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2009年6月19日 (金)

<ジャズ雑感 第29回>同じレコードをとことん楽しむ。

いいミュージシャンたちの素晴らしい音楽が詰まっているレコードというものは、本当にありがたいものだが、レコードに入っている音がそのまま「真実」とは限らない。
あたり前のことだが「レコード」より前に、まず楽器を吹く(奏する)生身の人間がそこに存在しているわけで、いかにいい録音であろうと、レコードから出てくる音が、生身の人間がその場で吹いた生の音に敵(かな)う訳がない。だが、時として、そのペラペラのヴィニール板からは「本当らしさ」が聞こえてくることがある。そのミュージシャンが楽器を通して表現したかった何らかのatmosphere(雰囲気)が、そこいら中に満ち満ちてきて、そのミュージシャンが「生きていた時間」をくっきりと感じ取ることができたりするのだ。そんな素晴らしいレコード~その演奏が素晴らしいことはもちろんである~が確かにある。
だから、僕は控えめにこう言いたい。「レコードには・・・時々、真実が在る」と。だから、僕らはそんな素晴らしいレコード達を聴かないわけにはいかない(笑)
実際、聴いてみたいレコードは無限にあるのだ。
そうして好きなレコードが増えてくると・・・できればそれらを少しでも音のいい版(レコード)で聴きたくなるのも、ごく自然なことではないか~いや・・・これは、このところダブリのレコードが増えてきたことへの強引な言い訳なのだが(笑)
僕はいつもジャズを「人聴き」している。何十年もジャズを聴いてきてちっとも飽きないのは「おっ、このテナー、ちょっといいな」てな具合に、その人の演奏をもっと聴いてみたい・・・思わせてくれるミュージシャンが次々と表れてくるからだ。ただ、僕の場合はそうした興味が古い時代の方へ向かうことが多いようだ(笑)
本当にいろんなミュージシャンがいる。いろんな個性がある。
そうして僕にとって「そのミュージシャンの個性」というのは・・・やっぱり「音色」だ。特に管楽器の場合は「音色」がそのミュージシャンの個性を造る決定的要素だと思う。もちろん、フレーズ(のクセ)もその人の個性には違いないのだが、音色の方がもっと本能的というか、理屈ぬきにその人の身体から滲み出てきてしまった何か・・・僕は「音色」というものを、そんな感じに捉えている。
ジャズを好きになってある程度ジャズを聴いてきた方なら、たぶん「音色」というのを理屈でなく肌合いとして感じ取っているものだと思う。
例えば・・・ロリンズとコルトレーンは同じテナーという楽器を使うが、2人の音色は・・・どんなレコードで聴いても相当に違うので、間違えることはあまりないだろう。コルトレーンには「ああ、コルトレーンだ」と判る「あの独特の音色」が絶対にあって、彼の音色の質感は、レーベルが変わっても案外変わらないように思う。では、ソニー・ロリンズのテナーの音色の場合、どうだろうか? 僕としては、けっこう違いがあるように思う。
例えばロリンズの2~3m前で(ノーマイクで)実際に耳に聞こえるテナーの音色としては・・・僕は contemporaryでの音色の方が本当のロリンズのテナーの音に近いと思う。bluenoteでのロリンズはやけに音像が大きくてエコーも強すぎと感じるのだ。だがしかし、僕らが一般的にイメージしている「ロリンズのテナーの音」は、bluenoteのサウンドの方だろうなとも思う。
そんな風にレーベルやタイトルが違うと、ミュージシャンの音がその質感のとこで変わってしまうこともけっこうあるわけで、さらに言えば、そんなレコード製作上での違いだけではなくて、年代を経てミュージシャン自身が生み出す音色自体も微妙に変わっていくこともあるわけで・・・この辺まで話しを踏み込んでくると、ミュージシャンの「本当の音・音色」とは、一体どこに在るのだろう・・・と、悩んでしまう(笑) こんな具合に戸惑うこともあるのだが・・・要は自分が好きな(興味を持った)ミュージシャンについては、聴き手がそれぞれに自分の思っている「その人の音色のイメージ」を確立していくことが大事だと思うのだ。
例えば・・・ジョニー・グリフィンのテナーを<唾液がドロドロしているような粘る音>だと表現したとする。それは音を言葉に置き換えようということではなく、あくまで脳内で< ~ >と認識したそのサウンドのイメージを便宜上何らかのコトバにしただけのことで、たとえそのコトバが他の人にとっては的外れなものであってもいいのだし、要は本人が「それ」と判ればいいのだと思う。
ジャズが好きで、いろいろなレコードを聴いてくれば、自ずとそんな認識を無数に持っているわけで・・・そうしたイメージ認識があるからこそ、例えば知らないタイトルのレコードを聴いても「ああ・・・このテナー、グリフィンだ」てな具合に判るはずなのだ。そうした認識や自分の好みの傾向をしっかりと自覚した上で、好きなミュージシャンや好きなレコードの音がレーベルによっても微妙に変わる様を楽しむのも、なかなか悪くない。
さて、タイトルやレーベルでミュージシャンの音」が微妙に違うケースはしょっちゅうあるが、同じミュージシャンの同じ演奏であっても、レコードの版(ステレオ/モノラル、1st/2ndなど)によって、音の質感が違うこともあるのだ。もちろんテナーの音がアルトに聞こえる~なんてとこまで異なることはないと思うが、例えばテナーの場合だと、落ち着いた感じの音色がパリッと明るい感じになったり、ヴォーカルの場合では、声が太くなったり細くなったりと・・・けっこう違って聞こえるものなのだ。
もちろん、版によって音が違うからって、それが何なんだ? それよりいろんなタイトルを1枚でも多く聴こうよ~という考え方も充分に正論だとは思う。僕もそう思う(笑) そりゃそうだ・・・同じタイトルのレコードを2枚~3枚と持たなければいいのだから(笑) でもちょっとだけ、僕も含めて「同じレコードを2~3枚持っている」という人の弁護をするのならば、それは決して最初から聴き比べをしようと意図していたわけではなくて、そのレコード(演奏)を好きだから、なんとはなしに2~3種集まってしまった~ということだと思う。そうして聴いてみると「あれ、何か違うぞ?」と気づいてしまう・・・それが不幸の始まりだ(笑)そんな不幸を充分に自覚しながらも、今度は意図して(笑)いろいろ好きなレコードの聴き比べをしたくなってしまうのだ。
実際・・・好きなミュージシャンのこととなるとそんな微妙な違いがけっこう気になる。なぜなら・・・なによりもパッと聴いた時の雰囲気が変わってくるからなのだ。雰囲気が変わるのは、その音色や声の質感が微妙に違うからだと思うわけだが、特にヴォーカルにおいてはこの「雰囲気」は大きな要素だと思う。声の質感が違うと・・・その歌い手の年齢が平気で10歳くらい違ってしまうのだ(笑)

