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2009年10月27日 (火)

<ジャズ回想 第20回>サウンド・オブ・ミュージック

ジャズという音楽を本当に好きだが、映画も嫌いではない。映画もジャズと同様にちょっと昔のものが好みなのだが、ひとつ・・・僕にとって特別なやつがある。ちょっと大げさに言えば、恩義を感じているくらいなのだ。それというのも、僕が音楽というもの自体に惹かれるようになったのは・・・間違いなくその映画「サウンド・オブ・ミュージック」を見たからなのだ。002_2
あれは僕が小学4年の時~1967年2月だった。あの時代、地方都市の小学4年生がそんなにしょっちゅう映画館で洋画を見るはずもなく、映画と言えば、たまに「ガメラ」や「大魔神」を見るくらいだった。だからあの映画(洋画)鑑賞は、けっこう特別なことだったのだ。たぶん、母親が子供の情操教育に良いと考えたのだろう・・・中1の兄と小4の僕を街の映画館まで連れてきてくれたのだ。

そして・・・母親の思惑通りに、僕はその映画にすっかり感動した(笑) ストーリーの筋書きについては所々で母親に尋ねたりしながら、それでもあんなに長時間の映画でもまったく飽きなかっのは・・・それはやっぱり「歌」の力だったはずだ。マリアが子供たちと山へピクニックに出かけて行って、きれいな緑色の丘でみんなで歌う場面には、それはもうワクワクして本当に楽しい気分になってしまうのだった。

そんな「楽しい感じ」が、たぶん小4の僕の体のどこかに沁み込んでいたのだろう・・・というのも、それからしばらく経ったある日、家にあったポータブルプレーヤーから、なにやら楽しげな唄が聞こえてくる・・・うう、あれは?そうだ!あの時の「音楽」だ! アッという間にあの時の楽しい気分が甦ってきたのだ。005
それは・・・兄貴が友達から借りてきたレコード~「サウンド・オブ・ミュージック」のサントラLP盤だったのだ。兄貴はレコードを聴きながら、熱心にそのジャケットを見ている。あの頃のLP盤というのは、本当に豪華で、見開きページには映画の中の写真も一杯載っていて、それはもう見てるだけでもうれしくなってしまう・・・そういうものだった。003
そのサントラ盤を2~3週間は借りていただろうか・・・その間、兄貴と僕は本当に聴きまくった(笑) ポータブルプレーヤーのターンテーブルは小さくて、だから30cmLP盤は、丸い台からはみ出してしまうのだが・・・それでもちゃんと音はなっていた(笑)そこから「音楽」を聴いていたのだ、ちゃんと。

考えてみたら・・・レコードから「音楽」を聴く~という体験(その音楽を聴くのが楽しいということを意識した上での)を、僕は映画のサントラ盤から始めたことになる。思うに、あの頃には相当に貴重に思えたレコードを、それもLP盤をよく貸してくれたものだ。さすがにそろそろ・・・ということで、そのLP盤は、もちろん兄貴の友達に返したわけだが、その時、もうその音楽が聴けなくなってしまう・・・そんな寂しい気持ちになったのを覚えている。006

それから2~3年後、我が家にステレオセットが来てすぐの頃~当時の子供にとっては、カラーテレビやステレオは・・・「家にやって来る」ものだったのだ(笑)~兄貴が1枚のコンパクト盤を買ってきた。
それは17cmサイズだが33回転のもので、「サウンド・オブ・ミュージック 第2集」というものだった。第2集なので、誰もが知っている「ドレミの歌」とかは入ってなくて、ちょっと地味めな5曲が入っていた。その中の1曲に僕は痺れた。その唄~「わたしのお気に入り」(my fevorite things) が流れてきた時・・・僕は、なにか懐かしい何かに再会したような、温かい何かに触れたような・・・そんな感触を味わったのだ。映画の中で見て聴いた「音」と、借りたLPで聴いていた「音」が体のどこかに残っていたのだろう。「ああ・・・これ、この音、このメロディ・・・聴いたことあるぞ・・・」てな感じで、なによりもその音を再び聴けることで、とてもうれしい気持ちになれたのだ!001

