アービー・グリーン

2018年1月 1日 (月)

<ジャケレコ 第3回>エリオット・ローレンスのFantasy盤

≪グレイト・ビッグバンド~エリオット・ローレンス楽団のことを少し≫
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ずいぶん前の日本盤に<Study in Great Big band 20>(東芝)というシリーズがあった。ピンク色のオビが印象的で、そのオビ下の方にはJazz Right Nowという文言が表記されている。東芝はひと頃、ジャズレコードの宣伝にこのJazz Right Nowなる標語を謳(うた)っていて、それは1975~1978年頃だったように思う。Right Now! とは・・・何やらちょっとロックっぽい感じもするが、まあ「今こそジャズを!」みたいな意味合いだろう。
その頃、僕はすでにジャズのレコードを買い始めていたが、当時はモダンジャズの本線・・・マイルス、コルトレーン、ロリンズ、モンク、エヴァンス~彼らの諸作を集めるのに夢中だったので、「ビッグバンドもの」には興味もなく、そしてもちろん資金的余裕もなかったので、リアルタイムではこのシリーズのものを1枚も入手していない。
このピンク色のオビが付いた<Study in Great Big band 20>シリーズで初めて入手したタイトルは、あれは1990年頃だったか・・・中古レコード店で見つけた「フォンテーヌブロー(タッド・ダメロン)LPJ-40007」である。この作品・・・タッド・ダメロンの佳曲をジョニー・グリフィン ケニー・ドーハム、サヒブ・シハブ、ジョー・アレクサンダーらのソロイストを巧く使ってモダンに纏(まと)め上げた感じで、とてもいい内容だと思う。そうして僕はこのレコードをとても気に入った。

最初に買った『ピンクのオビのグレイト・ビッグバンドのシリーズ』が好印象だったので、その後、中古レコード店でこのシリーズ~スタン・ケントン<contemporary concepts>やビル・ホルマン、レス・ブラウンなどを見つけると、たいていは価格も安かったので、嬉しく入手してきた。どのレコードもいくつかの曲には、いいサックス吹き(例えばチャーリー・マリアーノ)の、いいソロが聴けたので(そうでない退屈なトラックもあったが)僕はだんだんと、この手のビッグバンドものを好きになっていったわけである。

≪追記≫2018年1月8日
このシリーズが気になってきた僕は、この20タイトルとはどんなものだろうか? と思い、ある時期(もちろんリアルタイムではない)発売タイトルを調べてみました。ところがこれが・・・なかなか判らない・・・情報がないのです。通常、この手のシリーズものだと、オビの裏とか中解説書に全シリーズのタイトルが載っていたりするのですが、このシリーズ・・・他タイトルの情報がまったく何も載ってないのです(笑) まあそれでも、中古店の在庫検索やネット検索で、だいたいのところが判ってきましたので、そのリストを以下に。

モダン・ベニー(ベニー・グッドマン)ECJ-40001                                 
ワイルド・アバウト(ハリー・ジェイムス)ECJ-40002
コンテンポラリー・コンセプト(スタン・ケントン)ECJ-40003
クラシック・イン・ジャズ(チャーリー・バーネット)ECJ-40004
グレン・グレイ / ビッグ・バンド・テーマ傑作集 ECJ-40005
アンド・テン(ギル・エヴァンス)LPJ-40006
フォンテーヌブロー(タッド・ダメロン)LPJ-40007
プレイズ・ジェリー・マリガン・アレンジメント(エリオット・ローレンス)LFJ-40008
ライヴ・アット・モンタレー(ドン・エリス)LLJ-40009
トゥゲザービリー・エクスタイン)ISJ-40010≫*dukeさん情報により追記 
スタンダード(デューク・エリントン)ECJ-40011
セカンド・ハード(ウディ・ハーマン)ECJ-40012
グレイト・ビッグ・バンド(ビル・ホールマン)ECJ-40013
ワイド・レンジ(ジョニー・リチャーズ)ECJ-40014
コンポーザーズ・ホリデイ (レス・ブラウン)ECJ-40015
ジャム・セッション・アット・ザ・タワー (レイ・アンソニー)ECJ-40016
アフロ・アメリカン・スケッチ (オリヴァー・ネルソン) LPJ-40017
スウィンギング・アット・ザ・スティール・ピア(エリオット・ローレンス)LFJ-40018
ポートレイト(ジェラルド・ウイルソン)LLJ-40019
ニュー・ボトル・オールド・ワイン(ギル・エヴァンス) LLJ-40020
ポートレイト・オン・スタンダーズ(スタン・ケントン) ECJ-40031