2009年5月30日~ Yoさん宅に、denpouさん、recooyajiさん、konkenさん、bassclef の5人が集まった。いやあ・・・聴いた、聴いた(笑)10:15から20:15までたっぷりの10時間。音から離れたのは晩飯休憩の時間だけ。いろいろ聴いたのだが、今回は「聴き比べ」の場面に絞って書いてみたい。[写真~全てYoさん提供。ハワード・マギー3点は、denpouさん提供]

<エセル・エニス/Lullabys For Losers>jubilee盤

Lp1021_jLp1021_l これ、2008年の白馬でパラゴンさんがかけた1枚。しっとりした唄い口が実にいい感じの女性ヴォーカルだ。Yoさん、この魅惑盤の1st、3rdをさっそく入手しており、この2種を掛けてみる。

1st盤~
エセルは黒人歌手としては「あっさり系」だと思うが、白人歌手に比べれば粘る感じももちろんあると思うし、この1stでは、肉厚な声に適度なねっとり感がとてもいい。jubileeレーベルってこんなにいい音だったのか(笑)
Jgm5024_j
Jgm5024_l_2そうして、3rd盤~
あれ?声がだいぶさっぱりしたぞ・・・肉厚というより爽やかな感じになり、なんだかエセルさんが10才くらい若くなったように聞こえる。こちらの方がもう少し美人になったような気もしないではない(笑)Yoさん、これも悪くないよ~と嬉しそう。
僕の好みは、厚めの1st盤だったが、2nd盤を聴いた後だと、そういえば、1stの方は、声がちょっと「厚め」になりすぎているかもしれない・・・爽やかな感じの方がエセルの本当の声質に近いかもしれない~とも思えてくる。「唄」の好きな方には、声の感じのちょっとした違い~というのは大事なことだろう。

Howard_mcghee_stereo_001_2 <ハワード・マギー/Dusty Blue>bethlehem盤

この渋いレコードをなぜか、recooyajiさんとdenpouさんが、揃って持ってきていた。そしてうまい具合に、reocoyjさんはモノラル盤、denpouさんは・・・ステレオ盤青ラベル。
こりゃちょうどいい。さっそく聴き比べだ(笑)

Howard_mcghee_stereo_003ステレオ盤~うん、いい!パリッと輝く感じがあってメリハリの効いた音だ。ステレオになっていてもどの楽器にも音圧感・・・というか実在感があり、薄い感じはしない、とてもいいステレオ録音だと思う。ピアノのタッチの強弱感もいい。ピアノはトミー・フラナガンだ。
モノラル盤~こちらもいい。ベースの音がぐんと厚くなって、管部隊全体の重心が下がってくる。分厚い感じは・・・やはりモノラルの方がよく出ている。

Howard_mcghee_stereo_002_2  両方ともとてもいいことは間違いないのだが、僕の好みでは、やはり「ステレオ」の方が聴いていて楽しかった。マギーのトランペットに加えて管が2人(テナー~ローランド・アレキサンダー、バリトン~ペッパー・アダムス)入っているので、テーマの合わせ部分で皆がパア~ッと吹く時の音圧感と拡がり・・・これが気持ちいい(笑)そんな場面では、やはりステレオ盤の方に軍配が上がるようだ。

