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2018年1月 1日 (月)

<ジャケレコ 第3回>エリオット・ローレンスのFantasy盤

≪グレイト・ビッグバンド~エリオット・ローレンス楽団のことを少し≫
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ずいぶん前の日本盤に<Study in Great Big band 20>(東芝)というシリーズがあった。ピンク色のオビが印象的で、そのオビ下の方にはJazz Right Nowという文言が表記されている。東芝はひと頃、ジャズレコードの宣伝にこのJazz Right Nowなる標語を謳(うた)っていて、それは1975~1978年頃だったように思う。Right Now! とは・・・何やらちょっとロックっぽい感じもするが、まあ「今こそジャズを!」みたいな意味合いだろう。
その頃、僕はすでにジャズのレコードを買い始めていたが、当時はモダンジャズの本線・・・マイルス、コルトレーン、ロリンズ、モンク、エヴァンス~彼らの諸作を集めるのに夢中だったので、「ビッグバンドもの」には興味もなく、そしてもちろん資金的余裕もなかったので、リアルタイムではこのシリーズのものを1枚も入手していない。
このピンク色のオビが付いた<Study in Great Big band 20>シリーズで初めて入手したタイトルは、あれは1990年頃だったか・・・中古レコード店で見つけた「フォンテーヌブロー(タッド・ダメロン)LPJ-40007」である。この作品・・・タッド・ダメロンの佳曲をジョニー・グリフィン ケニー・ドーハム、サヒブ・シハブ、ジョー・アレクサンダーらのソロイストを巧く使ってモダンに纏(まと)め上げた感じで、とてもいい内容だと思う。そうして僕はこのレコードをとても気に入った。
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最初に買った『ピンクのオビのグレイト・ビッグバンドのシリーズ』が好印象だったので、その後、中古レコード店でこのシリーズ~スタン・ケントン<contemporary concepts>やビル・ホルマン、レス・ブラウンなどを見つけると、たいていは価格も安かったので、嬉しく入手してきた。どのレコードもいくつかの曲には、いいサックス吹き(例えばチャーリー・マリアーノ)の、いいソロが聴けたので(そうでない退屈なトラックもあったが)僕はだんだんと、この手のビッグバンドものを好きになっていったわけである。

≪追記≫2018年1月8日
このシリーズが気になってきた僕は、この20タイトルとはどんなものだろうか? と思い、ある時期(もちろんリアルタイムではない)発売タイトルを調べてみました。ところがこれが・・・なかなか判らない・・・情報がないのです。通常、この手のシリーズものだと、オビの裏とか中解説書に全シリーズのタイトルが載っていたりするのですが、このシリーズ・・・他タイトルの情報がまったく何も載ってないのです(笑) まあそれでも、中古店の在庫検索やネット検索で、だいたいのところが判ってきましたので、そのリストを以下に。

モダン・ベニー(ベニー・グッドマン)ECJ-40001                                 
ワイルド・アバウト(ハリー・ジェイムス)ECJ-40002
コンテンポラリー・コンセプト(スタン・ケントン)ECJ-40003
クラシック・イン・ジャズ(チャーリー・バーネット)ECJ-40004
グレン・グレイ / ビッグ・バンド・テーマ傑作集 ECJ-40005
アンド・テン(ギル・エヴァンス)LPJ-40006
フォンテーヌブロー(タッド・ダメロン)LPJ-40007
プレイズ・ジェリー・マリガン・アレンジメント(エリオット・ローレンス)LFJ-40008
ライヴ・アット・モンタレー(ドン・エリス)LLJ-40009
トゥゲザービリー・エクスタイン)ISJ-40010≫*dukeさん情報により追記 
スタンダード(デューク・エリントン)ECJ-40011
セカンド・ハード(ウディ・ハーマン)ECJ-40012
グレイト・ビッグ・バンド(ビル・ホールマン)ECJ-40013
ワイド・レンジ(ジョニー・リチャーズ)ECJ-40014
コンポーザーズ・ホリデイ (レス・ブラウン)ECJ-40015
ジャム・セッション・アット・ザ・タワー (レイ・アンソニー)ECJ-40016
アフロ・アメリカン・スケッチ (オリヴァー・ネルソン) LPJ-40017
スウィンギング・アット・ザ・スティール・ピア(エリオット・ローレンス)LFJ-40018
ポートレイト(ジェラルド・ウイルソン)LLJ-40019
ニュー・ボトル・オールド・ワイン(ギル・エヴァンス) LLJ-40020
ポートレイト・オン・スタンダーズ(スタン・ケントン) ECJ-40031