タイトル右側の企画番号は ECJ が基本のはずだが、一部のものが JPJ、LLJ LFJだったりしていますが・・・これはあえて検索で拾った情報のまま載せたものです。よって完全に正しい情報とは言えませんので、その辺り、ご容赦ください。
40010タイトルが見つかっていません。ご存知の方、コメントにてお知らせください。
*追記の追加 .~この
40010・・・さっそく duke さんが ≪「ISJ-40010」は、ビリー・エクスタインの「トゥゲザー」です≫との情報を寄せてくれました。さらに企画番号の謎についても以下~
ECJ、JPJ、LLJ、LFJ、ISJ は真ん中の記号が原盤です。CはCapitol、PはPacific、LはLiberty、FはFantasy、SはSpotliteです≫ なるほど!納得です!
special thanks to Mr.dukeさん!
duke さんのジャズブログ~デューク・アドリブ帖 のアドレスはこれです。http://blog.goo.ne.jp/duke-adlib-note/ 


そんな頃、たまたま見つけたソウルの中古レコード店で(true records)、エリオット・ローレンスのfantasyオリジナル盤を入手したのだ。これはもうとにかく、オリジナル盤のコーティングジャケットの・・・その何とも抗し難い魅力にしっかりと参ってしまったわけで、ついでにジャケット内に入っていた、fantasyのレコードカタログも素敵なオマケになって・・・このエリオット・ローレンスの Big Band Sound はあのむちゃくちゃに暑かったソウルでの、素晴らしく好ましい思い出のレコードとなったのである。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/cat3840160/index.html

その後、徐々にオリジナル盤というものを入手するようになり、自(おの)ずとエリオット・ローレンスのfantasy盤も集まってきた。
さて「エリオット・ローレンス楽団」というのは、いわゆるダンスバンド的な白人ビッグバンドで、エリントンやベイシーのようにその楽団自体に強烈な個性が有る・・・という感じではない。おそらくは、普段はボールルームなどでダンス伴奏の仕事を主にやっていて、時にFantasy緒作のようなレコード作品を録音する際には、腕利きソロイストのためにソロ場面を組み込んで作品を仕上げる・・・という風なやり方だったと思われる。どんなミュージシャンが参加しているかというと、ズート・シムズ、アル・コーン、ハル・マクージック、ニック・トラヴィス、バーニー・グロウ、アービー・グリーン、エディー・バート・・・作品に拠って多少の違いはあるが、概ねこういったメンバーである。
ローレンス本人はピアノ弾きで、時々、ギル・エヴァンス風にポロロ~ンとピアノを鳴らすくらいでどうということも無いので(笑)、だから、エリオット・ローレンス楽団を聴くということは、ほとんど彼らの優秀なソロを聴く~ということになる。
スタンダード曲を捻り過ぎない素直なアレンジの合間に、アル・コーン(テナー)、ハル・マクージック(アルト)や、エディー・バート(トロンボーン)、アービー・グリーン(トロンボーン)らが、キラリと光るソロを取る・・・どのレコードもそんな具合でけっこう楽しめる内容だと思う。

<2023年1月8日 追記>「ギル・エヴァンス風にポロロ~ンとピアノを鳴らす」と書いた、エリオット・ローレンスのピアノが聴けるレコードが在るのでここで紹介します。Jazz Goes Broadway(Vik)という作品~ズート・シムズ(テナー)、アービー・グリーン(トロンボーン)、アル・コーン(バリトンサックス)、ハル・マクージック(クラリネット)、ニック・トラヴィス(トランペット)の5管に、ローレンス(ピアノ)、チャビー・ジャクソン(ベース)、ドン・ラモンド(ドラム)のトリオの8人編成で6曲。残り4曲は、同じピアノトリオに、ジミー・クリーヴランド(トロンボーン、アート・ファーマー(トランペット)、ジーン・クイル(アルト)、ズート・シムズ(テナー)、アル・コーン(バリトンサックス)の5管。管の奏者が大勢いますが、ローレンスの穏やかで落ち着いたアレンジで、とても品のいいサウンドに仕上がってます。好きなレコードであります。Vikのオリジナル盤も欲しいところですが、このBMGビクターの国内盤も、ジャケット、盤質、音質・・・なかなか素晴らしいと思います。それから、内解説は吉岡祐介さんで、この方の解説が素晴らしいのです。特に「イーストコーストでの白人ジャズ」という観点からの的確な評論には強く共感します。

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そんなエリオット・ローレンス楽団のfantasy盤には、名手のアドリブソロがたっぷり楽しめるジャズ度の高い作品がいくつかある。
まずはこれ。エリオット・ローレンス楽団と言えば、おそらく最も知られているであろう、fantasy第1作目である。
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≪Elliot Lawrence plays Gerry Mulligan Arrangements≫(fantasy 3206)