ところで、ベツレヘムのステレオ録音というと・・・ちょっと意外な感じがする。ちょっと遅めにステレオ録音を開始したのかもしれない。そういえば僕もあの有名な「レフト・アローン」を聴いた時に、それが「ステレオ録音」だったことに驚いたことがある。
僕の聴いた「レフト・アローン」は日本コロムビアのベツレヘム・アンソロジーものだったが、それでも元録音の素性の良さを充分に窺える音の良さだった。「ベツレヘムのステレオ録音」~これは侮れないね・・・と皆の意見が一致した。これからは「青ラベルのベツレヘム」にも要注意だ(笑)
それにしてもこんないいレコードを僕はまだ未入手だったとは・・・。
このレコードの音がいい~と感じたのは、以前にrecooyajiさん宅でモノラル盤を聴かせてもらった時だ。特に感じたのはベースの音がいいことだ。そのベース弾きは・・・Ronald Carterと表記されていた。ロナルドで・・・カーター? うん、ロン・カーターのことじゃないか!そういえば、時々、ロン・カーターっぽいフレーズが出てくる。しかし・・・そのベース音の重さ・強さは、僕らが知っているロン・カーターとはだいぶ違う。録音年は1961年6月。ロン・カーターの録音としてはかなりの初期だと思う。
この「ロン・カーター談義」絡みで、僕の感覚で言うと・・・というのは・・・「ロン・カーターの太い音」と言っても、やはりそれはミルト・ヒントンやジョージ・デュビュビエ、それからウイルバー・ウエアというタイプとは違うはずだ(そう捉えている)そんな「僕のロン・カーター観」でこのベツレヘム盤両者を比べると・・・ステレオ盤で聴かれるベース音がちょうどいい重さなのだ。

Rlp420_j そしてこのことは、このちょっと後に聴いたジョニー・グリフィンの「ケリー・ダンサーズ」ステレオ盤/モノラル盤~ベース奏者はもちろんロン・カーター~の聴き比べでも同じことが言えるのだ。
このグリフィン盤(録音は1962年1月)でのロン・カーターもとてもいい。ベースをピチカットする際の強さ・速さがあるようで、一音一音に「切れ」がある(というのは、後年のロン・カーターは、そのピチカットに切れがないというか、ちょっともったりした感じがあり、Rlp9420_lその結果、ビート感も緩い感じになっているように思うので)
そしてKelly Dancersのステレオ盤/モノラル盤~この比較でもやはり一般に音が太くなるモノラル盤では、カーターのベース音がたくましくなりすぎて、僕の思うロン・カーターのベース音というのは・・・すっきりしたそれでも充分に重くビートの効いたステレオ盤の方になるのだ。
もっともそれは、僕の思う「カーターのベース音イメージ」Rlp420_l_2であって・・・出てくるサウンドだけに興味を移すのなら、あくまで「強く重く」出てくるモノラル盤でのロン・カーターを楽しむ・・・というのも全く可能なわけで(笑)その辺のことを判った上で・・・recooyajiさんがズバリこう言った。
「(ロン・カーターの本来の音がどうであれ)そんなの僕には関係ない(笑)」
うん、そういう聴き方もありだったか(笑) でも・・・それが「レコード」なんだ。レコードの楽しみ方はまったく各人の自由なのだ。

ついでにもう1枚~初期ロン・カーターもので、いい感じのベース音が聴かれるレコードがある。
ベニー・ゴルソンのFree(cadet)である。ビクター国内盤(ステレオ)で聴いているが、これも元録音の素性の良さを感じる。そしたらこのCadet盤~録音はVan Gelderであった(笑)Freeの方は1962年12月とだいぶ進んではいる。ロン・カーターがマイルスのバンドに入ったのは1963年3月(seven steps to heaven)頃かな。ちなみに、この「Freeのピアノもトミー・フラナガン。まったく・・・ちょっといいな・・・と思うとたいていピアノはトミフラなのである。凄いピアニストだな。
私見では、ロン・カーターが一番いいのはマイルスバンドの初期くらいまでだと思う。レコードに残ったマイルスのcolumbia音源はどれもベース音が小さめで、多少は録音の関係もあるかと思うが、やはりカーター自身が弦を弾き込む時の一音一音そのものが(初期に比べれば)やや弱めになっているかと思う。だからこそ・・・僕はマイルス以前の初期ロン・カーターを好むのかもしれない。

Mgn1001_flat_j <ベン・ウエブスターのtenderly4種>
(Cunsummate~1stと2nd、Tenor Saxes、Our Best)
これはある意味、驚愕の聴き比べだった!
tenderlyを収録してあるのは、まずオリジナルのConsummate。Mgn1001_flat_lそれからオムニバスであるTenor Saxes~この2種については2年ほど前だったか、この夢レコでも記事にしたことがある。
今回、Yoさんが再びこの題材を持ち出したのには、もちろん正当な理由(笑)がある。Yoさんはこのレコード・・・1st、2nd、Tenor Saxesの3種に加えて、もうひとつのオムニバス・・・とも言うべき、Norgranレーベルのアンソロジー的な Our Best というLPを入手していて、そこにも入っていたtenderlyを聴いたら、それも相当にいい音で・・・というわけで、じゃあそのOur Bestバージョンも含めて、ついでにConsummateの1stと2ndもあるので、こりゃあ、ウエブスターの快演 tenderlyの4種の聴き比べだあ!と相成りました(笑)
Mgn1001_flat_2 
Mgn1001_grooveguard《1st盤と2nd盤~これは微妙な違い。表ジャケも裏ジャケも全く同じ。黄色・大トランペットのセンターラベルも同じ。しかし・・・盤の重さが違った。やはり1stの方がいくらか重かった。 そして1stはフラットディスク盤(写真上)、2ndはグルーヴガード盤(写真下)ということらしい。これはYoさんの素晴らしい発見だ。

