« <ジャズ雑感 第21回> Wally Heiderというエンジニアのこと。 | トップページ | <思いレコ 第14回>ペッパーのGoing Home »

2007年11月25日 (日)

<ジャズ雑感 第22回>フリップ・フィリップスのこと(その2)

フィリップスのいろんなセッションを聴いてみた。

さて、フリップ・フィリップスの2回目だが・・・これが困った(笑)フィリップスのテナーの独特な味わいについては<ジャズ雑感 第20回>フリップ・フィリップスのこと(その1)で、あらかた書いてしまった。そうそう同じようなことばかりは書けない(笑)
それでも彼の古い音源をいろいろ聴いていると、やはりキラリと光る演奏がいくつか見つかるし、まだまだ紹介したいレコードも出てきてしまう。
そんなわけで、今回はフリップ・フィリップスの10インチ盤とEP盤をを中心に話しをすすめてみたい。

僕はフィリップス好きではあるが、もちろん彼のレコード全てを持っているわけではない。まずClef期の12インチ盤~Swinging With Flip Phillips And His Orchestra(ダンスしている女性のスカートがフワ~ッとなったイラストのジャケット)を持ってない。それから、”Flip”と ”The Flip Phillips-Buddy Rich Trio”(オムニバス盤Tenor Saxesに2曲が収録されていたセッションの元LP)も未入手だ。10インチ盤の残り1枚~Collates #1(ストーン・マーチンとしては、珍しく「写真」のクルマにフィリップスが乗っているジャケット)・・・これもなかなか手に入らない。
なんだ・・・これじゃあ、ほとんど持ってないじゃないか(笑) 

僕が持っているのは・・・いくつかの10インチ盤とEP盤、それから<フリップ・フィリップスのこと(その1)>で紹介した12インチ盤~Flip Phillips Quintet(MGC-637)と、もう1枚、「大仏ジャケ」のFlip Wails(MGC-691)。
あとは、JATPの諸作くらいである。
まあでも、いろいろと調べてみると・・・Flip Phillips Quintet以外の12インチ盤は、いろんなセッションからのテイクからのコンピレイションのようでもあり、僕の手持ちの10インチ盤・EP盤の収録曲ともけっこう重なっているのだ。だから、全部ではないにしても、だいたいのセッションの音源を耳にはしていることになる。
こんな風に、あるセッションの曲が複数の12インチ盤に散らばってしまった場合、「元セッションの4曲」を1枚にまとめたEP盤というのは、なかなか重宝なもので、そんなEP盤音源(この記事の最後の方で紹介)のことも含めていくと、今回は、かなりディスコグラフィ的な内容になってしまうかもしれない。もともと僕は、データ・資料の整理は苦手なので、ゴチャゴチャと判りにくい展開になりそうではある(笑)
<なお、データについてはshaolinさんも関わっておられるJazz Discography Projectを参考にさせていただきました。
special thanks to "shaolin"さん&"Jazz Discography Project"さん>