これ、タイトルだけ見ると、ジェリー・マリガンが参加していると思ってしまうが、マリガンはまったく入っていない(笑) マリガンがアレンジした曲を、エリオット・ローレンス楽団が録音した・・・ということで、plays Mulligan Arrangements というタイトルなのである。
この頃の白人ビッグバンドのレコードって、基本的にはリラックスした聴きやすい路線なので、うっかりすると片面15分くらいを、す~っと聴き流してしまうこともあるのだが、エリオット・ローレンス楽団はさすがに一味違う。聴いてると・・・テーマの後に「おっ、このアルト(テナー、ボントロ)のソロ、いいな!」と思える場面が必ず出てくる・・・そうしてクレジットを見ると・・・うん、ハル・マクージックかあ・・・やっぱりなあ・・・みたいなことを何度も味わえるのだ。これがなかなか楽しい(笑)
この plays Mulligan Arrangements でのソロイストは、アル・コーン、エディー・バート、ハル・マクージック、ニック・トラヴィス、ディック・シャーマン とクレジットされている。僕の好きなハル・マクージックは bye bye blackbird,  but not for me, my silent love などでフューチャーされている。マクージックのアルトの音色は、なんというか・・・丸みのある温かい音色で、まったく気負わずにさらりといいフレーズを吹く。随所にソロ場面のある、テナーのアル・コーンも、実にいいテナーだ。ゆったりと膨らむ、わずかに擦(かす)れたような温かみのある音色がとても魅力的なのだ。ちなみにアル・コーンはどうやら実質的にはどうやらこのエリオット・ローレンス楽団の音楽監督のようで、どのfantasy作品にも参加しており、アレンジ・ソロに大活躍している。

こういうのもある。
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≪Elliot Lawrence plays Tiny Kahn & Johnny Mandel≫(fantasy 3219)
このレコード・・・タイトルにTiny Kahn、Johnny Mandel とものすごく地味な人の名前を謳っているためか、あまり知られてないようだ。ちなみに タイニー・カーンはドラマーで、スタン・ゲッツのストーリーヴィルのライブ盤で素晴しいドラムを叩いていた人だ。ジョニー・マンデルは「いそしぎ」や「マッシュ」の作曲家。
この作品、全体に地味めではあるが、アップテンポのスインギーな曲が多く、ジャズ度はなかなか高い。なんと言ってもテナーのズート・シムズが参加しており、ズートのソロ場面もけっこうあるので、モダンジャズ好きも充分に楽しめるはずだ。ただ・・・ジャケットが例外的にあまりよろしくない(笑)

次に紹介するのは、ジャケットが印象的なこれ。

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≪Swinging at the Steel Pier≫(fanatsy 3236)
この作品~<東芝のグレイト・ビッグバンド20>として発売されたわけだが、どうやら、エリオット・ローレンス楽団の国内発売盤としては、この<スティール・ピアー>が初めてだったようだ。この作品・・・スティール・ピアー内に在る Marine Ballroomでのライブ録音のようだが、案外、音質も悪くない(国内盤解説によると、1956年6月録音)
スタンダード曲としては~tenderly, alone together, between the devil and the deep blue sea など。トランペットのニック・トラヴィスをフューチャーしたtenderly と alone together でのアル・コーンのソロがなかなか素晴しい。

さて・・・Fantasy盤には中身のジャズ的なサウンド以外にも大事なことがある。それは・・・ジャケットがとても魅力的なことだ。写真が良いのはもちろんだが、艶のあるコーティング仕様も実に効いているかと思う。
Big Band Soul は、<海辺に立った笑顔のエリオット・ローレンス氏が指揮をしているポーズを取っている>だけの写真なのだが、これが実に悪くない(笑)
The Steel Pier(すぐ上の写真) ・・・これもいい。海辺に突き出たスティール・ピアー(ダンスホール、レストランやゲームセンターなどが合体した巨大な娯楽施設のようだ)の単なる風景写真なのだが、微妙に赤っぽいソフトな色調と相俟(あいま)って、なにやら豊かなアメリカの50年代・・・という感じが漂ってきて、とてもいい感じのジャケットになっている。