Yoさん・・・ジャケットから出した4枚の盤をなにやら弄(まさぐ)っている。そして「ウエブスターのtenderly・・・ちょっとこの4枚で聴いてみて」というわけで、そうか・・・4種のどの盤のバージョンは事前に知らせずに、聴いた音の感じで順序(あくまで、個人の好みの幅の中での順序ですが)をつけてもらおう~という魂胆だな(笑)
僕はTenor Saxesだけ持っていて、その「音の感じ」を好きだったので、この2番目はすぐに「良い!」と感じた。 Mgn1034_j_2
こうした「聴き比べ」では1曲全部を聴くと長いので、まあ「音の質感」だけを聞き比べたい場合は、たいていは曲の途中で針を上げる。せっかちな僕はその方がいい(笑)同じ曲の同じ部分を(例えばサックスが高い方のフレーズで「プア~ッ」と音を伸ばした場面とか、ドラム奏者がシンバルを「シャア~ン」と入れた場面とか・・・そんな特徴的な一場面を覚えておいて・・・そこを比較するのが、僕の「聴き比べ」のやり方だ。konkenさんとはいろんな話しをするのだが、彼などは「聴き比べ」であっても、その1曲を通して聴いてみて全体からの印象~ということで比較してみたいようだ。そういう「全体」からの印象比較も、その作品(1曲)をちゃんと味わいたい・・・という意味では、正しいかもしれない。

そんな具合に4つのtenderlyを聴いてみて・・・この時点では、どれがどの盤のものかは明かされてない。Yoさんはこういう仕掛けが好きなのだ(笑)(3の盤質がやや悪かったことは判断材料には入れずに聴いても)1と3が同質、2と4が同質と聴いた。大雑把に言うと、1と3は「丸みを帯びたマイルドな味わいのベン・ウエブスター」であり、2と4は、「もう少しキリッとした、(1と3に比べれば)やや硬質のウエブスター」になっていたように思う。
Mgn1021_j実際、こうして続けて比べて聴いてみると・・・その質感というものは、かなり違うのだ。そうして、僕の好みは(このウエブスターのtenderlyについての)全体に抜けのいい、2と4のバージョンだった。Mgn1021_l
驚いたのは・・・4番目に流れたその音の鮮度感の高さである。ピアノのイントロからして、はっきりと「クリアー」な気配が漂う。大げさでなく「はっ!」とした。2番を「良い」と感じたその質感が増して、サックスの音色 にもう少し、深みと輝かしさが加わってきたようなのだ。

《かけた順番は・・・Consummate2nd~Tenor Saxes~Consummate1st~Our Bestであった》
「どれが好きですか?」というYoさんの問いに、僕は「ダントツに4番目」と答えるしかない。後は・・・各々の好みである。そうしてレコードの番号順から判断すると、発売順は、Consummate~Our Best~Tenor Saxesなので、やはり後者2つは、何らかのマスタリングが施されているはずだが、そのマスタリングが、絶妙な具合に出来上がっている~というようなことを仰る。ただそれは「良い・悪い」レベルの話しではなく・・・単に「違いがある」ということであって、Yoさんもその辺りは熟知しており、どちらが良いというような決め付けはもちろんしない。
denpouさんは「僕の(にとっての)ウエブスターは・・・マイルドな方かな・・・」とつぶやく。それも充分に判る・・・最後は好みなのだ。

こうした「聴き比べ」自体・・・あまり興味がない方も多いかと思う。冒頭に言い訳めいたことも書きましたが、まあこの辺は、bassclefとYoさんの病気ということでお許しください(笑)

この日の集まり・・・もちろん聴き比べばかりで10時間過ごしたわけじゃない(笑) いろいろ聴いたレコードのことはまた別の機会にお知らせしたい。
帰り際・・・マリガンmeetsモンクのジャケットが目に入った。3種(モノラル青(2人の写真:有り/無し、ステレオ黒)が並んでいる。
「なんでこんなに?」konkenさんが尋ねると・・・Yoさん、ひと言「このレコード、好きだから」(笑)

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コメント

recooyajiさん、昨日はどうもです。ちょいヒサでレコード聴きやりましたね。昨日はなぜかRiverside絡みで話しが進み、あとベースのサム・ジョーンズがレコードによってだいぶ音色が違うとか、ブレイキーのシンバルが「グジャ~ン」と鳴るのは、シンバルにシズル(鋲:びょう)を装備しているからだろうね・・・とかの話しをしながら、気が付くと後半はRiverside/Jazzland特集になってましたね(笑)
僕が持ってきたのは~
フィリー・ジョーのShowcase(ステレオ)
ハロルドランドのIn NewYork(モノラル)
その後、たしか・・・ガーランドのThe Nearness of YouもSolarも録音はあまり良くないですよ~ピアノの音が遠いというか痩せた感じでサム・ジョーンズのベースもちょっとペンペンした感じ~と思うのだけど(僕の手持ちは共にオレンジラベルのモノラル盤だったが)・・・という話しを僕がしてから、そういえば・・・Riversideの黒ラベル(ステレオ)もなんか妙な定位のがありますね~ということで、recooyajiさんから出てきたのが、
Bobby TimmonsのSoul Time(ステレオ)
Charlie RouseのTakin' Care~(ステレオ)
Red GarlandのRed's Good Groove(ステレオ)
だったか。この3枚~録音としてはどれも鮮度感があって、いい録音だと思いましたよ(先のガーランド2枚に比べて)
そうして「録音の良否」に関しては、僕はどちらかというと、定位感のことよりも、その楽器の音(音圧感、存在感)自体が気になるますが、recooyajiさんの気になるポイントは・どの楽器がどっち寄りか~その左右バランスの不安定感みたいなものが気になる・・・ということなんですね。そうした場合・・・モノラル盤なら何も気にならないわけですからね(笑)
まあ・・・モノラル盤、ステレオ盤、レーベルに関係なく、個々のタイトル(作品)ごとで「いい録音」「あまり良くない録音」がある・・・ということは言えるでしょうね。
またレコード聴き、やりましょう!

