです。
しかし僕には「夢レコ読者の方」という頼もしいお仲間がいます(笑)
~denpouさんや、alfa-60さんがいろいろと調べてくれたようです。
以下、皆さんの情報も併せて、『(所蔵盤)・ネット写真からNOT LICENSED表記を確認できた番号タイトル』を並べてみます。

12000 Charlie Parker Memorial vol.1
12001 The immortal Charlie Parker
12003 Garner Erroll "Serenade To "Laura"
12005 Marian McPartland “Lullaby of Birdland”(denpouさん)
12006 Kenny Clarke “Telefunken Blues”(bassclef)
12007 Ernie Wilkins - Kenny Clarke
12008 Billy Taylor – Erroll Garner “Back To Back”
12009 Charlie Parker Memorial vol.2
12010 Jay and Kai
12015 Eddie Bert “Musician of the Year”(bassclef)
12017 Bohemia after Dark (alfa-60さん)

そんなわけで、Savoyの12インチ盤「赤ラベル・DG」の中にも真性1stとも呼ぶべき「赤ラベル・DG・NL表記」ラベルというものが存在しており、それはどうやらMG 12017番辺りまでの番号の、それぞれのタイトルの初回プレス分だけに、この<NL表記>(NOT LICENSED FOR RADIO BROACAST- FOR HOME USE ON PHONOGRAPH)ラベルがが在るらしい・・・というところまで判ってきた。
僕の妄想だが、その「初回プレス分」とは放送局へのプロモ用だったのかも・・・まあそうなると、その「プロモ用」に NOT LICENSED FOR RADIO BROADCAST~と表記してあるのも・・・これまた大いに矛盾ではあります(笑) いや、それも、Savoyというレーベルならそれほどおかしくはないかもしれないぞ(笑)
今後も「赤ラベル・NL表記」については意識してチェックしていく所存だが、しかしだからと言って・・・僕個人のSavoy盤認識としては、その「真性1st」に拘りすぎるつもりはありません。だってそう考えないと・・・これまで「1st」と思っていたSavoyの「赤ラベル・DG」の有り難味(ありがたみ)が減っちゃいそうじゃないか(笑)


さて、MG12000番シリーズにおける、「赤ラベル」の後のセンターラベル変遷についても少しだけ触れておく。こちらも判らないことだらけである(笑)
根本的な疑問点は以下~

1.「赤ラベル・DG」はMGの何番まで在るのか?何番から「アズキ色」に変ったのか?

2.「アズキ色」はMGの何番まで在るのか?何番から「こげ茶」に変ったのか?

3.「アズキ色」にも「こげ茶」にも、それぞれ微妙な色合いの違い、さらに盤の厚さにも違いがあるようだが、その在り様が判らない。

4.「アズキ色」と「こげ茶」のラベルには、どうやらDG(通常、1mm~1.5mmほどの幅がある)は無いようである。しかしDGと同じ銀色の円周上に「筋」(まったく幅がない)は有るようだ。「筋」にはDGと同じくらいの直径のもの(「  大スジ」と呼びたい)と、センタースピンドルから3cmほどの直径のもの(「小スジ」と呼びたい)がある。

例によって、現物で確認できたこと・ネット写真から(ほぼ)確認できたことを基に、ごく大雑把な推測をしてみる。
僕の手持ちSavoy盤~MG12000番「赤ラベル・DG」の中で、最も番号の後のものは、MG12119(In The Beginning Bebop)であった。

そして、alfa-60さんの所蔵盤からの確認では、どうやら、
≪12143(Curtis Fuller/Jazztet)Red,RVGs,DG,X20e,GG/NJ,non-lam,paste≫が最も後の番号らしい。
そしてそのalfaさん情報には続けて、
≪12170(Bill Hardman) Maroon,PCe,non-DG,X20e,GG/NewJer,non-lam,paste≫とある。
つまり・・・12143番は「赤ラベル・DG」で、12170番では「maroon~アズキ色」で[non-DG~DG無し」ということのようだ。
alfaさんのこの12170番が初回発売ものだとすれば(おそらくそうであろう)・・・この辺りの番号がポイントになりそうである。