そして、Fantasy緒作の中でも、ひときわ素晴らしいジャケットだと思えるのが、記事の冒頭にも写真を載せたこのレコードだ。
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≪Dream with Elliot Lawrence orchestra≫(fantasy 3226)
心地よい暖かさを感じさせるベージュの色合い、床に置かれた観葉植物の緑色、ソファいっぱいに横たわる女性のポーズ、そしてその女性の知的な佇(たたず)まい・・・うん、これは実に素晴らしい!
このレコード・・・ジャケットだけでなく、中身の音も僕としてはとても気に入っている。全編、スローテンポな曲で統一されており、音楽はあくまでも、ゆったりと、ふんわりと、そしてなんというか・・・密(ひそ)やかに流れていく。僕などは、例えば more than you know のテーマメロディを聴くと、トロンボーンの蕩(とろ)けるような甘い音色にうっとりしてしまう。ジャケット裏のクレジットを見れば、うん、アービー・グリーンか・・・と判るが、そんなことはどうでもいいのかもしれない。
このレコードのタイトルはDream・・・甘美でソフトな質感の心地よい音楽が部屋中にすうっ~と流れてくる・・・どうにも眠くなってくる・・・そうしてあなたは、すうっ~と眠りに落ちてしまう。
何かとセチガライこの世の中・・・こんなレコードが在ってもいいじゃないか(笑)

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2014年2月15日 (土)

<ジャズ雑感 第37回>ベツレヘムの east coast jazz シリーズを巡る謎

つい最近、手に入れたレコードがある。それは・・・the compositions of Bobby Scott というベツレヘムの10インチ盤である。年末の「スタン・リーヴィー」記事から始まった皆さんとのやりとりを通して、このところの僕は軽い『ベツレヘム熱』に浮かされていたようでもあり・・・気が付いたら、これが手元にあったのだ(笑) 
もっとも・・・ベツレヘム10インチ盤の持つ魔力に抗(あらが)える者など、この世にいないだろう。以前から、僕も少しづつではあるが集めてきた。今回はそれらの10インチ盤も参考にしながら、もう少しだけ、ベツレヘム・レーベルのこと・・・特に、east coast jazz series のことを探ってみたい。East_coast_jazz_005
≪BCP 1009 Bobby Scott - East Coast Jazz #1~この10インチ盤が、栄えあるeast coast jazz series の #1 である。ベツレヘム社は、当時、新進気鋭の若手:ボビー・スコット(ピアニスト、作曲家~『蜜の味』1960年で有名)を大々的に売り出そうとしたようだ。この1009番より前に、1004番(ピアノトリオ)を発売していて、さらに1024番(1009番の続編~the compositions of Bobby Scott:2)も発売している。10インチ盤40点の内、3点がボビー・スコット作品だ≫

前回の<ミルト・ヒントン>記事のコメントにて、せんりくんとdenpouさんが、この east coast jazz series なるシリーズ名を提示してくれた。その折には軽いやりとりだけで終わったのだが、僕自身も、1020番という表記でありながら、なぜか12インチ盤の『ミルト・ヒントン』を持っていたことから、やはり east coast jazz series という名前がとても気になっていた。(1000番代は10インチ盤)
この『イースト・コースト・ジャズ・シリーズ』なる名前・・・それほど知られてはいないと思う。というのも・・・これ、「シリーズ」と呼ばれてはいるものの、わずかに9タイトルのみの発売で、しかも発売された時のレコード番号も飛び飛び。さらに、「シリーズ」の1~9が、10インチ時代から12インチ時代に跨(またが)って発売されているのである。そんな事情から、この  east coast jazz series  はシリーズ(連続したひとつの流れ)」としては、なかなか周知されにくかったであろう・・・と考えられる。
その辺の発売事情に絡むベツレヘム社のこのシリーズに対する思い入れと、その変化・・・みたいなものが、今回、手持ちのベツレヘム10インチ盤の「裏ジャケットのレコード宣伝番号」をチェックしている内に、浮かび上がってきたので、その辺りの経緯もまとめてみたい。

まずは、east coast jazz の1~9を、発売(されたとされる)タイトルの番号から括(くく)ってみた。

(10インチ盤)
BCP 1009 Bobby Scott - East Coast Jazz/1
BCP 1010 Vinnie Burke - East Coast Jazz/2
BCP 1012 Joe Puma - East Coast Jazz/3
BCP 1018 Herbie Mann - East Coast Jazz/4
(これ以降は12インチ盤)
BCP 1020 Milt Hinton - East Coast Jazz/5
BCP 10 Milt Hinton - East Coast Jazz/5
BCP 13 K&J- K + J.J. East Coast Jazz/7
BCP 14 Urbie Green - East Coast Jazz/6
BCP 16 Hal McKusick - East Coast Jazz/8
BCP 18 Sam Most - East Coast Jazz/9
BCP 6001 K&J- K + J.J. East Coast Jazz/7
(最初はBCP13番として発売されたが、短期間の内に BCP6001番に移行されたらしい)