そうして、そのまた 1年くらい後だったか、僕自身が自分の小遣いで買った初めてのLP盤が、もちろん「サウンド・オブ・ミュージック」サントラ盤ということになる(笑)

その頃、僕は中学1年で、ジョン・コルトレーンという名前など、もちろん知るはずもなかった(笑)

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コメント

Crowさん、「赤胴鈴之介」ですか。かろうじて知ってます(笑)「アッカドー・スズノッスケッ!」てな主題歌でしたか。そういえば当時の兄貴の世代の子供は、みんな歌ってたような記憶があります。ちょっと「古い感じ」のヒーローとしては・・・「のらくろ」も知ってますよ(笑)
ただ1957年生まれの僕としては、TVという機械が流行りだした頃(たぶん4~5才)に見た「まぼろし探偵」とか「七色仮面」がものすごく記憶に残ってます。あの実写版ドラマ・・・今、思えば、うんとチャチな仮面を被って、笑っちゃうようなドラマなんでしょうが、当時は、ものすごく真剣に見てました(笑)
当時、お祭りの露天に「お面屋さん」が必ずあって、ヒーローもののお面がズズ~ッと並んでいるのですよ。七色仮面とか欲しくて欲しくて・・・(笑)でも、セルロイド製のお面はけっこう高かったので、買ってもらえませんでした。代わりにタイ焼きか何かでごまかされて(笑)
社会全体が今よりお金がなかったんでしょうけど、なんかいい時代でしたね。

投稿: bassclef | 2009年11月19日 (木) 19:53

bassclefさん,早速のご返事ありがとうございます。
映画は子供の時から好きでしたね。
小学生低学年のときは「赤胴鈴之助」。(知らないかな?!)主題歌が始まると立っていっしょに歌ってました(笑)
エンディングでは拍手していました。(これは当時普通だったような・・・・?)

>>そういえばCrowさんの奥様、ロスさんにちょっと雰囲気が似ているような・・・・久方ぶりに家内の顔をながめてみましたが、さて。目と鼻と口があること以外に・・・(笑)

投稿: Crow | 2009年11月19日 (木) 15:16

ああ、Crowさん、お久しぶりです。Crowさん、若い時にいっぱい映画を見たようですね。あの頃は・・・「次はどんな映画が来るのかな?」(自分の街の映画館に)という感じで、映画というものが・・・何か他の世界を見せてくれるような・・本当に特別なものでしたね。
yositakaさん、Crowさんが書いてくれた、映画ではカットされた修道院長さんが歌う「すべての山にのぼれ」という曲~僕は後年、TV放映された時の「サウンド・オブ・ミュージック(完全版)」で、ようやく見ることができました。修道院長さんがマリアを勇気付けるためにソロで歌う場面で、ベテラン女優さんが丁寧に歌ってました。
「卒業」~キャサリン・ロスが可愛かったですね。そういえば・・・Crowさんの奥様、ロスさんにちょっと雰囲気が似ているような(笑)
Crowさん、またいつか!

投稿: bassclef | 2009年11月18日 (水) 20:46

bassclefさん、こんにちは。

台風とbassclefさんの更新は、忘れた頃にやってくる!
それにしても皆さん更新に気づくのが早いですね。
何かbassclefさんの更新にいち早く気づく仕掛けでもあるのでしょうか?

サウンドオブミュージック・・・何を隠そう、これを封切りで見たのは高校生の時でした。何度も観に行きました。bassclefさんとの年の差を感じさせられますね。サントラもその頃買ったと思います。今でも家にあります。
どなたかも書かれていますが、封切りの時も『すべての山へ登れ』のシーンがカットされていて、サントラを聴いていてけげんな思いがしたものです。映画にはカット上映というのがあるということを知らなかったんですね。
ちなみに「卒業」は浪人生の時でした。
なつかしいな。
ではでは。次回の更新を楽しみにしています。


