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2008年6月 4日 (水)

<ジャズ回想 第14回>4回目の白馬は雨降りだった。

2008年5月~杜の会in白馬

毎年、この時期になると、ひとつ楽しみなことがある。長野県白馬で行われるニーノニーノさん主催の「杜の会in白馬」である。2005年の第1回から数えてもう4回目だ。今年は、関西からのYoさん、Musashi no papaさんに、愛知・静岡組の~recooyajiさん、konkenさん、マント・ケヌーマーさん、そして僕:bassclef~6人が合流してのクルマ旅となった。1369astaire
5月24日(土)集合場所の伊勢湾自動車道「刈谷ハイウエー・オアシス」にて、うまく合流できた我々6名は「やあやあ」と挨拶を交わす。papaさんとは3月の藤井寺以来だが、recooyajiさんとマントさんは、papaさんと初対面となる。「杜」で知り合ったお仲間が初対面する時・・・ちょっとおもしろい現象が起きる。「~です」と事前に聞いていたはずの名字を言いあっても、なかなかピンとこないのだ。それで「recooyajiです」と「杜」でのハンドルネイムを発声すると・・・「ああっ、recooyajiさんですかあ!」と、描いていたその人のイメージが、今、目の前にいる生身の人間と劇的にマッチする~という仕組みなのだ(笑) そういえば、2005年に初めて「洗濯船」1Fのあの食堂に入って行った時~すでにほとんどのメンバーが集合しており談笑していた~僕が「bassclefです」と言うなり、皆さん「ああ~っ」と反応してくれたなあ。そして全員(ほとんどの方が初対面)が名字+ハンドルネイムで自己紹介をすると、不思議なほどに打ち解けてしまうのだった。

さて、なごやかになった6名に気合が入る。「いざ、白馬へ!」
最初の運転はpapaさんだ。昨年、僕が失敗した土岐ジャンクションでの<伊勢湾自動車道~中央自動車道>も巧く乗り継ぎ(あたりまえか:笑)中津川の長いトンネルも抜けていく。こういう長いトンネルは6人でワイワイやってると早いけど、1人だと本当に長く感じる。しかもあの「微妙に暗めのオレンジ色」あれがいけない。あんな風にトロ~ンとした色合いでは・・・どうしたって眠くなるじゃないか(笑) Yoさんのワゴン車も3500ccでパワーに余裕があるのだが、papaさんは運転も相当に巧いようで、緩やかに続く登りカーブでもスムースな走りだ。そういえば、さっきYoさんが「papaさんはA級ライセンスを~」と言ってたな。僕は最後列でkonkenさんと隣合わせだ。ちょっと新しめのテナーの音が流れている。「これ、誰だろう?」「判らん」「わりと最近の録音だろうね」てなジャズ雑談。なにしろ、2人とも新しい録音のジャズをほとんど聴いてないのでよく判らないのだ(笑) スピーカーが後列にもあり、けっこう大きめな音量だったので、ちょっとだけヴォリュームを下げてもらった。その時のpapaさんとYoさんの反応で~音を下げろということは、あいつら、マレイを気に入ってないな・・・というような会話に違いない(笑)~このテナーが「デビッド・マレイ」だと判った(笑)そういえば、マレイについては・・・3月のYoさん宅でも、papaさんお勧めの2~3タイトルを聴いたばかりだ(笑)
お昼前までになるべく行けるところまで行っておきましょう~という作戦にしたので、ほとんど休憩を取らない。その内、マレイのCDが一巡したらしく同じ曲が流れるので「そろそろ替えましょう」などと最前列助手席のYoさんにお願いする。後はバルネなど聴きながら・・・あれ、もう松本近くまで来ているじゃないか。朝の集合が早かったこともあるので、梓川SAでちょっと早めのお昼休憩。
次の運転はマントさん。マントさん、仁科三湖辺りのクネクネ道でもけっこう飛ばす。クルマがよく走るので嬉しいのだろう。 マントさんに後から聞くと、あれでも抑え目に走ったと言うところが、ちょっと怖い(笑) だんだんと曇ってきているようで、なんとかガマンしていたような雨が、ついにパラパラと降り始めた。この辺りまで来ると、左側には槍ヶ岳とかの景色が素晴らしく広がるはずなのだが、そんな山々の姿もほとんど見えなくなってしまう。まあいいか・・・どうせ我々は山歩きをしにきたわけではない。
そんなこんなで、2時過ぎには「洗濯船」に到着。幹事役のSPUさんとパラゴンさんが笑顔で出迎えてくれた。会が始まる前に、皆さんのレコードを見せてもらうのも楽しみのひとつだ。僕はpapaさんに声をかけて、papaさんコレクションから見せていただくことにした。papaさん、今回はパーカー10インチを遠慮して(笑)他の貴重盤をたくさん持ってきてくれた。食堂のテーブルにずら~っと並べる。パラゴンさんがヴォーカル好きということで、ヴォーカルの珍しい盤をいくつか~キティ・ホワイトの見たことのない盤(emarcy盤ではない) ピンキーのvantage盤など・・・挙げていけばキリがない。あの辺りだと・・・ヴォーカル好きが見たらマイってしまうだろうな。僕はやはりインスト中心なので、ペッパーのdiscovery 10インチ盤2点にどうしても目がいってしまう(笑) これは・・・聴いてみたい! 食事の後の地下JBLルームでの第3部の時「ぜひ」とお願いした。
そうこうしてると、ワガママおやじさん、Dukeさん、千葉xyzさんも到着した。千葉xyzさんとpapaさんは今回の白馬が初参加だ。「洗濯船」オーナーのMさんも加えて、さあ・・・これで、今回の参加者12名が揃ったじゃないか。御大Dukeさんが一言~「ちょっと早いですが揃ったので始めましょうか」外の雨もだいぶ強くなってきたようだが・・・今から、ひたすらレコード音楽に耳を傾ける我々には関係ないか(笑)

第1部「トーク・タイム」(14:45~17:15)地下JBLルーム
ワガママおやじさんと不肖bassclefのトーク~各1時間づつたっぷりと語らせていただきました(笑) 昨年の「白馬:杜の会」からこの新企画が始まった。事前に指名された方が、60分ほど時間を頂いて、自分の選曲とコメントを皆さんに聴いていただくのである。テーマは全くの自由。昨年の白馬では、洗濯船MさんとYoさん。秋の杜では、パラゴンさん、recooyajiさん、Gamaさんが、この「トークタイム」を通して、自己の音楽原点的心情を吐露したのだった。その秋の杜の宴会の時、パラゴンさんから「2008年白馬トークタイム」のご指名を受けてしまったのだ。
好きなレコード(演奏)を掛ければいいのだよ~と思ってはみても、いざ「お前が好きなようにやれ」と言われると・・・案外、迷うものなのである。それに、あまりマニアックに過ぎるのもなあ・・・などとあれこれ悩んだのだが、結局はジャズジャイアントの隠れた名演~みたいな線でいこうと決めた。白馬直前のワガママおやじさんの「杜」への書き込みでも、同じような迷いがあるらしいことが判った。自分の好みで選曲できる「トーク」は楽しいけど、けっこう大変なのである(笑)

2008_0116s90000013_3 <ワガママおやじさんのトーク>
S&Gの「サウンド・オブ・サイレンス」を巡っての話し~
ポールサイモンが独りで吹き込んだSimon Before Garfunkelというアルバム。確かアメリカでは発売されずに、日本だけで発売許可されたというレコードである。このSimon Before Garfunkelは、僕にとっても思い出の1枚だ。中3の時だったか・・・このCBSソニーのLPを入手して、それはもう聴きまくったものだ。この「サウンド~」ギターのアルペジオで始まるイントロこそ、おなじみのパターンなのだが、唄の出足~hello darkness, my old friend~ポールは、怒ったようなぶっきらぼうな調子で唄い始める。ちょっとボブ・ディラン的というか・・・感情を抑えたようなポールの静かな気迫を感じる唄い出しだ。このレコードでは全曲、伴奏は自分の弾くギターだけ。しかし、そのシンプルさが、かえってポールの音楽(S&Gではなく)の骨格を見事に浮き彫りにしたのかもしれない。唄いながら、ギターを叩き、足を踏んでリズムを取るポール。この「サウンド・オブ・サイレンス」・・・抑えていた彼の内に秘められたいろんな感情がモロに溢れ出てしまったような、素晴らしい唄とギターであった。この「独りS&G」を初めて聴いた方も多いようだったが、誰もが感銘を受けたようだった。このPaul Simon Song Bookについての、ワガママおやじさんの記事はこちら、http://ameblo.jp/d58es/day-20080116.html それと、mono-monoさんの記事http://mono-mono.jugem.jp/?eid=195
67camperさんの記事http://blog.goo.ne.jp/67camper/e/0dfa2c93fde73f44354648646df7d583もおもしろいです。

おやじさんのトーク後半は「後期の2008_0524s90000013_2リー・モーガン」特集だ。1965年のCornbreadから、1968年のCaramba、1971年のBobby Humphrey(女性フルート奏者)への客演、それから映画「真夜中のカウボーイ」のサントラEPなどをかけてくれた。「真夜中~」これ、ハーモニカのトゥーツ・シールマンがメロディを吹いていて、ちょっとムード歌謡っぽいモーガンのトランペットが軽くアドリブする~という珍品。僕はもちろん初めて耳にした。他の4000番台のLPも正直なところ、全て初めて聴いたものばかりだ。僕はどうしても「ハードバップ」的なサウンドが好きなので、1965年の「コーン・ブレッド」での、ちょっと大人しい・・・というより弱々しい、しかし妙に存在感のあるテナーの音色が気に入った。そのテナー奏者は・・・ハンク・モブレイなのであった!
*このワガママおやじさんのトーク内容については、「こだわりの杜」へのご自身の書き込みがありましたので、ここに再掲させていただきます。
(以下斜体字部分)2008_0606s90000004_2
《トーク自体は再現出来ませんが、お聞き頂いた曲を羅列しますね。実はトーク、下原稿ではS&G中心で考えてました。サウンドオブサイレンスの3パターン、ブックエンドから一曲を挟んで明日に架ける橋で、S&Gバージョンとアレサ・フランクリンバージョンを掛けて、JAZZを一曲二曲で組み立てていたのですが、2008_0606s90000005_4 それでは余りにマズかろう云うことで、当日はアンディーウィリアムス一曲とポールサイモン/ソングブックからサウンドオブサイレンスを!
JAZZからは「コーンブレッドとそれ以降のリーモーガン」に焦点を当ててみました。コーンブレットB面。どん底の時期のリーモーガンの演奏からEPミッドナイトカーボーイ。2008_0606s90000002_2キャランバからヘレンズ・リチュア、 そうあのヘレンへ捧げた曲。ボビィーハンフリーのフルートインからサイドワインダーをお聞きいただいて、締めは恩人でもあろうベニーゴルソン・アンド・フィラデラルフィアンズからカルガリー。 この時点で時間オーバーだったので演奏時間の短いカルガリー選んだけど、アフタヌーンインパリの演奏がお勧めです》
《以上5点の写真・盤~ワガママおやじさん提供》

さて、僕:bassclefの方は「ジャズジャイアントの隠れた名演」みたいな流れに決めたのだが、セレクトにあたっては、ちょっとだけ捻って<中編成・ビッグバンドをバックに気持ちよく吹くサックス奏者たち>というのを、一応のテーマとした。トークは1時間という枠があるので、曲順くらいは決めておかないと・・・ということで、ズボラな僕としては珍しく原稿らしきものを用意した。原稿と言っても・・・曲名、時間、ステレオ/モノラルの区別。録音年、録音エンジニアのデータ・・・あとは一言コメントくらいのものなのだが。
まあ・・・実際に話しを始めたら、やはり原稿を棒読みするというのも、とても不自然なものなので(笑)結局はいつものように、思いついたことを話しているうちに、つい長くなってしまったようだ。だから何曲かはカットせざるを得ませんでした(笑)
それでは以下~僕の悪戦苦闘の記録として(笑)ちょっとDJ風にアレンジした<白馬でのbassclefのトーク>を載せておきます。
もちろんこの通りに話したわけではありませんが、話しのニュアンスは、だいたいこんな感じだったはずです。なお時間が不足したので、8番のグリフィンと9番のゲッツは、かけられませんでした。