これらの east coast jazz series ・・・僕は、12インチ盤の 10番(1020)、14番、18番、6001番(13番)の4枚は持っていたが、10インチ盤で持っているのは、この記事の冒頭に掲げた1009番(Bobby Scott)のみである。
だがしかし・・・そこは持つべきものはお仲間である。前回のコメントやりとりの後、denpouさんがお持ちの east coast jazz series 10インチ盤の写真を送ってくれていたのだ。denpouさんは3枚、お持ちだった。
*以下、写真6点~denpouさん提供。

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≪BCP 1009 Bobby Scott - East Coast Jazz/1≫

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≪BCP 1010 Vinnie Burke - East Coast Jazz/2≫

Bcp1012 Bcp1012_2 
BCP 1012 Joe Puma - East Coast Jazz/3

これらの写真で判るように、この east coast jazz series なるシリーズ・・・表ジャケットには「小文字」で、裏ジャケットには上部に「大文字」で、EAST COAST JAZZ SERIES としっかりと表記されている。まずは、「裏ジャケット下部の宣伝レコード番号」にも注目してみよう。

East_coast_jazz_006_4   
1009番( east coast jazz seriesの#1)には~
1010(#2)、1012(#3)、1015、1016、1017、1018(これが#4なのだが、east coast jazz~#4の表記なし)まで。9番の裏ジャケットにわりと番号の離れた18番まで載せている・・・ということは、1ヶ月に4枚づつ発売したとしても、1~2ヶ月先の発売予定のタイトルまで載せていたのかもしれない。

1010番(#2)には~
1009(#1)、1012(#3)と、1015~1018(#4表記なし)まで。

12番には~
1009(#1)、1010(#2)、1018(#4)、1016、1017まで。

上記のことから、EAST COAST JAZZ SERIES シリーズ最初の#1(1009番:THE COMPOSITIONS OF BOBBYSCOTT)の発売時から、すでに1012番の#3(JOE PUMA)までをシリーズとして予定(あるいは同時に発売)していたことが判る。
しかしその反面、同シリーズ1009番・1010番の発売時には、1018(HERBIE MANN QUARTET)を、シリーズの#4としては決定していなかった・・・ことも覗える。そうして、1012番(JOE PUMA)を発売した時には、先発売予定の(あるいは同時に発売)1018番を#4として宣伝に載せているではないか。と、なると・・・この場合、せいぜい1~2ヶ月くらい前に「east coast jazzシリーズの次のタイトル」が決まったことになる。
ベツレヘム社は、このeast coast jazz なるシリーズを企画し、その発売を開始してみたものの、実はそれほど綿密な販売プランなどもなく、案外、「思いつき」のシリーズだったのかも?・・・僕はそんな風にも想像してしまう(笑) まあしかし、よく考えてみたら、ベツレヘムのというレーベルのコンセプト自体が(西海岸事務所を設立する前の)元々、「東海岸の白人ジャズ」みたいなイメージのものだったわけで、どの作品が east coast jazz シリーズであっても、そうでなくても、それほど違和感もないような気もする(笑)

さて・・・冒頭に書いたように、僕はベツレヘムというレーベルに興味を持ってから、10インチ盤も幾つか入手してきた。取り出してきてみると、思ったより枚数はあるじゃないか(笑)・・・まずは、並べてみよう。12title_2

上段 左から~1003、1004、1007、1016
中段 左から~1017、1019、1021、1024
下段 左から~1025、1029、1031、1040
≪僕の手元には、これら12枚のベツレヘム10インチ盤が在った。どのジャケットにも、ゴールドブラット表記がある。この頃のゴールドブラットは、「写真もの」だろうと「イラストもの」だろうと、そのどれをも抜群のセンスを持って、素晴らしいジャケットに仕上げている。この中で僕が特に好きなのは「イラストもの」~Charlie Shavers/Horn o'Plenty である。但しその内容は、DJの声が被(かぶ)るもので・・・ジャケットほど好きになれない(笑)≫

「ジャケット裏の宣伝レコードの番号」に、もう少し拘りたいので、僕の手持ちの中から、比較的、番号の近い10インチ盤の裏ジャケットをチェックしてみた。

1016番(sincerely, Conti)の裏ジャケットには~
1001と1002(ともにクリス・コナー)と、#1(1009)と#2(1010)の4タイトルが載っている。なぜか、1012と発売間近のはずの1018(HERBIE MANN QUARTET)が載っていない。
1017_levy_2 1017_2 ところが、次の1017番(Stan Levey plays the compotisions of ~)の裏ジャケットを見ると・・・ここでは、当(まさ)に、EAST COAST JAZZ SERIES #1~#4(1009、1010、1012、1018) と1016の5タイトルが載っているじゃないか。これは明らかにこのEAST COAST JAZZ SERIESに的を絞った宣伝である。