投稿: bassclef | 2009年7月20日 (月) 22:41

”意地のMono派”のrecooyajiです。昨日はお疲れさまでした。
なんか最後はRiversideの変なステレオ録音(特に定位)のケチのつけ合いになってしまいましたね。
でも嫌いだから仕方がないのですよ。
Mono盤に買い替えたら処分しますので、その時はよろしく。

投稿: recooyaji | 2009年7月20日 (月) 18:19

Yoさん、「ハワード・マギーのDusty Blueステレオ盤」の音のこと~律儀にコメントをありがとうございます。そうでしたか・・・「中抜け」でしたか。バリトンやらボントロが左右にパアッと拡がった感じをはっきりと覚えていたのですが、中央がどうだったか・・・こちらもイマイチ記憶になくて、気にはなってました。その辺をキッチリとまた聴いていただいたとのこと・・・さすがですね(笑)
他の管奏者が「左右」であっても、主役(マギー)が中央で鳴るのであれば・・・いわゆる「中抜け」ではないと思いますが、マギー・・・ちょい右だったかな?
いずれにしても、ステレオ、モノラルともに、どの楽器も艶やかでいい音でしたね。人気が高いのも頷けます。

>SPの年代物の携帯~やあ、denpouさん、そんなものもお持ちでしたか! デフランコのクラリネット~そういえばクラリネットという楽器自体も「中音域」命・・・みたいな感じですから、SPの中音域がギュギュッと濃厚な(と推測する)音に、見事にフィットするのかもしれませんね。そのSPケイタイプレーヤー・・・また聴いてみたいです。

投稿: bassclef | 2009年7月 7日 (火) 23:24

bassclefさん、あれからハワード・マギーのBthlehem盤の中抜けが気になって、Denpouさんと連絡を取り合って先日の日曜にまた一緒に聴いたのです。結果はやはりNotさんの仰るとおり「中抜け」でした。音と広がり感が素晴らしいので私なんかは全く気になりませんが、ダメな人はダメでしょうね。その時DenpouさんがSPの年代物の携帯プレーヤーと10インチSPを何枚か持ってこられました。Mercuryのパティ・ペイジのテネシーワルツとかグレン・ミラーのTea for Twoとかいろいろ聴かせてもらいましたがその音の良さに驚きました。中でもNorgranのバディ・デフランコは飛び切りの音でした。嵌まらないように気をつけないといけません(笑)

投稿: Yo | 2009年7月 7日 (火) 18:23

おお、yositakaさん、ちょいヒサでした。yosiさんのブログ~児童文学と音楽の散歩道~にも、なかなかコメントできず、すんません。クラシックもほんの少しづつですが聴くようになりましたが、まったくまだまだです(笑)
マリガン絡みの3枚~入手して聴かれたとのこと。
こりゃ、責任重大だな(笑)でもホッジス盤が気に入ったとのこと、よかった。
ホッジスとマリガンの、あの対比具合が絶妙ですよね。
>ホッジスのポルタメント(ウイキペディア~ある音から別の音に移る際に、滑らかに徐々に音程を変えながら移る演奏技法)~
うん、うん、まさにそうですね。僕はその辺の具合を同じくアルトのウイリー・スミスの吹き方に触れた時、「ベンド」と表現してましたが、音楽用語的にはポルタメントかな。
ホッジスの凄いところは、その音程を変えるだけでなく、その時の、音圧感というか、膨らみ具合までを自在に操ってしまう・・・そんな風に思ってます。とにかく「味」がある真の名手ですね。
同盤の聴き比べ~その質感違いをまず認識するわけですが、それだけでなく、「僕はAの方が好き」とか「オレはBの方が、ホントの~に近いと思う」とかやりあうと、Yoさんも書いてくれたように、いろんな人の好み・スタンスが判って、さらに面白いんですよ。でもまあ・・・適度にしましょう。SP盤の個体ごと・・・までいくとそれはもう病気以上かもしれませんね(笑)

投稿: bassclef | 2009年6月25日 (木) 20:29

Yoさん、追加のコメント、ありがとうございます。
ハワード・マギー・・・その名を知られているわりには案外、聴かれてないミュージシャンかもしれませんね。僕自身もバップ時代のナヴァロ、デクスター・ゴードン、ホウキンス、そしてパーカー絡みで耳にしている程度で、だから60年代のマギー(bethlehem盤やcontemporary盤、argo盤など)はほとんど聴いてなかったわけです。
最初にrecooyajiさん宅で聴かせてもらって「こりゃ、いい!」と・・・なったわけですが、やっぱり驚くのは、そういう(たぶん地味な)レコードを、denpouさんもお持ちで、bsさんもうんと前に愛聴盤として自身のHPに取り上げているという・・・みなさん、ホント、凄いですね。
「ケリー・ダンサーズ」でのロン・カーターのベース音色~
うん、まさにYoさんが表現するとおりの違いがありましたね。Yoさんが言うところの「切れ味」・・・たぶん僕の書くところの「ライトな味わい」と近いのかなと思います。ステレオ録音の伸びやかな感じ(モノラルと対比した場合、高音域にもう少し抜ける感じかな)だと、ベースの音色がシャキッとするのかもしれません。ベースだからいって「低音だけ」でいいとも限らないのかもしれませんね。こんな風に固有の楽器音色の音域バランスだけでなく、もちろん各楽器間の音量・音圧・音像のバランスも(レコード音楽を楽しむ上では)大事だし・・・。
そしてそれら全てに、当然のことながら、それぞれの方の好みがある~ということが、こういう集まりをすると、よく判りますね。それも含めて・・・楽しいじゃないですか(笑)

