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2014年1月18日 (土)

<ジャズ雑感 第35回> ミルト・ヒントンというベース弾き

002 ≪写真~Bethlehem bcp 1020≫
ミルト・ヒントン。なんというか・・・真に重厚なベーシストである。そして、ウッドベースにおける伝統的4ビートジャズの体現者である。僕の想う「伝統的」とは・・・まず「ベース音のでかさ」である(笑)。ミルト・ヒントンのベース音は間違いなく「大きい」。それは録音されたベース音であっても、その「鳴り」~弾かれた音がベースの胴から廻りの空間に拡がる感じ・・・辺りの空気が振動する感じ~で判る。アタッチメント(マイク)が普及するよりもうんと前の時代のベース弾きには要求されたであろう「音の大きさ」・・・ヒントンは、その「大きな音」を余裕でクリアしていて、さらにその大きい音を、「太くて、丸い、輪郭の拡がる感じの音」(これがおそらくガット弦の特徴)で鳴らしている。これが・・・ウッドベース好きにとっては、実に魅力的なんです(笑) 
さきほどから「大きい、大きい」と叫んでいるのだが、これは・・・ウッドベースを生音で(マイクを使わずに)弾いた状態でも充分に「大きい」という意味であって、単に出来上がったレコードで聴ける状態で「ベースの音量が大きい」状態とは、ややニュアンスが違う。レコードでは「大きく」聴こえても、それが「生音で大きい音」とは限らない。このことは、ウッドベースという楽器の使われ方(マイク、弦高の高さ加減)にも関係してくるので、以下に少々、ベース談義を(笑)

Hinton_playing_a_contrabass_4 Milthinton2
≪ミルト・ヒントンの写真2点~見よ、この太い弦!(ガット弦)、そして弦高の高さ!右の写真でお判りのように、右手の指の腹を弦に深く当てて、なおかつ、指板の一番下の辺りで弾いている。全てはウッドベースから大きな音を生みだすための作法だ≫

~ちょっと乱暴な言い方だが、70年代以降、ほとんどのベーシストがアタッチメント型マイク(ウッドベースの駒に直接、貼り付けたり、はめ込んだりして音を拾う型のマイク)を使うようになって、その結果、1970年~1985年くらいまでの15年間くらいだったか・・・ほとんどのジャズレコードで聴かれるウッドベースの音が、「フニャフニャ」になってしまった。当時の代表的ベーシスト~エディ・ゴメスもロン・カーターもリチャード・デイビスもペデルセンもジョージ・ムラーツも~誰も彼も、アタッチメントマイクを使うようになって、そうすると、音をよく拾ってくれるので、(その結果)弦高を低くセッティングしたのだろうか・・・その時期のレコードで聴かれるベース音は、音量は大きくて、低い音もよくサスティーンされ(伸び)、音程(の良し悪しも)も聴き取りやすくなったのだが・・・それは空気を振動させた音色ではなくて、限りなくエレベ(電気ベース)に近い、電気的な音色になってしまったわけで・・・それは伝統的なウッドベース好きにとっては・・・致命的に「良くない」ことだったのだ。
ただ、そんな時代でも、例えば、レイ・ブラウンは「大きな生音」を維持していた。エリントンとのデュエット(1972年:パブロ録音)を聴けば、そのベース音の馬力、粘り、ビート感の強靭さに驚かずにはいられない。そうして・・・こういう「グルーヴ感」は、(私見では)ある程度、弦高を高くしてベース本体から発される生音を『空気中に響かせる』状態にしないと、生まれないものだと思う。
・・・このようなことは「ウッドベース好き」にとって、どうにも「気になること」かと思います。ですので、1970年代~80年代中期頃のウッドベースの音質が、それほど気にならない方は無視してください(笑) また前述の『ベース音のフニャフニャ傾向』も、ある時期に目立ったもので、その後は(私見では1990年くらいから)、マイク機器そのものが改良されたこともあって、アタッチメントマイクを使っていても、それほど電気っぽくない自然な聴きやすい音質に改善されてきたように思う。加えて、弦高も高めのセッティングにして、ウッドベース本来の力強い「ベース音」を発しているベーシストも増えてきているようだ。たとえば、クリスチャン・マクブライドのベース音は『ベース本体がよく鳴っている』感じが充分にあって、本当に素晴らしい。
ちなみに「生音が大きな鳴り」のベース弾きはミルト・ヒントンの他にも、もちろんいっぱい居るわけで、私見ですが、例えば~
ジョージ・デュビュビエ
ウイルバー・ウエア
チャールス・ミンガス
ジョージ・タッカー
エディ・ジョーンズ
などをこのタイプとして挙げたい。そして、このタイプのベース弾きは、たぶん、ガット弦(ウッドベースで使う弦の種類)を使っている・・・と、睨(にら)んでます。