<bassclefのトーク>
今日は、まあ・・・テナー&アルトの特集です。サックス奏者の名演はあまたあるんですが、今回はちょっと捻りました(笑)
というのは、コンボではなく「ビッグバンドや中編成コンボをバックに気持ちよく吹く名プレーヤーたち」というのを一応のテーマとして、その辺りでまず好きなもの・・・そして、できるだけ録音が優秀かな・・・と感じているレコードからセレクトしてみました。あまりにもマイナーなミュージシャンは避けて、有名どころのちょっと渋いレコード・・・という趣ですかね。サックスばっかりではおもしろくないので、一部、トランペット奏者のフューチャリング曲も混ぜました。それから、ステレオ盤・モノラル盤・レーベルなども、できるだけ混ぜ混ぜにしてみました。Fox

1. I wished on the moon 1961年ステレオ
    エディ・ロック・ジョー・デイヴィス/The Fox & The Hounds(RCA victor)バックのリズム陣までくっきりと録られた録音もなかなかいいです。 (engineerは、mickey croffordという人) 曲は・・・思わずワクワクするようなアレンジにのって、ロック・ジョーが楽しそうに吹く I wished on the moonにしましょう。ロックジョーというテナー吹きは、飄々とした感じが堪りませんね。なお、アレンジャーはBobby Platerという人です(ライオネル・ハンプトン楽団~ベイシー楽団でロックジョーと仲間) ビッグバンドはNYのトップジャズメン17人としかクレジットされてませんが、多分、ベイシー楽団でしょう。だとすれば、ベースはエディ・ジョーンズだと思います。

Les_brown_jazz_song_book 2. let's get away from it all 1959年 ステレオ
     レス・ブラウン楽団/Jazz Song Book(coral)
次は、ズートといきましょう! レス・ブラウンというのは、わりとポピュラーっぽい楽団だと思いますが、このアルバムでは、巧いソロイスト(フランク・ロソリーノ、ドン・ファーガキストら)を、Song_bookうまい具合に配分していて(各3曲づつくらい)、充分にジャズっぽいアルバムだと思います。ズートの誠にスムースなフレージングと、あっさりと乗る軽い感じが気持ちいいですね。
《ここでPapaさんから、「このアルバムはいいですよ」とうれしい一言。Papaさんはモノラル盤をお持ちとのこと。僕の手持ちはピンクラベルのプロモだ》

3.   round about midnight 1959年 モノラル
     アート・ペッパー/プラス・イレブン(contemporary)
このレコード、オリジナルを持ってないので、今回はYoさんに借りました(笑)このレコードは最高! まず演奏がいい。アレンジもいい。そして・・・録音もいい!(roy dunan) ジョー・モンドラゴンのベースも重い音で録られています。僕はキングの国内盤ステレオで聴いているのですが、それを聴いていても「ステレオ盤オリジナル」も相当にいい音だろうな~と推測できます。ステレオ盤だと・・・ペッパーのアルトが中央に定位したまま(その音圧感が全く落ちずに) ベースとドラムスが左右に分かれてオーケストラは後ろから・・・というような定位になると思います。このレコードでは、ペッパーのテナーが3~4曲聴けるのですが、ここはやっぱりアルトということで(笑)
bernie's tune のペッパーのソロも素晴らしいのですが、同じようなテンポの曲が続いてしまうので、ここはスロウもの~ A面4曲めのround about midnightにしました。アレンジャーは、マーティ・ペイチです。

4.   day in day out 1961年 モノラル/ステレオVerve_2
Terry Gibbs Dreamband (contemporary)
モノラルのオリジナル盤はこちら~verve V-2151:The Exciting~ですが・・・このcontemporary盤は、1990年発売の新発見ステレオ・マスターなので、少々こじつければMain_stem、このLPを「ステレオ盤オリジナル」と呼ぶこともできます。このレコード・・・とにかく録音が抜群! エンジニアは、あのwally heiderです!ではA面1曲目の day in day outを。
短いソロは・・・コンテ・カンドリ(tp)とビル・パーキンス(ts)です。ベースはバディ・クラークという人。音がでかそうですね(笑) ぺッパーの・・・いや、マーティー・ペイチのtampa盤に入ってた人です。

  Photo_45.  quintessence(4'14") 1961年 ステレオ

クインシーPhoto_6・ジョーンズ/クイセッテンス(impulse)
フィル・ウッズの輝くようなアルトの鳴りを。(van geldr) 曲の終わりの短いカデンツァも、ウッズの 巧さ爆発です。文句なし! 何度聴いても、このimpulse盤は気持ちがいい。

6.   isn't this a lovely day?(4'14") 1953年 モノラル 《写真・盤~konkenさん提供。この盤、実は両面ともB面のラベルが貼られていた。これが、この個体だけのミスなのか、あるいは・・・》
    
フレッド・アステア/~ストーリー(clef) 1369astaire_2
大編成ばっかりではちょっと疲れますので、ここで中休みとして・・・テーマから離れて「唄」をひとつ。フレッド・アステアのIsn't this a lovely day? を。実は・・・このレコードもkonkenさんからの借り物です(笑)
ほのぼのしたような、しみじみしたような情感が漂う名唱・名演だと思います。 優しげなテナーソロは・・・フリップ・フィリップスです。

7.  from now on 1957年 モノラル
   マーティー・ペイチ/Picasso of jazz(cadence)
もうひとつ、モノラル録音のいいやつを。cadenceというレーベルは、たぶんcolumbiaの子会社です。その cadenceの子会社があのcandidです。だからこの「Picasso」は、candidからも出たこともあると思います。渋いトランペットは、ジャック・シェルダンです。独特の沈んだような音色・・・いいソロですね。実は、アルトのクレジットがないのです。この辺りの白人系のアルトをいろいろ聴いてみました。でも・・・判りませんでした。ジーン・クイルかジョー・メイニか、あるいはチャーリー・マリアーノかな?と推理してます。ペッパーやバド・シャンクではないですね。ハーブ・ゲラー、ロニー・ラングではないような感じがします。Photo
《そういえば、cadenceレーベルの小話題として~このcadence~Dukeさんの好きなピアニスト:ドン・シャーリーの初期の作品がたくさんあるレーベルで、実はこれ、ある有名なシンガーがオーナーなんですよ・・・などと話そうかなと思っていたら、cadenceと言った瞬間に、すぐ「アンディ・ウイリアムスの・・・」と声がかかりました(笑)さすがに皆さん、よくご存知です(笑)
アルト奏者のクレジットがない話しも、それを切り出す前に、recooyajiさんから「アルトは誰ですか?」との声。やっぱりちょっと気になる、いいソロだったようだ(笑) 
《その後、PapaさんがこのレコードPicasso of jazzのパーソネルを調べてくれたようで、「こだわりの杜」へ書き込みにて知らせてくれた。
録音年月日 1957 June 7&8   Los Angels
”The Picasso of Big Band "
Pete Candoli, Buddy Childer, Jack Sheldon (tp) Herbie Haper (tb) Bob Envoldsen (vt-b, cl) Vince Derosa (fhr)
Herb Geller ( as ) Bob Cooper, Billy Perkins (ts) Marty Berman (bar) Marty Paichi (p) Joe Mondragon (b) Mel Lewis (d)
う~ん・・・あのアルト奏者は、ハーブ・ゲラーだったのか! まずいなあ、「違う」候補の3番手にゲラーを挙げていたなあ(笑)》Big_soul_band

8.  jubilation(3'53") 1960年 モノラル
  グリフィン~The Big Soul-Band(riverside) 
ちょっと「くどい」音色のグリフィンです。ベースのヴィクター・スプロウルズの音がでかそうなこと! 録音はレイ・フォウラー。

9.   bim bom(4'32") 1961年  ステレオGetz_bigband_bossa_2
     スタン・ゲッツ/Big Band Bossa Nova(verve)
これ、ジョアン・ジルベルトの曲。ゲッツのテナーもマイルドでいい。スネアのリム・ショットとかシンバルのドラムスの音とブラスのバランスが絶妙。 けっこう好きな録音です。verveですがval valentineではなくて、george kneurr&frank laicoという人です。ガットギター・ソロは・・・ジム・ホール!

10.far out east(4'30") 1958年  モノラル/ステレオ
      ロリンズ/ブラス&トリオ(metro) Photo_2
このメトロ盤がオリジナルです。これ、ようやく入手しました(笑) 長いこと、こちらのverve盤(緑色のやつ)で聴いてました。一応、VerveとしてはオリジナルのはずのT字のVerve Inc.(long playing 溝あり)盤なんですが、このverve盤は・・・音があまりよろしくない(笑) モノラルだステレオだという前に、ロリンズのテナーの音に厚みがない。鮮度感に乏しい。それに全体にやけにエコーが強いし、ドラムスやベースの音が遠い感じです。
一方、Metroのステレオ盤では~ロリンズだけが左側で、ビッグバンドとリズムセクションは右側~という、ちょっとおかしなステレオの定位ですが、何よりもテナーの音の鮮度が段違いです。生き生きしたロリンズの音が気持ちいい!1958年の好調なロリンズ! ベースのヘンリー・グライムズも重い音で録られてると思います。B面のコンボの方で比べると、ドラムスやベースの鮮度感の差がよく判ります。では・・・オリジナルのMGM盤(ステレオ盤)ではどうなのか・・・続けて聴いてみましょう。もっともロリンズらしい~と思える1曲を。Brasstrioverve
      verve盤~A面4曲目のfar out east~30"ほど
   metro盤~A面2曲目 far out east
え~と、このタイトル・・・有名なway out westのもじりだそうです(笑)
実は、このロリンズのメトロ盤・・・テナー1本のソロが入ってるんです。body & soulなんですが、1958年でのテナーソロというのも珍しいでしょう。ところが・・・すでに1948年にテナー1本のソロが存在しております。ロリンズの方(body & soul) も掛けたいところなんですが・・・最後に、この「史上初のテナーサックス1本のソロ演奏」と言われているやつを聴いていただきたいと思います。

11.  piccaso モノラル 1948年
コールマン・ホウキンスの「ピカソ」です!Photo_7
これ~THE JAZZ SCENE~mercuryからSP6枚組がオリジナル~10インチ2枚組~EP5枚組~12インチLP~という順で発売されたのだと思います。音は12インチよりEPの方が圧倒的にいいようです。このEP盤5枚セット・・・盤質も最高だし、私的にはけっこうお宝盤です(笑)
なお、ジャケットの図柄はゲッツの「plays Bacharach」に使われてましたね。では・・・1948年の「ピカソ」を。
《あらゆる希少盤をお持ちだとも思えるPapaさんが、珍しくも「う~ん・・・このEP Boxは・・・欲しい」と言ってくれたので、僕はちょっと嬉しかった(笑)まあ半分は、compliment(お世辞)だろうけど(笑)》

第2部(19:15~22:00)
毎年、食事の後に「この1曲」をやるのですが、今年は皆さんの「燃える自己紹介」の後、おいしい泡盛もだいぶん入りながらの「この1曲」で、その後、オークションへ突入。1F食堂タイムが終了したのは例年より1時間ほど遅めの時刻だった。以下、皆さんの「この1曲」をリストしておきます。