さて、彼の初期のレコードを聴いてみると・・・(時代的には当然のことなのだが)けっこう「スイングっぽい」演奏が多いように思う。
例えば、「大仏ジャケ」(67camperさん命名)12インチ盤:Flip WailsのA面1~4曲目。
cheek to cheek
Funky Blues 
I've Got My Love To Keep Me Warm 
Indiana
Dscn1747_4 この4曲は、Bill Harris (tb) Flip Phillips (ts) Dick Hyman (p) Gene Ramey (b) Jo Jones (d) による1951年3月の演奏なのだが、サイドメンの演奏も、ややセカセカした感じのノリに聴こえる。これらの曲でもフィリップスはアドリブの端々(はしばし)に、いいアイディアのフレーズを出してくるが、それは(僕にとっては)わりと普通のスイング~バップの演奏なのだ。こんな風に「スイング調」の曲が多いのは・・・「JATPで大人気のフリップ・フィリップス」というイメージからくる販売戦略上の要請があったのかもしれないし、やはり、レコード創りの上でも「スローもの」ばかりでは、うんと地味になってしまうためだろう。それからフィリップスが大活躍するJATPでの諸作~イリノイ・ジャケーとのブロウ合戦:perdid 1947年~なども悪いわけではないが、聴衆ウケを狙ったような(ブロウ合戦自体がそういうものなんだろうが)感じもあり、長丁場の演奏だとちょっと厭きる。それにフィリップスという人はブロウ合戦の相手にペースに合わせてしまうのか、音色まで「グロウル」するような、いつもと違った感じになったりすることもあるようだ。
(グロウル:growlというのはテナーやアルトなどの管楽器で「歪んだような濁ったような音色」(テキサス派のテナーがよくやりますね:笑)で吹くこと。元々は(動物が)うなったりする声」とか「(雷などが)ゴロゴロと鳴る」というような意味らしい)004
《写真はJATP-vol.8(EP2枚組)4面の内、3面をperdid part1~part3が占める。残りの1面は、bell boy blues》

そんな具合に、わりとお人よしの感じがするフィリップスではあるが、「スローもの」においては、これが一変・・・全く独自の個性を発揮するのだ。そうして僕がフィリップスを聴いていて「いいなあ・・・」と思うのは、やはり「スローもの」なのだ。スローテンポの曲というと、スタンダード曲のバラードが主になるのだが、これが・・・案外に少ない。そして、曲数は少くても、彼のレコードには必ず1曲か2曲はそんな「スローバラード」が入っていて、だから、それらが余計に「いい味わい」になってしまうのだ(笑)
スロー・バラードでのフィリップスは、ゆったりとした太い音色を長く伸ばし・・・あるいは音程を大きく上下するような独特のフレーズを駆使して~「パ・パ~、パ・パ~」という風に高い音から低い音へ飛ぶ。「パ」が高い方の音(半拍)で、「パパ~」が低い方の音(1拍半)にするフレーズである~その曲のメロディを悠々と、そして魅力的に歌い上げていくのだ。
そうしてたぶん・・・フィリップス自身も、そんな自分の持ち味を、うんと早くから自覚していたのだと思う。002 彼のごく初期の10インチ盤には、すでに持ち味を発揮したと思われる曲がある。

《写真は、Tenor Stylings of Joe Flip Phillips(brunswick) 全8曲収録。1944年10月、12月、1945年の録音》

a melody from the sky・・・これなど実にメロディックないい曲だと思う。ゆったりしたテンポで彼が淡々と吹くメロディからは・・・なんとはなしにアンニュイな雰囲気~けだるいような感じ~が漂ってくる。あの「屋上の日陰」のイメージにつながる感覚と言ってもいいだろう。
10インチ盤:Tenor Sax Stylings(brunswick:BL-58032)の裏解説はボブ・シールだが、この1曲については以下のように絶賛している。「A Melody From The Sky という曲は、広く賞賛に値するメロディだ。ここには素晴らしい解釈があり、忘れられなくなるような演奏だ」
そして、sweet and lovely がまさにスロー・バラードである。メロディを少しづつ崩しながら吹くのだが、その崩し方に、もうフィリップスの個性が溢れている。そしてこのバラード解釈も1944年としては、なにかしら新しい感じを受ける。いや・・・「新しい」というより、フィリップスという人の独特の唄い口がそれだけ個性的・・・ということだろう。
このbrunswickの10インチ盤・・・音源的には、たぶんフリップ・フィリップスの初リーダー・アルバムだと思うが、聴くたびに彼の「個性」を改めて感じさせてくれる、なかなか素晴らしいレコードだと思う。