タイトル右側の企画番号は ECJ が基本のはずだが、一部のものが JPJ、LLJ LFJだったりしていますが・・・これはあえて検索で拾った情報のまま載せたものです。よって完全に正しい情報とは言えませんので、その辺り、ご容赦ください。
40010タイトルが見つかっていません。ご存知の方、コメントにてお知らせください。
*追記の追加 .~この
40010・・・さっそく duke さんが ≪「ISJ-40010」は、ビリー・エクスタインの「トゥゲザー」です≫との情報を寄せてくれました。さらに企画番号の謎についても以下~
ECJ、JPJ、LLJ、LFJ、ISJ は真ん中の記号が原盤です。CはCapitol、PはPacific、LはLiberty、FはFantasy、SはSpotliteです≫ なるほど!納得です!
special thanks to Mr.dukeさん!
duke さんのジャズブログ~デューク・アドリブ帖 のアドレスはこれです。http://blog.goo.ne.jp/duke-adlib-note/ 


そんな頃、たまたま見つけたソウルの中古レコード店で(true records)、エリオット・ローレンスのfantasyオリジナル盤を入手したのだ。これはもうとにかく、オリジナル盤のコーティングジャケットの・・・その何とも抗し難い魅力にしっかりと参ってしまったわけで、ついでにジャケット内に入っていた、fantasyのレコードカタログも素敵なオマケになって・・・このエリオット・ローレンスの Big Band Sound はあのむちゃくちゃに暑かったソウルでの、素晴らしく好ましい思い出のレコードとなったのである。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/cat3840160/index.html
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その後、徐々にオリジナル盤というものを入手するようになり、自(おの)ずとエリオット・ローレンスのfantasy盤も集まってきた。
さて「エリオット・ローレンス楽団」というのは、いわゆるダンスバンド的な白人ビッグバンドで、エリントンやベイシーのようにその楽団自体に強烈な個性が有る・・・という感じではない。おそらくは、普段はボールルームなどでダンス伴奏の仕事を主にやっていて、時にFantasy緒作のようなレコード作品を録音する際には、腕利きソロイストのためにソロ場面を組み込んで作品を仕上げる・・・という風なやり方だったと思われる。どんなミュージシャンが参加しているかというと、ズート・シムズ、アル・コーン、ハル・マクージック、ニック・トラヴィス、バーニー・グロウ、アービー・グリーン、エディー・バート・・・作品に拠って多少の違いはあるが、概ねこういったメンバーである。
ローレンス本人はピアノ弾きで、時々、ギル・エヴァンス風にポロロ~ンとピアノを鳴らすくらいでどうということも無いので(笑)、だから、エリオット・ローレンス楽団を聴くということは、ほとんど彼らの優秀なソロを聴く~ということになる。
スタンダード曲を捻り過ぎない素直なアレンジの合間に、アル・コーン(テナー)、ハル・マクージック(アルト)や、エディー・バート(トロンボーン)、アービー・グリーン(トロンボーン)らが、キラリと光るソロを取る・・・どのレコードもそんな具合でけっこう楽しめる内容だと思う。
そんなエリオット・ローレンス楽団のfantasy盤には、名手のアドリブソロがたっぷり楽しめるジャズ度の高い作品がいくつかある。
まずはこれ。エリオット・ローレンス楽団と言えば、おそらく最も知られているであろう、fantasy第1作目である。
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≪Elliot Lawrence plays Gerry Mulligan Arrangements≫(fantasy 3206)
これ、タイトルだけ見ると、ジェリー・マリガンが参加していると思ってしまうが、マリガンはまったく入っていない(笑) マリガンがアレンジした曲を、エリオット・ローレンス楽団が録音した・・・ということで、plays Mulligan Arrangements というタイトルなのである。
この頃の白人ビッグバンドのレコードって、基本的にはリラックスした聴きやすい路線なので、うっかりすると片面15分くらいを、す~っと聴き流してしまうこともあるのだが、エリオット・ローレンス楽団はさすがに一味違う。聴いてると・・・テーマの後に「おっ、このアルト(テナー、ボントロ)のソロ、いいな!」と思える場面が必ず出てくる・・・そうしてクレジットを見ると・・・うん、ハル・マクージックかあ・・・やっぱりなあ・・・みたいなことを何度も味わえるのだ。これがなかなか楽しい(笑)
この plays Mulligan Arrangements でのソロイストは、アル・コーン、エディー・バート、ハル・マクージック、ニック・トラヴィス、ディック・シャーマン とクレジットされている。僕の好きなハル・マクージックは bye bye blackbird,  but not for me, my silent love などでフューチャーされている。マクージックのアルトの音色は、なんというか・・・丸みのある温かい音色で、まったく気負わずにさらりといいフレーズを吹く。随所にソロ場面のある、テナーのアル・コーンも、実にいいテナーだ。ゆったりと膨らむ、わずかに擦(かす)れたような温かみのある音色がとても魅力的なのだ。ちなみにアル・コーンはどうやら実質的にはどうやらこのエリオット・ローレンス楽団の音楽監督のようで、どのfantasy作品にも参加しており、アレンジ・ソロに大活躍している。