2/28追記
≪上写真2点~recooyajiさん所蔵のMG12141Crtis Fuller/ Blues -Ette。2月21日(土)に、レコード仲間 recooyaji さん宅におじゃまして、氏所蔵のいくつかのSavoy盤の写真を撮ってきました。まずは、「赤・DB」ラベルの最後の辺りと推測される 12141番~人気盤 『Blues-Ette』 である。この12141番・・・センターラベルは間違いなく「赤・DG」であった。色合いも、いわゆるbloody red(血のような赤)で、それまでの「赤」とまったく違いはなかった。DG~溝もしっかりと確認できた≫

<2023年1月12日追記> 申し訳ありません。年末の編集作業の折、誤って写真を消失しましたので、上下2点の写真はありません

そして、もう1点~下に写真を載せたのが、Booker Ervin/Cookin'(MG12154)である。アーヴィン流の灰汁(あく)の強い「枯葉」で有名なレコードである。 そしてどうやら、『この12154番が「赤ラベル・DG有り」の最後のタイトルである』~という説があるらしい。しかしながら・・・僕はネットも含めて、その「赤・DG」ラベルを見たことがない。そこで、わりと最近、この12154番『Cookin'』~いわゆるオリジナル盤を入手したrecooyaji さんの現物を見せてもらったのだ。

≪センターラベルの色合いは・・・いわゆるbloody redの「赤」であった。ただ、12141番(Blues-Ette)と並べて見比べてみると・・・12154番の「赤」の方がほんの微(かす)かにだが、暗い赤に見えないこともなかった。いや、ほとんど違わないのだが。
そして、重要な点は・・・「溝ではなく筋」であることだ。上の写真からもお判りいただけると思うが、これこそ上記の「小スジ」である。
番号の近い『12156番 John Rae/Opus De Jazz』も、やはり「小スジ」であることからみても、Savoy盤ラベルの変遷として、「溝」→「小スジ」→「大スジ」という流れだと認識しているので、この12154番辺りから、「DGなしの小スジ」に替わっていった・・・と言えると思う。
この記事の「三式さんコメント」からも判ったことは、「ラベルのデザインの変遷」というものは、どのレーベルであっても、ある番号からある番号で、キリッと切り替わるものでもなく、切り替え時期の番号の前後で混在しているもの~ということで、なるほど・・・録音されたレコードが企画された番号順の通りに発売されたとも限らないのだから、2種(3種)のラベルがある時期の番号前後にまだらに混在するのは当然のことかもしれない。


そこで、僕の手持ちでこの辺りの番号タイトルを探したら・・・在った。MG12156番(John Rae)である。
≪John Rae/Opus De Jazz vol.2≫ (maroon(アズキ色)・DG無し)
Savoy_jazz_008
John_rae

上の写真のセンターラベルは「赤」にも見えるが(クドクド書いてきたが写真では色合いが実際とは違って見えることも多い) このレコード(MG12156)のラベルは「アズキ色(maroon)」である。そして、「非DG」のいわば、前述4.の「筋」(小スジ)である。
この12156番・・・盤はわりと厚めで、少なくとも、もっと後年の再発と思われる「こげ茶」の盤よりは厚い。そんなことから、この「アズキ色」ラベル盤がこの番号タイトルとしては初回発売だと考えたい。(alfaさんの12170番についても同じ) そうだとすれば・・・少し話しが見えてくるのだ(笑) 
つまり・・・12143(Curtis Fuller)では「赤ラベル・DG」。 そして
12156(Johnny Rae)が「アズキ色・DGなし」。12170(Bill Hardman)も「アズキ色・DGなし」
12143 から 12156・・・この辺りの番号タイトルが「赤ラベル・DG」から「アズキ色」への変換期だろうか?
ちなみにネットからもいろいろチェックしてみると(色合い確認に不安はあるが)・・・ほぼ「赤ラベル・DG」と認識できたものは、今のところ、MG12144(Curtis Fuller/Imagination)が最後期番号である。