《これも好きな1枚だ。Collates#2(MGC-133)》Dscn1745_5

この10インチ盤に収録のB面の3曲は1949年のセッションだが、どれも素晴らしい。そして、このジャケットもなかなかユニークだ。ヒラメキのストーン・マーチンとしては、この「お化け」(NOTさん命名)・・・楽器を吹く”精”のようなイメージだったかもしれない。
Flip Phillips (ts) Mickey Crane (p) Ray Brown (b) Jo Jones (d) というカルテット。
Drowsy 
Vortex 
But Beautiful
(このセッションでは、もう1曲~Milanoという曲も吹き込んでいるが、なぜかこのMilanoは、Collates#2には入っておらず、12インチ盤:Flipに収録されている。う~ん・・・それじゃあ、やっぱりそのFlip(MGV 8077)も入手するしかないようだ(笑))Dscn1746
but beatiful~フィリップスという人は、メロディをす~っと吹くだけで、なんとも言えない「情感」を感じさせてくれる。たぶん彼は、こんな風にメロディがキレイで「儚さ」(はかなさ)みたいなものを感じさせる曲を、心底、好きなんだろう。このバラードなどは、とても1949年ものとは思えないほど、モダンな感覚の演奏だと思う。
drowsy~これはバラードというよりブルージーな雰囲気の曲なのだが、テンポはうんとスローでもって、テナーの音色がゆったりと溢れ出て・・・実に素晴らしい出来だ。バラードもいいが、こういう風に「もたれる感じ」の曲調は、フィリップスにぴったりだと思う。この「音色」を聴いているだけで気分がいい(笑)

さて、もう1枚。前回のフリップ・フィリップス(その1)では、「気持ちのいい屋上の日陰」としてEP盤のジャケットを紹介したが、その後、やっとのことで、10インチ盤を入手した。

《Jumping Moods by Flip Phillips(MGC-158)》003

どちらかというと、A面の4曲が気に入っている。
If I Had You 
Cottontail 
Blues For The Midgets 
What Is This Thing Called Love?
<Charlie Shavers (tp) Flip Phillips (ts) Oscar Peterson (p) Barney Kessel (g) Ray Brown (b) Alvin Stoller(d)

この4曲は、録音が1952年3月:ロス録音とのことなので、それまでの音源よりだいぶいい音になっているようだ。
if I had you~これは・・・すごくモダンな感覚である。まずギターのソロ演奏・・・このケッセルが巧い。柔らかくていい感じのギターだ。あれ?・・・フィリップスがなかなか吹き始めないぞ。テーマに入ってもギターのみだ・・・ようやくサビから、フィリップスが吹き始める。それもマイナー調のサビのメロディを崩しながら・・・この崩し方は、まるでゲッツのようである。そういえば、この if I had you は、ゲッツとジミー・レイニーのサンドと(特にStan Getz Plays:1952年12月録音)よく似ているようにも感じる。

実を言うと・・・だいぶ前から「フィリップスという人は、レスター・ヤングとスタン・ゲッツの中間くらいの存在(個性の持ち主)」と考えていた。だからこのif I had youを聴いた時も「やはり、ゲッツはフィリップスに影響されているぞ」と思ったものだ。このフィリップスの4曲は1952年3月録音なので、12月までに「レコード」になって発売されている可能性は充分にある。
このif I had you・・・何が「新しい」のか?まず、ギターだけのイントロからメロディ、それがサビまで続く。サビからようやくサックスが入ってくるのだが、そんな構成自体も新鮮で、しかもわざとメロディをはっきりと出さずに、崩しながら吹いていく・・・この感じ・・・僕は、どうもゲッツが「この感じ」を、レイニー入りのバンドのサウンドの参考にしたような・・・そんなことを夢想してしまうのだ(笑)
ただ、ゲッツも早くから独自の個性を発揮し始めており、例えば、同じレイニー入りのAt Storyville(roost)は、1951年10月に録音されており、このフィリップスのセッション(1952年)より早いのだ。ただ、あのStoryvilleには、急速調の曲が多く、バラードはほとんどなかったように記憶している(少なくともレコード収録上は)だから・・・テナー奏者のキャリアとしては、おそらく先輩のフィリップスのセンスのいい軽やかなフレーズ廻しに、ゲッツが影響されたとしても、不思議ではないだろう。あるいは・・・もともと似通った資質のある2人が(僕にはそう思える)この時期においては、相互に影響しあっていたのかもしれない。なお、singing in the rainなどB面の4曲は、9重奏団(5管編成+p,g,b,ds)で、僕の思うフィリップスの良さは、あまり出てないように思う。《その4曲は、上写真の右側のEP盤:EP-210にも収録》