こういうのもある。
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≪Elliot Lawrence plays Tiny Kahn & Johnny Mandel≫(fantasy 3219)
このレコード・・・タイトルにTiny Kahn、Johnny Mandel とものすごく地味な人の名前を謳っているためか、あまり知られてないようだ。ちなみに タイニー・カーンはドラマーで、スタン・ゲッツのストーリーヴィルのライブ盤で素晴しいドラムを叩いていた人だ。ジョニー・マンデルは「いそしぎ」や「マッシュ」の作曲家。
この作品、全体に地味めではあるが、アップテンポのスインギーな曲が多く、ジャズ度はなかなか高い。なんと言ってもテナーのズート・シムズが参加しており、ズートのソロ場面もけっこうあるので、モダンジャズ好きも充分に楽しめるはずだ。ただ・・・ジャケットが例外的にあまりよろしくない(笑)

次に紹介するのは、ジャケットが印象的なこれ。

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≪Swinging at the Steel Pier≫(fanatsy 3236)
この作品~<東芝のグレイト・ビッグバンド20>として発売されたわけだが、どうやら、エリオット・ローレンス楽団の国内発売盤としては、この<スティール・ピアー>が初めてだったようだ。この作品・・・スティール・ピアー内に在る Marine Ballroomでのライブ録音のようだが、案外、音質も悪くない(国内盤解説によると、1956年6月録音)
スタンダード曲としては~tenderly, alone together, between the devil and the deep blue sea など。トランペットのニック・トラヴィスをフューチャーしたtenderly と alone together でのアル・コーンのソロがなかなか素晴しい。

さて・・・Fantasy盤には中身のジャズ的なサウンド以外にも大事なことがある。それは・・・ジャケットがとても魅力的なことだ。写真が良いのはもちろんだが、艶のあるコーティング仕様も実に効いているかと思う。
Big Band Soul は、<海辺に立った笑顔のエリオット・ローレンス氏が指揮をしているポーズを取っている>だけの写真なのだが、これが実に悪くない(笑)
The Steel Pier(すぐ上の写真) ・・・これもいい。海辺に突き出たスティール・ピアー(ダンスホール、レストランやゲームセンターなどが合体した巨大な娯楽施設のようだ)の単なる風景写真なのだが、微妙に赤っぽいソフトな色調と相俟(あいま)って、なにやら豊かなアメリカの50年代・・・という感じが漂ってきて、とてもいい感じのジャケットになっている。

そして、Fantasy緒作の中でも、ひときわ素晴らしいジャケットだと思えるのが、記事の冒頭にも写真を載せたこのレコードだ。
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≪Dream with Elliot Lawrence orchestra≫(fantasy 3226)
心地よい暖かさを感じさせるベージュの色合い、床に置かれた観葉植物の緑色、ソファいっぱいに横たわる女性のポーズ、そしてその女性の知的な佇(たたず)まい・・・うん、これは実に素晴らしい!
このレコード・・・ジャケットだけでなく、中身の音も僕としてはとても気に入っている。全編、スローテンポな曲で統一されており、音楽はあくまでも、ゆったりと、ふんわりと、そしてなんというか・・・密(ひそ)やかに流れていく。僕などは、例えば more than you know のテーマメロディを聴くと、トロンボーンの蕩(とろ)けるような甘い音色にうっとりしてしまう。ジャケット裏のクレジットを見れば、うん、アービー・グリーンか・・・と判るが、そんなことはどうでもいいのかもしれない。
このレコードのタイトルはDream・・・甘美でソフトな質感の心地よい音楽が部屋中にすうっ~と流れてくる・・・どうにも眠くなってくる・・・そうしてあなたは、すうっ~と眠りに落ちてしまう。
何かとセチガライこの世の中・・・こんなレコードが在ってもいいじゃないか(笑)