投稿: bassclef | 2009年6月25日 (木) 20:13

おひさしぶりです。
私も好きなジェリー・マリガンの記事に刺激されて、お勧めの三枚を購入して聴いています。「浸れる」演奏で、とくにホッジスとのものはすばらしい。ホッジスのポルタメントというのか、くねりながら歌い上げる語り口は癖になりますね。
さて、今回の同盤異盤聴き比べ病についての話、読んでいるだけで、そわそわしてきますな。私もいささか同病のきらいがあるので…。
確かに、同じものを何枚も買うより、さらに別のものを…聴きつくせぬほどのナンバーがあるのだから…というのは正論でありましょう。しかし、それも年齢というものがあり、最近は未知未聴の盤よりも、聴きなじんだ名盤に耳を癒される…聴くところによれば、SP時代は製品ごとの違いも著しかったとのこと。高価だけに比較もできず、悪い音ばかりが記憶に刻まれてしまったことも多かったことでしょう。それに比べれば、現代は恵まれているというか、なんといったらいいのか。

投稿: yositaka | 2009年6月25日 (木) 18:16

bassclefさん、recooyajiさん、denpouさん、 Howard McGhee - Dusty Blueは良かったですね。良いレコードを聴かせて頂きました。ステレオ、モノどちらが良かったかというと難しい(明らかにステレオ盤の音のコク、厚みがモノ盤に劣ってないだけに)ですが、どちらが好きかというならステレオ盤と答えます。4管という編成の多さもあってやはり広がりと同じ所から別の楽器が聴こえて来ない事を良しとする私はステレオ盤が好きでした。NOTさんの質問の「中抜け」は私は感じませんでした。音の鮮度と厚みと広がり感に注目して聴いたので、定位までチェックしていませんが、モノ盤と比べてさほど違和感がなかった記憶があるので中央定位もしっかりしていたと思います。如何ですかdenpouさん?
Johnny Griffin - The Kerry Dancersはグリフィンのテナーに注目するとその厚みコクはモノ盤に一歩譲りました。中低音から低音にかけての厚みがそのように聴こえるので、その分bassclefさんの仰るロン・カーターのベースのキレ味でステレオ盤が良かったというところも理解できます。同時に聴いたWAVE盤は中々良く鮮度を保っていて悪く無いのですが、テープの劣化(私的にはテープ劣化は低音が膨らむと思っています。)の為か、グリフィンがとても逞しくなって、ロンは切れ味をなくしてしまっていましたね。
こうやって皆でワイワイやりながらの聴き比べは自分の感覚とは違った感想も出てくるので楽しいですね。

投稿: Yo | 2009年6月24日 (水) 19:08

67camperさん、こちらのブログ更新がいつも遅いのに、さっそくのコメントどうもです。camperさんのブログにはコメント入れたり、さぼったりですみません(笑)

>逃した魚は大きいのか,あるいは聴いてみてがっかりで逃してよかったのか?こういう瞬間,後悔がレコード収集の醍醐味~
いやあ・・・そうなんですよね。オリジナル盤、国内盤を問わず、狙った盤がいつもリーズナブル価格で入手できるはずもなく・・・でもたまにラッキー!もあったりして、過去~十年に遡れば、いつも「逃した魚」ばかり。まあそれだけ、いい(欲しい)レコードがいっぱいある・・・ということなんですが(笑)
でもホント、もし仮に、欲しい盤がいつでも簡単に手に入ってしまうとしたならば(可処分所得がありすぎて:笑)・・・それはそれで面白くない・・・ような。負け惜しみかな(笑)いや、それでも、best thing is yet to come!の精神で行きましょう!
camperさんも大阪の冗談伯爵に出没されてるんですね。3回ほど行きましたが、僕は好きな店です。「ケリー~」~僕は米fantasy製作のビクター・トレーディング盤で聴いてますが、演奏、録音、文句なしに好きなレコードです。実はちょい苦手だったロン・カーターを見直した盤でもあります。
オリジナル盤・・・いい値段でしょうね(笑)
マギーのDusty Blue~ホント、見かけませんね。ジャケットもかっこいいし、僕も欲しい!