投稿: crow | 2009年11月18日 (水) 16:38

67camperさん、いつもコメントをありがとうです。
サウンド・オブ・ミュージック~ミュージカル映画がどうしてもダメ!ということでなければ・・・またぜひご覧ください。たぶん・・・清楚で素朴っぽくて、そして心から歌が好きそうで、やっぱり歌の巧いジュリーさんに惚れちゃいますよ(笑)
僕の場合は、たまたま小4の時、見るチャンスがあった・・・ということで、それでも今となってみれば、その機会を作ってくれた母親に素直に感謝です(笑)

投稿: bassclef | 2009年11月 7日 (土) 20:37

bassclefさん、今回は少し変わった切り口ですね。どんなコメントがついて行くのか興味津々でした。ジュリー・アンドリュースと言えば、サウンドオブミュージックが定番ですが実際の映画を見たことがありません。彼女のボーカルはよく伸びる高音、ミュージカル歌手らしいドラマティックなスタイルが特徴的ですよね。容姿的にも、ショートカットで清楚な感じが好きですね。このコメント欄にも何度も登場したダスティン・ホフマンと「ジョンとメリー」で共演した67camperの個人的贔屓のミア・ファローを思わせる雰囲気があって好感がもてます。

ジャズ的にはサウンドオブミュージック→マイフェイバリットシングズ→コルトレーンが一つの流れですよね。自分はコルトレーンら逆にジュリー・アンドリュースに辿り着きました。先にジュリーありきのbassclefさん、さすがですね。

投稿: 67camper | 2009年11月 7日 (土) 08:01

やあ、yositakaくん、コメントをありがとう!
>クライマックスの野外劇場「フェルゼンライトシューレ」は、フルトヴェングラーやワルターが数々の歴史的名演を成し遂げた舞台です~
そうでしたか・・・あの映画の「音楽祭のシーン」、あれは由緒ある劇場だったんですね。そういえばいかにも響きの良さそうな感じでした。
<プレヴィンとジュリーアンドリュース>どうやら1993年8月NHKホールで共演コンサートをしていたようです。僕はあまりyou tubeは見ませんがちょっと検索したら、その時の映像がありました。プレヴィン指揮とジュリーの歌が、なかなかいい感じでしたのでアドレス付けときます。
http://www.youtube.com/watch?v=DGaP_ndevOc

投稿: bassclef | 2009年11月 4日 (水) 22:15

やあやあ、しばらくです。
私がこの映画を中日シネラマ劇場で見たのは、中学生のとき。リバイバル上映だったのかも。修道院長のうたう『すべての山へ登れ』がカットされていて、残念な思いでした。(サントラ盤には収録)
ミュージカル映画は数あれど、この作品くらい名曲ぞろいなのも珍しい。舞台となったザルツブルクの風景、クライマックスの野外劇場「フェルゼンライトシューレ」は、フルトヴェングラーやワルターが数々の歴史的名演を成し遂げた舞台です。ストーリーも実話が元で、説得力があり、特に後半のスペクタクルは、興奮させられたものです。オリジナルの舞台版は、曲や展開もかなり違っていす。
アンドレ・プレヴィンも、このころはミュージカルの仕事が多かったですね。ヘップバーン主演の『マイ・フェア・レディ』は、彼の編曲指揮によるものでした。多芸の人です。

投稿: yositaka | 2009年11月 4日 (水) 18:48

おお、三式さん、コメントthanksです!ちょっと出かけて帰ってきたところで、PCを立ち上げたらちょうど三式さんコメントが入ってました(笑)