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コメント

D35さん、明けましておめでとうございます。コメントいただきありがとうございます。
D35さん・・・変らずバンド活動やってるようで何よりです。バンドで歌ったというスタンダード曲のDream・・・NHK TVの「サラ飯」は見たことがあります。作家とか芸能人の故人が愛したお店紹介・・・みたいなコーナーで、この曲が流れるのかな。
エリオット・ローレンス作品「Dream」A面6曲目に収録のDream・・・もちろんその同じ曲です。ゆったりとしたメロディが素敵な味わい深い曲ですよね。歌の最後に「ドゥリ~~~ム」と伸ばすところが好きです(笑)

投稿: bassclef | 2018年1月28日 (日) 10:15

遅まきながら、明けましておめでとうございます。
年明けからしばらく雑用がありまして、今日ようやく記事と皆さんのコメントを読ませてもらいました。
相変わらず皆さん濃いですね~。
エリオットローレンスは残念ながら聴いた事がありませんが今夜あたりケントンを聴いてみようと思います。
曲が違うかもしれませんが、今のバンドでドリーム(NHKのサラ飯のバックで流れる曲)は歌ってまして、先週の老人ホームの慰問コンサートでも歌いました。
またレコード聴き会がありましたら私も混ぜてください。
今年もどうぞよろしく!

投稿: D35 | 2018年1月27日 (土) 17:46

シュミットさん、<夢レコ>年賀ブログにコメントいただきありがとうございます。本年もよろしくお願いします。
シュミットさん・・・そういえばだいぶ以前のコメントにてクロード・ソーンヒルにチラと触れてましたね。ちょっと調べてみると、ソーンヒルの10インチ盤はcolumbia と trendから2~3枚づつ出ているようです。あとdeccaからはジャケットの面白い12インチ盤(claud on cloudとか)が5~6枚ですか。僕の方はソーンヒルの古いレコードに興味を持ちつつも、未だ入手しておらず、ソーンヒルの手持ちは、CBSソニー発売の2枚組みだけですので、「影武者」の真相に近づけません。ただおそらくは・・・ローレンスのピアノスタイルがソーンヒル楽団での使い方(ピアノはギル・エヴァンスか)によく似ていることから、似ている~影武者という表現をしたのかな、と思います。それとシュミットさんがコメントしてくれたように「クラシックもののポピュラー化」のところも、記事中に挙げた ローレンスの Dream にも3~4曲のクラシックものが在ったりして、やはり全体のサウンド面でもエリオット・ローレンス楽団はクロード・ソーンヒル楽団から大きな影響を受けた~ということでしょうか。
但し、今回記事中で紹介したローレンスのレコード群では、クラシック・ネタものは Dream のみに収録されていて『香気ただようスローバラード~』っぽい、ゆったり・優雅な雰囲気のサウンドが聴けるのは、この Dream だけかもしれません。まあしかし、ソーンヒルもゆったり・優雅だけ・・・というわけではなく、たしか、リー・コニッツをフューチャーした<アンソロポロジー>などのクールバップ(適当な造語です・笑)ものもありますものね。
追伸~「ギル&10」でのスティーブ・レイシー・・・ホント、いいですよね、あのよたよたっとして、ウネウネとくるソプラノサックスが(笑)

投稿: bassclef | 2018年1月17日 (水) 22:55

bassclefさん、少しおそくなりましたが、本年もよろしくお願いいたします。
名盤ガイドみたいなものを見てみると、やはりエリオット・ローレンスではマリガンアレンジのfantasy盤が紹介されていますね。で、その紹介コメントを読んでいると、彼のことを「クロード・ソーンヒルの影武者」って書いてあります。私は以前にソーンヒルのアルバムを少し集めてたことがありまして、いまも時々聴くのですが、影武者ってどういう意味か、私は肝心のこのfantasy盤をしらないので、よくわかりません。探して聴いてみたいと思います。
ソーンヒルは40年代の早くからギル・エヴァンスやマリガンのアレンジを演奏していて、モダンで先進的な一面もありますが、私は彼のバンドのテーマ曲「snowfall」や香気ただようスローバラードが好きです。また、「グレイグのピアノ協奏曲」や「ハンガリアン舞曲5番」なんかのクラシックネタも上品にやってまして、こんなところもエリオット・ローレンスに通じるものを感じます。
エリオット・ローレンスとクロード・ソーンヒル。
今年も新年早々、勉強になりました。