投稿: bassclef | 2009年6月22日 (月) 21:37

NOTさん、コレクター的心情への応援コメント、どうもです。ホント、好きなレコードだと、音の違いが気になるのはもちろんですが、ジャケットの一部が違うだけでも持っていたい・・・そんな気持ちにもなりますね。
それにしてもNOTさん、KINKS・・・いってますね(笑)

マギーのDusty Blue~ステレオ盤の音・・・すみません。あれが「中ぬけ」ではない~と断言はできません(笑)持ってないのでじっくりと聴けてないのと、僕は元々、ステレオ録音が嫌いじゃないので、このレコードみたいに管部隊(テナー:ローランド・アレキサンダー、バリトン:ペッパー・アダムス、トロンボーン:ベニー・グリーン)がプア~ッと鳴らす音が左右に拡がるだけで嬉しくなったりします。なので・・・そういう拡がる感じが、モノラル好きに方には「中抜け」と感じられるかもしれません。でもたしか・・・マギーのtpは真ん中だったような記憶が・・・曖昧です。

いずれにしても、スカスカした感じはなくて「いいステレオ録音」だと感じましたよ(bassclefの好みにおいて:言うまでもなく)
あの場に居合わせた~denpouさん(ステレオ盤の持ち主)、Yoさん、recooyajiさん、konkenさんが覚えているといいのですが・・・よろしく~(笑)

投稿: bassclef | 2009年6月22日 (月) 19:10

bassclefさん,こんばんわ。すごいあつまりですね。なかなかモノ,ステレオ両方聴く機会って無いですよね。同じレコードを複数(3枚以上)ってのはほとんどないので、興味ありますがステレオ/モノ両方をオリジナルで聴ける環境は自分の近所では出来そうもありません。

さて,マギーのベツレヘム,もう20年は探している一枚です。出て来ても,スゴく高価でとても手がでませんね。やっぱりいいのですね。

グリフィンは国内盤で持っていますが,先日冗談伯爵で迷っているうちに購入されてしまいました。バカですね。同じものを買い直すのはやっぱり勇気がいりますね。逃した魚は大きいのか,あるいは聴いてみてがっかりで逃してよかったのか?こういう瞬間,後悔がレコード収集の醍醐味でもありますよね。

投稿: 67camper | 2009年6月21日 (日) 21:09

こんにちわ。本当に好きなレコードはちょっと違っただけでも欲しくなるというのはコレクターとして当然のこと?と思います。私も大好きなPRESTIGE初期のものは12インチ、10インチ、7インチすべて蒐集の対象で最近は16回転盤にも手を出し、それが聴けるプレイヤーにまで手を出した始末です。

JAZZで同じレコードを一番数多く買ったのはご存じBILL EVANSの「WALTZ FOR DEBBY」でMONO、STEREO
オルフェニウム盤、国内盤、CD(プラ&紙、追加曲有無)の他、JAZZを聴きたいという人に何回かプレゼントもしましたので相当な数になっています。

今でも所有するレコードで一番多いのはJAZZではなくKINKSの「VILLAGE GREEN PRESERVATION SOCIETY」でUKオリジナルのMONOとSTEREOが2枚づつ、UK再発盤、US盤、DIFFジャケの国内盤、12曲バージョンでDIFFジャケのスウェーデン盤、ニュージーランド盤、フランス盤他に各国のEP盤とこれでもかと・・・。もう完全に病気のレベル(笑)です。

ところでBETHLEHEMのステレオ盤のお話、興味深いですね。ZOOTの「DOWN HOME」のSTEREOが中ぬけで評判が悪く「DUSTY BLUE」も同様だと思っていました。噂ではなくやっぱり自分で聴き比べないと・・・。ちなみに私は両方MONO盤です。

投稿: NOT | 2009年6月21日 (日) 12:12

bsさん、ちょいヒサです。もうどんどんとお越しください(笑)マギーのDusty Blue~いやあ、これ、いいレコードですね。それを・・・僕は持ってない(笑)痛恨です。
bsさんはこのレコード、愛聴盤ということで、すでに2004年3月に取り上げてたんですね。(ご自身のHP~Blue Spirits)http://www.geocities.jp/bluespirits4196/aityoubann5.html
「無頼なマギー」・・・いいですね。
僕はハワード・マギーについては・・・ナヴァロとのセッション、パーカーとのセッション~のイメージが強くて、このDusty Blueのように60年代に入ってからのマギーのイメージがなくて、それでこのレコードに行き着いてこなかった・・・ようです。記事では録音の良さ~ばかり書いてしまいましたが、bsさんもHP記事で《カーターのいつになく躍動的なbのイントロに導かれる‘I Concentrate On You》と触れたように、この盤が僕の印象に残ったのは、そのロン・カーターのベース音だったんです。意外なほど力強いアタックとシャープなビート感・・・実にいいんですよ(笑)

カーターのベース音だけでなく、モノラル盤とステレオ盤だと、ごくシンプルに言うと、「厚くて太い」のがモノラル、そして「伸びやかでライトな味わい」なのがステレオ・・・かなと認識してます。「ライト」な感じがスカスカ、フワフワまで軽くては困りますが、楽器音に充分な厚さ・重さのある「いいステレオ録音」もいっぱいあるので、僕などはその辺のバランスが好みのようです。ロン・カーターのようなタイプは、なぜかステレオ録音の方が「合っている」ように聞こえます。それでもこの「ダスティ・ブルー」のような太いロン・カーターを聞くと・・・惜しむらくは、マイルスバンドでのカーター(の録音状態)です。どのレコードでも、総じて、ロン・カーターのベース音は、遠いというかだいぶ小さいと思います。他の楽器とのバランスにおいて、僕には「小さめ」に聞こえるわけです。
でも、you tubeなどで見られる1963年頃だったかの映像では、ロン・カーターがバンドの真ん中後ろに陣取り、そのベースのすぐ前にマイルスが立ち、明らかに「ベース」を聴きながら音楽を進めている・・・そんな感じで、正にベースを支えているように見えます。そしてそのカーターのベースの弾き方を画で見ると・・・長い指でしっかり弦を弾いているので、けっこうでかそうな音が出ているようにも思えてきます。ただ、マイルスバンドのバカっ速いテンポの曲ではそのスピードに対応するために、どうしてもやや小さめの音になっていったのかな・・・と推測しているわけです。
ちなみに、近年発売のマイルスの海賊盤CD?で(西海岸のモンタレーか何かのライブ)カーターのベース音がでかく捉えられている・・・というのを読んだことがあります。この辺のCDは一度、聴いてみないといかんぞ・・・と思ってます。