さて・・・ここらで、話しをレコードに戻しましょう(笑)
ミルト・ヒントンのベツレヘム盤『Milt Hinton』1955年1月録音。
005_3 このベツレヘム盤・・・僕の手持ちは bcp1020なる番号表記である。(左の写真とこの記事の一番上) いろんな資料で調べてみると、この『ミルト・ヒントン』~(ディスコグラフィでは)まずは10インチ盤 BCP-1020番として発売された後、12インチ盤 DeluxシリーズのBCP-10番として発売されたことになっている。しかるに・・・今、僕の目の前にある12インチ盤『ミルト・ヒントン』は、bcp1020番なのだ。
「さあ、これ、いかに?」というわけで・・・ちょうど前回の<夢レコ>(スタン・リーヴィー記事)の追記としてこの話題にも触れたところ・・・M54さんから決定的なコメント情報が寄せられた。その情報から、僕はいろんなことを妄想した(笑) 
以下、M54さんとのコメントやりとりの一部を再掲しながら、氏が提供してくれた写真も載せて、ベツレヘム盤『ミルト・ヒントン』の12インチ盤2種存在の謎に迫ってみたいと思う。

M54さん~
≪ミルト・ヒントンは持ってますので確認」してみました。ふ~む、面白いですね。 僕のはbcp10 ですが、表の右上の表示はシルバーのシール貼りです。 bassさんの記事から想像するにこの下にはbcp1020が隠れているのではないかと! 裏面ですが、これも左右の上部角のレコードnoはBCP-10ですがこの10の後に黒く塗りつぶしてあるのです。 この塗りつぶしの下は20が隠れていると思います≫
Dscn0848 Dscn0846

≪上記写真2点はM54さん提供。まさに「シール貼り」と「マジック消し」だ。ジャケット裏のミュージシャンのパーソネルの箇所:clarinetのA.J. SCIACCA なる人物にTONY SCOTTとメモ書きしてある。相当なジャズマニアの所有レコードだったのだろう(笑)≫

bassclef~
≪う~ん・・・そうですよ、M54さん、その推測で、まず間違いない、と思いますよ。つまり・・・ベツレヘム社は、10インチ盤1020番と(たぶん)同じジャケットをそのまま使って、まずは、12インチ盤を造った。当然「そのまま」だから、この12インチ盤は表ジャケ・裏ジャケ ~とも1020番が表記されていた~(これが単純ミスなのか、確信犯なのかは判らないけど:笑)後からシールでも貼っておけばいいだろう~てなことで「BCP 10」のシールを表ジャケ右上のbcp1020の上に貼った! そして、裏ジャケットはシール代が嵩(かさ)むので(笑)黒マジックで、「BCP-1020」の1020という数字4ケタの下2ケタの20を消した! 54さん・・・そういうことでしょうね。シールの下には間違いなく「bcp1020」という番号が表記されていることでしょう。そのシールを剥がしてみて~とは言いませんから(笑)
12インチ盤が出来上がってから・・・「あ、10インチ番(1020)と同じ番号じゃ、まずいね」ってことで修正を図ったんでしょうね。それにしても「シール貼り」はともかく、黒マジックで消す~というのはなかなか大胆な作戦ですね(笑)

M54さん~
≪ジャケ裏の住所表示ですが、センターのみで Bethlehem Records,1650 Broadway, New York 19, N. Y. です。盤はフラットです。bassさんのもフラットではないですか?≫

bassclef~
≪はい、住所表記もまったく同じです。盤もフラットです。ということは・・・(便宜上、こう呼ぶが)僕のbcp1020番も、M54さんのBCP-10番も、おそらく、全く同一の(製作段階でも)ものでしょうね。ジャケットも中身の盤もまったく同じ12インチ盤~ミルトヒントン」ということになります。僕の手持ちは「シールなし」「マジック消してない」状態ですが、シールは剥がれ落ちたものかもしれません(笑) まあごく常識的に考えれば、ベツレヘムさん~1020番が10インチと12インチと同じだあ!というミスに気付くまで・・・ある程度、出荷してしまって、その後、「シール&マジック」で修正したものを出荷した~ということになるのかな≫
004

~というような事情です。
つまり・・・ここに実例として挙げた12インチ盤『Milt Hinton』は、異なる2種ではなく、製作段階では「まったく同じもの」だったと考えて間違いないと思います。その同じものを、比較的短い期間の内に、「シール貼り・黒マジック消し」で、「違う番号のもの」に見せかけただけであって、「もの」としてはまったく同一な商品であろうかというのが僕の結論です。
そして、この12インチ盤・・・実はもう1種、別のエディション(版)が存在しているかもしれません。これは以前にネットで見かけた記憶の話しなので確証はありません。それは・・・表ジャケットの色合いもセピア調とは違う感じだし(モノクロのように見えた)、何よりも表ジャケットの右上に「長方形ロゴ」が見えたのだ(そう記憶している) そしてその「長方形ロゴ」にはBCP-10と印刷されているように見えた。現物で確認できてないので、断定はできませんが、おそらく・・・「シール貼り」処理したbcp 1020ジャケットの在庫がなくなったので、新しく「長方形ロゴ&BCP-10」ジャケットを製作したのではないかなと推測できます。
*『ミルト・ヒントン』の「長方形ロゴ・BCP 10」をお持ちの方、ぜひコメント情報をお寄せください。

Bethlehem盤 『Milt Hinton』なるレコードの内容についても、少々、触れておきたい。
この初リーダー作はカルテット~ピアノにディック・カッツ、ドラムにオシー・ジョンソン、そしてクラリネットには、A.J.Sciacca なる聞き慣れない名前だが、このSciacca(ショッカと読むらしい)なる人・・・どうやらトニー・スコットの本名らしい。
ベース弾きのリーダー作ということで、ミルト・ヒントンは over the rainbow と these foolish things で、お得意の「ヒントン節」を披露しながら、全編、ベースでメロディを弾いている。トニー・スコットが抑えた感じでヒントンのベースに絡む these foolish things はなかなか聴き応えがある。

