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2011年12月31日 (土)

<ジャズ回想 第25回>ベン・ウエブスターの絶妙ライブ盤

  ヴィンテージではないけどオリジナル盤とも言えるじゃないか(笑)

この<夢見るレコード>・・・このところちっとも夢を見てない(笑) もちろんジャズへの愛着が薄れたわけでもなく、相も変らずレコードを買い、レコードを聴いている。休みの午前中はそのレコード音楽に浸れる貴重な時間で、たいていは入手仕立てのものから聴き始め、その内容が「ワオ~ッ」だと両面を聴き、また「がっくり」の時は片面だけにして、今度は愛着盤に手を延ばしたり・・・そんな風に次に何を聴こうかと考えたりするのもなかなか楽しい。そうこうしてると・・・もう昼だ。
お昼を食べてからも2~3枚は聴く。だけどお昼過ぎのこの時間は・・・眠くなるのである(笑)これがもう実に眠い。3枚目を聴く辺りになると、もう充分に眠気を意識している。だからこれは寝てしまうな・・・と自覚すると、タイマーを20分後くらいにセットして、例えばジョージ・シアリングを掛ける。そうして、目論見どおりに僕は眠ってしまう(笑)
休みの日に好きなレコードを聴いてのんびりと眠りに落ちる・・・これもなかなか幸せなことじゃないか。そうして目が覚めるともう夕方だ。それでも晩飯までには充分な時間がある。そこで、またレコード聴きである。僕の場合はこの時間帯・・・けっこう乗る。眠気の増したお昼過ぎのあの気だるい感じがさっぱりと抜けて「さあ、また聴くぞ」という気分になるのだ。そこで、大編成のものをわりと大きめな音量で聴いたりする。そうだな・・・マリガンのconcert jazz band(Verve)なんかは実にいい。
そんな具合に、僕はとにかくレコードを聴きたい。だから・・・なかなかブログにまで手が廻らないのだ(笑)
しかしながら、2011年もあっという間に終わろうとしているこの大晦日。毎年、大晦日にはrecooyajiさんとレコード聴きをしてきたのだが、今年は昨日・今日とは朝からレコード棚の再編成をしていてこれは予想どおり難航した(笑)苦闘の末、床置きになっていたレコード達をある程度までは収めるところまではメドがついたので、recooyajiさんとの例会ができなかった代わりに、久々にこの<夢レコ>をアップしようと思い立った。ちゃんとした構想もないので、短めのものになりそうです。

さて・・・僕はもちろん古いオリジナル盤が好きなわけだが、その一方で「オリジナル盤、何するものぞ」という反発気分も無いわけではない(笑) それはつまり・・・録音時にリアルタイムでは発売されなくて、しかし後年に発見・発掘されて発売された音源(別セッション・別テイクなど)というものがあり、それらについては、いわゆる「当時のオリジナル盤」は存在しないわけで、強いて言えば後年になって発売された初出自のものを「新発見オリジナル」とでも呼ぶしかない。そしてそういう「新発見もの」にも、侮れないものがたくさんあるぞ、という気分なのである。

だいぶ前の拙ブログ(ワリー・ハイダー録音)で、ビル・エヴァンスのTime Remembered(milestone)を紹介したことがある。それは、エヴァンスのライブ盤~At Shellyman's の未発表音源の世界初発売というもので、僕としては、要はその「演奏はもちろん、録音の音質が素晴らしい」ということを言いたかったのだ。年季の入ったジャズ好きほど、別テイクや別セッションなど未発表音源というだけで、その価値を認めないという頑固さもあるかと思う。つまり発表しなかったのにはそれなりの理由があるだろうし 実際、同じ曲の別テイクをいくつも並べられても、よほどの興味ミュージシャンのものでない限り、それほど素晴らしいものとは言えないことも多いのだ。でもそんな頑固さのために、後年発売の未発表音源盤を聴き逃すようなことがあるとすれば・・・それは悲しいことだよ、とも思うようになってきたのだ。そうした例外的に素晴らしいと思えるレコードをちょっと紹介したい。

≪写真下~1989年発売のOJC盤:6曲収録)