Ethel_ennis パラゴンさん~エセル・エニス(jubilee盤:Lullbies For Losers紫ラベル)金色ラベル から
You'd Better Go Now~この名曲を、エセルは、あっさり加減の唄い口で、しかし、しっとりと唄う。それとこのjubilee盤・・・普通、モノラル盤は青か黒だと思うのだが、なぜか・・・パープル!これは・・・珍しい。さっそくpapaさんの熱い視線が(笑)
《上の写真・盤はパラゴンさん提供》
2008_0606s90000003

ワガママおやじさん~Eddie Lockjaw Davis with Shirley Scottから serenade in blue
《右の写真・盤はワガママおやじさん提供》

マントさん~E・パイネマン女史(V)のドボルジャークバイオリン協奏曲

《下の写真・盤はkonkenさん提供》
1186marlenekonkenさん~Marlene De Plankの唄~Fools Lushi In
マーレーンの唄い口は・・・いつも優しい。聴いていて、理屈抜きに安らぐのだ(笑)konkenさんは、あのsavoy盤:Marleneも持っており、この歌い手のレコードをほとんど揃えているようだ。

Yoさん~Jazzville'56(dawn)からlover man(ジーン・クイル)Jazzville56
《右と下の写真・盤~Yoさん提供》
クイルもまたアルトの名手だ。パーカー、マクリーンも演奏したこのバラードを、クイルは、凄く情熱的に吹いている。フレーズ展開に破綻(はたん)をきたしそうな場面もあるのだが、その危うさがスリリングでもある。Jazzvilleこのドーン盤・・・たしかトランペットのディック・シャーマンのいいバラードも入っていて、いいオムニバス盤だと思う。


洗濯Mさん~高木麻早「ひとりぼっちの部屋」~「い~まあ~ッア」と声を思い切り伸ばした後に、短く「アッ」と声を切るところが素晴らしい(笑) 

Dukeさん~ダイナ・ワシントンの初期の10インチ盤からI want to cry 
~生々しい声が印象的。この10インチ盤は30分後にオークションにて、Musashi no papaさんがゲットした。そのpapaさんのコメントを以下。
《白馬の杜でDUKEさんからオークションで譲って戴いたダイナ ワシントンは素晴らしいレコードでした。8曲のうち特に気に入ったのが杜で流された I want to cry でした。チェックしたみると1948年10月16日ロイヤルルーストNYでの録音でバックのペットはガレスピーのようです。この1曲は素晴らしい。私のお気に入りになりました》

PaPaさん~ドイツのアルト奏者~ミハエル・ナウラ
(フィル・ウッズにも似た感じの名手だった。vibraphoneはWolfgangという名だけ覚えてますが、あれは・・・チェット・ベイカーともsandra盤で共演しているWolfgang Lackerschmidなのかな?)
《以下、訂正》
Papaさんからのデータを以下。リーダーのミハエル氏をアルトだと勘違いしてました。ミハエル氏はピアノ、アルトはペーター・レインケという人でした。
ヴィブラフォン奏者も、ウオルフガング違いでした(笑)
Michael Naura Quintet(German Brunswick 87912)
Michael Naura(p)      
Peter Reinke(as)      
Wolfgang Schluter(vib)   
Wolfgang  Luschert(b)   
Joe Nay(ds) 

千葉ZYXさん~テクノっぽいやつ(曲名失念。ごめん!)

SPUさん~Clifford Brown&Max Roach (emarcy) Img_0011_5
10inch盤から delilah。Img_0016_4






ローチ/ブラウンのemarcy盤では、たしか・・・これだけが10インチ盤とのことだ。《写真・盤~SPUさん提供》

recooyajiさん~スリーキャッツ「黄色いさくらんぼ」(日本コロンビア)25cm盤

bassclef~クリフォード・ブラウン「ブルー・ムーン」(emarcy EP盤)

<第3部~地下JBLルーム 夜10時30分~1時30分頃まで>白馬第3部
ある意味、この第3部が最も楽しい時間である。というのも、ここでは皆さんが、いわば「本音盤」を掛けるので、毎年、印象に残るレコードが飛び出るのだ。今回は・・・タイトル・順番など、どうにも記憶があやふやである。皆さんの飲まれたアルコールがJBLルームに気化して、それと音の洪水で・・・僕の脳髄も麻痺してしまったのかもしれない(笑)それでも印象に残っているレコード達をいくつか。

Yoさん~「聴き比べ2題」
<ハロルド・ランド~The Fox>(contemporary盤とHi-Fi盤)からthe fox one down
<アート・ペッパー~Surf Ride>(savoy12インチ盤とdiscovery10インチ盤)からsurf ride

ワガママおやじさん~「ソニー・クラーク~Leapin' & Lopin'からケベック入りのdeep in a dream

SPUさん~「ウディ・ハーマン」Woodchoppers(dial)10インチ盤からit's the talk of town(ラベルにはon the townと表記)

konkenさん~アーサー・ブライスIn The Traditionからin a sentimental mood

洗濯船Mさん~サラ・ヴォーンのlullby of Birdland(emarcy)

Okpapaさん~ペップ・ボネPep Bonet(スペインのサックス奏者)この人、ちょっとロリンズ風。そんなバリバリと吹くテナーに、ちょっとヘタウマ風なピアノとベースが絡む。Papaさん、こういうヨーロッパ系の「武骨ジャズ」も好みらしい。そういえば、イギリスのディック・モリシー(ts)にも、同じような雰囲気を感じた。《写真・盤はPapaさん提供》

Jazz_vane_2bassclef~ジミー・ロウルズweather in jazz vane(andex)からsome other spring。このレコード・・・CDで愛聴してきたのだが、ちょっと前にようやくオリジナル盤を入手できた。ロウルズという人のしみじみとした持ち味がよく出ていて、好きなレコードだ。それに、Andexというレーベル・・・なかなか音がいい(笑) この頃は、こういう、日向ぼっこをしながら居眠りしているような・・・そんなまったりした感じが好きになってきた。《このandex盤はプロモ盤なのでラベルが白だ》

マントさん~DECCAでホルストの惑星(カラヤン・VPO)からジュピター。何度聴いても・・・やっぱりいい曲だ(笑)
チャイコフスキーのロミオとジュリエット(同)からロミオとジュリエット(2000番台)。DUKAS:LA PERI poeme dance'(ラージラベル)~このデュカスの曲・・・最初の金管楽器が一斉に鳴り響くあたりは、サウンドとして気持ちがよかった(笑)

千葉ZYXさん~「ToTo」のLPから(タイトル失念・・・ごめん!)
この1曲は・・・ZYXさんが茶目っ気を出して「ある大物ジャズメンが参加している」とのクイズ曲となった。昔、ローリング・ストーンズにロリンズが参加したLPのことは知っている。誰かが「楽器は?」と尋ねると・・・「いや、まあ・・・聴いてみましょう」と口ごもりながらも、小さい声で「トランペットです」とヒントをくれる優しいZYXさんだった(笑) ToToという名前は知っているが、ちゃんと聴いたことがない(笑)冒頭からギターがしばらく続いた後・・・なにやら聴いたことのあるぞ~と思える音色のトランペットが鳴りはじめる。この、ちょっとくぐもったような音色と、ためらいがちなフレージングは・・・おおっ、あれだ。「わかったあ! マイルス!」と僕は言う。「当たりです!」とZYXさん。「さすがですね」などと誉めてくれるZYXさん。でもね、ZYXさん・・・マイルスのトランペットなら、ジャズ好きなら誰でもすぐに判っちゃうんですよ(笑) それにしてもこのToToへのマイルスの客演~おそらくオーヴァーダビングなのだろうが、ソフトなロック調にかぶして吹くマイルスのフレーズには、全く違和感がない。それになんと言っても、一人の人間がそこでしゃべっているような・・・そんな説得力があるじゃないか。Img_0006_4

SPUさん~Woody Herman/Woodchoppers(dial:10inch)
毎年、夜が更けてくると異常に元気になってくるSPUさんである(笑)
SPUさん、いつもいいところを入手しているようで、いろいろと見せてくれる。ソニー・クラーク・トリオ(bluenote)にも惹かれたが、ここはやはり昼間にチラと見せていただいたダイアルの10インチ盤である。  Img_0018_3 《写真・盤~SPUさん提供》
それはWoody Hermanの10インチ盤。聞かせてくれたのが、バラードの it's the talk of town(ラベルのクレジットでは"on the town"と表記されている) これ、ウッディ・ハーマンと言っても、フリップ・フィリップスのフューチャー曲で、彼の見事なソロがたっぷりと入っている・・・これはいいっ! 
まったくフィリップスという人は、こういうゆったりしたバラードを吹かせると、もう独壇場である。僕の好きな「フィリップ風」がゆったりと謳いあげる。ううう・・・これは、垂涎盤だあ!(笑) フィリップス好きの僕にとっては、この夜のMIV盤(most impressive vinylという勝手な造語です)は、このダイアル10インチ盤である。

《下の写真・盤~ワガママおやじさん提供》
2008_0323s90000014_5ワガママおやじさん~Sonny Clark/Leapin' & Roapin'(bluenote)NYラベル
お勧めはやはり・・・deep in a dream。さすがワガママおやじさん、ジャズのコアなところをご存知だ。この「リーピング~」チャーリー・ラウズとトミー・タレンティンの2管入りセッションが主なのだが、この1曲:deep in a dreamだけは、アイク・ケベックのテナー1本。そしてこれが実にいい。ソニー・クラークのバラードを弾くときの独特なロマンティックな感じ・・・そのイントロからしばらくはピアノのソロが続く。「あれ、これ、テナーは?」と皆が思ったころ・・・ケベックが「ずず~っ」と忍び込むような気配で吹き始める(笑)、ソニー・クラーク/アイク・ケベック~2人の音が醸し出す雰囲気と、この曲の、ちょっとセンチメンタルな雰囲気が見事にマッチしている。このバラードは、やはり絶品と言わねばなるまい。

Yoさん~<ハロルド・ランド:Foxの聴き比べ>
《以下6点、ランドとペッパーの写真・盤~Yoさん提供》The_foxhifi_6

ランドのThe Foxは、もともとHi-Fiレーベルへの吹き込み(1960年)だが、一般的に知られているのは、contemporaryの緑ラベル(1968~1970頃)として再発されたものだと思う。僕もその緑ラベルを愛聴していた。そういえば・・・第1回白馬の時に、Yoさんとランド話題になり「Foxはいいよね」みたいな話しになったな。そのYoさん、最近、FoxのHi-Fi盤を入手されたとのことで、じゃあ、あのcontemporary盤とどんな具合に違うのか・・・
という流れになっていた。Yoさんによると、contemporary盤は「いつものcontemporaryらしい、自然な質感のいい音」なのだが、Hi-Fi盤(モノラル)は、全く音造りが違うとのこと。簡単に言えば、あまり西海岸っぽくないそうである。Fox_hifi
最初にHi-Fi盤から~まずジャケットがいい。暗めの赤色、灰色、黒色などが太い筆でググッと塗りたくってあるだけの抽象絵画っぽいジャケットなのだが、中身の音の力感みたいなものが感じられるのだ。A面1曲目のThe Fox B面のOne Down を聴く。各楽器の音がメリハリのハッキリした太い輪郭で、全体的に音が強い感じだ。パーソネルを知らずにパッと聴いたら・・・イーストの黒人ハードバップだと思ってしまうだろう。もっとも・・・このThe Fox~ランドもエルモ・ホープもリズムセクションもみんな黒人だし、実際、こういうハードバップ的な4ビートジャズをやっているバンドのサウンドに、東海岸と西海岸で、それほどの違うがあるはずもないのだが。ただ「録音の感じ」の違いは・・・明らかにあると思う。その「音の感じ」で言うと・・・Hi-Fi盤では「ジャズが強く聴こえる」ように感じたのだ。ピアノのエルモ・ホープの叩きつけるようなタッチも、相当に迫力あるガッツあるタッチとして鳴った。いずれにしても、Hi-Fi盤の音は、モノラル盤と言うことも含めて・・・魅力的なジャズのサウンドではあった。なおHi-Fi盤の録音は1959年。録音エンジニアは・・・Art Becker & David Wiechmanとなっている(contemporary盤の裏ジャケに表記あり)