Photo_2 ああ・・・そういえば僕がミルト・ヒントンという人をいいなあ・・・と最初に感じたのは、あれは、ハル・マクージックのcoral盤『Jazz at the Academy』というレコードからであった。そのレコードでも、やはり over the rainbow を、ヒントンがベースでメロディを弾いているのだ。ギターのバリー・ガルブレイスとドラムのオシー・ジョンソンがごく控えめに伴奏している。これがとってもいいのだ! ヒントンという人が自分の好きな曲を、そのメロディを奏でるのが嬉しくて仕方ない・・・という感じがあって、サビ辺りからテンポがどんどん速くなったりする(笑) それでもその生き生きしたヒントンの「唄い」が本当に素晴らしい! 聴衆も固唾(かたず)を飲んで、このベース弾きの唄を聴き入っている様子なのだ。サビで盛り上がってきた辺りで誰かが「ぅおお~」と短い歓声を上げる・・・おおっ、この演奏、ライブ録音だったのか!そうしてメロディを唄い終えると・・・聴衆は一気に拍手・・・という over the rainbow なのである。
ちなみに、このcoral盤は、アルトのハル・マクージックの音色も素晴らしくて、もちろん、僕のマクージック愛聴盤である。ちなみに、at the Academy というタイトルではあるが、どうも拍手や歓声の入り方がワザとらしいトラックが多くて、どうやら全編がリアルなライブ録音ではないようだ。しかし・・・ヒントンが弾くover the rainbow だけは、何度聴いても、そこにリアルなライブ空気感が感じられるので、僕としては、これこそ、「ミルト・ヒントンの畢生(ひっせい)の傑作ライブ演奏」として記憶していたい(笑)

ミルト・ヒントンは2000年に亡くなっているが、1989年(ブランフォード・マルサリスのTrio Jeepy(2枚組)でも、生き生きしたビート感で、まったく衰えていないベース音を聴かせてくれる。この時、ミルト・ヒントンは79歳のはずで ある・・・まったく凄いベーシストがいたものだ。
ジャズは・・・ますます止められない(笑)

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コメント

せんりくん、「ミルト・ヒントン」記事に、再びのコメント~ありがとうです!
『コネクション』・・・そうでした、これ、レコードのリーダーはハワード・マギー名義になってました(笑)そして、composed by Freddie Redd と書かれてますね。残念ながら、僕の手持ちはノーマ復刻盤です。Felstedオリジナル・・・実に欲しいところです(笑)
フレディ・レッドという人の造る曲には、なにか独特の哀愁があって、そのメロディがなんとなく心に残ってしまう・・・という感じですかね。ちなみに僕が一番、ビビッと来た曲は、time to smile という曲です。
マクリーン名義のthe music from the Connection にも、ピアノのフレディ・レッドは参加しているのですが、こちらもマクリーンのアルトがいい味、出してます。ちなみに、今、両者のジャケット裏を見比べたら、全7曲の曲順までピタリと同じですね(4曲目に配置された time to smile が、A面4曲目(Felsted)とB面1曲目(blue note)の違いはあるが)
ということは・・・やはり、作曲者のフレディ・レッドがこれら自分の楽曲に、曲調から考えた順番にまで、相当な拘りを持っていた~ことは間違いないでしょう。そして、その「拘り」において、おそらくFelsted盤では、フレディ自身が、ティナ・ブルックス、ハワード・マギーという「くすんだような音色」の持ち主~自分の楽曲に、より合いそうな(blue note録音よりも)メンバーを選んだ・・・のではないでしょうか。
そうして~
≪フレディ・レッドが、ミルト・ヒントンのやけにぶっといベースがほしかったんだ≫
~僕もせんりくんのこの妄想を支持します(笑)

ミルト・ヒントン気になる症候群~実はこちらも慢性になりつつあるようでして、昨日、ベツレヘム資料など探りながら、最近、入手した何枚かのレコード~非常に安いもの(笑)~を無意識に選んで聴いたんです。
1枚は、ピアノのルー・スタインという人のLou Stein & Friends(world jazz)~これは僕が普段、あまり聴かない、比較的新しい録音(1980年?)で、ルー・スタインの古いレコードをいくつか持っていたので入手したわけですが・・・これ、ピアノだけ聴いていたつもりが、だんだんベースの音が気になってきまして、ジャケットよく見たら・・・ミルト・ヒントンでした!ドラムは、そう話しはうまくいかずに・・・コニー・ケイ(笑) 
そして、もう1枚~『テディ・ウイルソン、ジェリー・マリガン&ビル・エヴァンス アット・ニューポート'57』と題されたレコード。これ、B面4~6曲目に詰め込んだ、ドン・エリオットがリーダーの3曲に、ビル・エヴァンスが入ってる~ということで、当時ちょいと話題になったポリドール国内盤です。なのでほとんどB面しか聴いたことがなかった(笑)それで昨日は、たまには・・・ってんでA面を何気に掛けたら・・・そのテディ・ウイルソンのピアノトリオから、ぶっといベース音が! あ、ミルト・ヒントンだあ・・・というウソのようなホントの話しです(笑)まあこれも単なる偶然なんでしょうが・・・要は、ミルト・ヒントンというベース弾きは、本当に多くのレコーディング、ライブの仕事に、本当に重用されていたんでしょうね。だから・・・ほい、と選ぶレコードに、何気に現われる(笑)素晴らしいですね!
せんりくんのコメントから、ミルト・ヒントンのことで凄くインスパイアされましたので、俳句と短歌の区別もつかない僕ですが、一句、ひねりました(笑)