*この辺りのこと~みなさんの情報をぜひお寄せください。

最後に~「こげ茶・大スジ」ラベルの写真もひとつ付けておきます。
Photo
≪「こげ茶・大スジ」ラベルの盤は、かなり後期の再発と思われる。盤は薄くてペラペラ、ジャケットの紙質も薄くて安っぽい。ジャケット裏のアドレスは56Ferry、PB BOX表記のある場合も多いようだ≫

前回の夢レコ記事に載せた、マリアン・マクパートランド2点の写真~これをもう一度、こちらの載せておきます。オリジナルの「赤ラベル」と「こげ茶ラベル」の見え方のサンプルになるかと思います。
Savoy_jazz_010


さらに混乱を招くようなことを追記すると・・・この「アズキ色」にも「こげ茶色」にも、タイトルによってそのラべルの色合いが微妙に違ったりしているようなのだ。かなり「赤」に近い感じのアズキ色、アズキ色に近いこげ茶・・・挙げればキリがない(笑)
そんな混沌としたSavoyレーベル・・・だからこそ、純度の高い「赤」だけで統一されてきた「赤ラベル・DG」に、僕は魅力を感じるのだ(笑)

さて、この夢レコ記事内では、ラベルの色を「赤」「アズキ色」「こげ茶」と表記するが・・・とにかく「色」のことは難しい。自分の手持ち盤のラベルをカメラで撮っても、撮られた写真のラベルの色合いが実際に見えたままの色合いになるとは限らないし、ネットで見ている各人がそれぞれのモニターによっても、その色合いは微妙に変ってくるものだろう。
そこで、とりあえず・・・「原色大辞典」というホームページ(HTMLカラーコード)のアドレスを付けておきます。ご覧ください。
http://www.colordic.org/

僕が記事内で使っている色の表記「  」は、このHPでは『   』の色のイメージです。
「赤」         →『red』
「アズキ色」→『maroon』あるいは『dark red』
「こげ茶」  →『brown』

2020年1月24日追記~
さきほど、Savoyレーベルについてあれこれ検索していたら、Savoy / London Jazz Collector なる英国のブログを見つけた。これが素晴らしい内容だったので、そのブログのアドレスのリンクを貼っておきます。
ラベル色の具合とかアドレス表記の変遷について明確な写真を載せてあって、もちろん Not Licsensed Home Use Only にも触れております。なお各国でのSavoy再発についても触れていて、日本ではCBSソニーやキングから出ているようだが、細かいことは判らない、今後の調査待ち・・・なっております(笑)
https://londonjazzcollector.wordpress.com/record-labels-guide/savoy/

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2008年2月 3日 (日)

<ジャケレコ 第1回> Deccaの動物ジャケ

この「夢見るレコード」・・・タイトル部分に<旅レコ>とか<思いレコ>、あるいは「発掘レコ」など、ごちゃごちゃと説明が多いかと思う(笑)
これらはブログを始めた頃、いろんな切り口からいろんなレコードを取り上げてみたい・・・と構想していた、その名残りである。当初、「旅レコ」では、旅先で買ったレコードの全てを記録しよう・・・また「発掘もの」としては、リサイクル屋での格闘ぶりを書きたい・・・などと思っていたのだが、そうそう「旅」や「発掘」のストーリーがあるわけもない。もしあったとしても、そうすると「旅レコ」は、全く僕個人の「購入レコードリスト」になってしまうし、「発掘レコ」に登場するレコードは、歌謡曲のシングル盤ばかりになってしまう(笑)
もちろん、タイトル部分に「ジャズから昭和歌謡まで」とも書いてあるように、当初は「ジャズ」だけに拘(こだわ)るつもりもなかったのだが、何回か話しを書き進めているうちに・・・やはり「ジャズ」を主軸でやっていきたい気持ちが強くなってきたようで・・・だから最近は、特に切り口を特定しない<ジャズ雑感>での更新回数が多くなっている。実際、僕が何を書いたとしても、それは「ジャズに関する何らかの感想」でもあるわけだし、もともと、どんなレコードやテーマを取り上げたにしても、僕の書く文章の中身(質感)にそれほどの違いがあるわけでもない。であれば、「思いレコ」やら「やったあレコ」などと、ヘタに切り口を分けずに、単に<夢見るレコード 第~回 ~>の方が、よほどすっきりするようにも思うのだが、このブログを始めた直接の動機にもなった<旅レコ>という名前そのものに若干の愛着もあったりするので・・・当分は、やはりこのままでやっていこう。瑣末なことで、いろいろ迷う自分である(笑)