投稿: bassclef | 2009年6月21日 (日) 10:10

ああ、Yoさん、さっそくの当事者コメント(笑)thanksです。先日の集まり~楽しかったですね。ホントにお疲れさまでした。今回は集まりの様子レポートではなく、なにやらグチャグチャと書いてしまい、訳の判らん夢レコになってしまったようです(笑)
勝手に「病気」と書いてしまい、すみませんです(笑)まあでも1st,2nd,3rd・・・での違い(音だけではないかもしれないが)については、ロックの方はもっと突っ込んだ追求もされてるようで、それが良いか悪いか・・・というのは、要は、自分のスタンスをどんな風に自覚しているかどうかに掛かってくるかな・・・と思ってます。
ベン・ウエブスターのtenderly~<Norgranで4回も登場させていることになります>なるほど・・・そうですね、これはもう間違いなく、グランツ氏はこのtenderlyを傑作だと思ってたわけで、氏のこういう拘りというのはなんとなく嬉しいですね(笑)それとそこまで拘ったtenderlyのことですから、ひょっとしたらConsummate Artistryのテナー音色とオムニバス盤(Our Best、Tenor Saxes)収録のテナー音色の質感に明らかに差異があるのは・・・(Yoさん~<深み厚みでは1001-1st,軽快さと切れ味では1034,1021>
グランツ氏の何らかのディレクションがあったのかもしれませんね。「ベンの音をもうちょっと切れ味鋭い感じにできないのか?」とか何とか・・・妄想です(笑)

いろいろ聴き比べ邪道ばかりやってる・・・と思われてしまいそうですが(いや、やってますが:笑)
言うまでもなく、Yoさんも僕も言いたいのは(笑)~
ベン・ウエブスターのtenderlyは・・・素晴らしい!ということです。まずはあのじっくりと濃厚なtenderlyを味わい・・・それで気に入ったら、またチャンスを見つけてエディション違いも聴いてみる~というのがお勧めです(笑)そうして、自分にとってのベン・ウエブスターはどちらなんだろう?というどちらが正解という訳でもない答えを探る・・・てのもオツなものです。
それにしても、Yoさん・・・
1089-Ben Webster - King Of The Tenors~
聴いてみたいですね(笑)

投稿: bassclef | 2009年6月21日 (日) 08:54

こんばんは、かなーりご無沙汰しているbsです。
今回は、愛聴しているマギー、グリフィンの2枚がUPされ、のこのこ出て参りました。リーダーを外し(笑)、カーターのbを切り口にしたアプローチ、bassclefさんならではですね。
それにしても、それぞれmono、stereo、両方聴き比べるチャンスって有りそうで、なかなかありませんよね。
マギーが吹く‘I concentrate on you’って、好きだなぁ。 

投稿: bs | 2009年6月21日 (日) 00:13

もう一人の病気のYoです。
私も決して「聴き比べしたい」と言う理由だけで何枚も買うのでは無いのですが・・・それがbassclefさんの病気と相まって盛り上がるのでしょうね(笑)
Norgran MGN-1001Ben Webster Consummateは知らずにグルーブガード盤を買ったところから始まります。ラベルも大トランペッターでオリジナルのはずが1005の Lester Young - The Presidentの大Tpラベル-フラット盤より(1005の方が録音が古いくせに)音が悪いのです。その後1034-Tenor Saxesを買ってTenderlyがリマスタリングしてあって音が新し目になっていますがとても音が良い。という事は録音自体は悪くないはずだ。1005のグルーブガード盤2ndはラベルが小Tpラベルに変わっていることは知っていました。そこで1001は同じラベルで必ずフラット盤があるはずだと思って探して見つけたのがこれなんです。そしてその後1021-Our BestにもTenderlyが入っている事を知って入手、そして今回の聴き比べとなりました。bassclefさんはOur Bestが一番良いと仰いますが、私としては1001-1st,1021,1034は三者三様で好みの問題かと思います。深み厚みでは1001-1st,軽快さと切れ味では1034,1021はそのどちらもバランス良く持っている感じです。とにかく(一番高く買った:これが大事:笑)1001-2ndが良くないのです。1003-Dizzy Gillespie - Afroの2ndは小Tpラベルであることを確認してますので、それ以前の1000-Interpretations By The Stan Getz と1002-Kenny Drew - Progressive Pianoを買うときはラベルだけでは買ってはいけません。
それにしてもNorman GrantzはこのTenderlyが余程好きと見えて、1001-2ndを別にしても1089-Ben Webster - King Of The Tenorsも1001の再発ですからNorgranで4回も登場させていることになります。1089・・・買いませんよ(笑)

投稿: Yo | 2009年6月19日 (金) 18:25

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