なにげなく
掛けたレコオド
低き音(ね)に
溢るる力
見ると、ヒントン


投稿: bassclef | 2014年2月 2日 (日) 23:24

こんばんは。bassclefさんもハワード・マギーの「コネクション」お好きでしたか。
ぼくも好きで英盤でもっております。bassclefさんのはあのfelstedのオリジナルですか?
ベッレヘム研究の一息としてこのような黒い盤に何気なく手が伸びてしまう気持ち大変よく分かります。
確かにミルト・ヒントンのベースは大きく存在感タップリです。
この盤、blue noteのジャッキー・マクリーンが入った盤の2枚ありますよね。曲目も同じでと。ほとんど録り直しに近いような状態で。なんでかなと思ってましたが?
それで今回ぼく自身、コンポーザー的役割を占めていたフレディ・レッドが、ミルト・ヒントンのやけにぶっといベースがほしかったんだという結論に至り納得しました。(笑)

そして、ぼくの方も今週あまり考えずに手をのばしたアルバムがimpulseのlionel hampton you better know it!!!で、ベースはミルト・ヒントン。そしてドラムはオシー・ジョンソン(笑)

投稿: せんりくん | 2014年2月 2日 (日) 20:43

せんりくん、「シール貼り」絡みのコメント、ありがごうございます!
いやあ・・・ホント、こういう妄想は楽しいですね(笑)まあ実際はともかく・・・「シール貼り」&「マジック消し」の修正作業が行われたのは間違いないわけで、その場合・・・「シール貼り」はともかく、キレイに出来上がっている裏ジャケットの番号ではあっても、その上からマジックで「塗りたくる」という作業には抵抗を感じて・・・それで、つい「シール」だけにしてしまった~というシチュエイションも、充分に想像できますよね。
ミルト・ヒントンのRCA盤~あれですね、『21世紀の~』という邦題のやつ。国内盤で持ってました。ハル・マクージックのアルト音色は・・・なんというか、まったく独特な肌合いで・・・僕など、かなり、好きですね(笑)
≪底で支えているのがミルト・ヒントンとオーシー・ジョンソン≫
~うん、まったくそのとおりです! もしこの2人が組んだレコーディングの件数を数えたら・・・それこそ100や200じゃ、利かないでしょうね。そして、せんりくんが書いてくれた
≪クール派に通じるものありながら、(それ)とは異なる人恋しいウォームな感触を持ちそれでいて媚びる感じはまったくないという音世界≫は、わりと静的で知的な白人の管フロントに、このリズム隊2人のちょっと「濃い目」のサウンドが加わることで・・・独特な「サウンド」が生まれたのでは・・・という気がしてます。そして、その「感じ」こそが、ベツレヘムが≪east coast jazz≫と名づけてシリーズ化までしようとした『東海岸の白人ジャズ』のサウンドのイメージだったような気がします。

余談ですが、僕の方も昨日、たまたま聴いてみたレコードに、フレディ・レッド(p)、ティナ・ブルックス(ts)、ハワード・マギー(tp)らの参加した「コネクション」というのがあるんですが、これが実にいい!
レッドの、ほの暗い曲調のメロディに、ブルックスのくすんだようなテナーが合う。そしてタッチの重い、フレディ・レッドのピアノ・・・実に「濃い」ジャズです。
それでなんだかやけにぶっといベースだなあ、と思ったら・・・これがミルト・ヒントンでした。そしてドラムはオシー・ジョンソン(笑)
彼らは一連の『東海岸の白人ジャズ』に付き合い、そこに味わい深いテイストを付け加えた。そしてもちろん、黒人ハードバップの本線のセッションでも、パワー爆発の本来の持ち味をフルに発揮していた~そんな大活躍の名リズムセクションだったんですね。

投稿: bassclef | 2014年1月26日 (日) 10:31

(この「せんりくん」からの1/26付けコメント~ミルト・ヒントン話題でしたので、こちらにも転載させてもらいました)
--------
bassclefさん前回私の妄想にお付き合い下さりありがとうございました。
はい、あのトムダウド氏も深夜のシール貼り参加されたことでしょう。そして、ゴールドブラッド氏も刷り上がったばかりのわが子のような作品にみずからシール貼らなければならない状況のなかで、その憮然とした表情を思い浮かべると何とも言えず・・・。(笑)

ミルト・ヒントン私の手持ち盤をチェックしてみたところ、ハル・マキュージックがらみでありました。
RCA盤 hal makusick octetです。執事たる四重奏をバックに床に座ってアルトを吹くマキュージック、傍らにシャンパングラスというお洒落の域を極めたようなジャケットのあれです。
ここでも、優雅でメランコリックどこか貴族趣味的なサウンドを底で支えているのがミルト・ヒントンとオーシー・ジョンソンなんですね。また、ここにもバリー・ガルブレイス、不動ですね。
この時期、レーベルはいくつかに異なるが彼らつるんでいた。(笑)クール派に通じるものありながら(それ)とは異なる人恋しいウォームな感触を持ちそれでいて媚びる感じはまったくないという音世界のもとに。
そう思って聴くとヒントンのベースが格調高く重厚に感じました。(笑)