追伸、「gil evans & ten」のスティーヴ・レイシーのソロはいいですね、同感です。

投稿: シュミット | 2018年1月17日 (水) 14:27

dukeさん、さっそくの情報コメントをありがとうございます。
≪ECJ、JPJ、LLJ、LFJ、ISJ は真ん中の記号が原盤です。CはCapitol、PはPacific、LはLiberty、FはFantasy、SはSpotliteです≫
~うわあ!なるほど!そうでしたか! ビッグバンドもので「本当にいいもの」を選んだので、一つのレーベルに拘らなかった・・・というとても良心的な企画だったんですね。
そして原盤のレーベルが違ったので、レコード番号もわざわざ分けて考えたんですね。ものすごく納得しました。それにしても、東芝さん・・・芸が細かい(笑)
40010のタイトル情報・・・ありがたいです。さっそく追記に追加させてもらいますね。

投稿: bassclef | 2018年1月 8日 (月) 17:33

bassclef さん、研究熱心ですね。

「ISJ-40010」は、ビリー・エクスタインの「トゥゲザー」です。 

レコード番号頭のECJ、JPJ、LLJ、LFJ、ISJ は真ん中の記号が原盤です。CはCapitol、PはPacific、LはLiberty、FはFantasy、SはSpotliteです。

投稿: duke | 2018年1月 8日 (月) 16:51

おお、北のdukeさん、今や年に1回だけ更新の年賀ブログとなった<夢レコ>へ、コメントをありがとうございます&新年おめでとうございます。
東芝『グレイト・ビッグバンド20』~いやあ、さすがですね、グレン・グレイとは・・・。僕は1971~72年(中3)の頃からジャズ好きになってFMラジオを聴き、カセットテープに録音したクチなので、そのNHK/FMのジャズフラッシュもよく聴きました。覚えております。DJは大和明、児山キヨシ・・・だったか。そして、あの軽妙な気分がウキウキしてくるような番組テーマが、「グレン・グレイ」という楽団ということは耳知識だけで知ってましたが、東芝グレイト・ビッグバンドシリーズの20タイトルの中の一枚として発売されたグレイ・グレイを購入するまでには至っておりません。これは現在に至るまで(笑)Dukeさんは、このシリーズの企画意図みたいなものを、ちゃんとリアルタイムで受け止めておられたわけですね・・・感服です。
僕の方もこのシリーズに興味が湧いて発売タイトルなど調べましたので、その辺、後ほど追加記事として載せますね。
またいろいろ教えてください。今年もよろしくお願いします。

投稿: bassclef | 2018年1月 8日 (月) 12:19

bassclef さん、明けましておめでとうございます。

正月明け、赤盤の匂いがしましたのでこちらに寄りました(笑)ご無沙汰です。
東芝のStudy in Great Big Bandシリーズで真っ先に買ったのは、グレン・グレイとカサロマ・オーケストラの「Sounds of the Great Bands Vol 2」でした。NHK-FMジャズ・フラッシュのテーマ曲に使われていた「ブルース・オン・パレード」が収録されているレコードです。この曲のオリジナルはウディ・ハーマンですが、ハーマン・バンドにいたキャッピー・ルイスを起用しているのでオリジナルに負けず劣らずの名演です。
今年もよろしくお願いいたします。

投稿: duke | 2018年1月 8日 (月) 10:20

ああ、yositakaくん、年賀的ブログ・夢レコへのコメントをありがとう!新年おめでとうございます。今年もよろしく。
エリオット・ローレンス楽団の動画があるのですね、当方のyou tube検索では写真・音のみのものしか見つかりませんでした。ローレンスのピアノは≪抑えて弾くかっこよさ~≫と仰るとおりで、敢えて左手の和音をあまり使わずに右手の単音でポツン、ポツンと弾くようなスタイル(ギル・エヴァンスも同じような弾き方)のようです。ギル・エヴァンスもローレンスも似た感じになるのは・・・おそらく、そのポツンポツンもアレンジの一環として効果を狙ったやり方ということなんでしょうね。こういう音楽でのこういうやり方は・・・嫌いじゃないです(笑)