>一般的な映画は大好きなのですがどうもミュージカルが駄目なんです~
いやあ・・・実はこういうコメントもお待ちしてました(笑)それはもちろん情けない話しというようなことではなく、それこそ僕もいつも書いている「好み」の問題ですから・・・そして映画に関する好みについては・・・「ミュージカルがダメ」という方がけっこう多そうな気配を実感してまして(笑)
ミュージカル・・・たしかに変ですよね。だって、街角を歩いてたりすると・・・急に踊りだしたり歌い出したりするんですから(笑)しかもその時、街であろうと山の中であろうと
オーケストラのバックが鳴ってしまうんですから(笑)
そりゃ・・・おかしい!と感じるのが普通かもしれません。そういえばタモリがよくミュージカルを茶化してましたよね(笑)
だから・・・僕などミュージカル(映画)好きは、たぶん・・・「歌」が始まると(その気配を察知すると)「ああ、ここからは歌だな」という認識で、それまでのドラマ性(リアル風なストーリー、描写であっても)とは、まったく「別の世界」として・・・それでその「歌」を楽しんでしまう・・・ようです。そうかと思えば、ストーリーの中で、ちゃんとしたリアリズムとして、主人公がピアノを弾きながら歌ったり、バンドが演奏したり・・・という流れの時もあったりするし・・・その変の一貫性がないですよね(笑)
だから・・・テーマやストーリが完全にシリアスな映画でミュージカルというのは・・・あまりないでしょうね。
まあミュージカル映画というのは・・・もともとがブロードウエイの演劇(舞台)として評判のよかったものを、その中の「歌や踊り」をもっと広く聴かせたい・見せたい~ということで映画にしたのだろうし・・・いや、違うかな? うんと古くに(1930年台くらいかな?)エリントンバンドのクラブでの実演を映画にした(ストーリーとかはなし)ようなものもあるらしいし、そういう「音楽の記録映画」という意味合いの方が先にあったのかもしれませんね。
いずれにしても・・・それでも「ミュージカル映画」というのは、ひとつの素晴らしい思いつきだと思います。こういう「変な」映画形態があっても面白いですよね。

投稿: bassclef | 2009年11月 3日 (火) 19:03

こんにちは、三式です。
我が家にはLDプレイヤー有るには有るのですが
もう10年くらい作動させておりません。なぜ見なくなったのか理由はイッパイあるのですが
まず、ソフト自体がバカデカイことや保管が容易なDVDが普及したこと・・・、それよりも見なくなった決定的な
理由はその耐久性なんです。手持ちのLDソフトの大半がノイズ(雪が降ってるみたいな)がひどくてとても観賞には耐えられません。konkenさんがお持ちのSound of Musicは大丈夫かもしれませんがレーザーディスクの弱点ってその辺にもあるようです。
因みにSound of MusicはVHSテープでは所有しております。・・が一度も見たことがありません(笑)。
一般的な映画は大好きなのですがどうもミュージカルが駄目なんです。情けない話なんですが2時間、3時間の集中力が保てないんですね。困ったもんです(笑)。

投稿: 三式 | 2009年11月 3日 (火) 18:39

ああ、denpouさん、コメントをありがとうございます!映画「サウンド~」のメインテーマ曲:The Sound Of Music・・・ハワード・マギー、演ってましたね(笑)5月のYoさん宅での集まりの時~http://bassclef.air-nifty.com/monk/2009/06/19/index.html

denpouさんとrecooyajiさんのステレオ盤とモノラル盤が揃った、あのDuty Blue(bethlehem) あれでしたね。
あのレコード・・・どうにも良かったんで、その後、ちらちらと狙ってましたが、とても手に入りそうもありません(笑)それでもやっぱり聴いてみたくて・・・CD(東芝)を入手して誤魔化してます(笑)
A面2曲目のThe Sound Of Music・・・軽く2ビート~4ビートで、ミュートをかけたトランペットも淡々としてて、こざっぱりとしたいいトラックですね。
ちなみにこの1000円定価の東芝CD(ステレオ)~曲によって、ピアノが左と右、ベースが左と右という感じに定位が変わりますが、ドラムスはほぼ中央奥でそれほど中抜け感はありませんでした。ただ、tp,tbはちょい左側、tsやflはちょい右側のようで、4管なのに誰も中央にいません(笑)
アナログ盤(オリジナル)で感じたロンカーターの大きなべース音は、この東芝CDではさらに強調された感じで、ちょっと出すぎくらいの厚め・大き目の音になってます。
でも・・・CDで聴いても、このDusty Blue・・・やっぱりいいな(笑)
ちなみに The Sound Of Music(曲)は、スタンゲッツもパリのライブ盤でやってます。そして、そのゲッツのメンバーだった、ゲイリー・バートンはRCA Victorにこの映画の曲を集めたLPを残してますね。
どっちが先か・・・未調査です(笑)