投稿: (せんりくん) | 2014年1月26日 (日) 09:57

CLASHさん、コメント、どうもです。クリスチャン・マクブライド以降の新しいベーシストをあまり知らなくて、このアヴィシャイ・コーエン・・・検索したら、東京~コットンクラブとブルーノートで、この火曜~金曜辺りでライブを終えたばかりなんですね。最新のライブ見て聴いた情報をありがとうございます。検索したらいくつか演奏動画が見つかりましたので、それらをみてみました。

うん、むちゃくちゃ巧いですね!音程もいいし、そして右手の弾き方がしっかり弾いているので(弦に対して斜めに指を掛けて弾いている)ベースの音が、強くて切れのいいしっかりした音が出てるように思います。いいでね。イスラエル出身ということで、曲調がアラブ風というか独特のマイナー感があって、見たのは、テンポの速いサンバ風の乗りの曲でしたが、そのリズムが普通の乗りではない(2・4拍で取るのではなくて・・・5とか7とかの感じかな?)変拍子で不思議な曲でした(笑) 高校生くんみたいに見える若いドラムのソロも素晴らしい!
アヴィシャイ・コーエンさん~CLASHさん、仰るように確かに「自分のスタイル」が確立されていて、そうですね・・・「巧いだけ」の人ではないようですね。

僕としては~どうしても、バップ、ハードバップが好きなので(笑)・・・この人が演奏する、オーソドックスなバップスタイルの4ビートやスローバラードも、聴いてみたいですね。

投稿: bassclef | 2014年1月25日 (土) 18:23

こんにちはベース談話で盛り上がっていますねヒントンとは流れが違てしまいますが
アヴィシャイ・コーエンを見てきました。
テクニック凄かったです歌心有りーので、テクニックだけだとつまらない(どんな楽器でも)
この世代の人たちはジャコパス、ペデルセンからの影響が強いと思いますが
単なるその配下だけでは無くアヴィシャイと言ベース(中近東旋律含め)が確立されていて見応え充分でした。
そして演奏スタイルがカッコイイ!女性から見たらSEXYであろうたぶん...
ステージに向かて左斜めに陣取りましたので全てが見えました。
聴く者を楽しませるライブパフォーマンスでした。
編成b、p、dsで私が見たセットではエレベ1曲のみVo無し(Voパフォーマンスも見たかった)
私は学は解らないので楽で行きます(笑)。

投稿: CLASH | 2014年1月25日 (土) 16:46

67camperさん、コメントありがとうです。camperさんの<67camper's Blog>にてジャズレコードの渋いところを変らず紹介し続けておられる・・・本当に凄いことです。そちらにもまたコメントしますね。

≪ジャケットのmono/stereo流用≫~そうですね、これはホントに多いパターンですね。例えば、impulseだと、モノラルのA-10 と ステレオのAS-10 を「シール」で修正したり・・・とか。それでもジャケットと中身が、ずれてることもショッチュウあるし(笑)
アメリカンというのは、大まかというか大らかというか(笑)

弦高(ゲンコウ)・・・ギターを弾かれるcamperさんには、なじみのある楽器関わりの話しでしたね。
≪弦高は気になる話です~低ければ早いパッセージが弾きやすくなりますが迫力は途端におちます≫
~そうなんですよね、ギターもウッドベースも同じ感じで、弦高を低めにした方が、一般的には「弾きやすい」んですね。でも・・・迫力というか音圧というか強さが無くなる・・・感じですかね。もちろん「弦高低め」のスムースさん、ソフトさを好む方もいますから、どちらがいい・悪い・・・ということではないんですが。
ジャズの場合だと~ウッドベースは(たぶん1968年くらいまでは、ずう~っと「生」(その「生」に普通のマイクを近づけてPAに流すやり方はあった)だったはずで、だからこそ、どのベース弾きも「大きな音」を要求され、それが出せるように努力した・・・ということだと思います。
サム・ジョーンズも1960年~1965年くらいは、やっぱり「大きな音」だったと思いますよ。ピックアップマイク&アンプに頼るようになってからは、ほとんどのベーシストが、基本的に「それまでより小さめの生音」になったであろう・・・と推測してます。
僕も1980年頃だったか、新宿ピットインで、リチャード・デイビスのリハーサルを見ましたが、(アンプの音量とかは下げ気味だったこともあったでしょうが)そのウッドベースの鳴りは、けっこう「あれれ?」というほど小さい感じでした。もっともそのリハでも、20分ほど弾いていたら・・・グングンと「黒い感じ」でグルーヴしてきましたが(笑)それでもタイプとしては、サム・ジョーンズもリチャード・デイビスも、たぶん、「スチール弦」を鋭く、切れ味で鳴らすタイプなので、本記事で挙げたミルト・ヒントンのような「ブオオ~ン」と大きく鳴らすタイプとは、また微妙に違うようではあります。
僕の場合~バッキングで4ビートを(ウオーキング)どっしりと豪快に鳴らしてバンドを支えるタイプも大好きですが・・・同時にまた、スコット・ラファロ、ゲイリー・ピーコックなど、ソロで縦横無尽に弾きまくるタイプも・・・好きなんです。その際、やはり、音色にはある程度の重さ・強さ・粘りが、あった方がより好みですね。