Dream with Elliot Lawrenceのジャケット・・・yositaka くんのお気に召したようで嬉しいです。これ、なにかしら・・・いいんですよね(笑) それから内容についてはあまり書かなかったんですが、ちょいとここで。
短めな曲ばかりで全11曲の収録なんですが、クラシック所縁(ゆかり)の曲が幾つか入ってまして、それらは小品名曲をポピュラー化したものなんですが、以下、レコード裏面のクレジットどおりに表記すると~
Reverie(Debussy)
Prelude(Chopin)
Lullaby(Brahms)
という具合です。この3曲に、もうひとつ、クレジットでは、Once Upon a Moon(Lawrence) という曲が在りますが、これは裏解説によると~
is based upon a Thaikowsky piano concert(チャイコフスキーのピアノ協奏曲を元にした)~とあり、そういえば聞いたことのあるようなメロディの曲です。これらの曲と、more than you know, april in Paris, if you are but a dream, I'm always chasing rainbow などのスタンダード曲、そしてローレンスのオリジナル曲が混ぜ混ぜになって、そうして全体としては、まったく違和感なく、「夢」のイメージに統合されていて・・・それでひとたび針を下すと、片面15分が、する~っと過ぎてしまう・・・というそんな内容なんですよ。実に悪くないでしょう(笑)

≪レコードというのは、実際、パッケージとともに「夢」を運ぶ魅惑の円盤です≫ 
~いやあ、まったくです。レコードは止められない(笑)

投稿: bassclef | 2018年1月 7日 (日) 10:32

明けましておめでとうございます。
いやあ、今年も元旦更新、でもボリュームはたっぷりでbassclef君の語り口を久々満喫させてもらいました。
万年ジャズビギナーの私にはエリオット・ローレンス楽団は未知の存在ですが、ネット動画でちょっと聞いた限りでは上品でセンシブルな演奏ですね。リーダーのピアノも抑えて弾くかっこよさを狙っている感じです。動画で見るエリオットの表情、とても得意げです。
メンバーにはアル・コーン、ハル・マクージックらが加わっている。好きと言えるほど聞いているわけではありませんが、その名を聞いただけではっとするものを持ったジャズメンです。
ビッグバンドとは、彼らにとって生活と精神を支える根拠地のようなものだったのかもしれません。

ところでDream with Elliot Lawrenceのジャケットは、本当に素晴らしい。これだったら聴かなくても欲しくなるというものです。レコードというのは、実際、パッケージとともに「夢」を運ぶ魅惑の円盤です。データ音源ばかり聞いて平気な人の気持ちがわからなくなりつつあるこの頃です。
…というわけで、今年もよろしく。

投稿: yositaka | 2018年1月 6日 (土) 22:02

denpouさん、明けましておめでてうございます。ご無沙汰しております。コメントありがとうです。
「エリオット・ローレンス」と聞くと・・・そうですね、あまりピンと来ないですよね(笑)まあ、東海岸の白人系ビッグバンドのアレンジャー(&ピアノ)として、けっこう有名だったようです。東海岸だから、アル・コーン、ズート・シムズ、ハル・マクージック、ニック・トラヴィス、アービー・グリーンら・・・を使うことが多いようです。エリオット・ローレンスのアレンジはシンプルで控えめなので、要はその辺りのミュージシャンのアドリブソロを聴く~ということなんですよ。他のコメントでも紹介しましたが、Vikから出たJazz Goes Broadwayという作品が、ローレンス名義ではありますが、8人編成(ズート・シムズ入り)なので、コンボ感覚で楽しめるかと思います。ぜひどうぞ!

投稿: bassclef | 2018年1月 4日 (木) 22:37

bassclefさん

 明けましておめでとうございます 本年もよろしくお願いします。
 毎年恒例の新春のブログ 内容がどんなものか楽しみにして拝見しております、今年のエリオット・ローレンスのFantasy盤ですが 私にとっては知らない物ばかり やはりjazzの奥行きの大きさを感じる今回のブログです、機会が有ればどんなのか聞いてみたいですね。