そんなことを思いながら、タイトル部分を眺めていたら・・・これまでに全く登場していない切り口があることに気がついた。
<ジャケレコ>である。自分で書いた説明では『<ジャケレコ>とにかくジャケットがいいレコード』となっている。
う~ん・・・なぜ<ジャケレコ>が一度も登場してこなかったんだろう? たぶん・・・それは僕の妙な拘りのせいだ。つまり・・・何らかのレコードを、わざわざ<ジャケレコ>として取り上げるのも、なんだか大げさな感じだし、それよりも自分の好みのジャケットのレコードを見せることで「なんだ、あいつ、こんなセンスのないジャケットが好みなのか・・・」などとも思われそうでもあるし・・・というような気持ちである。それならそんなテーマを作らなければいいのに(笑)まあそれでもせっかく作った「切り口」だし、実際、音の中身を知らなくても「ジャケット」を気に入って入手したレコードもあるのだ。だから、これからはそんな変な自意識は捨てて(笑)自分が「ちょっと気に入ったジャケット」のレコードを、気楽に取り上げていこうと思うのである。そして・・・この<ジャケレコ>での記事は、あくまで「ジャケット」が主役なので、レコードの中身には、それほど踏み込めないかもしれない。だから・・・わりと短めになるかと思います(笑)

さて、記念すべき<ジャケレコ>の第1回は「デッカの動物ジャケ」でいこう。他のレーベルでも、動物を使ったジャケットは、けっこう見かけるのだが、僕には、この「デッカの動物シリーズ」が、なんとなく気になったのである。そうして、気になるデッカ盤をいくつか連ねてみると・・・どうやら「シリーズ」になっているようなのだ。こうなると・・・もちろん揃えたくなる(笑)本当を言うと・・・シリーズを全部揃えてから記事にしたいところだが、それだといつまで経っても記事にできない(笑)中途ハンパなコレクターの僕としては、不揃いであっても、こうして載せてしまうのである(笑)

最初にこの「動物」を意識したのは・・・「鳥」だった。首が細くて、やけに長いのだが、その割りに頭と胴体は大きめだ。その鳥が、羽を大きく羽ばたかせて空中を飛んでいる映像が、ジャケット一杯に広がっている。その不安定なバランスに見えるフラミンゴのような鳥が、見事にゆったりと宙に浮いているような感じがあって、不思議に印象に残るジャケット・・・あれはたしか、ギターのバリー・ガルブレイスのレコードだった。しかしながら、この「鳥ジャケ」・・・強く印象に残っているのだが、国内盤でさえ未入手なのである(笑)

このシリーズ・・・大体、以下の「動物」がジャケットを飾っていると思う。
「犬」
「猫」
「猿」
「ペンギン」
「ヤマネコ」
「フラミンゴ」

Evans_2 僕が最初に入手したのは・・・「犬」だった。ビル・エヴァンス入りのあの盤~Don ElliotのThe Mello Sound(decca:DL9208)である。このレコードについては、拙ブログ<やったあレコ 第1回> ドン・エリオット/メロウ・サウンド(Decca)を、ご覧下さい。
いずれにしても・・・この盤などは、ビル・エヴァンスのマニア以外には、面白くもなんともないレコードだろう(笑)