投稿: bassclef | 2014年1月20日 (月) 23:04

せんりくん、さすがの妄想コメント、ありがとうございます!
いや、でも僕の方も大体、同じようなことをイメージしてましたから、実はほとんどこれが真実だったのでは・・・くらい思ってますよ。ホントに(笑)
せんりくんのストーリー・・・「発売前夜の納入」から「シール貼り」という緊急必要作業に、プロデューサーのクリード・テイラーまで借り出されて・・・という辺りが泣かせますね(笑)いや、ひょっとして、録音エンジニアのトム・ダウドTom Dowd、デザイナーのバート・ゴールドブラットまで手伝ってたりして(笑)

「シールが剥がれたかも?」・・・これは本記事でも、ちょいと触れましたが、実際、その可能性はかなりありそうです。「シール貼り」ジャケットの現物を見てないので実際はどうか判りませんけど、M54さんの写真を見ると・・・ちょい剥がれかかっているようですし、実はその後、ネットで同じように剥がれかけている写真を見かけました。あのシールは・・・どうやらわりと簡単に「剥がれやすい」ものだった可能性が高いです。
裏ジャケットの1020番の右2ケタの「マジック消し」~これは、消してないジャケットが存在しているので、その点は・・・う~ん(笑) こういうのはどうでしょう?
<徹夜のシール貼り作業は黙々と続いている・・・しかし少ない人数での作業は遅々として進まない・・・夜明け頃、やる気のないクリード・テイラー辺りが、「ええい、表ジャケットのシールだけ貼っておけば、裏は、まあいいだろう」てなもんで、裏ジャケットの「マジック消し」作業を省いてしまった。他にも何人かがそれに倣(なら)った・・・こうして、『表ジャケットにはシール貼って10番~裏ジャケットはそのまま1020番』という個体がいくつか存在するに至った・・・。だめかな(笑)

せんりくん、またいつでもコメントをどうぞ~!

投稿: bassclef | 2014年1月20日 (月) 21:34

bassclefさん、拙ブログへのコメントありがとうございました。さすがに1年あたためた内容の濃さ、集うコメンテーターの見識の高さはすばらしいですね。ヒントンの大きな音、自分も大好きです。残念ながらベツレヘムのこの盤は国内再発盤しか所有しておらず、この辺の細かな事情は全く知りませんでした。ジャケットのmono/stereo流用はよくみられますが、マイナーレーベルらしい大胆なマジック、ステッカー使用はアメリカらしくて微笑ましいですね。
自分もアコギを少しやるので、弦高は気になる話です。低ければ早いパッセージが弾きやすくなりますが迫力は途端におちます。ピックアップで拾った音はやはりあまり好きではありません。生音にはどうやっても太刀打ちできないですよね。ウォーキングベースが主体のこの時代のベースの録音は本当に太くて気持ちがいいですよね。自分はサム・ジョーンズがかなりのビッグトーンだと思っていましたが、ライブで聴くと決して太くなくてがっかりした記憶があります。やっぱり録音のトレンドがその時代で違ってるし、新しくなるとベース奏者がしゃしゃり出る機会も増えたのでしょうね。
また、面白いお話期待しております。

投稿: 67camper | 2014年1月20日 (月) 07:52

D35さん、さっそくのコメント、ありがとうございます! ウッドベースのアタッチメント・マイク~なぜ僕がわりと拘るか・・・というと、自分がウッドベースを触りだした1975年から、ちょうどその種のマイクがアマチュアにも普及し始めて・・・それで僕も、最初に~
「バーカス・ベリー」・・・これは小さくてひらべったい(厚さ3mmくらい)「T字型のワッペン」みたいなものがマイク部分でして、そのT字ワッペンを、接着剤でウッドベースの駒(ブリッジ)や胴体に貼り付けるやつでした。T字とコードの接続部分がヤワで3~4年で壊れました。音は・・・今、思うと、もうグワングワンで繊細さのカケラもない音でした(笑)
次に使ったのが「ポリトーン」(アンプの会社の製品)で、オール金属製。ウッドべースの駒の両足の間の10cmくらいの空間に「つっぱり棒」式に踏ん張って、その真ん中に直径1cm、長さ2cmくらいの円筒形の部分がマイク。これはちょっと篭(こも)り気味の音だったけど、太い重い音がして、わりと気に入ってました。しかしこれもその円筒形マイク部分からコードに接続している部分がぐらぐらしたりして、やはり2~3年で壊れました。
(この頃、どんどん新製品が発売されていたようで、なにかのライブでプロ奏者が使っているのを見て(「聴いて」ではない:笑)すぐにアマチュアにも拡がっていく~という構図だったと思う)
その次ぎに「ウッディ」と呼ばれるアタッチメントマイク。これは・・・たぶん今でも最も普及している型で、駒(ブリッジ)の足の高い位置あたりにデザイン上か何かで「切れ込み」が左右2箇所あるので、その「切れ込み」2箇所のスキマ2~3mmにタテヨコ1cm、2cmくらいの薄い金属片を「挟み込む」タイプのマイクでした。これは過去のものより、感度がいいというか、とにかく音をよくクリアに拾う。音が気持ちよく伸びる(笑)だがしかし・・・ポリトーンと比べると、とにかく「音が軽い」(これはもちろん各人の好みだが)軽くてペンペンした感じに聴こえました。このマイクは1年も使わないうちに、なぜか紛失しました(笑)
そんなこんなで・・・どうやら僕は「アタッチメントマイク」とは縁がなかったのだな・・・と自覚してます(笑)
僕の場合は、その後、1990年くらいからは、アタッチメント型は一切、使わずに、普通のダイナミック・マイク(ソニー、今は、shureの低音用マイク)を弦止めの箇所にセッティングして使ってます。これも「好み」があって、僕の場合は、コンデンサー型よりもダイナミック型の方が、なんだか好きなんです(笑)