Dscn2829_2 Ben Webster ~At The Renaissance(contemporary)というものだ。
11月の中旬頃だったか・・・久々に旧友のsige君、yosi君とレコード3人聴きの会をすることになった。
こういう集まりでは、わりと不思議な偶然・・・それも嬉しい偶然が起こったりするのだが、今回はちょいと驚いた。集まりの2~3日前になると、僕は幾つかのレコードを思い描いておくのだが、その中に古い盤ではなく、わりと近年発売(1989年)のベン・ウエブスターのレコードもあった。これは1960年のライブ録音音源だが当時に発売された形跡は無い。だからあまり紹介されたこともないし、いわゆる「定評のある名盤」とは違うまったく地味なレコードである。僕はこのレコードを1年ほど前だったか、うんと安価で入手したのだが、聴いてみてすぐ気に入ってしまったのだ。
さて、朝からの大雨の土曜日、3人が揃って・・・yosi君がバッグから5~6枚のレコードを取り出してみると・・・ちゃんとこのレコード~Ben Webster/At The Renaissance(contemporary) がそこにあるじゃないか!

「あれ、なんで?」とつぶやく僕。そこでこちらが用意していたその同じレコードを見せる・・・「おおっ」とyosi君が応える。
こんな地味盤が2枚、打ち揃って並ぶとは(笑) これは嬉しいじゃないか! yosi君はベースのレッド・ミッチェル目当てにこの盤が目に留まったとのことだが、この安っぽいカバーデザインに負けずに入手したことは素晴らしい選球眼だ。
≪写真下~1989年発売のフランス盤らしい。左下のロゴに注目≫

4benwebsterattherenaissanc404776このレコード・・・ジャケットが冴えない。これではベン・ウエブスターがまるでミイラ男じゃないか(笑)
しかし、演奏は味わいのあるもので、そして録音もいいのである。ライブ録音だが、各楽器の芯のある音色と響き具合が自然で、素晴らしい臨場感を味わえる録音なのである。録音エンジニアは、howard holzerなる人物。
一般的に言って「西海岸の録音はいい音」ということはあるかと思う。まあその「いい音」を言葉で定義はしづらいものだが、この場合の「いい音」は・・・私見では「すっきりした誇張の少ない自然な楽器の音色」という感じだと思っている。それは録音マイクの違いもあるような気がする。雰囲気としては、東海岸のダイナミックマイクと西海岸のコンデンサーマイクという違い方があるような気がする。

そして並んだこの2枚・・・contemporaryレーベルからの近年発売という点ではもちろん同じだったが、僕の手持ちは1989年発売のOJCステレオ盤(phil de lancieのリマスター)
yosi君のは19861985年モノラル盤だったのである(リマスターは別人=Gary Hobishなる人物と判明)
だから、このレコードの初回発売は19861985年モノラル盤ということになるわけだが、19861985年版のステレオ盤も存在するのだろうか?Dscn2832
実は、そんな違いも後から判ったことであって、最初、yosi君手持ちの盤を掛けた時・・・僕は「あれ?レッドミッチェルのベース音がいつもと違うぞ」という感じがして、それは、レッド・ミッチェルのベース音がやけに太く大きく聴こえたからである。「大きく~」というのは、このレコードを何度も聴いて僕が感じていたレッドミッチェルのベース音の鳴り方が他楽器とのバランスにおいて「いつもより大きく聴こえた」という意味である。
もちろんミッチェルはベースの真の名手で常にズズ~ンといい鳴りを出しているはずで、大きく太く鳴ることはいいことなのだが、僕はステレオ盤でのバランスに慣れてしまっていて、そこに若干の違和感を覚えた。ジミー・ロウルズのピアノ音色も、モノラル盤だと明らかに強め・厚めのタッチに聴こえて、それは何となく、僕が感じているジミー・ロウルズとは微妙に違うような感じを受けた。
その辺りで「あれ?これ、ステレオ盤じゃないね。僕のは確かステレオ盤だったと思うけど・・・」ということになり、お互いのジャケット裏を精査したところ、ようやくその違いに気づいた・・・というわけなのである。
まあこの辺のことは、いつも言うように「好みの問題」で、僕の場合、ステレオ録音の軽やかさを嫌いではないので、演奏の場でリアルなステレオ録音をされた音源であれば、なるべくステレオ盤で聴きたいと思うわけである。
そして、ベース音や各楽器の音をとにかく大きく太い音で聴きたいという方は、やはりモノラル盤を好むことになるのであろう。