次に「猿」。こちらも・・・またある意味、マニアックなレコードかもしれない。ジョン・ピサーノという地味なギタリストと、ビリー・ビーンという、これまたあまり名前を聞かないギタリストの共演アルバム~Maikin' Itである。Photo_5
ピサーノについては・・・ビル・パーキンスの「ジョニー・マンデル集」とでも呼ぶべき Quietly There(abc riverside)
においての「生ギターのしっとりした感じ」をとても気に入っていた。Photo_8

ちなみに、このジョン・ピサーノ氏は、現在も西海岸で活躍中らしい。 

004 ビリー・ビーンの方は、バド・シャンクのパシフィック盤(slippery when wet)での「クールで切れのいい音色」がちょっと気になっていた。割と知られているであろうレコードでは、ピアノのWalter Norris のThe Trio(riverside)にも参加していたギタリストでもある。

私見だが、この2人・・・両者とも、ギターのピッチ(音程)が凄くいいように思う。とても趣味のいいギタリストだ。002
だから、全く未知だったこのレコード:Johnny Pisano, Billy Bean/Maikin' It (Guitar Duets)を発見した時は、そのマニアックさに電流が走った。「あの2人のデュオだって!」 しかもジャケットが・・・変な「猿」である(笑)
ところで、<ジャケレコ>ではあまり内容には触れない・・・とは言ったものの、このマニアックなギター・デュオ盤の中身はというと・・・A面1曲目~ill wind から、いきなり「弦楽」の音が聞こえてきて、少々がっくりする(笑)がっくりはするが、「弦入り」は3曲だけなので我慢して聴くと、他にも「管部隊」入りが2曲あり、全体に「アレンジされたジャズ」の感じがあって、あまりジャズ的に楽しめる内容ではないなあ・・・と思う。
しかし、もちろんいいテイクもある。when I fall in love では、スロウバラードでの2人のギターをじっくりと味わえる。音色が柔らかくて丸みのある方がピサーノだと思う。この人の生ギターは本当に温かい感じがする。
the song is you は2人のギターにベースだけのトリオ編成だ。わりと急速調を軽くスイングしていて、とてもいい感じだ。
このレコード・・・あまりアレンジに凝らずに、もっと小編成を中心にまとめていれば、もの凄くいいレコードになったのに・・・という気持ちになってしまう。でも・・・こんな渋いレコードを造ってしまったDeccaというレーベルもなかなか懐が深いと思う。

そして「動物シリーズ」の中では、最も知られているであろうと思うジャケットが、これだ。
Photo_2 エリス・ラーキンスの「猫」である。真っ赤をバックに気位の高そうな2匹の猫が、何やら上の方を見つめている。
このピアノトリオ盤は・・・なかなか聴かせる。実は、エラのレコードをあまり持ってないので、ラーキンスという人をほとんど聴いていないのだが、この人の力まないタッチは・・・やはり唄伴の名手でもあるジミー・ロウルズに、ちょっと似ているような印象を受けた。
そんなラーキンスの品のいいタッチが、そういえば・・・ジャケットを飾る品のいい猫とよくマッチしている・・・とも言えそうだ(笑)その証拠にタイトルもThe Soft Touchだ(笑)

Photo_4

もう1枚の「犬」~こちらはなかなか躍動的なジャケットである。小柄な犬が思い切りジャンプして、高跳びの棒を跳び越えようとした、その瞬間を捉えたショットのようだ。
タイトルは Piano A La Mode。
バーナード・ペイファー・・・このピアニストもあまり聴いてない。emarcyから出ている Bernie's TunesというLP国内盤を持っているが、あまり印象に残ってないのだ。005_4 高音での切れのいいタッチ、そしてその粘りのない8分音符を聴くと・・・やはりフランスのピアニストだなあと思う。マーシャル ・ソラールと同じように、むちゃくちゃ巧いのだが、何か「引っかかり」がない。ジャズという音楽には、時として灰汁(あく)も欲しいのだ(笑)