Foxcontemporay 次にcontemporary盤~この緑ラベル・・・何度も聴いているので僕には親しみがある。裏ジャケの解説はLeonard Featherで、1969年10月としてあるので、発売は1969年か1970年だろう。
さて「緑ラベルのステレオ盤」だ。一聴・・・ランドのテナーが少し細くなり(と言ってもそれは悪い意味ではない)音色もややソフトな感じになった。ドラムスの「鳴り」が全体的に「すっきり」してきた。音楽全体の鳴り」として・・・たしかにやや軽くなったような感じはする。しかし・・・本来、ランドやフランク・バトラーが楽器から出している「サウンド」としては・・・僕はこのcontemporary盤の方が「自然」だと思う。いい意味での「軽やかさ」~僕はこの感じを「軽み」(かろみ)という言葉で表したい(笑)~が感じられるサウンドだと思うのだ。Foxcontemporay_2 う~ん・・・Hi-Fi盤もいいが、やはりこちらのcontemporary盤もいい・・・聴いている方々もそれぞれの音にに感じるところがあったようで、判断に迷っているような気配ではある。これは、Hi-Fi盤とcontemporary盤との「音造り」の違いでもあり、また「モノラル盤」と「ステレオ盤」のそれぞれの特徴(良さ)が現れた好サンプルかもしれない。ジャズ好きの「音」や「音楽スタイル」に対する好みの傾向は様々だし、そういう好みの違い方というようなことへの興味を、Yoさんも僕も持っている。そんなこともあって、どちらの音が好みか・・・というアンケートをすることになった。この場にはちょうど9名いた。僕の予想は「半々」だった。
まず「Hi-Fi盤」~4名が手を上げる。そして「contemporary盤」~これも4名。1名が手を上げてない(笑) Yoさんは決着を付けたいようだ(笑)「konkenさんは?どっちが好き?」と追求する。konkenさん「うう・・・」唸りながら「やっぱり・・・contemporaryかな・・・」 これで5対4だ。やはりほぼ半々か・・・。まあいずれにしても、実に興味深い「音の好み」の違いじゃないか(笑)

Pepper_surfride_savoy_2  Yoさん~<ペッパーのサーフライド>
さて、savoy12インチ盤(MG-12089)とdiscovery10インチ盤2点(Art Pepper Quartet 3019)と(Art Pepper Quintet 3023)
発売は、10インチ盤の3019が1952年、3023が1954年。12インチ盤が1956年と、当然のことだが、10インチ盤の方が早い発売である。Surfride
最初に掛けたのは、savoy盤12インチ~曲は急速調のsurf ride。
サックスの音にメリハリがあり、全体的に明るい感じ。とても1952年の録音とは思えないほどパリッとしたジャズの音だ。さすがにVan Gelderのマスタリングした12インチ盤だ。張りのあるジャズっぽさも充分に感じられる。
Yoさんは「うん、このsavoy盤も悪くないなあ」とちょっと嬉しそう(笑)

次に、discovery10インチ盤~これは僕の私見だが、10インチ盤というのは、時代も古い分だけ(たぶん)12インチ盤に比べると、盤質の材料やカッティングの精度において、若干のデメリットがあると思う。ただし「モノ」としての魅力~あの10インチという大きさからくる圧倒的な存在感、古み感など・・・それがそこにあるだけで、素晴らしい(笑)そう思わせてくれるほど、ある種の10インチ盤には、エモイワレヌ魅力を感じる。ペッパーのこの2枚のdiscovery盤もそんなレコードである。
《下の10インチ盤2枚~写真・盤はPapaさん提供》Discovery10inch_2_2

さて、その音は・・・? Mさんが慎重に針を下ろす。
材質・盤質からくるノイズはほとんどない。いいコンディションのようだ。
一聴・・・全体の音がおとなしい感じか。ちょっと楽器全般がくすんだような色合いになったかもしれない。ぱっと聴いて受ける印象は・・・古い写真がセピア色に染まりつつあるような・・・そんな感じに近いかもしれない。そして僕には、その「セピア色」が心地よい。ちょっと高音の方が詰まったような音なのだが、こうして2枚続けて聴いてみると、この「ちょっとおとなしい鳴り方」の方が、より自然なものに聞こえないこともない。
ドラムスのシンバルのクリアさや、それからペッパーのアルトの輝き具合においては、確かに12インチ盤の方に分があった。それでも10インチ盤の「自然な鳴り」に僕は惹かれるものを感じた。
目をつぶって「音」だけを聴けば、12インチ盤の方を選ぶ方が多いかもしれない。しかし~パーカーのダイアル盤の時にもちらっと書いたのだけど~こちらのアタマに「貴重な10インチ盤。時代的にはオリジナルの10インチ盤」という思いも入り込んでの聴き比べなので(そうならざるを得ない)そういう意味で「10インチ盤有利」になってしまうことがないとは言えない(笑)
いずれにしても、こういうのは「好み」の問題だと思う。例えば、僕自身は・・・一般的には強い音が好きなのだが、Van Gelder特有のかけるエコーが(強すぎる場合)あまり好きではない。Cimg0268
ひとつだけ確かなのは「ペッパーは凄い」ということだ(笑) レコード化の段階で、後から何をどういじったとしても、1952年にペッパー達が演奏した素晴らしい演奏(音楽)は・・・・厳然として、そこにあったわけなのだから。
《上の写真~savoy12インチ盤には収録されなかった4曲(These Foolish Things, Everything Happens to Me, Deep Purple, What's new)と、レッドの2曲を収めたArt Pepper/Sonny Redd~通称Two Altos(regent)。なるほど・・・ラベルは緑でしたか!写真・盤~Musashi no papaさん提供》

好きになったミュージシャンの音を集中して聴くのならば・・・どんな版のレコードを聴いたとしても、感じるところは絶対にあるはずだ・・・と思いたい。まあもちろん、音がいいレコードで聴くに越したことはないのだが(笑)

《写真・盤はkonkenさん提供》Photo
最後の方に聴いたのは、konkenさんの「アーサー・ブライス」in the traditionからJitterbug Waltz と in a sentimental mood。
どちらかというと古い年代のジャズが中心の会なので、こういう1970年代後半の、ガッツあるハードっぽいジャズがかかると、新鮮な感じもあり、楽しく聴けた。斜め前に座って、なにやらブライスのアルトに集中している様子のPapaさんに「こういうの好きでしょう・・・」と言うと「これは気に入りました!」と一言。Papaさんは、もちろんパーカー命のような方だが、デビッド・マレイなどちょっと新しい世代のサックス奏者も愛聴しているようだ。

そして大ラス~洗濯船Mさんが「では最後に1曲」と静かに言う。
「バ~バ・バ~ラ・バッバッ・バッバ・パ~」ああ・・・これは皆がよく知っているレコード・・・サラ・ヴォーンのemarcy盤だ!Mさんが、bluebackのジャケットがイーゼルに掲げられる。ねっとりした唄い回しのサラの声が、力感豊かに流れてくる。あのサラのアドリブ・フレーズを諳(そら)んじているらしいkonkenさんが、サラと一緒にスキャットしている(笑)酔っているので音程は覚束(おぼつか)ないが、気持ちは充分に判る(笑)
見事なまでにコントロールされたサラの声が厳(おごそ)かに流れつつ・・・2008年の白馬:杜の会は、ようやく終わろうとしているのだった。

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コメント

ワガママおやじさん、またまたのコメントどうもです!
ランドのFox~いきましたか(笑)そりゃあ素晴らしい!Hi-Fi盤ももちろんいい音でしたが、contemporary緑ラベル盤も、これまたなかなかの音で・・・好みが分かれましたがいい勝負でしたね。
松本のアガタさん・・・HPでのジャズ盤の解説を読むと、ホントに「いいジャズ」をよく知ってる方だなあと思います。その店主さんのお勧めSP盤ですか・・・。パーカーのいい状態のSP盤は「凄い」という話しは聞いたことがあります。特に「ダイヤル盤のSP」は凄いらしいですね。う~ん・・・聴いてみたい!(笑)僕もおやじさんと同じく・・・SP盤にまでは踏み込めそうもありませんが、どうも「ジャズ・グレイト達の発した(であろう)音」への興味だけは拡がっていく一方です。

投稿: bassclef | 2008年7月10日 (木) 15:52

昨日、出張で松本に行ったのでアガタへ寄ってみました。

収穫はハロルドランドのFOX CONTEMPORARY盤
状態少し難ありですけれど・・・
白馬以降探してた甲斐が有りました。

時間がなくてゆっくりする時間が無かったのですが
最近店主さんが集めてるというSPを聞かせて頂きました。
SPに対するイメージが大きく変わりました。
パーカーの音色が凄く良かったです。
SP復刻のLPで聞いた物とは別物
パーカーこんなに良いなんて・・・
ご多分にもれず最近はSPも高いのだそうですので
私がおいそれと手を出せない分野なのが
却って手を出すことに諦めがつきます。

それでは失礼します。

投稿: ワガママおやじ | 2008年7月 8日 (火) 22:30

PaPaさん、これはまた難しい質問付きのコメントをどうもです!(笑)
パーカーの10インチ盤も近年のデビッド・マレイも(CDでも)聴いているpapaさんなので、いろんな観点からのジャズ興味をお持ちですね。

>ジャズプレイヤーって若いときより年をとった時のほうがよい人もいますね
>円熟味を増した演奏がなんともいえない~

あるでしょうね、そういうケースも。僕の個人的な現象で言うと・・・1940年代・1950年代から活躍し始めたジャズ・ジャイアントにおいては、ほとんどの場合「初期の頃」の演奏(レコード)に惹かれます。ひょっとしたら、それは「演奏」というより、作品としての「レコード」として愛着が湧くかどうか・・・という意味合いからかもしれませんが。
ただ例外もあって、例えばバド・パウエルの場合~なぜだか後期の(1960年代)パウエルのピアノには惹かれるものがあります。初期の「切れ味、ヒラメキ」にも充分に惹かれますが、後期の「重たい音」には、初期とは別の種類の「何か」があるように思えるのです。
ペッパーの場合でもやはり初期を好みますが、例外があって、以前に拙ブログでも挙げた最晩年の「Going Home」は、本当に愛聴しております。
だから・・・「どちらがお好き?」と単純には2分はできないですね(笑)
ただ、僕の(聴き方)場合・・・ざっくりと言って1970年代以降のレコード・CDをあまり聴いてないので、主なジャズメンの「円熟味」時期の演奏を(実感として)あまり知らないことになりますが、ベテランのミュージシャンの円熟味と意味では(一般的には、衰えた感じが多い中で)ミルト・ヒントンのベースの音(とプレイ)には「ガッツ」を感じました。ブランフォード・マルサリスのTrio Jeepy(columbia:1988年)という2枚組なんですが、当時すでに77歳くらいだったはずのミルト・ヒントンが、芯のある強い素晴らしい音色で「ジャズ」をやってます。ブランフォード
・マルサリスには、ほとんど興味もなかったのですが、この2枚組~ちょっと前にrecooyajiさん宅で聴かせてもらって、そしたら一発で気に入ったのです。やっぱり新しい録音のレコードも聴かねばいけませんね(笑)

「プロモ」のこと~これは・・・難しいですよね。現象としては、ロックの世界では「プロモ盤」に相当の価値を見出している場合が多いようですが、ジャズでは「プロモ盤」に、そういう付加価値は、ほとんどない・・・というより安かったりする(ようです)この辺の文化人類学的な考察(笑)にも興味がありますが・・・それは本題ではないですね。