なんだか余分な話しになってしまいました(笑)結局、何が言いたいのかというと・・・オーディオでも、楽器でも、音楽の好みでも、もう全てはその人それぞれの「好み」なんだなあ・・・ということです。
僕が皮肉っぽく書いた「ベース音がフニャフニャ」にしても・・・ロックやフュージョンとかのエレベの音楽しか聴かない方にとっては、特に違和感を覚えないでしょうし、あの、イヤミとしか言いようがない(笑)(ある時期だけだったけど)ロン・カーターの「ブイ~ン、ブイ~ン」というベース音にしても、D35さんが言うように『本人が気に入って』演っていたわけですから、考えてみれば我々、第三者があれやこれや言っても仕方ないことなんですけどね(笑)(これはもちろん自分も含めて)でも・・・「レコード音楽」を愛好する諸氏にとっては、その音楽を選んで聴きたいわけで・・・そうした時に、どうしても「好きになれない」ウッドベースの音色があったって・・・それもまた仕方ないですよね(笑)大事なのは、それぞれの方がそれぞれの「好み」に自覚的・意識的であるかどうか・・・でしょう。
*ちなみに補足的に言うと・・・現在ではあのような「ウッドベース:フニャフニャ音」は、それほど聴かれなくなってると思います。日本のプロ奏者でも、貼り付ける型(アタッチメント)ではなくて、「小さいマイク」を使う方が増えているようです。これは~グースネックと呼ばれる長い曲げ方自在の金属棒を弦止め部分などにクリップ止めして、その棒の先に付いている「小さいマイクをウッドベースの「f 穴」上の中空にセッティングするやり方のマイクですが、やっぱり「空気の振動」を通した音なので、とても自然な音色でしたね(中村健吾氏)
狭いスペースであれば、マイク類を一切、使わずに、完全な生音で弾く奏者もいるし(鈴木良雄氏)

投稿: bassclef | 2014年1月19日 (日) 20:59

bcp-10の新事実面白いですね。

事の成り行きとしてはこんなところでしょうか。
当時、ベツレヘムのオフィスに刷り上がったばかりのこの12インチジャケットが届けられて、
社長さんあたりが、
いや~さすがgoldblatt今回もカッコいいね。
まさにうちのeast cost jazz seriesの雰囲気ピッタリじゃないかなどどご満悦のところに。誰かが気づいたんでしょうね。
あ、これ10インチつづき番号になってる!。
で、発売日は? 明日です! どうしょう・・・?
ということで、番号のうえに訂正シールを貼ることとなったと。
で、ふたたび社長さんが、よしみんな今晩は全員夜なべでシール貼るぞの一声に、
ライナー書いているクインさんや若きプロデューサーだったクリード・ティラーさんも手伝わされ・・・。

結局、後世このbcp-10ふたつの品番が存在することに。
シールが貼ったままのbcp-10と剥がれたbcp-1020に。

すいません妄想ふくらませすぎました。

投稿: せんりくん | 2014年1月19日 (日) 20:00

denpouさん、こちらの<ミルト・ヒントン>記事にも、さっそくのコメントをありがとうございます。
≪Bethlehem bcp 1020は bassclefさんのものと全く同じものでした≫~そうでしたか。「どなたかがお持ちの現物にて、別ヴァージョンの存在を確認したい」という僕の構想からいくと(笑)・・・『ミルト・ヒントン』については、M54さんの手持ちが「シール貼り&黒マジック消し」でしたので、もしも、denpouさんの手持ちが、ひょっとして・・・ジャケット右上~『印刷の長方形ロゴのBCP-10』であれば・・・話しがうまくいくところだったんですが(笑)
ぼんやりと僕の記憶に在る、モノクロ写真の『印刷の長方形ロゴのBCP-10』は、実在してない・・・かもしれませんね。ネット等の写真だと、撮影時の光の具合とかで、「色合い」は相当に変って見える場合も多いですから。

<east coast jazz>シリーズ 1~9については、これもまだよく判りません。今のところ、ジャケットやディスコグラフィをチェックしてみて、<east coast jazz #>の表記のあるものを、そのシリーズだ・・・と認識するくらいしかできません(笑) それで見ると・・・番号付けは飛び飛び、しかも、1~9のタイトルが、10インチと12インチに跨(また)いでいる。
そんなことから、いまひとつ、「シリーズ」としての認識が、し辛い・・・感もありますね。