投稿: denpou | 2018年1月 4日 (木) 20:49

bassclef さん
明けましておめでとうございます、本年もよろしくお願いいたします。
 恒例の年始のブログ今年はどんな内容か楽しみにしていました

投稿: denpou | 2018年1月 4日 (木) 20:39

audio_romantic80 さん、明けましておめでとうございます。嬉しいコメントもありがとうございます。
Vik(RCA Victorの傍系レーベル)から出たJazz Goes Broadway~僕も国内盤のみ所有ですが、管楽器5人+ピアノ(ローレンス)、ベース(チャビー・ジャクソン)、ドラムス(ドン・ラモンド)の8人編成で(ビッグバンドというよりビッグコンボとも呼ぶべきか)ズート(テナーで)、アル・コーン(バリトンで)とリズム3人は全10曲参加。トロンボーン~ジミー・クリーブランドとアービー・グリーン、トランペット~アート・ファーマーとニック・トラヴィス、アルト~ジーン・クイルとハル・マクージック のそれぞれ前者3人と後者3人が曲によって配置されています。最小限のアンサンブルの合間にどの奏者もたっぷりソロを取ってます。いい内容だと思いますよ。
romantic80さんのHP≪オーディオ・ロマンチック街道≫http://blog.livedoor.jp/audio_romantic80/archives/52075078.html
~年末に拝見した時、ビル・エヴァンス~Exprolations(riverside)記事に中に『ビル・エヴァンスのピアノの音がひと味違う・・・』旨の記述があり、オッと思ったら、続けて、エンジニア Bill Stoddardの名前が出てきたので、よほどコメント出そうと思ったのですが、僕の方、アンプのこと、全く判らないので、つい出せずじまいでした(笑)
実は、エンジニアBill Stoddard・・・こちらもちょいと注目してました。ブログのお仲間であるsenriyanさんブログ~≪あなたまたレコード買ったのね≫ http://nukirnes.exblog.jp/
でも、同じくBill Stoddard録音の<キャノンボール・アダレイ~Know What I Mean(riverside)の素晴しい音質に注目する記事がありました。
僕もちょっと前からレコードお仲間のrecooyajiさんとの聴き会で、何度かBill Soddardの録音盤を聴いて2人で注目していたわけです。
これは・・・やはり偶然ではなく「エンジニア/Bill Stoddard」には何か・・・(もちろんいい意味の)ありますね(笑)Stoddardの録音盤はRiversideに幾つか在るようですが多くはないようです。氏の録音スタジオ~Bell Sound Studios の機器なのか、マイクセッティングなのか・・・。
このBill Stoddardについては~こちらでもいろいろ調べたり、聴いたりしてみますね。
何か情報がある方・・・ぜひお知らせください。

投稿: bassclef | 2018年1月 3日 (水) 22:51

明けましておめでとうございます。
今年は、エリオット・ローレンス楽団ですね。
でも、残念ながら、僕は一枚も持っていませんでした。
ダッド・ダメロンは持っていたような気がして、そこらじゅう探しましたが、ついに見つからず。なんか、影法師を見たのかもしれません。
ただ、最近、大好きなハル・マクージックを物色していて、日本盤の「Jazz Goes Broadway」を入手しようとマークしていたところで、それにエリオット・ローレンスが入っていたのを bassclefさんのコメントで知りました。
こいつは、ぜひ聴いてみたくなりましたね。グリーンとクリーブランドのトロンボーンも良さそうですしね。
私は、1年かけて、また新しいアンプを作りまして、その音に驚愕しています。今年も、エヴァンスと絡めて、新しいページをアップしました。エンジニア Bill Stoddard のことも、少し書きました。
では、では、また寄らせていただきます。
今年も bassclef さんにとって良い年でありますように!!

投稿: audio_romantic80 | 2018年1月 3日 (水) 20:54

おお、KONKENさん、こちらのブログでもリアルでもちょいと久しぶりですね(笑)明けましておめでとうさんです。
『ギルエヴァンス&テン』を高校時代に買った~それは1975年前後かな・・・東芝かビクターがプレスティッジを1500円(当時の廉価盤)で発売した時ですかね。いやあ、それにしてもこんな渋いレコードをよく買いましたねえ(笑)あのレコード・・・スティーブ・レイシーのソロがやけに印象に残ってます。そういえば・・・ギル・エヴァンスの訥々(とつとつ)としたピアノ弾き方は、今回の夢レコのエリオット・ローレンスにそっくりなんですよ(笑)音楽歴と年齢(生年はギルが1912年、エリオットが1925年らしい)から見て・・・クロード・ソーンヒル楽団でアレンジャーだったギル・エヴァンスの音楽スタイルがエリオット・ローレンスに影響を与えた・・・ということかと思います。管楽器の合奏の合間にポツン・ポツンと単音で入るピアノ弾き方も、なかなか風情を感じます(笑)
タッド・ダメロン「フォンテーヌブロー」も偶然、入手したばかりとは! これもいいですよ(笑)ケニー・ドーハム、ヘンリー・コーカー、サヒブ・シハブ、ジョー・アレクサンダーら・・・のソロが楽しめるでしょう。と言いながらも、僕の方も詳しくは覚えてません。よしっ、今から聴いてみよう!(笑)
*追伸~こちらももちろん国内盤です(記事に写真上げた東芝盤)。
それで今、この『フォンテーヌブロー』のクレジットを確認したら・・・あっ!テナーはジョー・アレクサンダーですから、記事中に書いた「ジョニー・グリフィン」は参加してません・・・大いなる勘違いをしていました(笑) 
本文記事も訂正しておきます。konkenさん、ありがとう! 
ちなみに、このprestige盤(7037)のオリジナルとなったら・・・それはもうバリバリのNYCラベルでしょうから・・・う~ん(笑)