ウエブスターはスローバラードが好きなようで、スローなテンポでいいメロディを実にゆったりと延ばしながらその音色に濃淡を付けていくような吹き方をする。基本的にはアルトのジョニーホッジスをそのままテナーに移したような感じなのだが、その「ねちっこさ」がこの1960年頃になると以前より薄めになってきたようで、そしてその辺りの「でもねちっこい感じ」が僕にはちょうどいい按配なのだ。
そのバラード~georgia on my mind と stardustが実にいい。ウエブスターの「ゆったり」に、バックの伴奏陣が適度に変化を付けて演奏全体がダレることなく進んでいく。ピアノのジミー・ロウルズ、ギターのジム・ホール、ドラムにフランク・バトラー、そしてベースにレッド・ミッチェル! 灰汁の強い個性派を主役に据え、真の名手たちで脇を固めたという感じで、ベースとドラムが造る流れの中でポツポツと入るロウルズのピアノも実に味わい深い。
そして、stardustでは、レッドミッチェルの「アルコ弾きソロ」をたっぷりと聴ける。ミッチェルはもちろんピチカット(指で弾く)も巧いが、アルコ(弓で弾く)もこんなに巧かったのか! 左手のガシッとした押さえが効いているから音程がぶれない。チェンバースのけっこう乱暴なアルコ奏法とは、だいぶ違うぞ(笑) そんな名手がアルコで弾く、弦と胴鳴りの気持ちいい音が素直な録音で捉えられており、何度聴いても飽きない。このstardustは、実に味わい深い演奏だと思う。

001_2そうだ・・・もうひとつ、印象深い stardust があったぞ。フランク・ロソリーノの Free for All(specialty)だ。 ロソリーノがトロンボーン一丁で小気味よく歌い上げる名演だ。そういえば・・・こちらも未発表音源の後年発売盤である(録音は1958年12月)
米specialtyが1986年に発売したモノラル盤裏解説にこうある(当時のプロデューサー:Dave Axelrod 談として)~
≪フランクと私は何週間も掛けてメンバーや曲目を考えて素晴らしい出来上がりになったのに、どういう訳だか発売されなかったので、2人とも、そりゃがっくりきたよ≫
そのメンバーは ロソリーノ(tb)、ハロルド・ランド(ts)、ヴィクター・フェルドマン(p)、リロイ・ヴィネガー(b)、スタン・レヴィ(ds)・・・これは本当にいい人選じゃないか。002
実はこのレコードは以前の<夢レコ:トロンボーンのいいバラード>で紹介したことがあるが、「後年発売の未発表音源盤」の逸品としても推薦したい。機会あればぜひ聴いてみてください。
ちなみにこのレコード~僕の手持ちでは、米specialtyがモノラル盤、日本センチュリーはなぜかステレオ盤(1991年発売)である。この日本盤は、自然に聴けるのでリアルなステレオ録音だと思う。コーティングされた日本盤ジャケットの出来映えはなかなか素晴らしいものだ。

侮れない内容の未発表盤・・・まだまだ見つかりそうな気配である。
ちなみに、Ben Webster/At The Renaissance(contemporary) のことについては、yosi君がこの3人聴き会の後、すぐにブログ記事にしてくれました。http://blogs.yahoo.co.jp/izumibun/35643651.html
そちらもぜひご覧下さい。

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コメント

北のdukeさん、コメントをありがとうございます。
拙ブログ~今回は「レコード聴きが忙しくて」などと、自分が横着なだけなのに、だらだらと変な言い訳をしてしましました(笑)なのに、暖かいフォローのコメント、感謝です(笑)
dukeさん~毎週日曜に必ず更新・・・これ、ホント、凄いことです。スタンダード曲、ミュージシャン・・・どこからでも連想を繋げてあるテーマのコラムに仕上げてしまう~なかなかできることではありませんよ。
このところ、自分の方のレコード整理やそれこそレコード聴きに忙しくて「デューク・アドリブ帖」にコメントできておりませんが、また徐々にコメントさせていただきますね。