プロモ盤と正規盤での音の差~これは・・・実は昨夜から「う~ン」と困ってました(笑)
実際に聴き比べた方、つまり数多くのサンプルに当たった方でないと答えられないぞ・・・という感じです。
ちょうど・・・というかそんな気配を察した(のであろう)DukeさんからTELがあり、しばし「プロモ盤」談話。
それによると~(以下《  》Dukeさん)
《プロモ盤とそれ以前にごく少数だけ作る(であろう)テスト盤というのが存在していて、その「テスト盤」は、明らかに音が違う!「プロモ盤」と「正規盤」では、(それほど差のないものが多いように思うが・・・(タイトルによっては)けっこう差がある場合もあるのでは?
またColumbiaなど大手~マトリクス番号がしっかり管理されているところ~では、1A/1Aと後期番号では、明らかに絶対に違う!(笑)》とのことです。
それと~
《ロックの方で、あれだけプロモに価値を付けるのには(感じるのには)、やはりそれだけの理由がある~例え、それが純粋に音の差だけではなく、「枚数的にレア」ということだとしても》
~という感じのようです。

(以下、全くの私見ですが)テスト盤・プロモ盤の方が、ごくごく物理的に考えれば、スタンパーの「キレ」のいい内に(?)プレスする訳ですから、少なくとも後期プレスより悪いことはないのかな。
ただ・・・美的感覚から言えば、やはり味気ない「プロモ盤のセンターラベル」より、正規盤の色付きの方が、僕はうれしいですね。色付きということなら、だから同じプロモでも、「デッカのピンク色」は、一般のプロモの3倍くらいは、うれしかったりします(笑)
まあ人によって・・・どこに・何に価値を感じるか~ということでしょうね。みなさんがそれぞれの価値観を持っていて、その座標軸をしっかりと判っていれば一番いいですね。

投稿: bassclef | 2008年6月29日 (日) 10:46

bassclefさん ジャズプレイヤーって若いときより年をとった時のほうがよい人もいますね。若いときにパット花咲いて散る人もいますが、円熟味を増した演奏がなんともいえないケースも多々ありますね。どちらがお好きですか。
もうひとつ、お聞きします。
レコードのラベルでプロモーション用ホワイトラベルがありますが音に関してはプロモのほうが良いと言われていますが、どのようなご感想ですか。

投稿: Musashi no papa | 2008年6月27日 (金) 22:00

mono-monoさん、コメントをどうもありがとうございます。「PAUL SIMON SONG BOOK」の絡みで、mono-monoさんの記事がワガママおやじさん記事とも関連が深い~と思いましたので、勝手に記事中リンクを付けてしまいました。事後承諾ということでお許しください(笑)
また、そのことで律儀なコメント~改めて感謝です。

「白馬の集まり」は・・・確かに・・・濃いです(笑)1年に一度、集まるみなさんが渾身のセレクトで、いい音楽を聴かせてくれる。ただ時間がいくらあっても足りません(笑)

mono-monoさんの心に灯火ッた(こんな言葉・・・あるんかいな?)フレッド・アステアの「~ストーリー」~あれは・・・ホント、いいですよ(笑)僕など実は国内盤(ポリドール3枚組)しか持ってないので、たまに会うkonkenさんに、Clefオリジナル盤(4枚中3枚所有だったか)を聴かせてもらう度に「う~ん・・・」と唸るわけです(笑)
今回の白馬~自分のトークの合間にこの「アステア盤」を掛けたのですが、自分の予想以上に「しっとりした音」で、アステアの粋な唄、そして、やはり風がそよいできたような・・・フリップ・フィリップスのテナーが優しく鳴り渡ったのです(そういう風に聞こえた)
かなり自画自賛的ではありますが・・・あれは実に素晴らしい瞬間でした(笑)

投稿: bassclef | 2008年6月27日 (金) 21:33

この記事がアップされたものの、コメントするタイミングを逃してしまい、
久々に覗いてみたら「PAUL SIMON SONG BOOK」で私のとこにもリンクが
加えてもらってるではないですか!
ビックリ&感謝です。

それにしても杜の会in白馬は凄い濃い集まりですね。
一泊でこんなに聴き込むだなんて!
しかもどれもが垂涎のレコード。
ヤバいです。
そして皆さんの思い入れたっぷりなコメント。
素晴らしいです。

なかでもとりわけカラー盤のアステアストーリーが気になります。
未聴ですし、欲しいのですよ!

投稿: mono-mono | 2008年6月26日 (木) 22:18

いやあ、67camperさん、コメントどうもです!
そんな・・・自粛などと言わずに(笑)ガンガンとコメントして下さいね。

ポール・サイモンの「ソングブック」camperさんのコメント~<どれをとっても激しいポールが聴かれ、アーティぬきで却ってポールが好きになる方が増えるアルバムだと思います> 大きく頷(うなず)いてしまう僕です(笑)ホント・・・そういう類(たぐい)の音楽(性)ですね。僕は好きです・・・ポール・サイモンという人が。
(67camperさんの「ソングブック記事」もリンクさせてもらいました。よろしくお願いします)

リー・モーガンの「コーン・ブレッド」
>おとなしいかも知れないですが、ハンコックの端正なピアノが好きですね~
う~ん・・・camperさん、この辺の時代もよく聴き込んでますね。白馬でこのコーンブレッドB面かかった時も、キリッとした知的な感じのピアノソロになり「あれ、このピアノ誰?」てな声が上がりましたよ。僕ももちろん、皆さんも案外、この辺まで聴いてないのです(笑)だからやけに、あのリー・モーガン盤が新鮮に聴けました。

フォークでもジャズ・ロックでも、もちろんジャズも・・・やっぱり「いい音楽」なら何を聴いても幸せになりますね(笑)

投稿: bassclef | 2008年6月25日 (水) 22:11

SPUさん、コメントをありがとうございます!白馬で聴かせて頂いたフリップ・フィリップスの、いや・・・ウディ・ハーマンのWoodchoppers~どうにもあれがアタマから離れませんでした(笑)なので、九州のDukeさんからのコメント返事の中で、ひっそりと(笑)SPUさん宛てにジャケット写真のお願いをしたのですよ。今回、SPUさんには大変なご苦労を掛けてしまったようで、大恐縮しております。
でもそのおかげで、あのダイアル盤のセンターラベルの様子まで写真で判ります!僕だけでなく(推定)60~70人の読者の方も喜んでると思いますよ。改めてThanksです!

投稿: bassclef | 2008年6月25日 (水) 21:55

bassclefさん、ひさしぶりです。ちょっとブログを離れている間にモノ凄い分量の書き込み、コメント、自分が出る幕などないと判断し自粛していました。今回も面白いarticleです。とくに後期のモーガンとポールサイモンは自分もとても興味あるところです。

自分はジャズロックが好きでサイドワインダー以降のモーガンは片っ端からコレクトしてたように思います。このコーンブレッド、特にB面トップのCeoraでしたっけ?ボッサの奴!あれが最高ですよね。おとなしいかも知れないですが、ハンコックの端正なピアノが好きですね。
http://blog.goo.ne.jp/67camper/e/0dfa2c93fde73f44354648646df7d583

ポ−ルついてはアコギが好きなもんで、ソングブックは随分研究しました。特にアルペジオからストロークに入って行き、感情をトロするかのごときサウンドオブサイレンスにはやられましたよね。ストロークに入るベースランニング等随分参考にさせていただきましたよ。このアルバムには後のS&Gでも再演された佳曲が次から次へと出てきますよね。He Was My Brother, Kathy's Song, Flower Never Bends With The Rainfall, I Am A Rock, The Church Is Burning等どれをとっても激しいポールが聴かれ、アーティぬきで却ってポールが好きになる方が増えるアルバムだと思います。今はCDですね。
http://blog.goo.ne.jp/67camper/e/0dfa2c93fde73f44354648646df7d583

投稿: 67camper | 2008年6月25日 (水) 11:34

こんばんわ。bassclefさん、ダイヤルとエマーシーの写真が無事送れて良かったです。デジカメ扱うの初めてなら送るのも初めて。一時はどうなることかと・・(笑)

深夜になると元気が出てくる性癖は普段の生活習慣ゆえですね。(今日もまだ仕事やってます。レコード聴けるのは多分0時過ぎだな。こりゃ・・)

杜の会というとやはり気合が入ってとっておき盤を持参しちゃいますね。でも皆さんご持参の盤がもっと凄くて自分がオリジ地獄の更なる深みへハマってしまうのです。(笑)

投稿: SPU | 2008年6月23日 (月) 23:25

musashi no papaさん、コメントをthanksです。

>ああそうだった、あれもこれもいいなあ~
いやあ・・・それはこちらも全く同感です(笑)どのジャズ好きにも、それぞれの本線があり傍線があって、それらが
お互いの会話の下で、絡み合い、ぶつかり合い・・・あるいはすれ違う(笑)そういうことがおもしろいんですよね。

アーサー・ブライスは、そうでしたね。Columbiaから何枚か出ましたね。僕はLenox Avnueしか持ってませんが、あれもよかったです。マレイも世界中のマイナー・レーベルから出てるようですが、チコ・フリーマンも、いわゆる大手のレーベルからは出なかったように思います。
ちょっと新しい世代(当時において)のジャズとしては、ブライスのケースが例外だと思います。
私見では、ブライスという人には、音楽全体に、何かしら「明るさ」があって、カラッとしている感じがあり・・・だから、大手Columbiaも「売れる」(といってもジャズの世界ですからねえ)と判断したのかもしれませんね。
余談ですが、この辺の時代の僕の手持ちのレコード~たいてい、ベースがセシル・マクビー、ドラムスがジャック・ディジョネットかエルヴィンなんですよ(笑)

投稿: bassclef | 2008年6月19日 (木) 11:23

bassclefさん いろいろ聴きこんでおられますね。そのwhat` newは聴いたことがありません。また是非聴かせてください。Jazz by Geeが出てきましたね。bassclefさんとお話していると”ああそうだった、あれもこれもいいなあ”と止め処なく頷いている自分です。ところでアーサーブライス早速何枚か買いました。このアルトは僕好みです。konkenさん感謝。しかし思うに僕の好きなデビットマ-レイは大したレコード会社から出ていないのに、ブライスはコロンビアから沢山出ているということは、ある意味それなりの認められたプレイヤーなんでしょうね。

投稿: musashi no papa | 2008年6月17日 (火) 16:26

papaさん、再々コメントをthanksです!
ペッパーのベサメ・ムーチョ~papaさんはどうやら「ベサメ・ムーチョ」という曲そのものも相当にお好きなようですね。そういえば、前に聴かせていただいたバルネ盤にも、この曲が2テイク入ってましたね(笑)
「ペッパーのベスト演奏」~こりゃあ・・・難しいですね(笑)あれもこれもどれもそれも・・・いいんです(笑)もちろん無理やりに絞る必要もないのですが、あえて出すとすれば・・・僕の場合は、やはり「バラード」で挙げたい・・・Modern Artに入っている bewitched かな。もうひとつだけ好きなテイクを。1970年頃に「新発見テイク」を集めて発売されたThe Way It Was~この中に、ひっそりと入っているwhat's new・・・あれが好きですね。
アーニー・ヘンリー~いいですね(笑)かなり好きです。
「ヘタウマ」と言えば・・・(いや、決して「ヘタ」というわけではなく(むしろそのパワフルな感じは、巧いとも言える)その持っている雰囲気が、独特のワイルド感があって、僕にも大好きなんですが)
そのヘンリーやウイルバー・ウエアも入っているriverside盤:Matthew GeeのJazz By Gee!~ご存知でしょうね。これは・・・ホントに凄い!ですよ。僕はWAVE復刻盤でガマンしてますけど(笑)

投稿: bassclef | 2008年6月15日 (日) 08:53

おおっ、konkenさん!コメントどうもです!
杜の集まりでは、どちらからというとハードバップのジャズが~50年代・60年代くらいまでの~メインにかかるので(というか皆さん、その良さを熟知しているから・・・なのだけど:笑)あの地下JBLから鳴るアーサー・ブライス、やけに新鮮に聴けましたね。久しぶりに耳にするブライスには・・・いい意味での「軽さ」があったように聴きました。
konkenさんとのこれまでの話しの中で判ったこと~「アルト」と「テナー」、楽器の音色として・・・どちらかの方が好みかは・・・どうやら聴き手の本能的な感性によりハッキリと分かれるのかな~という感じ・・・あるようですね。
konkenさんは、どうやらアルト。僕は、テナーのようです。テナー(の響き)ならどんなタイプでも、まず・・・嫌いじゃないんです(笑)
70年代のチコ・フリーマンも実によかったですね。ベースのセシル・マクビーとのコンビネイションは最高でした。
いや、そうは言っても、もちろん好きなアルト吹きもいっぱいいるんですが(笑)ペッパー、コニッツ、ハル・マクージックみたいなタイプもいいし、それからもちろん、ドルフィ、マクリーン、それから・・・papaさんも挙げられたアーニー・ヘンリー!
ジャズの世界は、途方も無い「個性」でいっぱいだあ!