投稿: bassclef | 2018年1月 3日 (水) 11:21

最近は演奏活動が忙しいにも関わらず元日にはブログの更新をを忘れないのはジャズに対する愛情とジャズを愛する仲間たちへの愛情を感じます。
記事を読んで久しぶりに高校時代に買ったGil Evans & Tenを聴いてみましたし、ひと月前にはなかなか渋いメンツに興味を持って今更ながらTadd Dameron"Fontainebleau"を買ったばかりでした(日本盤ですけどね)。
お盆以来の聴き会をまたやりましょう!

投稿: konken | 2018年1月 3日 (水) 00:17

マントさん、新年おめでとうございます。ご無沙汰してます。夢見るレコードの年賀ブログに(ここ数年は毎年、元旦に更新しているので・笑)コメント、ありがとうです。
エリオット・ローレンス楽団はけっこう人気もあったようで、fantasyからリーダーアルバムが7タイトル出ていたようです。他にはDeccaとVikから少し。Vikから出たJazz Goes Broadwayという作品が8人編成のズート・シムズ入りでわりとよく知られているかと思います。

投稿: bassclef | 2018年1月 2日 (火) 22:50

新年おめでとうございます。

すっかりご無沙汰しています。

魅力的なジャケットですね~
聞いたことがありませんが一度聞いてみたくなりました。
健康にきおつけて、演奏頑張ってください。
浜松にも縁があって演奏来ればいいのに・・・ね~

投稿: マント・ケヌーマー | 2018年1月 2日 (火) 20:09

あ、senriyanさん、さっそくのコメントありがとう・・・いや、明けましておめでとうございます(笑)
この夢レコ、ここ数年は本当に「年賀ブログ」になってまして・・・その歪んだプレシャーに押されながら、31日大晦日に中古レコードバーゲン巡回を止めて、なんとかかんとかまとめました(笑)
ビッグバンドもの~聴いてみるとなかなかいいものですよ。まあそれも記事に書いたように『腕聴きのいいアドリブソロ』が入ってないとダメなんですが。スタン・ケントンやレス・ブラウン、それからビル・ホルマンやテリー・ギブスなど、その楽団によってだいたい決まった人脈図があるようなんですが、senriyanさんもたびたび注目されている、ハル・マクージックやアル・コーンが入ってると、やっぱり聴いてて楽しいですよね。
今回、日本盤<Study in Great Big band 20>(東芝)というシリーズをキッカケにしてビッグバンドものも悪くないぞ・・・という流れでエリオット・ローレンスに絞った内容にしたのですが、改めて気付かされたのは、東芝のこのシリーズも含めてそれ以外でも『優れたビッグバンドものは、やっぱり国内盤でも出ている』ということなんです。つまり・・・歴代のレコード会社ジャズ担当さんにも『こんなにいいビッグバンドあるんですよ』という気持ちがあって、秀逸ビッグバンドものの限られたいくつかを発売してきた(セールス的にはあまり人気ないだろうが)ということかと思います。
一例を挙げれば~
スタン・ケントン contemporary concepts(capitol)
ビル・ホルマン  jazz orbit(andex)
メイナード・ファーガソン緒作(roulette)
レス・ブラウン(coral)~
そして東芝のStudy in Great Big Bandシリーズーズは、ビッグバンドものだけで一気に20タイトルを発売した~という大英断の企画だったのかな、と思うわけです。
いいジャズって・・・まだまだいっぱい有りますね。聴きましょう、いい音楽を(笑)

投稿: bassclef | 2018年1月 1日 (月) 11:22

すいません。上記コメントに名前を入れるのを忘れてしまいました。

投稿: senriyan | 2018年1月 1日 (月) 08:27

明けましておめでとうございます。
エリオット・ローレンス楽団いや実にしぶい。
それで、それに連なるソロイストの音色に耳をすませる。
いや、これこそ通の極みです。
そして、このジャケット群、ああ素晴らしい!
俄然、興味がわきましたよ。このピンクの帯付きというのもたまりません。早速、探してみます。
いや、新年から心躍る記事との出会い感謝しています。

投稿: senriyan | 2018年1月 1日 (月) 08:25

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