この「ミイラ男」のベン・ウエブスター盤・・・ホント、ジャケットが拙いですね。それ故・・・出てくれば(よくあるデパートなんかの中古レコードフェアなんかで)1000円以下かと思われます。たまたまにでも見つかれば・・・ぜひどうぞ。演奏内容・音質はこのbassclefが保障いたします(笑)
dukeさん、本年もよろしくどうぞ~。

投稿: bassclef | 2012年1月 9日 (月) 22:32

bassclef さん、ご無沙汰しております。私もYoさん同様、M54さんのブログで更新されたことを知りました。

レコードに集中するとブログにまで手が廻らないのは良く分かります。特にbassclef さんのようにこれだけ内容が濃いと書くのも大変でしょうね。その点私はいい加減な聴き方と適当な文章ですのでいつでもアップできます。(笑)

ミイラのベンは何度か見かけましたがスルーしました。内容的にはそそられますが、やはりこのジャケがいけませんね。デザインといい背景の明るい色といい、軽い印象があり購買意欲を失います。最近の内容のない作品にエロスを強調したジャケも困りものですが、未発表音源なのに再発然としたジャケも悩みますね。

投稿: duke | 2012年1月 9日 (月) 17:15

鹿児島のM54さん、コメントthanksです!
転勤は引越しとかも大変だったと思いますが「夜とかも音量を気にせずにレコードを聴けるようになった」とのこと、それはまったく素晴らしいことですね!夜な夜なドルフィを聴いてるんでしょう(笑)
ベン・ウエブスター~僕も枚数はあまり持ってません。ただ・・・norgran盤で聴いたtenderly。それから「キーノートシリーズ」(だいぶ昔、日本フォノグラムが1100円で発売したもの)に収録されていたstardust(ジーン・セドリック楽団での客演とのこと)それと、エリントンの2枚組(これも後年の新発見もの)「アット・ファーゴ」での幾つかのソロ。それらが印象に残っていて気になる存在ではあります。ウエブスターはM54さん仰るように、本当にスタンダード好きだと思います。スローバラードが好みのようで、メロディを慈(いつく)しむようにゆったりと、ある時はねちっこく・・・そんな自由自在な吹き方が独特です。
僕はyou tube映像はあまり見ない方ですが、ある時、ベン・ウエブスター(ヨーロッパでのライブ映像)を見ました。椅子に座ったウエブスターがold folksというスタンダード曲を吹くのですが、テーマを吹き進む内に徐々に感情が高まってきたのか、閉じた両目からボロボロと涙が流れてきて・・・しかしそのまましっかりとテナーを吹き終えるわけです。
あの画を見たら、みんなベン・ウエブスターという人を好きになってしまうだろうなあ。

投稿: bassclef | 2012年1月 4日 (水) 22:31

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

半年超ぶりの更新、待っておりました! 
しかしながら、どちらも手持ちがなくコメントを書けませんが・・

只、ウェブスターは60年代の録音ものは5枚ほど持ってました。 EU録音が多くメンツはドリューやペデルセンとの競演盤です。 スタンダードの選曲が多くてどれも聴きやすいです。 ご紹介の盤はもしエサ箱で見つけてもスルーしそうです。
コメントを見る限りは見つけたら買いですね!
しかし、Yoさんの懲り様には恐れ入ります(笑)

投稿: M54 | 2012年1月 4日 (水) 11:36

Yoさん、真摯なるコメント返事をどうもです。
≪もちろん演奏が良かったからそこまでこだわったわけで≫~
そうそう、もちろんそうなんですよね。まず・・・演奏がいい!そして音もいい。じゃあ・・・他のedition(版)なら、もっといいかもしれないぞ・・・という気持ち。よく判りますよ(笑)