≪裏(広告) の記載 EASTCOASTJAZZ#1~3,#6~8,実際に発売されたものと#6~8が違っているようですね≫
~あ、ホントですね。
以下、発売(されたとされる)タイトルの番号からまとめたeast coast jazz の1~9です。
BCP 1009 Bobby Scott - East Coast Jazz/1
BCP 1010 Vinnie Burke - East Coast Jazz/2
BCP 1012 Joe Puma - East Coast Jazz/3
BCP 1018 Herbie Mann - East Coast Jazz/4
BCP 1020 Milt Hinton - East Coast Jazz/5
BCP 10 Milt Hinton - East Coast Jazz/5
BCP 14 Urbie Green - East Coast Jazz/6
BCP 16 Hal McKusick - East Coast Jazz/8
BCP 18 Sam Most - East Coast Jazz/9
BCP 6001 K&J- K + J.J. East Coast Jazz/7
(最初はBCP13番として発売されたが、短期間の内に BCP6001番に移行されたらしい)

そして、denpouさんご指摘の『ミルト・ヒントン』の裏ジャケットのレコード宣伝(おそらく発売前の段階)を、今、僕の手持ち盤で確認してみたら~(本記事の『ミルト・ヒントン』裏ジャケットの写真をご参照ください)

Urbie Green - East Coast Jazz/6 が BCP13
(宣伝は13番だが、実際の発売は14番)
K&J- K + J.J. が BCP14
(宣伝は14番だが、実際の発売は13番⇒6001番)
Hal McKusick - East Coast Jazz/8 が BCP16
(宣伝も実際の発売も16番)

という番号付けで宣伝表記されてます。マクージックは一致してますが、アービー・グリーンとK&J がズレてますね。
そして・・・BCP13という番号は「スタン・リーヴィー」記事に記した<まず、K+Jが13番として発売されたが、すぐに6001番に移行してしまったので、「空き」となって『Mrs&Mr Jazz』が宛がわれたのかも?・・・という、あのBCP-13番ですね。やはり・・・このeast coast jazz とネイミングされた(される)いくつかのタイトルを、どう発売していこうか・・・という点で、ベツレヘム社にも、いろいろ迷いがあったのかなあ?という、またまた妄想が湧いてきてます(笑)

投稿: bassclef | 2014年1月19日 (日) 15:23

おお、M54さん、さっそくのコメントをどうもです!
この『ミルト・ヒントン』~まずはこのジャケットですね(笑)レコーディングを終えて、その演奏がプレイバックされている・・ヒントンは左肘(ひじ)を、立てたままのベースの肩口辺りに乗せて、しばしその音に聴き入っている・・・そんなひとコマでしょうか。
このジャケット写真と構図、文字の配置の仕方・・・全てがピタッと決まっている。milt と hinton の文字がべースのネックの天辺(てっぺん)のところで分かれている~この辺が特に好きです。そしてセピア単色の色づけも適度な柔らかさを醸し出していて実にいい雰囲気です。こういう本物のミュージシャンが何気なく取る「仕草」というか・・・それは決して演出ではないのに・・・実に「絵」になりますね。
M54さんがこの『ミルト・ヒントン』のBCP10を持っておられて、速攻でその写真を送ってくれたので、≪1020番が如何にして 10番に変化したのか≫・・・が、よく判りました(笑) 
1020番という番号は、10インチ盤と同じ番号になってしまったのは・・・表ジャケット裏ジャケットも、10インチ番のデザインをそっくりそのまま使った・・・からでしょうね(笑)
実はちょっと前まで僕は、10インチ盤の様子として~同じ写真だけど、ひょっとしたら色だけはセピア単色ではなく、モノクロだったのでは? と考えていました。ところがいろいろ調べても、「10インチ盤:1020番のミルトヒントン」が、出てこないのです。例えば、オークションなどで、比較的、高額で落札されたレコードのデータ・写真などが見られるHPがあるのですが、『ミルト・ヒントン』で出てくるのは、12インチ盤ばかり・・・なので、今のところ、私的には10インチ盤は、いまだ発見されてないのです(笑) そして、まだ「長方形ロゴ」の12インチ盤も未確認です。
う~ん・・・まだまだ謎がいっぱいだあ!(笑)

投稿: bassclef | 2014年1月19日 (日) 11:34

ベースの音の取り方、私もかねがね気になってました。
basscleffさんの言うとおり、ある時期やたらとねばっこいエレベと変わらないベースを聴く度に「もうちょっとちゃんと録ってくれよ」と思いながら聴いてました。
けれど本人(もしくはエンジニア、プロヂューサー)達があの音で音楽としてまとめているのだから他の音ではだめなんでしょうね(笑)。
それでも気になってしまう(笑)しかたないですね。
残念ながらミルトヒントンのリーダー作は持っていませんが、参加しているレコードを探して聴いてみます。

投稿: D35 | 2014年1月19日 (日) 09:30

bassclefさん
Bethlehem の続きですね、残念ながら私の持っているBethlehem bcp 1020は bassclefさんのものと全く同じものでした、裏 の記載 EASTCOASTJAZZ#1~3,#6~8,実際発売されたものと#6~8が違っているようですね、それから此のハル・マクージックのcoral盤『Jazz at the Academy』持ってませんので 欲しくなりましたよ、罪ですね!!!!!

投稿: denpou | 2014年1月18日 (土) 19:48

bassclefさん、こんばんは。 今回は速攻の更新で、びっくりしました(笑)
ジャズブログとは”こうあるべきだ!”と言う内容ですねー素晴らしい。 ミルト・ヒントン、好きです。 bassさんが挙げるベースマンを僕も好きなので、なんだか嬉しいですなー! 変人グライムスやサム・ジョーンズや・・言い出したら限がないですね(笑) 

投稿: M54 | 2014年1月18日 (土) 19:34

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