投稿: bassclef | 2009年11月 2日 (月) 22:39

konkenさん、LD「サウンド・オブ~」のお譲り申し出コメント、どうもです。
LD(レーザーディスク)~なぜ普及しなかったんですかね?DVDより大きい分だけ「画質」も良さそうに思えますが・・・やっぱりあの大きさが難点だったんでしょうか。我が家にLDのプレーヤーがあれば、即、頂きたいところですが・・・。受け取りに便利という意味では、岡崎の近くの方・・・D35さん、S田さん辺り、再生機器、持ってないのかな?

投稿: bassclef | 2009年11月 2日 (月) 22:12

basscleftさん 今晩は  今回はsound of music ですか! 記載されている写真も yoさんがおっしゃる様にセピアの感じでとてもいい感じですね!ブログのイメージから コルトレーンの マイ フェイバレット シングスも 浮かび つい 聴いてしまいました、しかしthe sound of music をHOWARD McGHEEが DUSTY BLUE (BETHLEHEM)で演奏しましたよ、之も聴いて見て 私にとっての哀調盤を再認識しましたよ。また 次のブログに 何がアップされるかとても 楽しみです。!!

投稿: denpou | 2009年11月 2日 (月) 20:45

我が家に"Sound Of Music"のLD(レーザーディスク)ありますが欲しい人いますか?もう25年以上前¥10000以上で買いましたが今や機器がなく再生出来ません。再生機お持ちの方遠慮なくお尋ねください。

投稿: konken | 2009年11月 1日 (日) 17:41

わおっ、ワガママおやじさんも2ndコメント、thanksです!
「サウンド・オブ・ミュージック」は、1965年の映画化より前の1960年頃?、ブロードウエイの舞台(ミュージカル)で大ヒットしていたようですね。それを当時のNYで観劇したペギー葉山が、自分独自の「訳詩」で「ドレミの歌」を日本中に広めた・・・ということらしいですね。そういえば・・・僕らの世代だと「ドーはドーナッツのド~!レーはレモンのれ~!」でしたもんね(笑)
そんな具合に「映画」以前から「ドレミの歌」というとその「訳詩」に馴れていた僕らは、だからオリジナルの映画版のDo re miには、微妙な違和感も覚えたりして(笑)なんてったって・・・Do~Deer(鹿)Re~Ray(光線)mi~me(私)(I call my name)ですもんね。小学生には何が何だか判りませんでしたよ(笑)
中学になってから、英語というものを少し習って、そしてサントラ盤の歌詞を見て、ああ・・・マリアは映画の中で、こういう風に歌っていたのか!という感じで(笑)
今は小学校4年くらいから「英語」の授業がある・・・ということで隔世の感がありますね(笑)

投稿: bassclef | 2009年11月 1日 (日) 13:18

D35さん、2ndコメントをどうもです。ちょっと調べたら、ジュリー・アンドリュースという人は、この1965年製作の「サウンド・オブ・ミュージック」で世界的大スター(うう・・・古い表現ですなあ:笑)になったわけですが、かなり早くから(1957年録音くらいか)すでに「歌のLP」(スタンダードソング中心)をいくつか出していたようで、当時からやっぱり巧いシンガーということだったのでしょう。
単語の語尾をくく~っと伸ばして「ッ!」と歯切れよく切る・・・そういう独特の唄い方ですよね。
その辺が、やはりジャズ的ではなくて・・・D35さんも仰るように、やっぱり「ミュージカル的」なんでしょうね(笑)
D35さん入手の輸入盤~RCA Victor系だったら、そのデビュー間もない頃のLPかもしれませんね。
僕は「サウンド~」以外のジュリー・アンドリュースというと・・・ヘンリー・マンシーニが音楽の映画のサントラ盤くらいしか持ってません。
何年か前に、「アンドレ・プレヴィンとジュリー・アンドリュースの共演」が話題になったことがありましたね。あれ、ほんの一場面だったかもしれませんが、NHKのTVで見たような・・・ジュリーの変わらぬ唄い口にニンマリしたような記憶があります。