このレコードでの演奏は・・・とにかく地味です。決して声高(こわだか)にガンガンくる演奏ではなく、全員が気持ちを合わせて、ひっそりとしなやかに奏され、そしてジワジワと効いてくる・・・という感じでしょうか。
Yoさんが、またyositakaさんが、そうした雰囲気に感応してこの演奏を好きなんだ・・・ということが判って僕にはそれが嬉しいです。
そして、自分もこのレコードを耳にしたのが遅かったので(2年ほど前だったか)そして一発で気に入ったので(こんないいレコードがあったのか!という気持ち)これは、未聴の方にはぜひ聴いていただきたいな・・・という気持ちもあって、今回、このレコードを取り上げたわけです。

そしてどうやら<1985年発売fantasy>が初版オリジナルということでよさそうですね。僕がちょい拘った「フランス盤」は、たぶんその米fantasyを受けてのフランス発売のものでしょう。本記事中にその仏盤の表ジャケット写真も付けておきます。

それから、中身の音質について~
Yoさんの緻密・冷静な耳でチェックしていただいて「モノラル」だろうとのこと・・・安心しました(笑)
special thanks to Mr.Yoさん!

ところで、Gary Hobishというエンジニアの人~僕はあまり意識したことがなかったのですが、この人がやはり「モノラル」に拘ったんでしょうね。そして「モノラル」にマスタリングしたけども、それをレコード会社の人には隠しておいて(笑)(レコード会社の販売上、「モノラル」と謳うことは少々まずいだろうから)ジャケットの背表紙に小さくstereo表記したのかもしれませんね。以下の3種、どれもいい音質なのでぜひ!
1985年 fantasy=contemporary モノラル4曲
1989年 OJC=contemporary ステレオ6曲
アナログプロダクション盤 ステレオ6曲

投稿: bassclef | 2012年1月 3日 (火) 11:10

bassclefさん、yositakaさん、ご返事ありがとうございます。やはりFantasy盤がオリジナルのようですね。過去の未発表録音の発売がFantasy発売のはじめとすると7645からがそうかも知れませんね。
3枚も買った理由は音質なんです。OJC→オリジナルときてもBenのトーンやContemporaryの音質として納得できなかったのです。もちろん演奏が良かったからそこまでこだわったわけで、逆に言うとアナログプロダクション盤があるということは元録音は悪くないはずだと・・・・。何のこだわりもなく無心に音楽を聴ける人は幸せですね。オリジナル探しも音質的満足への最短距離を見極める一方法と思うからです。
ところでオリジナル盤のモノかステレオかですが、4曲とも聴きましたが私としては完全モノラルと思いました。判別方法はステレオ針で聴いてアンプのモノポジション(モノミックス)とノーマルポジションンの聴き比べです。音質や定位感に変化がないということでモノラルと判断して間違いないと思います。

投稿: Yo | 2012年1月 3日 (火) 00:17

おおっ、yositaka君(=yosi君)さっそくの情報コメントをthanksです。
Ben Webster at the Renaissance については~そのジャケ裏情報をyositaka君が、ご自身のブログ記事にも載せてくれましたので、以下≪ ~ ≫を転載してこちらでもお知らせします。
special thanks to Mr.yositakaさん!

≪さて、ウェプスターの『アット・ザ・ルネサンス』についてのご質問ですが
①意外にも4曲なのです。Aには『ジョージア』『キャラバン』B二は『オル・ミス・ブルース』『スタータースト』です。
②マスタリングはGary Hobish。
③マルピー1985 Fantasy Inc
品番 C7646 そして今気づいて驚いたのですが
ジャケット背面にstereo表示あり。ほんとにそうなのか微妙なところですが。
④まるっぽいコンテンポラリーのロゴあり。≫

ということになりました。
Yoさん情報と併せて整理すると・・・オリジナル初回発売と思しき1985年発売のcontemporary盤(fanatasy発売表記)は4曲収録で、Yoさん手持ちの「オリジナルfantasy表記」とyosiさん手持ち盤は、どうやら・・・同一のようですね。
ただ、その1985年発売盤にも2種類が存在しているようです。僕がYoさんへのコメントで[1985年発売はフランス盤かも]と書いた根拠となるHPのアドレスを付けておきます。ジャケット写真を見ると「左下のロゴの違い」で、その違いが判別できるかと思います。http://www.discogs.com/Ben-Webster-At-The-Renaissance/release/2409519
このHPはDiscogsというもので、例えばBob Simpsonとかのエンジニア名とかでも、ある程度の検索ができるのでとても便利です。