このレコードについては、内容よりも、ちょっと興味を惹くことがあった。「内袋」である。Deccapicture_sleeve_3僕の持っている他のデッカ盤のinner sleeve(内袋)は、たいてい紙製のカラー写真入り~いわゆるad sleeve(広告スリーブ:advertisement sleeve)だったのだが、この9203番だけは「ビニール製の内袋」だったのだ。もちろん僕の下(もと)に届いたこのPiano A La Modeに入っていたこの「ビニール内袋」が、純正オリジナルの内袋なのかどうかは判らない。しかし僕の直感では・・・このレコードから中の盤を取り出すときに感じた「盤と内袋の自然な合体感」から~Deccasleeve_2これは、もちろん僕の思い込みだが:笑~この「ビニール製ad 内袋」は、この9203番の純正オリジナルだと思うのだ。 そんな風に見直してみると・・・あまり見かけないこともあってか、このチープなビニール内袋が、なにやらチャーミングなものにも見えてくる(笑) ちなみに、「広告写真」のレコードは・・・デッカの場合、何が何でも「サッチモ」なのである(笑)  

並べてみて気がついたのだが、この4枚・・・どのジャケットにも左上に 《MOOD JAZZ IN HI FI》という表記がある。そしてレコード番号は、どれも9200番台だ。やはり・・・これは「動物シリーズ」だったのだ!
そう思って、裏ジャケットをしっかり見てみれば・・・introducing the J 9200 seriesとして、この9200番台の9200から9208までの全9タイトルのリストが載っているではないか。003_2そしてちょっと不思議なことが・・・というのは、普通、こういうシリーズものは番号順に発売されていくので、例えば9200番など始めの頃ものには、そのシリーズの全タイトルは表記されずに、逆に、例えば終わり頃の9208盤には、それより以前の全てのタイトルが表記されているのだろう~と思ったのだが、僕の持っている4枚、どの盤にも全9タイトルが表記されていたのだ。そしてよりよくチェックしてみると・・・正確には「全9タイトル」ではなくて、どの裏ジャケにも「その盤のナンバーを除く全8タイトル」がリストされているのだった。この辺り、丁寧な仕事だと思う。
ひょっとしたら・・・この全9タイトルは、同時に~あるいは短期間の内に~発売されたのかもしれない。

(青字が持っている盤)
DL 9200 Barry Garbraith/ Guitar And The Wind
DL 9201 Earl Grant/ MIdnight Earl
DL 9202 Fred Katz/Soul Cello
DL 9203 Bernard Peiffer/Piano A La Mode
DL 9204 Toots Thielmans/Time Out For Toots
DL 9205 Ellis Larkins/The Soft Touch
DL 9206 Johnny Pisano, Billy Bean/Maikin' It
DL 9207 Ralph Burns/Very Warm For Jazz
DL 9208 Don Elliot/The Mello Sound

そして・・・この動物シリーズは、どうやらこの9枚で完結しているようなのだ。というのも、この次の番号~DL 9209が、ハル・マクージックの「クロス・セクション」という、割と有名なレコードで、ジャケットはたくさんの「管楽器たち」のやつだ。ちなみにその「クロス・セクション」には、ビル・エヴァンスが参加している。

そういえば・・・この「動物シリーズ」には、痛恨の1枚がある。トゥーツ・シールマンズの一枚、あれは確か・・・「ヤマネコ」みたいなジャケットだったかな? この「ヤマネコ」には、大阪の日本橋(ニッポンバシ)にある中古レコード店で、一度だけ遭遇したことがある。シールマンズ絡みで前から探していた盤だったし、価格も3000円台だったので「やったあ!」と、ほとんど買いかけたのだが・・・「傷あり」の表示が気になり、カウンターでチェックさせてもらうと、片面の半分ほどにスリキズが走っており、しかもそれが割と深そうなスリキズで、どうにもノイズが出そうだったので・・・涙を呑んで見送ったのだ。そういう時、僕は「いい方」に考える。「すぐにまた見つかるだろう」・・・しかしあの「ヤマネコ」、あれ以来、ネットでさえ見かけないのだ。どこへ行ってしまったのだろうか・・・あの「ヤマネコ」君は(笑)
そして、これはうんと後から判ったことなのだが、この「ヤマネコ」に、なんとベースのウイルバー・ウエアが参加していたのである。う~ん・・・あの時、それさえ知っていれば、多少はコンディションが悪くても入手していたのに・・・。痛恨の1枚である。
そうして僕は、さっそく拙ブログの「ウイルバー・ウエアのディスコグラフィ」の項~<思いレコ 第12回> Ernie Henry/Presenting(riverside)に、いつ入手できるかも判らない、このレコードのタイトルを付け加えた(笑)*補筆1.~この後、DL 9204 Toots Thielmans/Time Out For Tootsを入手したところ、ベースはダグ・ワトキンスであることが判明しました。残念ながら、「ウエア参加」は全くの間違いでした。ウエアのディスコグラフィの方も訂正しました。残念である。
*補筆2.~このシールマンズのジャケットを、僕は「ヤマネコ」と書いたが、それは完璧に僕の思い違いでした。ブログ仲間の67camperさんが、コメントで知らせてくれたように、「犬」(ボクサー?)でした。その愛嬌あるジャケットは、67camperさんのブログでどうぞ。   
special thanks to Mr.67camperさん! 