この調子で宣伝していくのか~と思いきや・・・次の1019番(Oscar Pettiford/Basically Duke)では、1001番~1020番まで18タイトルを載せている(1014番と1019番は不掲載) 
1019_baiscally_2 1019  EAST COAST JAZZ SERIESの扱いについては、1009、1010、1012、1018、1020 のそれぞれに EAST COAST JAZZ SERIES #1~#5を付けて、タイトルと参加ミュージシャンを載せている。この時点ではまだ「シリーズ」として売ろうとしている。
そして、(手持ち盤では)1025(Herbie Harper)の裏ジャケット宣伝では、こうなる・・・。
1025_herper1001~1026までのタイトルのみ載せているが、1010番、1012番、1018番、1020番を見ても、EAST COAST JAZZ SERIES #~なる表記はどこにも見当たらない! そしてこの「宣伝パターン」は、1031番でも同一。10インチ盤最後の1040番(Dick Garcia/Wigville)でも、裏ジャケ宣伝は1001~1028番までのタイトルしか載せていないのだ。
これが少しでも多くのタイトルを宣伝に載せようという、単にスペースの問題なのか・・・あるいはこの時点で、EAST COAST JAZZ SERIES #~というシリーズ概念に見切りを付けたのか・・・その辺りは判らないが、いずれにしても、10インチ盤時代のベツレヘム社は、この「シリーズ」をうまくまとめ切れなかったのでは・・・という印象を僕は拭いきれない。
ベツレヘム社は、自信を持って始めた EAST COAST JAZZ SERIES に相当な拘りを持ちながらも・・・しかし実際の売り方には大いに迷いながら(もちろん売れ行きが芳しくなかったからだろう)・・・それでも#1から#4まで製作販売してきた。しかしその頃、時代は10インチから12インチ時代へと移り始めていた。ベツレヘム社も「時代に乗り遅れてはならない」として、12インチ化に踏み切る。
ベツレヘム社は、12インチ盤の発売に当たって、まずDeluxeシリーズを計画した。このDeluxeシリーズ~ご存知のように、基本的には「2枚の10インチ盤のカップリング」企画である(10インチ盤2枚分そのままを1枚には収録できずに1~2曲をカットすることもあったようだが)
そのDeluxeシリーズの発売番号・・・BCPの1番から始めるのが普通のはずだが、ベツレヘムの場合、どうやら・・・BCP1~9番という番号は、12インチ化を始めた頃には使われなかったようだ・・・ということが判ってきた。
なぜか? なぜ普通に1番から発売しなかったのか? ここで・・・『ミルト・ヒントン』である。
その時、east coast jazz seriesの#5として用意してあったのは、10インチの1020番:Milt Hintonである。そしてひょっとしたら、この1020番がベツレヘム社としても最初の12インチ盤で、発売までの準備不足もあり、10インチとして用意した番号(1020番)はもちろん、カバー写真・レイアウトなど全てをそのまま使用して、12インチ化してしまったのかもしれない。これが1020番(その後、BCP10番に修正)のMilt Hinton(east coast jazz series #5)となる。
*(その後の「シール貼り」「マジック消し」の経緯は、夢レコ<ミルト・ヒントンというベース弾き>を参照のこと)

14_urbie 14_urbie_2 さて、12インチに移行した直後の、east coast jazz seriesの#6(Urbie)の裏ジャケットをチェックしたら、面白いことに気が付いた。
はっきりと「12インチ」レコードとして、1020番の「ミルト・ヒントン」と書いてあるじゃないか! そうして、左側の10インチ盤の宣伝には、1020番は載っていない。
つまり・・・ミルト・ヒントンの1020番は、最初から「12インチ盤」として正式に発売されたのだ!(単純なミスではなく意図的に) 
そして・・・ 『ミルト・ヒントン』の10インチ盤(1020)は、ひょっとしたら、発売されなかったのかもしれない。
だとすれば・・・これまで10インチ盤『ミルト・ヒントン』がネット写真でさえも確認できなかったことの説明も付く。Hinton4

その後、まもなく、ベツレヘム社は、その1020番を、BCP10番に修正した~ことは事実なのだが、そのことで、その後の発売番号割り当てプランに混乱が生じてしまったことはあるかと思う。
この辺りのことと、ベツレヘム社が拘りを持ってきたであろう、EAST COAST JAZZというシリーズへの扱い具合を考え合わせてみると・・・僕なりの答えが見えてきた。