音の方は~
僕の聴いた記憶では「モノラル」だったが、それは限りなくモノラル的にマスタリングしたステレオかもしれませんね。この辺り、またYoさんに検証していただけたら・・・と思います。それにしても「同じレコード」を3種揃えている方もなかなかいないでしょう(笑)

投稿: bassclef | 2012年1月 2日 (月) 11:54

bassclef君、そして皆様、あけましておめでとうございます。

Bassclef君のレコードを聴く一日の話、私も納得です。記事を書いたり、音源について調べたりするのは楽しいことですが、無心に音楽を聴くのは、もっと楽しい。それに楽。

さて、ブログへの質問を機に、件のウェブスター盤を見直してみると、架蔵の『ルネサンス』は、C7646、1985年発売のファンタジー盤で4曲入り、しかも目だたぬジャケット背にSTEREO表示があるということを発見いたしました。かなりモノラル的ではありますが…ステレオなのかな。

それにしても、Bassclef君宅で聴き比べたときは
相当な音の違いが感じられ、ちょっとびっくししたものです。
マスタリング担当者、曲数の問題いろいろあってこういうことになったのだと思いますが
レコードとは実に面白いと改めて感じます。

今年もよろしくお願いします。

投稿: yositaka | 2012年1月 2日 (月) 11:14

Yoさん、明けましておめでとうございます。2011年もアッという間に通り過ぎ、もはや2012年であります。なんだか・・・速いですね(笑)

さてさて・・・Ben Webster At The Renaissance~鋭く食い込むコメントを頂きました。
小さい驚きがいくつもあって、昨夜はなかなか寝られなくなりましたよ(笑)
まずもって、Yoさんがこのレコードが興味盤だったということ・・・これは予想もしてませんでした。それと、このレコードのアナログプロダクション盤が出ている・・・ということも知りませんでした(笑)
Yoさんともこのレコードについて話しをしたことがなかったはずだし、白馬で掛けた時も特にリアクションがなかったので、素朴に「滋味な未発表盤」と思ってたんですが。そんなこんなで昨夜、ちょいとネットで調べたところ~
Yoさんお持ちの1985年発売fantasyというのは・・・ジャケ表の左下に「長方形ロゴ」がありませんか?どうやらその4曲収録(Yoさんがfantasy発売と書いているもの)は・・・フランス製作のようですね(DiscogsというネットのHPによると)
アナログプロダクション盤は・・・やっぱり45回転なんでしょうか。それで6曲収録だとやっぱり2枚組?

ここで興味深々となる yosi君手持ち盤~これについては僕の記憶も定かではないので、Yositaka君ブログの該当記事http://blogs.yahoo.co.jp/izumibun/35643651.html 
の方へ「請う情報」をしてあります。
(Yositaka君、お願いします:笑)
あれがモノラル盤(ジャケットにモノラルの表記はなし)だったことは間違いはないと思いますが、ジャケ表左下は「マル印に見えるC文字」で、収録曲数も6曲だったように記憶しているのですが。
さあ・・・どうなることか?

投稿: bassclef | 2012年1月 2日 (月) 10:51

bsさん、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。こちらもボチボチとブログ、続けようと思います。
bsさんのブログによると名古屋の本山辺りにいい感じのジャズ喫茶がオープンしたんですね。そのお店のカートリッジがM44Gというのが気に入りました(僕はオーディオには疎いのですが何となくMC型よりMM型の方が好みだという自覚があるので)
ロソリーノのFree For All(specailty)~未発表の間のマスターテープの保存状態が良かったのか、いい鮮度感(バトラーのシンバルの切れ)です。ぜひそのジャズ喫茶でリクエストしてみてください。