もう1枚の10インチ盤にも触れておこう。Dscn1748_3
Flip Phillips(MGC-105)だ。ジャケットにはどこにもQuartetと表記されてないが、後の12インチ盤:Flip Phillips Quintet(MGC-637)との比較上、Flip Phillips Quartetと呼ばれているようだ。Dscn1751

Flip Phillips (ts) Hank Jones (p) Ray Brown (b) Buddy Rich (d) 1950年の録音。
Lover 
Don't Take Your Love From Me 
Flip's Boogie 
Feelin' The Blues 
Lover Come Back To Me 
Blue Room 

このレコード、ジャケットは素晴らしい(笑)カーネギー・ホールみたいな会場でテナーを吹く男・・・なぜだか裸足だ(笑)左側に緞帳とランプ。左側に反った上半身と傾いだ(かしいだ)テナーが平行になって・・・実際の寸法よりうんと長く見える。
この10インチ、僕の手持ちは珍しくも mercury盤である。ジャケットは素晴らしい。メンバーもいい。しかし内容については・・・いまひとつ好印象がなかった。手持ちのmercury10インチ盤の盤質があまりよくなかったことに加えて、肝心の音質の方があまりよくなかったからかもしれない。このタイトルの場合だけかもしれないが、mercury盤のカッティングレベルは、(僕が感じているclef盤のレベルより)かなり低めで、ちょっと痩せた感じのする音だったのだ。
001_2 《同じ図柄の10インチと7インチを並べるのも、なかなか楽しいじゃないか(笑)》

ここでちょっと告白すると・・・僕は、常々「それがいい演奏なら、録音の良し悪しなどと関係なく、ちゃんと聴ける(味わえる)」という信条を持ってきたのが、どうやら・・・それも怪しくなってきたようだ(笑) その証拠に・・・同じジャケットの4曲入りEP盤から、Don't Take Your Love From Meとblue roomを聴いてみると~EP盤の方が10インチ盤よりはるかにいい音質だったこともあり~今度は、うんと「良く」感じたのだ。フィリップスの「ゆったり感」や「唄い廻し」に、より説得力を感じてしまったわけである。
レコードの音というものは・・・やっぱり、ある程度は「いい音質」であるに越したことはない(笑) なお、このスタンダード:Don't Take Your Love From Meは、あまりよく聞くタイトルではないが、バラードの名人:フィリップスの唄を充分に味わえる。Norman Granz氏も裏解説で [showing his love of the ballad~このバラードへの愛着を示している] とコメントしている。Dscn1744_2

《左の写真~一番左側がEP-173 Jumping Moods by Flip Phillips(MGC-158)のA面4曲を収録。この7インチ盤は盤質もよく、僕の手持ち10インチ盤Jumping~(盤質が悪いので)よりも音がいい。
一番右側:EP-171~この7インチ盤には、be be,  dream a little dream of me, bright blues, but beatiful の4曲を収録》