投稿: bassclef | 2008年6月15日 (日) 08:31

bassclefさん、ペッパーの話で言うと僕にはやっぱりTAMPA RS1001のベサメムーチョが捨てがたい。たくさん良いプレイがある中でどれが1番というのも無理ですが。でもついアルトが好きで聴いてしまう。アーニーヘンリーなんかも捨てがたい音ですよね。僕は変なところがあってイワユル”へたうま”をよく聴きます。録音が少ないとか、そうするとうまい人の素晴らしさがより分かるような気がするのです。konkenさんチコフリーマンは恥ずかしながら聴いたことがありません。是非宜しくお願いします。konkenさんとは音の趣味が凄く近そうな気がします。70年代の音は勉強不足なので新しい発見楽しみにしております。

投稿: Musashi no papa | 2008年6月14日 (土) 16:27

遅ればせながらkonkenです。Arthuer Blythe papaさんに喜んで頂いて幸いです。David Murray が好きならきっとこれも気に入ると思い持って行ったし洗濯船のJBLで聴いてみたかったんです。
白馬でも大阪でもいつも貴重な盤をいい音で聴かせてもらうっばかりで、私も何か皆さんの気に入るような盤を紹介しようとは思っているのですが皆さんスゴいコレクターばかりなので困ってしまいます。いつも持って行く盤はあれこれ考えてしまうんですが、ビックリするようなLPはありません。一人でもこうして喜んでもらえると、とてもうれしくなります。papaさんには次は CHico Freeman でも持って行きましょうか?持ってるかもしれませんね。
白馬では"Sound Of Silence" Sonny Clark の"Deep In A Dream" Golson が印象に残ってます(みんなワガママおやじさんのLPでしたね)。あと Fox の聴き比べは皆さんの好みも真っ二つで面白かった。私はコンポラに一票でしたが2枚持ってればたまにはhifi盤も聴きたくなりますよね。私のAstarie もいい音してましたね。ウチで聴くのと違い、ちょっとびっくりしました。いずれにせよ楽しいひと時でした。

投稿: konken | 2008年6月13日 (金) 21:34

おおっ、パラゴンさん!「ジャズ・シーン」~やっぱり「SP6枚組」でしたか!いやあ・・・それは実に羨ましい(笑)
パラゴンさんが仰るように、付属の「ブックレット」
あれが欲しいんですよ(笑)あのセットの写真をshaolinさん~という方のHP(microgroove.jp)で見ましたが・・・それは素晴らしい写真ばかりでした。
アステアという人・・・あの踊りの感性は凄いですね!あの写真から漂うのは・・・「ジャズの音と、自らのダンスでセッションするアステア」です。ダンスのことなど何も判りませんが、あのアステアがジャンプしていうる写真を見ると、もう理屈ぬきの天才・・・というような感じがしましたね。
う~ん・・・これでまた、「次回パラゴンさん宅訪問」の理由ができてしまいましたね(笑)

投稿: bassclef | 2008年6月13日 (金) 20:54

北のdukeさん、いつもコメントをありがとうございます。dukeさんの「アドリブ・デューク帖」の方~いつも博識のゲストの方で賑(にぎ)わってますね。みなさん、よくジャズをご存知です。
アーサー・ブライス~一頃、テナーだとチコ・フリーマン、デビッド・マレイ、そしてアルトのアーサー・ブライスという、なんというか「新・新主流派」みたいな流れがブームになったことがありました。ちょっと荒っぽいけど、ガッツあるジャズ・・・という感じが悪くなかったです。
実は、アーサー・ブライスのIn The Tradition
からは2曲かけたのですよ。もう1曲は、dukeさんが挙げたJitterbug Waltzだったんですよ(笑)あれは・・・実に面白い曲ですよね。ドルフィもやってるし、ミシェル・ルグランのエヴァンス入りでもやってましたね。

dukeさん~ポール・ホーンのHi-Fi盤・・・いいですね。「カーテンのシマシマ」ジャケでしたよね・・・あれは、欲しい盤です(笑)

投稿: bassclef | 2008年6月13日 (金) 20:42

ジャズ・シーンは、6枚組の物です。SPを聞くからにはこれを聞かなければ・・・という変な気持ちで入手しました。盤もさることながら中のミュージシャンの写真が素晴らしいです。ホーキンスはあのレコーディングに5時間かかったらしいですね。

投稿: パラゴン | 2008年6月13日 (金) 00:37

bassclef さん、こんばんは。

一大ジャズ絵巻が展開しておりますね。圧倒的なヴォリュームで時さえ忘れます。(笑)

Yoさんがお持ちの The Fox Hi-Fi 盤は私も持っておりますが、同じくサンプル盤です。サンプルとはいえプレスは同じですので、音はレーベル名に恥じない素晴らしいものです。Hi-Fi 盤では Paul Horn の Something Blue もよく聴きますが、限りなく透明に近いブルーです。(笑)

最後の方に アーサー・ブライスとは嬉しいですね。伝統を踏まえるのは大事なことでして、忘れられようとしている古い曲 Jitterbug Waltz を取り上げいるのは立派なものです。 私はエリントン・ナンバーを演奏しておりましたので迷わず買ったのですが、スタンリー・買ウエルがなかなかの好演です。

投稿: duke | 2008年6月12日 (木) 23:48

Musashi no papaさん、またまたの登場、どうもです!
ジャズとS&G~両方の話題で、ごく一部で盛り上がっております(笑)
papaさん、さっそくペッパー/ソニー・レッドのregent盤の写真、ありがとうございました。ラベルはやっぱり緑でしたね。日本キング盤復刻では「赤ラベル」だったのに(笑)個人的にも興味盤だったので、本記事にもアップさせてもらいました。
「ジャズ・シーン」~全12曲が、最初はSP6枚組で出たはずです。10インチ2枚組~12インチ1枚組~そして本記事で紹介したEP5枚組というヴァリエイションです。あと、ひょっとすると、バラでのSPがいくつか出てるかもしれません。パラゴンさんお持ちのSP盤は、果たしてどんなエディションなのかな?
そういえば、パラゴンさん宅で聴かせていただいた、サラ・ヴォーンのemarcyからの1曲~polka dots and moon beams・・・あれは端正ないい音でした。
papaさん~「SP盤」も意外なほど、さっぱりした新しい感じの音だったんですよ。・・・と、あんまりSPの話しをすると、papaさん、SPの方にも行っちゃいますね(笑)

投稿: bassclef | 2008年6月12日 (木) 23:28

bassclefさん こんばんわ。いや凄く盛り上がっておりますね。白馬で皆さんとお会いしているので、お名前とコメントだけで ああ、あの感じの熱気みたいなものが文章で伝わってきます。ところでREGENTは当然緑です。メールで写真お送りします。ご参考に。ところでkonkenさんにかけて頂いたアーサーブライス探しています。めっちゃお気に入りになりました。bassclefさん、konkenさんにお勧め盤のご紹介宜しくお願いしますとお伝えください。ブライスのあの吹き方、いいですね。ジャズシーンをSPでお持ちのパラゴンさん僕も何度か見つけたけれどついにSPに手が出ませんでした、気迫で遅れをとっております。しかしbassclefさんのEPはめっちゃ欲しいです。グスン。でもSPは出会ってもEPは出会わないです。考えるとこのEPのほうが数が少ない気がするのですが。これはレアものと思います。忘れようと思っても忘れられない。ああああ。

投稿: Musashi no papa | 2008年6月12日 (木) 22:27

おおっ、パラゴンさん!またまたコメントをどうもです!
>ジャケ写見てるだけでも、楽しいなあ~
いやあ・・・ホントですね。これも、みなさんがすぐにジャケット写真を送ってくれたおかげです(笑)
やっぱりレコードというのは・・・ジャケットも併せて味わうものなんですよね。
エセル・エニス~あの「紫ラベル」はいいですね(笑)内容も、もう絶対にいいんですが、あのJubilee盤のジャケは
・・・他のエニスより、なんだか美人風に写ってるし(笑)

パラゴンさん~そういえば、Clefの「ジャズ・シーン」(僕が掛けさせてもらった、ホウキンスの「ピカソ」入りのやつ)のSP盤をお持ちとのこと・・・ひょっとして6枚組のやつですかね?あるいは他のSP盤エディションもあるのかな?ぜひ、次の機会に、その78回転の「ジャズ・シーン」の音も聴いてみたいものです。ではっ!

投稿: bassclef | 2008年6月12日 (木) 21:58

ワガママおやじさん、さっそくの「ソング・ブック記事」のアドレス入りコメントをどうもです。
その記事と、リンクしてあるmono-monoさんの同じレコードへの記事も、本記事中にリンクさせてもらいました。興味のある方~ぜひそちらもお読みください。

おやじさん~やっぱり折に触れてS&Gのこと・・・語ってるんですね。ホント、僕らの世代にとってのS&Gというのは・・・もう理屈ぬきですね(笑)そういえば、いつだったか1971年(立ったと思う)にNHKが放送した「サイモン&ガーファンクル~」の話題になりましたね。たしか・・・ワガママおやじさんと同様に、僕もあのテレビ番組を「録音」しました。テレビのスピーカーの前にカセットテレコを置いて(笑)
あの30分ほどのプログラムで、僕が最も印象に残っているシーンは~新聞が舞っているような地下鉄のホームでサイモンがモノローグする~というような場面です。地下鉄というと・・・「水曜の朝、午前3時」というアルバムを思い出してしまいますね(笑)
今回のおやじさんトークでは「独りS&G」~ポールサイモンに焦点が当たりましたが、初めて耳にした皆さんにも、あの「サウンド・オブ・サイレンス」は、相当なインパクトがあったみたいですね。
そういえば・・・mono-monoさん記事への、NOTさん(these music suite me well~リンクしてあります)のコメントに印象的な部分がありました。それは・・・
<このポールサイモンのソングブックを聴くと・・・なぜだかいつも、セロニアス・モンクの「ソロ・オン・ヴォーグ」を連想してしまいます~>というものです。
これ・・・僕にもすごく共感できるのです。
表出してくる音楽自体が素晴らしいのは、もちろんなんですが、(才能をもった)独りのミュージシャンが(なぜ認められないのか!)と、その心意気をぶちまける~みたいな趣(おもむき)に、余計に感動してしまうのかもしれませんね(笑)

投稿: bassclef | 2008年6月12日 (木) 21:44

ジャケ写見てるだけでも、楽しいなあ。
S&Gのアノアコースティック感がいまだ忘れられません。

投稿: パラゴン | 2008年6月12日 (木) 18:40

今晩は!
URL入れておきました。
コメントの後の↓
投稿 ワガママおやじ ←名前をクリックして頂くと
私のブログの当該記事に飛びます。

私の原点であるS&Gなんか熱く語ってしまうんですよね
ハーモニーとメロディーこれに尽きるのですが
ことソングブックに関しては
ポールサイモンの内なる叫びと云うのか
これは聞いた人にしか分らない何かがそこに有りますよね

この所ユックリとレコード聞く時間が無いです。
時間が欲しい~
では又

投稿: ワガママおやじ | 2008年6月11日 (水) 22:51

ワガママおやじさん、ジャケット写真をTHANKSです!あの「ポール・サイモン・ソングブック」のUK盤・・・いいジャケットですね。ポールの隣の女性が・・・キャシーさんなんですね。ワガママおやじさんの「S&G談義」~そういえば、HPだったかブログで載せてましたね。僕もその記事にコメントしたような・・・しなかったような・・・誠にあいまいな記憶があります(笑)たまにワガママおやじさんと「S&G談義」になると・・・その感じるところなどが、僕にも実によく判るのです。やっぱり同世代だなあ・・・と思いますよ。
よろしければ、またそのページのアドレスをコメントで教えてください。

Yoさん、PaPaさん~
アート・ペッパー/ソニー・レッドのTwo Altos~キング国内盤ですが、久しぶりに聴いてみました。やっぱり・・・あのぺッパー4曲は、どれもいいんですよ(笑)
そして・・・レッドの方(ドラムがエルヴィン、ピアノがケリー、ベースがダグ・ワトキンス~)やっぱりよかった!!
録音は・・・相当に骨太な感じがしました。ベースのワトキンスなど、そりゃあゴッツイ音、出してるぞ・・・と感じさせてくれました(笑)エルヴィンのシンバルも・・・「ぐわ~ン・グワ~ン」と、うねりながら、鳴ってます。
これは・・・REGENT盤、欲しいですね(笑)
ちなみにキング盤ではラベルは赤色でした。オリジナル盤のラベルは・・・果たして?赤か、緑か?