投稿: bassclef | 2009年11月 1日 (日) 13:00

サウンドオブミュージックて元はミュージカルから映画になっていますよね 今ではスタンダードな曲になっている JAZZのスタンダード曲ミュージカルから出た曲が多いですよね
今回のサウンドオブミュージックなんですが私何故かペギー葉山の日本語訳詩歌声が頭の中で聴こえたりしたのです。たしかドレミの歌の訳詩はペギー葉山が曲にほれ込んで作詩したと聞きました。エーデルワイズなぜか彼女の歌声なんだなぁ自分おそらくは初めにペギー葉山版で聞いたからだろうと思います。 ドリトル先生は劇場で見ましたけどサウンドオブミュージックは見てないのはチョット悔しいきがします。

投稿: ワガママおやじ | 2009年11月 1日 (日) 10:24

先日のコメントは思わず喜んで書いてしまって、Yoさんの「木漏れ日の中で取った写真」を「セピア色の・・・」とか書いて失礼しました。
なにせ晩御飯の酔いから醒めて、夜中にA面だけ聴いてから書いたものですから、bassclefさんの言うパイプオルガンの低音も先程確認して私もビックリしました(笑)。
私のレコードはRCAレーベルのRVC(マギラワシイ)発売の物ですのでジャケットも微妙に違います、どうでもいいですが(笑)。
そう言えば7~8年前に「これ輸入盤かな?」と思って(その頃はまだオリジナル盤という意識もなかった)買った中古レコードもジュリーアンドリュースでした。
「サントラ盤みたいな歌だな」と思って聴いてました、あれはジュリーのデビュー盤だったかな?
これから聴いてみます、S&Gもね。

投稿: D35 | 2009年10月31日 (土) 22:56

シュミットさん、お久しぶりです。と言ってもこちらが何ヶ月も新記事を更新してなかったわけですが(笑)
この「サウンド・オブ・ミュージック」のLP~これはビクター盤で、当時、ものすごくたくさん売れたはずです。実際、10年ほど前によく回ったリサイクルショップのレコード群(1枚200~300円という値段の)の中にも、よく見かけました。ノスタルジーと若干の不憫さも感じて、いつも買いそうになりましたよ(笑)

>さて、初めてこの「サウンド・オブ・ミュージック」を聴いてみるかな~
ああ・・・これはとても興味深いなあ(笑)ジャズやいろんな音楽を聴き込んでいる方が、当時のミュージカル映画~音楽はリチャード・ロジャーズ(「マイ・ロマンス」とかの作者でもある)の中の曲を耳にして・・・どんな印象・感想をもたれるのか? 
僕も先日、久しぶりに両面通して聴いてみて・・・(音響的な興味として)オルガンの低音(B面だかの結婚式の場面:マリア)にはちょっとびっくりしました。
またぜひ、なんでもコメントしてくださいね。

投稿: bassclef | 2009年10月31日 (土) 11:30

D35さん、ちょいヒサでした!僕の個人的想いで映画絡記事へのコメント、どうもです。
たぶん・・・「映画館で見た初めての映画」というものには、どなたにもある種の衝撃があろうかと思います。僕の場合は・・・たぶんあれが最初の「映画」かな。小1か小2の頃、町内の秋のお祭りのたびに夜の神社で映画をやったわけです。それが「大画面に人が動く」映画というものを見た最初だったはずですが、あれは・・・「橋幸夫のトラック野郎」かなにかでした。さすがにこの時の記憶はあいまいで特にその映画に感動した・・・ということもなく、ただ夜の神社の公園が寒かっただけです(笑)
「卒業」・・・その頃(僕は中1)S&Gをシングル盤(「サウンド・オブ・サイレンス/ミセス・ロビンソン」と「スカボロフェアー/59番街橋の歌」でもう聴いてましたが、コアなファンも多かったらしく、そういえば映画の最中にも、流れる歌に合わせて小さくハミングするような声も聞こえましたね。
まあ僕の場合、あれは・・・ちょっとオトナっぽい映画を見にいく~という感じでしたね。街に掲げられたでっかい看板には、ホフマンの手前左側から、ヌヌ~ぅと伸びた脚が(笑)・・・あれが当時の中学生にはちょっと刺激的だったのですよ(笑)