前回の記事から幾度か ≪Deluxeシリーズが発売され始めた時、何らかの理由により、BCP 1~9番辺りが「欠番」として使われなかったのでは?≫ と書いてきたが、その「何らかの理由」として・・・以下のようなことを考えてみた・・・ベツレヘムについては、たぶんこれが最後の妄想である(笑)
その時、ぼんやりと僕のアタマに浮かんだのは・・・「BCP 1~9番辺り」という数(かず)と、east coast jazz seriesの #1~#9 という数(かず)のことだ。どちらも9個じゃないか。う~ん・・・これは何かあるぞ・・・と。 
つまり・・・ここには、east coast jazz series が深く関わっているのではないかな?・・・という想いがあったわけである。

≪1020番と印刷された『ミルト・ヒントン』~どうせ修正するのなら、1番に修正することもできたはずなのに、なぜ、そうしなかったのか?≫
~この時点ですでに、10インチ盤音源を使っての12インチ化のプランもあったはずで、そうした時に、すでに発売済みの10インチ盤:EAST COAST JAZZ シリーズ #1~#4 も、どこかで再編したい~とベツレヘム社は考えていた。
そこで12インチ盤の新譜第1弾として用意した『ミルト・ヒントン』は、1020番(EAST COAST JAZZ SERIES #5)という番号が付いてしまっている。さあどうする、ここはシール&マジックで修正するとしても、ここでもし「1番」に修正すると~それもまずいなあ~EAST COAST JAZZ シリーズは、すでに #1~#4まで出ているし~#5が先の番号になってしまうのも按配が悪い~そうだ、#5の『ミルト・ヒントン』を、とりあえず、BCPの10番にしておけば、前に1~9の空き番号が出来る。それを使えば、10インチ発売済みのEAST COAST JAZZ シリーズ #1~#4 も例えばBCPの6番~9番に収められる。本当は『ミルト・ヒントン』1020番を5番に修正するのが一番いいのだけど、5番だとマジック消し作戦が使えないし(笑) まあ、いいや。この先も#6~#9と企画を続ければ、とりあえず、1~9番もうまく収まるだろう・・・というような思惑が在ったのでは・・・と、僕は想像する。
そうして実際、ベツレヘム社は、EAST COAST JAZZ SERIES の続編を #6~#9まで創ったのだが、それらには、せっかく用意したはずの「空き番号 1~9」を使わずに(これまた何らかの事情により:笑) それぞれ、BCPの13番『K+JJ』(すぐ後に6001番に移行)、14番『Urbie Green』、16番『Hal Mckusick』、18番『Sam Most』 として発売されたのである。 18_sam 18_sam_2
結局のところ・・・EAST COAST JAZZ SERIES なるネイミングが、はっきりとジャケットに表記されたのは、10インチ盤・12インチ盤を通して、これら全9タイトルだけだったことになる。
さて、EAST COAST JAZZ SERIES は、12インチに移行してからも、 #5~#9まで発売されたわけだが、それでは、10インチ盤で発売された EAST COAST JAZZ SERIES #1~#4 は、その後、どうなったのか?
先ほど≪Deluxeシリーズは、基本的には「2枚の10インチ盤のカップリング」企画である(10インチ盤2枚分そのままを1枚には収録できずに1~2曲をカットすることもあったようだが≫と書いたのだが・・・実は、EAST COAST JAZZ SERIES #1~#4 (10インチ盤)も、その「中身だけ」は、しっかりと、Deluxeシリーズ:12インチ盤の中に再編されていたのだ。(#3のみ確認できず) 以下、その移行先。

East_coast_jazz_002_2 East_coast_jazz_003_2 East_coast_jazz_004_2 East Coast Jazz #1(1009番 Bobby Scott)~全5曲が、BCP8番(The Compositions Of Bobby Scott)のA面に収録。
East Coast Jazz #2(1010番 Vinny Burk)~全8曲が、BCP6番(Bass By Pettiford/Burke)のB面に収録。
East Coast Jazz #3(1012番 Joe Puma)~12インチ化を確認できず。
East Coast Jazz #4(1018 番 Herbie Mann)~全7曲が、
BCP58番(Herbie Mann Plays)のA面に3曲、B面に4曲、収録。