投稿: bassclef | 2008年6月11日 (水) 21:31

今晩は!
Yoさんわたしへのコメントありがとうございます。
ポールサイモン・ソングへの考察は私のブログで書かせて頂いたものを元にして語らせて頂きました。

ちょっと語らせて頂くと・・・
64年「水曜日AM3・・」発売後ポールサイモンは渡英!
録音契約の為か一時帰国してアルバムを録音
(コレがソングブックか?)
「水曜日AM3・・」発売の反応がほとんど無く英国に取って返し活路を見出そうとした。
その時期に作られた「早く家に帰りたい」「雨に負けぬ花」「四月になれば彼女は」等
スカボロフェアはこの英国でインスパイアされた事は紛れもない事実
65年にUK盤ソングが発売されたのですが、
65年6月にその時を迎えたのです。
そうです「サウンド・オブ・サイレンス」にマジックが掛けられたのです。
お後はブログをご覧くださいませ

リーモーガンも後期BLUE NOTE4200番以降では録音はすれども発売されずポン友のモブレーやマクリーンも同様に未発売アルバム連発でドツボにハマっていた様に思います。
この辺集めてる私は変人の部類であろうと思います。
彼らはその時代に乗り遅れたのか、
はた又先を行っていたと思っていたら(モーダルから結局元の道へ)
なんと走って行った先には、
何となく新しいのを取り入れたが自分にはムリだとあがいているそんな60'て気がします。
又勝手な解釈なんですけどね!
今聞いてみたいのリーモーガンのラストレコーディングであるチャールス・アーランドのLP2枚です。
VAN GELDERが「今日のプレーは最高だ。」と言ったそうだから・・

投稿: ワガママおやじ | 2008年6月10日 (火) 00:42

おお、Dukeさん!コメント、ありがとうございます。そういえば、Dukeさんの姿があまり見えなかったなあ・・・と思ってましたら、食堂で飲んでたんですね(笑)
第3部~毎年、なかなかコクのある音盤がかかりますよ。やっぱりそれは・・・音楽をよく知ってる方たちの渾身のセレクトですからね(笑)
僕の個人的MIV(most impressive vinyl~最も印象的な盤~てな略語を勝手に造りました:笑)
SPUさんのダイアル10インチ盤です。フューチャーされたテナーのフリップ・フィリップスには、心底、ノックアウトされました。
*SPUさん~お忙しいかと思いますが、そして差し支えなければ・・・あのウディ・ハーマン/Woodchoppersのジャケット写真、送ってください。

ちなみに、僕は4年連続で、地下JBLルーム~第3部の終わりまで参加しております(笑)
最後に1曲、洗濯船Mさんがセレクトするのですがそれらを以下。
2005年~浅川マキ(バックは完全にジャズ!pは板橋文夫だったか?)
2006年~bluenote10インチ盤「A Night At Birdland」
2007年~マイルスTime After Time(around the worldのLP)
2008年~サラ・ヴォーン「バードランドの子守唄」
てな感じです。

秋には大阪の陣ですか!Yoさん・・・よろしくお願いします(笑)

投稿: bassclef | 2008年6月 9日 (月) 23:06

PaPaさん、例えば、レーベルに記されたロゴや住所のちょっとした差異・・・そんな(興味のない方には)ほとんど意味のない事柄が、我々にはありがたいものになる(笑)このブログが、そんな情報交換の助けになれば、うれしいですね。いろんなレコードの話題、レーベルの疑問・・・またじゃんじゃんとコメントしてください。
ご覧のみなさん~「レコード話題」なんでもコメントしてくださいね。

投稿: bassclef | 2008年6月 9日 (月) 22:48

bassclefさん、皆さんこんばんは。
白馬での第三部、私は殆ど参加していなんですよね~。だからbassさんのブログを読んで「しまった、聴いておけばよかった」です。オークションの後、かなり酔っぱらいながらもそのまま食堂で飲んでいて洗濯船の奥さんとメリケンさんのことを話したりしていました。面白かったというのか楽しかったというのか、皆さんと一緒に素晴らしい時間を過ごせたことが嬉しいです。今回大盛り上がりはしょっぱなのワガママおやじさんとbassclefさんのトークにつきますね。次は大阪!

投稿: Duke | 2008年6月 9日 (月) 20:32

こんばんわ。ペッパーで持ちきりですね。Yoさんの仰るようにREDの録音ですし再販は1969年になりますね。情報交換は勉強になります。有難うございます。

投稿: Musashi no papa | 2008年6月 8日 (日) 21:53

Musashi no papaさん、Yoさん、コメントをどうもです!
なにやら・・・regent盤:Art Pepper/Sonny Reddで盛り上がってきましたね(笑)
お2人の情報をみると~やはりArt pepper/Sonny Redd (Regent6069)が先に(1957年)発売されてた。そして、このregent盤に、ペッパーの12インチ盤:Surfride(savoy:1956年)には入れられなかった4曲(1952年、1953
年録音のセッション分)~These Foolish Things, Everything Happens to Me, Deep Purple, What's new~を収録した。そして、SavoyからのArtpepper/Sonny Reddが、regentの2年後(1959年)に発売された・・・という流れでしょうか?

それと、どうやら「Two Altos」というタイトルは、うんと後期の再発盤で使われた(これが1969年なのかも)~ということですかね。
Two Altosというタイトルの方が、あの「2人のアルト奏者の別セッションをカップリングしたレコード」を、イメージしやすいこともあって、そのタイトルが一般的に認知されてしまい、だからその辺りから、ちょっと混乱が生じたのかな?

ちなみに、そのソニー・レッドの1957年録音セッションは
2曲はArtpepper/Sonny Reddに収録ですが、こちらの残り、もう1曲(stop)が、Jazz Is Busting Out(savoy:MG-12123)というオムニバス盤に収録されてるようです(この1曲は未聴)このレッドのセッション~ドラムがエルヴィンで、ピアノがケリーなんですよ。ベースがダグ・ワトキンス・・・こちらもいい演奏ですよ(笑)

それとひとつ訂正です。
>MG12195が1969の録音ですから~そうでしたか。こちらもちょっと調べたら・・・その12195というのは、ダグ・カーン(g)なんですね~
と書きましたが、このダグ・カーンという人・・・ギターではなく、キーボード奏者でした。1968年録音のジャズロック風らしいです(未聴)

投稿: bassclef | 2008年6月 8日 (日) 12:10

続いてすみません。Musashi no Papaさん、Papaさんのコメント十分読まずに書いてしまいました。ごめんなさい。そのRegent盤の録音期日はReddの方の録音ではないでしょうか?Reddをバンゲルダーがしたが曲数が足りなく以前のSurfrideで積み残したバラード系4曲を追加して発売した・・・勝手な想像です。

投稿: Yo | 2008年6月 8日 (日) 11:08

ワガママおやじさん、あのトークはとても楽しかったし、S&Gの知らなかった録音や晩年のリー・モーガンなどもう一度聴きたいと思うものばかりでした。ジャケ写真のアップ楽しみにしています。
bassclefさん、私そんな渋いレコード持ってません(笑)皆、ご存知shaolinさんがやっておられるJazz Discography Projectの参照です。
Musashi no Papaさん、これで調べるとRegent盤のペッパーもあのPapaさんのDiscovery盤の演奏(March 4, 1952、March 29, 1953、 August 25, 1954)の演奏です。と言う事はバンゲルダーの録音ではなく、Surfrideと同じようにバンゲルダーのリマスターと言う事になります。Papaさんがお持ちなら話が早い・・・是非聴き比べさせてください。2ndは持たないというPapaさんですからきっとお持ちでない・・・と思っていました(笑)

投稿: Yo | 2008年6月 8日 (日) 10:45

bassclefさん こんばんわ。読ませていただいてからコメントしようと思いながら凄く忙しく遅くなりました。
素晴らしい詳細な説明で目くるめくそのときの音楽の様子が目の前に浮かんできます。夢レコは素晴らしいブログですね。
Yoさんとのお話に出てくるSAVOYのペッパーの件ですが調べたところですが Michel Ruppiniの著書The SAVOY LABEL A DISCOGRAPHY with assistance from Bob Porterで調べてみるとまず初めにArt pepper/Sonny Redd Regent 6069,次にSAVOY MG12215が出ています。後に出たCDのタイトルはTwo Altosになっています。私はRegent 6069しか持っていませんが確認してみると録音はVan Gelderでした。年月日はRegentは1957年11月14日NY録音で発売も1957年、SAVOYは1959年発売と思われます。というのはメンデルスゾーンが1947年に設立したRegentは時期がよく分からないのですが50年頃にSAVOYのオーナー、ルビンスキーに売却しておりSAVOYのレコードは50年代半ばの録音と発売が入り混ざっているので不明瞭なところが多いのです。SAVOYは1975年12月にARISTAに吸収されています。このディスコによると旧SAVOYの1969年には書かれていません。確かにGOLDMINEには1969年となっていますが、これはちょっと無理がありますね。2年後にSAVOYで出たと思われます。しかし絶対はないので1969年発売が無いとは言えないとは思いますが。

投稿: Musashi no papa | 2008年6月 7日 (土) 23:26

ワガママおやじさん、体調悪いのに、わざわざコメントをどうもです!
白馬ではいろんな方のお勧め盤を聴ける~これはホントに楽しいことですね。
おやじさんの掛けたソニー・クラークの「リーピン~」あのケベック参加のバラードは・・・絶品ですね。僕自身の「ソニー・クラーク体験」から言うと、ソニー・クラーク後期のあの盤まで聴きこんでいる方は・・・案外、少ないかも、と思ってます。何人かの方は、あの深々としたテナーの音色に惹き込まれた・・・と想像してます。
さきほどメールを送らせてもらいました。時間空いたら、またジャケット写真、送ってください。
また来年、白馬で!(ちょっと早いか:笑)

投稿: bassclef | 2008年6月 7日 (土) 22:52

Yoさん、savoy~regentへの追加コメントをどうもです。
>MG12195が1969の録音ですから~そうでしたか。こちらもちょっと調べたら・・・その12195というのは、ダグ・カーン(g)なんですね。Yoさん、渋いところまでディグしてますね(笑)
savoyというのは、昔から(古い録音でも)ちょっと面白い作品が多いようですね。
「マン・アローン」というフルート1本だけの録音とか(ハービー・マンのやつです)
ソロ・ピアノでも、かなりの昔に、ハービー・ブロックという、ちょっと変なピアノ弾きのやつとか・・・。
あの辺もオジー・カデナのプロデュースかな?