投稿: bassclef | 2009年10月31日 (土) 11:16

今晩は、シュミットです。ちょっとご無沙汰しておりました。

この「サウンド・オブ・ミュージック」持ってますが聴いたことがありません。20年だか30年だか前に義弟が引っ越しか何かの際にレコードを処分しようとして私のとこに何枚かLPを持ってきまして、そのなかの1枚がこれなんです。聴いたことはないのですが、ジャケットはなぜかよく覚えてまして、ブログでジャケットを見てすぐに「ああ、これ家にある」ってわかりました。で、我がレコード棚の一番へんぴなところから引っ張り出してレコードを見ると、まあ、よく聴きこんでまして、いまや懐メロカラオケ専門の義弟がこういうのを若い時によく聴いていたとはなんだか微笑ましい。ちなみにその時もらったオーティス・レディングのLPはなかなかソウルフルで聴かせてくれます。

「サウンド・オブ・ミュージック」という同じ入口に入りながら、かたやbassclefさんはジャズへと、かたや義弟は懐メロカラオケ専門へといってしまいました(べつにカラオケが悪いというわけじゃありませんが)。
どこが分岐点だったんでしょうかね。

さて、初めてこの「サウンド・オブ・ミュージック」を聴いてみるかな。

投稿: シュミット | 2009年10月30日 (金) 21:15

久しぶりの更新で、やっと私もコメントできるので嬉しいです(笑)。
私もこの映画は映画館で見たのか、テレビが先か思い出せません、けれど好きです。
そのわりに「私のお気に入り」がこの映画の中の曲で、先にそれこそ「私のお気に入り」になったコルトレーンのそれと同曲と気付くのに暫くかかったとは笑えない事です(笑)。
「卒業」と同様、間違いなく私を歌の世界に導いてくれた映画です。
初めてのYoさん宅での秋の杜の会で休憩で歌った「四月になれば彼女は」は今でも私の十八番です。
それにしても今年も秋の杜に参加できなかったのは本当に残念でした。
セピア色の写真に気付くYoさんの感性に築かれた音楽に、また出会いたいです。

投稿: D35 | 2009年10月30日 (金) 00:49

Yoさん、ちょいヒサであります!杜の集まり(10月10日)からもう3週間・・・疲れは取れたでしょうか(笑)
「サウンド・オブ・ミュージック」~今回、拙ブログでは、僕:bassclef個人の記録として書きましたが、あれだけよく出来た映画(ストーリー、画、配役、そして・・・音楽の全てが)だったわけで、おそらく日本中に、同じようにあの映画がキッカケで「音楽好き」になった方が、それはもう一杯おられると思います。
僕は自分で「歌う」というのはけっこう恥ずかしくてダメなんですよ(笑)でもああして映画の中で歌ったり踊ったりする場面を見ると、なぜかやけに楽しくなってしまうのです。
それでも「音楽の気分」を発露したい・・・という気持ちが心底に強くあって、それでたぶん「楽器」に走ったのかな・・・と思ってます。楽器でメロディを奏でるのは、全然恥ずかしくないんですよ(笑)

>木漏れ日の中で取った写真~
いやあ・・・「演出」とは・・・温かい解釈をありがとうございます。自分のレコード部屋は、間取りの関係で、昼過ぎには陽が翳るわけです。休みにはいつも朝~昼までいろんなレコードを聴き、ブログなど更新する時は、そのお昼前頃の時間に写真を撮ったりします。明るすぎる時はレースのカーテンを掛けたまま写真を撮るので・・・たまたまあんな風に「陰る」場面になったりします。
演出したわけではないのですが、たしかに撮ってる時・・・・「陰が出るけど、柔らかい感じが出ていいかな」とチラッと思ったりもしました(笑)ひょっとしたら・・・「サウンド・オブ・ミュージック」への僕のノスタルジックな気分が、なんとなく写真にも現れてしまったのかもしれませんね(笑)