そのジャズ喫茶・・・こちらもチャンスができたら、寄ってみたいですね。

投稿: bassclef | 2012年1月 2日 (月) 10:28

bassclefさん、あけましておめでとうございます。ひさびさの夢レコ更新をM54さんのブログで知りました(笑)。何か体調でも悪いのかと心配しましたがそうでもなさそうで単なるサボりのようで・・・(笑)・・・もっと更新しないとだめですよ。
Ben Webster At The Renaissance・・・実は私もこのレコードに嵌ったことがあってOJC、オリジナル(多分)とAnalogue Productions盤の3枚持っています。そして恥ずかしながらオリジナルがモノ盤であることを初めて知りました。いかにちゃんと聴いてなかったかという証拠ですね。
ところで(多分)オリジナルと書いたのは発売元がFantasy,Inc.なのです。発売年は1985となっています。Contemporaryの品番からいうと7646という7で始まるレコードはステレオと相場が決まっているのですがJazz Discography Projectで調べると7642からそれまでのSからC品番になっています。ContemporaryがFantasyに吸収されてC品番になったかと思いきや7642~7644のペッパーのVillage Vanguard盤はContemporary発売です。ただしCはなく7642 STEREOと書かれています。yoshiさんの盤はContemporary発売盤なのでしょうか? 
Analogue Productions盤(Doug Sax Mastering : APJ011)はステレオです。そして音質的に一番のお気に入りはこの盤です。Benのズズ~とくる柔らかさが最も気持ちいいです。
もう一つ気づいたことはこの3枚曲順、曲数が違います。1985Fantasy盤は4曲でGeorgia~、Caravan、Ole Miss Blues、 Stardustです。OJC盤はそれにRenassance BluesとWhat Is This Thing Called Loveが加わった6曲となり、Analogue Productions盤はRenassance Bluesの代わりにMOP MOPという曲が加わり6曲です。
いずれにしても良い時のBenの演奏が聴けるし、メンバーも良いしお気に入りです。なぜここまで発売しなかったのかと思うほどです。1960当時のContemporaryの機材、技術な別の音で聴けたかもしれませんね。yoshiさんのレコードがContemporary発売盤ならぜひ聴かせてもらいたいものです。

投稿: Yo | 2012年1月 1日 (日) 22:50

あけまして、おめでとうございます。
 
お久し振りです!
以前からお勧めのロソリーノ、モード盤(日本盤)しか持っておらず、捜していますが、なかなか出会えません。
最近、近くにできたジャズ喫茶にあるかもしれませんので、今度、リクエストでもしようと考えています。

投稿: bs | 2012年1月 1日 (日) 22:39

いやあ、67camperさん、さっそくのコメントをthanks a millionです。それから、明けましておめでとうございます。もう2012年というわけです(笑)
ベン・ウエブスターのライブ盤~いかにも冴えないジャケットですね・・・「ベンのミイラ男」とでもしておきましょうか(笑)
vintageのオリジナル盤には「アメリカの匂い」・・・これには全く同感なんです。文字通りの「匂い」まで含めて僕もああしたモノ達にはproductsとしての絶対的魅力を感じます。
そしてもう一方で「いい演奏、いいジャズ」にも目を向けていきたい~という気持ちもあり、そうなると、新発見もの。別テイク~(LP,CDに関わらず)も気になる・・・という、古いLPへの愛情と相反するような気持ちも生まれ、けっこう心の葛藤があります(笑)

camperさんがアップするジャズレコード~いいものばかりです。決して所有オリジナル盤に拘り過ぎずに選ぶ姿勢にも大賛成です。
要するに・・・僕らはジャズが好きなんですね(笑)

投稿: bassclef | 2012年1月 1日 (日) 11:13

bassclefさん,あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。
アップのベン,ロソリーノともに所有しておりません。未発表の発掘盤、ほとんど目もくれていなかった自分がコメント出来るのはやはりこのスルー必至のカバーだけです。「ミイラのベン」、いい愛称ですね。今後そう呼ばせていただきます。
BNの未発表の時もそうでしたがこの日本制作カバーは購入意欲を減退させてしまいます。でも最近は結構高嶺で取引されていますよね。ある意味,オリジナルに間違いないですが評価は分かれるところです。自分の場合は,オリジナル盤にはその音質以上に「アメリカの匂い」みたいな不思議な佇まいを求めているのかも知れませんね。
拙ブログもネタ切れでアップ回数はじり貧ですが,今後とも宜しくお願いいたします。

投稿: 67camper | 2012年1月 1日 (日) 06:11

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