<訂正>ダグ・カーンという人は、ギターではなく、キーボード奏者でした。

投稿: bassclef | 2008年6月 7日 (土) 22:42

今晩は!
ちょっと体調が変!
昨夜もMC275でC36鳴らしていたら室温がグングン上昇
汗が吹き出してきました。
白馬へ参加すると自分では聞かないアーティストの物も聞けてこんなのも良いな!と新たな発見が有ります。

今回で云えばハロルドランドだなぁ
探してみたいなコンテンポラリー盤

PS ジャケ写用意出來なんだけど
PCメールデータが飛んだので
bassclefさんのアドレス見つからなかったので
私のアドレス入れておきますのでメール下さい

投稿: ワガママおやじ | 2008年6月 7日 (土) 22:08

D35さん、いつも見ていただいているようでThanksです!
今回は、自分のトークの記録~みたいな意味合いもあり、いつも以上にだらだらと長くなってしまいました。まあ読み流してください(笑)でも、載せるジャケット写真がまだ増えるかもしれませんので、時々、覗いてみてください。

>もうついていけないかも?ちょっと心配~
いやあ・・・そんなことないですよ。それぞれに深く潜り込んでいるジャンルがありますから(笑)いつだったか・・・僕が気まぐれに持っていったピート・シーガーを見るや、D35さんから出るわ出るわ・・・アメリカン・フォークのレコード。あのフォーク集会だったかのレコード、よかったですね。あの辺の話しになったら・・・僕はもう拝聴するのみです(笑)

投稿: bassclef | 2008年6月 6日 (金) 23:08

bassclefさん、何度もすみません。Savoy盤のTwo Altos(MG12215)が1969と言うのは正しいようですよ。Savoyはこの頃過去の録音の再発ばかり出してます。遡ってMG12195が1969の録音ですからTwo Altosはそれ以降という事になりますから・・・。
それともうひとつ、Regent盤もヴァンゲルダーがリマスターしています。・・・これは面白くなってきましたね。もうひとつの聴き比べが出来ます。誰か持ってないかな??(笑)

投稿: Yo | 2008年6月 6日 (金) 22:26

Yoさん、追加コメントをthanksです!
>EMTステレオカート丸針~ステレオカートリッジにも丸針仕様があるんですね。今年の洗濯船:地下JBLルームでは、ほとんどの盤を、そのカートリッジで掛けていただいたとのことで、ステレオ盤・モノラル盤とも、比較的(昨年と比べて)「柔らかい音」で、(この辺はそれぞれの好みだと思いますが)僕には聴きやすかったです。
ペッパー/ソニー・レッドのTwo Altos~ああ、そういえば・・・regent盤がありましたね。僕の方、前回コメントでTwo Altos発売を1957年と書いてしまいましたが、ちょっと調べたら、regent盤の発売~どうやら1959年のようですね。savoy盤との発売年関連については・・・よく判りません。僕の持ってる古い版のgoldmineでは、savoy盤の「Art Pepper/Sonny Redd」は1969年と表記されてますが・・・そんなに遅いとは思えません。まあ、この辺のことは・・・Musashi no papaさんにおまかせしましょうか(笑)papaさん、よろしく~。

投稿: bassclef | 2008年6月 6日 (金) 21:30

こんばんわ、相変わらずの長文、読み終わったらさっさと寝てしまいました(笑)失礼!
あくる日コメントを書こうとしていた所へ来客があり、今日また覗いたら写真がずいぶん増えている!皆さんすばやいですね。
それにしても年々エスカレートしていく白馬集会、私はもうついていけないかも?ちょっと心配な今日この頃です。
でも聴いているだけでも楽しいですね。
ワガママおやじさんのS&G談議、聞きたかったです!
もちろんbassさんのディープな話もね(笑)残念!

投稿: D35 | 2008年6月 6日 (金) 19:08

bassclefさん、お返事有難うございます。拙宅ではFoxの2枚は同じ針では良い音で鳴らないのですよ。HiFi盤は中高域の張り出したBNに近い音作りでコンポラ盤が上手く鳴る現代のカートリッジ(Jubilee)ではキツく、高域が減衰した丸針を使ったモノ針(Solo)が合います。洗濯船では同じ針で聴いたはずなのにどちらもなかなかに鳴ったのでMさんに聴いたらEMTの丸針のステレオ針だったそうで納得しました。
ペッパーのその4曲があのTwo Altosに入っているとは知りませんでした。仰るとおりSurfrideのイメージで4曲を除外したのでしょうね。そこで調べてみたらSavoy盤とRegent盤があることが分かりました。これはどちらが先なのでしょうか?ちなみにRegent盤はジャケこそ同じ赤系に2つのアルトが写ったものですが、タイトルはArt Pepper & Sonny Reddになっています。

投稿: Yo | 2008年6月 6日 (金) 18:58

おおっ、Yoさん、ランドのThe Fox、ペッパーのSurfrideなど写真をThanksでした!FoxのHi-Fi盤ジャケット・・・こうして見ると、やっぱりいいジャケットですね。絵の具のぐぐ~っと濃い感じが悪くないです。Hi-Fi盤~特にキツイという感じもなく、いいメリハリ音でしたね。私的には~特にドラムスのフランク・バトラーの出すサウンドにおいてですが~僕はcontemporaryの方により「自然さ」を感じました。Hi-Fi盤では「ウエストコーストらしからぬ、ちょっと強めのジャズ」という感じで、それはひょっとしたら、意図的に「黒人ハードバップ的」色彩を強めるために造った音かもしれません。もちろん、全て僕の妄想ですが(笑)

ペッパーの方~これも面白かったですね。
>These Foolish Things, Everything Happens to Me, Deep Purple, What's newという良い曲が抜けているのです~
なるほど・・・たしかにその4曲~いい曲ばかりが、12インチ盤Surfrideには載せなかったのですね。Surfrideというタイトルから見ても、ペッパーの「爽快なスピード感」っみたいなものでまとめたくて、だから・・・バラード的なスロウな感じを、あえて避けたとしか思えないですね。12インチのプロデューサーはオジー・カデナかな?
そして、ちょうどその4曲・・・ご存知だと思いますが、ペッパーとソニー・レッド(as)を併せたレコード~Two Altos(savoy 1957年)に収録されてますね。たぶん・・・savoy側も、ペッパーの絶品バラードを発売しないのはまずい!てなもんで、Surfride(1956年発売)の1年後に、レッドとのカップリングで、無理やりに発売したのでしょう(笑)
「スピード感のペッパー」も、もちろんいいですが、僕はやっぱり「バラードのペッパー」が好きですね(笑)

投稿: bassclef | 2008年6月 5日 (木) 23:34

bassclefさん、いつもの事ながらメモも取らずこれだけのことが書ける事恐ろしいばかりです。そして楽しかったあの日のことを思い出させてくれる1文として楽しませて頂きました。・・・感謝いたします。
FOXの2枚は多々あるオリジナル盤と再発盤の中で、これくらい聴き応えのある2枚は無いのでは?と思います。同じテープ(モノもステレオもどちらも素晴らしいだけにひょっとしたら2本のマスターテープが存在したかも知れません)を基にしてそれぞれのレーベルの音となっているし、モノオリジ、とステレオオリジが別レーベルから出たというように考えてしまいます。10年の時空を超えてこの2枚が存在する事は驚異ですね。ちなみに訂正ですが、聴いて頂いたのはそれぞれのソロが交代ではいるOne Downと言う曲です。Foxにしなかったのはこの曲だけベースが膨らむのです。最初は「やはりテープの劣化か?」と思っていたのですが、HiFi盤もふくらむのでテープの保存も素晴らしかったと感じています。
ペッパーの聴き比べはPapaさんの提案です。ディスカバリーの2枚持っているけどサーフライドが無いとの事で私の手持ちとやることにしました。(2nd,再発、日本盤は持たないというPapaさんの姿勢はここまで徹底しています・・・恐ろしい:笑)バンゲルダーのりマスターと言うのは「あまり良いものは無い」と意識していましたので「完全負け」を覚悟したのですが、サーフライドも新目の音でしたがそれなりに良かったですね。只、2枚のディスカバリー盤からThese Foolish Things, Everything Happens to Me, Deep Purple, What's newという良い曲が抜けているのです。何故でしょう?いつかPapaさんにこの辺りを聴かせてもらう事にします。Papaさんお願いします。

投稿: Yo | 2008年6月 5日 (木) 16:52

おおっ、パラゴンさん、コメントをどうもです!
パラゴンさんの「この1枚」~あのjubilee盤:エセル・絵エニス・・・ジャケットもムードあるし、唄のしっとり加減がいい感じでしたね。そして・・・あのラベル!なぜに・・・「桃色」なんでしょうか!
僕の記憶違いで「金色」と書きましたが、もちろん「桃色」でしたね。さきほど、Yoさんからジャケット写真を送っていただいた際、その「ラベルの色違い」も知らせていただきました(笑)本記事も訂正しておきました(笑)
パラゴンさん~またオヒマな時に、エセル・エニスのジャケット、ラベルの写真など送ってください。あれはぜひ載せたいレコードです。
<追加>パラゴンさんの送ってくれた写真をアップしました。それを見たら・・・ラベルは「紫色」でした(笑) パラゴンさん、Thanksです!

投稿: bassclef | 2008年6月 5日 (木) 11:08

ああ、ワガママおやじさん!さっそくのコメントをありがとうございます。ポール・サイモンの「独りサウンド・オブ・サイレンス」よかったですね。UKオリジの音もよかったです。あのSimon Before Garfunkel・・・以前にもちょっと話題になりましたが、あの頃に読んだ解説か何かでは「単身イギリスで録音」という説だったので、僕も長い間、それを信じてました。ところが、オヤジさんの「発見」では、明らかに「アメリカのcolumbiaスタジオで録音されて・・・」とあるそうですね。ちょっと驚きです。ポール・サイモンの未発表テイク・・・聴いてみたいような聴かない方がいいような・・・微妙な気持ちです(笑)

ワガママおやじさん~本記事に追加アップしたいと思いますので、よろしければ・・・サイモンやリー・モーガン、それから、おやじさんが、2部と3部でかけた、ハードバップ盤などの写真、またメールにて送ってください(お忙しいかと思いますのでゆっくりでどうぞ)

投稿: bassclef | 2008年6月 5日 (木) 09:51

Bassさん、今回も大作ですね。あー、そうだ・・と、思いだしながら、読ませて頂きました。風呂に入っていたのでペッパーは、聞き逃しました。残念。
ジャズ・シ-ン良いですよね。今度、私のSP盤と聞き比べたいですね。

投稿: パラゴン | 2008年6月 5日 (木) 09:47

bassclefさん今晩は!

さすが記憶力抜群な事恐れ入ります。
白馬のあの興奮が蘇ってきました。

サーフライドとデスカバリー盤悩ましかったですね
その辺りまではJBLルームに居た筈なんだけど
その前後記憶が飛んでるのは何故?
泡盛それとも単に自分の容量不足かな

Simon Before Garfunkelお持ちだったのですね
サウンドオブサイレンスが一番判り易いだろうとお掛けしたんですが、
このアルバム全編フォーク色が強く出ていますよね
「四月になれば彼女は」とかも粗削りだけど良い味でてますよね
因みに当日掛けたのはUKオリジナルのソングブック盤です。
現在はCDで聞くことが出来るみたいでLP未収録テイクを加えた完全版らしいです。

投稿: ワガママおやじ | 2008年6月 5日 (木) 00:09

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