「エーデルワイス」が、最初に覚えた「英語の歌」とは、洒落てますね。あの曲・・・あまりにもあの映画に溶け込んでいるので、てっきり当時のオーストリアに古くから残る曲かな・・・と思ってたら、そうではなくて、リチャード・ロジャーズのオリジナル曲だということです。
「エーデルワイス」・・・そういえば、あの映画の中で特に好きなシーンは~この曲をトラップ大佐がギター弾きながら歌い始めるが、故郷へのいろんな想いが感極まって、途中で歌えなくなってしまう・・・そこに、マリア(ジュリー・アンドリュース)が、する~っと歌い始め、子供たちも見事なフォロー、大佐も唄い始めてみんで合唱になる・・・あれはいいシーンでしたね。
ああいうのは(巧い演出だなあ・・・とは思っても)映画の中では、もうコロッとやられちゃいますね(笑)

(良い)映画は、ホントにいいものですね。

投稿: bassclef | 2009年10月28日 (水) 22:16

ワガママおやじさん、白馬での集まりから、ちょいと久しぶりですね!今、考えると、僕らが小学高学年~中学の頃(1970年周辺)は、面白い時代でしたね。
邦楽では末期のグループ・サウンズやフォークの出始め、それからちょっと新しめの歌謡曲(筒見京平のブルーライトヨコハマとか)が入り乱れ、そこに洋楽の嵐~僕が小学6年だったかな・・・毎週土曜日の大橋巨舟がDJのTV番組(ポップスナウ)で、今週のNO.1として、何週も「へイ・ジュード」が流れてました。ビージーズの「ワーズ」とかも好きでした。そこにもうひとつの音楽が・・・それがサントラなんですね!サントラ・・・その後の音楽雑誌で「なんでもありの無国籍音楽」というような(好意的な)解釈をされましたが、当時は、ただ「しゃれた音楽~いいメロディ」ということだけで、いや、だからこそ、たくさんの「音楽ファン」を生んでいたのだろう・・・と僕は考えてます。

>ドリトル先生不思議旅~これは・・・サントラ盤までは持ってません。何かの映画音楽全集でちらっとだけ知ってます。「スーパーカリ・・・・・・・・・」とかいう、怖ろしく長いタイトルの曲が有名でしたね。
「卒業」・・・これも思いで深い映画です(笑)これは僕は兄貴と一緒に、わざわざ元旦(1972年だったかな)に見に行きましたよ。ホフマンがキャサリン・ロス扮する女性を植え込みの蔭から見つめる・・・今ならストーカーみたいなシーンが好きでした(笑)たしかあの場面で「4月になれば彼女は」が流れるわけです。あれは、いい曲だなあ・・・(笑)

投稿: bassclef | 2009年10月28日 (水) 21:40

ジャズ一本と思ったbassclefさんがサウンドオブミュージックとは嬉しいですね。もちろんそこからコルトレーンにつながるのも当然ですが・・・(笑)。私も中学の時これを見て感動しました。そして最初に歌えた英語の曲がエーデルワイスでした。今回の写真も良いですね、西日の木漏れ日の中で取った写真・・・セピア色の思い出の演出でしょうか?

投稿: Yo | 2009年10月28日 (水) 17:02

私、残念ながら私はサウンドオブミュージックは劇場で見ていません!初めて見たのはTV放送だったな?レコードも買ってないです。コンパクト盤で第一集・第二集て出てたのですね・・今考えると不思議な感じがしますね 因みに私の初めてのサントラは祖母に買ってもらったドリトル先生不思議旅です。ジブンで買ったのはS&G卒業サントラです。但し映画は此れ又劇場で見ていません

投稿: ワガママおやじ | 2009年10月27日 (火) 21:11

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