上記のように、East Coast Jazz シリーズ #1~#4 (10インチ盤)の内、3点(#1と#2と#4)は、12インチ化されていたわけである。残念ながら、East Coast Jazz Series なる表記は、8番、6番、58番のジャケットのどこにも見当たらないが、3点とも「全曲」が再編されている。そして・・・#1と#2には、「空き番号」になっていた、BCP8番と6番が使われているじゃないか! やはり・・・ベツレヘム社は、新たに始めた12インチDeluxeシリーズの初期ナンバー(1~9)を使って、East Coast Jazz シリーズを「再編」しようとしていたのだ。僕はそう思えてならない。

こんな具合に、いろいろと妄想を書き連ねてきたが、もちろん真実は誰にも判らない。60年も前のジャズレコードの話しだ・・・判らなくて当たり前である(笑) それにしても、今回、興味を持った特にベツレヘムに関しては、まとまった「レーベル情報」もほとんど見当たらず、本当に判らないことだらけだった。
この記事の冒頭にも書いたが、僕の最大の疑問は~
≪Deluxeシリーズ1~9は当初は「空き番号」だったのでは? そして、だいぶ後になってから発売されたタイトルに、この1~9番が充てがわれたのでは?≫というものだった。
それについて、少々補足すると~
問題のBCP1~9番の<左NY、右CALIF>ジャケットのタイトルは、以下となる。
BCP 1   Bobby Scott - Terry Pollard
BCP 2   Oscar Pettiford/Red Mitchell - Jazz Mainstream
BCP 3   Eddie Shu/Bob Hardaway - Jazz Practitioners
BCP 4   Pete Brown/Jonah Jones - Jazz Kaleidoscope
BCP 5   A Ruby Braff Omnibus
BCP 6   Oscar Pettiford/Vinnie Burke - Bass By Pettiford/Burke
BCP 7   Hank D'Amico/Aaron Sachs - We Brought Our Axes
BCP 8   The Compositions Of Bobby Scott
BCP 9   Westcoasting With Conte Candoli And Stan Levey

僕が持っているのは 3、6、8、9である。これらの<左NY、右CALIF>ジャケットのものが(それしか存在しないと思われる)、Deluxeシリーズもだいぶ後になってからの発売されたものであることは間違いない。その根拠は、例によって(笑)それぞれのタイトルの裏ジャケットレコード宣伝の番号だ。
BCP3には[40~64まで]
BCP6には[38~64まで]
BCP8には[56~69まで]
BCP9には[40~65まで]
この番号並びを見ると、それぞれの発売時に多少は先の発売予定のタイトルまで載せたとしても、これらの3,6,8,9番がカタログ上ではBCPの若い番号であっても、実際に発売されたのは、BCP60番の前後であったことは明らかである。

さて、今回のベツレヘム・・・本当に判らないことだらけで、だから・・・現物(ジャケット・盤のデータ)のサンプルを集めて、その差異から、あれやこれや類推していったのだが、如何(いかん)せん、サンプルが足りない。ネットからの情報でもそれが信頼に足るものであれば、写真など使用させてもらうことも考えないとダメだな・・・そんなことを思いながら「ベツレヘム迷宮」に苦しんでいた時、ひとつの有力な資料を見つけた。見つけた~と言っても、実は、shaolinさんというレコード愛好家の方のブログ記事に「古い時代のレコードカタログの記事」があったことを思い出しただけなのだが(笑)
それは≪Old Record Catalogues, Pt.1≫という記事で、その中に、果たしてBETHLEHEMのレコードカタログも載っていたのだ!
そして、その1956年頃のBETHLEHEMレコードカタログの写真と共に、以下のようなキャプションが付いていた。
≪12インチLP ($4.95) は BCP-12 (Don Elliott) から BCP-35 (Bobby Troup Vol.II) まで (なぜか BCP-11 およびそれ以前は未掲載)、10インチLP ($3.85) は BCP-1001 (Chris Conner Sings Lullabys Of Birdland) から BCP-1040 (Russ Garcia) まで (BCP-1020 は未掲載)がリストアップされています≫
*bassclef註~1020番は、12インチ盤として、BCP22とBCP23の間に1020の番号のまま掲載されている。おそらく・・・このカタログ発行の後に、この12インチ盤1020(ミルト・ヒントン)を、「空いていた」(あるいは「空けておいた」)BCP10番に移行させたのだろう(「シール貼り&マジック消し」作業により)

~いやあ・・・やっぱりそうだったのか!という気持ちで、僕は嬉しくこの資料を眺めたわけである。
このカタログ資料は、本当に興味深いものですので、オリジナル・レコードに興味ある方・・・ぜひご覧ください。specail thanks to Mr. Shaolinさん!
これがそのshaolinさんのブログ記事のアドレスです~http://microgroove.jp/2007/06/old_record_catalogues_pt1/

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