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2005年6月29日 (水)

<やったあレコ 第1回> ドン・エリオット/メロウ・サウンド(Decca)

あるビル・エヴァンス・マニアの告白~「デッカの犬ジャケ」レポート。

~このブログ<夢見るレコード>を始めて、ちょうと一ヶ月だ。<旅レコ>で書いたように、初めていったホンコンでは、あの暑さにうだりながら、レコード探しをしてきました。それ自体は、おもしろかったのですが、いかんせん、何が出てくるかワクワクしながら探すような「中古盤屋」は見つからなかった。ましてや「オリジナル盤」なども皆無。(もちろん、ホンコンほどの都会なら、どこかにそういうお店もあったのだろうが、それらを探し出すのは、3泊4日のツアーでは、とても無理だった) そんなホンコン編ゆえ、やむなくCDの紹介が続いてしまった。不本意である。(笑) 僕は、もうどうしても、ジャズのLP盤が好きなのだ。できればオリジナル盤が欲しいのだ。(あたりまえですね:笑) そんな訳で、vinyl ジャンキーの一歩手前の僕としては、やはり、「LP盤」も紹介していきたい。 ようやく<やったあレコ>の出番だ。

さて・・・前回の<ジャズ雑感 第2回>で書いたように、例えば、ビル・エヴァンスの参加盤で、長い間、国内発売されなかった盤~Guys and Dolls Like Vibes(coral)やら Jazz In the Space Age(decca)も、近年、ビクターから「MCA幻のLP選集」として復刻されたりした。まさに「マテバ・カイロノ・ヒヨリアリ」だ。長年のエヴァンスのファンなら、もう買うしかなかっただろう。推定、全国で2000人くらいは、即、購入したのではないだろうか? ファンとしては、やはり、とにかく、「聴いてみたい」のだ。

そんな中でも、どうしても出なかった盤がある。そんな一枚がこれだ。 
Deccaの≪Don Elliott/The Mellosound≫ 1958年2月録音。

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<Jazz Hero’s Data Bank>とういう本。前回は、「曲名」の威力をコメントしましたが、「写真」の威力も、 相当に大きい。写真の記憶というのは、理屈じゃない。絵柄とか全体の感じ・・・そんなようなイメージが、何かの拍子に「ぱっ!」と思い出されるものだ。たぶん、意識してなくても、記憶の底に残っているのだろう。                                   めったにあることではないが、廃盤店のエサ箱でも、床置きのバーゲン箱でも、あるいはネットでも、「おっ、これは・・・」と自然に手が止まったりする。(笑) とにかく、ある特定のジャケットを発見すると・・・もちろんそのジャケットを見ただけで、全てのデータが浮かんでくるわけではない(笑)が・・・脳髄のどこかに残っている「レコ買いフィルター」に引っかかるようです。(笑)
それも、この本でいろんな探求盤の、そのジャケット写真を何度も見ているからこそだろう。

この盤は、ネットで見つけたのだが、この犬の顔を見た時、ドキッとした。  ただの気持ち悪い犬の顔なのに(笑)・・・しかし、これが「レコ買いフィルター」に引っかかったのだ。Don Elliott なる名前からピンとくるのは・・・もう Bill Evans くらいのものだ。さっそく、<Jazz Hero’s Data Bank>でチェックする・・・うん、やっぱり evnas 参加アルバムだ、間違いない!

・・・そうして、ようやく、この盤~Deccaのオリジナル盤を手にいれた。初めて聴ける、この一枚!データによれば、録音は1958年2月。58年なら、 悪いはずがない。・・・さあ聴くぞ!気合入りまくりの僕・・・。        

残念ながら・・・エヴァンスのソロは、それほど多くはない。ほんの数箇所、それも短いソロスペースしか与えられてない。
・・・いやしかし、僕は誇り高き、エヴァンスの enthusiastsである(笑) いいのだ。 その何十秒があれば、いいのだ!わずか8小節でも16小節でも、エヴァンスのソロさえあれば・・・あの、揺るぎのないタッチから生み出される硬質なフレーズさえ聴ければ・・・。やや苦しい僕ではある(笑)
そんなわけですが・・・せっかくなので、熱狂的なビル・エヴァンスのファンの方に、少しこの「メロウ・サウンド」の中身をお知らせしたい。DSCN0763
とりあえず、A面の6曲を・・・。

A面1曲目:A Million Dreams Ago
~いきなりハープの音がシロロン~シロロンと・・・女性コーラスも朗々と・・・(笑)  よく見れば表ジャケッとのDon Elliottの 下に小さく ~and Choir(聖歌隊とか合唱団の意味だろうなあ)と書いてあるじゃないか・・・。
しかし、たる~い女性コーラスが、ふわ~っと流れた後、「ドンッ」とブレイク。ここからいきなり、エヴァンスの鋭く切れ込む 1小節のフレーズが! おおっ。これぞまさしくエヴァンスだ!  素晴らしい!このままミディアム・スロウのテンポでエヴァンスのソロが9小節続く。

2曲目:It’s Only A Paper Moon
~16小節のソロ。この間、バックはベースのみ。ただこのベース奏者は、もちろん、フツウに淡々と4ビートを刻むのみ。それでもエヴァンスのソロは、 ノッているようだ。最後の4小節では、エヴァンスお得意のブロックコード風ユニゾンフレーズが出てきて、思わずうれしくなる。

3曲目:Dinah ~ソロなし。

4曲目:Blue Waltz
~ 3拍子の曲で、ほとんど女性コーラスだが、中間部で、再びエヴァンス登場!16小節を、これまた全てブロックコードで。おそらく、Deccaレコードのプロデューサーからは「ムード・ミュージック路線で」という指示があったに違いない。しかし、我らがエヴァンスは、一見、コードだけで「甘~く」弾いているが、その内実は・・・相当に、新しいサウンド(ハーモニー)を鳴らしてます。

5曲目:Poinciana ~ソロなし。

6曲目:Play Fiddle Play
この曲は、わりと有名だ。マイナーの曲調が、ちょっとモードっぽくもあり、そのため、~8小節のイントロがエヴァンスのリードで聴かれる。かっこいい! 中間部・・・ここで、エヴァンスのソロだ。出だしからちょっと強めのタッチで、気合の入った16小節のソロ。う~ん、ノッてきたなあ・・・と思ってると、次のギターソロに移ってしまう・・・。ちょっとがっくりする僕・・・しかし、最後のテーマの間のつなぎ部分で、4小節だけ、エヴァンスのソロが出る。これも、さっきのソロの続きのような感じだぞ・・・多分、さっき、もう少し弾きたかったはずのフレーズをここにぶち込んだに違いない(笑) と熱狂的エヴァンス・ファンの僕は、そう思い込むのであった(笑)

そんなわけで、こんな「変な犬のジャケット」盤を入手できたのも・・・前回に紹介したJazz Hero’s Date Bankのおかげなのです。まだまだお世話になりそうな僕の強い味方のようです。

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