フィリップスのイメージとは、ちょっと合わないようなセッションもある。
ハワード・マギーとのバンド~Flip Phillips-Howard McGhee Boptetでの4曲である。《上写真の中央、薄い水色の7インチ盤:EP-112》
この4曲は1947年だから、フィリップスのmercury~clef期としては、最初期のセッションだ。
cake
cool
znarg blues
my old flame
この4曲は、未入手のCollates#1に入っているのだが、たまたま僕の持っているEP盤の内のひとつがこの4曲入りだった。
ハワード・マギーというと・・・ブルーノートのNavaro=Magheeとかでのイメージもあり、僕などは「バップの代名詞」みたいに思っている。スイングよりちょっと新しい感覚でギザギザしたフレーズを吹く感じだ。いかにもバップという感じの「抽象的」なテーマが3曲続くが、唯一のスタンダードは、my old flameである。バラードという感じのスロウものではなく、ミディアム・スロウのテンポをレイ・ブラウンが4つ打ちしているので、ブルージーな雰囲気に仕上がっている。

こんな具合に、僕はフリップ・フィリップスという人をいろいろ聴いてはきたが・・・実を言うとベテランになってからの彼のレコード(1960年以降のもの)をほとんど聴いていない。フィリプスは2001年8月に86歳で亡くなったようだが、かなりの年齢まで現役で吹いていたとのことなので、「新しい」録音のレコードが choice, concord, progressive,そしてchiaroscuro などからたくさん出ている。今はまだそこまで手が廻らないが、もう少し「古い」フィリップスを味わい尽くしたら・・・徐々に、近年のフィリップスの音色も耳にしてみようか・・・と思ってはいる。

《追記》10インチ盤と12インチ盤の収録曲を整理してみた。

記事中に触れたように、フィリップスのレコードは、SP音源からの編集ものが多いようです。特に12インチ盤では、複数のセッションからのテイクが入り乱れており、その結果、10インチ盤やEP盤の収録曲との重複具合が、まことに判りにくくなっている。この点、67camperさんからもご指摘がありました。僕自身もよく判ってなかったので、ここで「LP単位」と「セッション単位」のデータを少し挙げて整理してみようと思う。

発売の順からいけば・・・おそらく、SP盤(片面1曲づつ)~EP盤(4曲入り)と10インチ盤(collatesの#1と#2)~12インチ盤という流れでしょうか。2枚の10インチ盤:Collatesも、その時点での「拾遺集」(しゅういしゅう)みたいな性格のだったようです。そして1949年頃のセッション単位のデータを見ると、「ひとつのセッションが4曲」のことが多く、その4曲が10インチ盤では2曲か3曲収録、そしてEP盤にはその4曲がちょうど収まっている~ということが判ります。
そして押さえとしては・・・ひとつのセッション(録音日の近いものも含み)だけで一枚のLP単位でまとまったものは、案外少なくて、どうやら以下の3枚だけが「まとまったセッションのLP」のようです。
10インチ盤~
Flip Phillips Quartet(MGC-105) 1950年3月 6曲
Jumping Moods With Flip Phillips(MGC158) 1952年3月 8曲(2つのセッションで4曲づつ)
12インチ盤~
Flip Phillips Quintet(MGC-637) 1954年9月 8曲

それでは以下に、フィリップスのClef期の10インチ盤(4枚)の収録曲(青色で表示)と、それらの<行き先>を書いておきます。
<なお、データについてはshaolinさんも関わっておられるJazz Discography Projectを参考にさせていただきました。
special thanks to "shaolin"さん&"Jazz Discography Project"さん>

MGC 109  Flip Phillips - Collates

Howard McGhee (tp) Flip Phillips (ts) Hank Jones (p) Ray Brown (b) J.C. Heard (d)
NYC, circa September-October, 1947
Cake 
Znarg Blues 
My Old Flame 
Cool

<以上4曲~12インチ盤[Flip]に収録>  <EP盤[EP-112]に収録>

John D'Agostino, Buddy Morrow, Tommy Turk, Kai Winding (tb) Sonny Criss (as) Flip Phillips (ts) Mickey Crane(p) Ray Brown (b) Shelly Manne (d)
NYC or Los Angeles, CA, February 11 or September 26, 1949
By The Lazy River
<以上1曲と(同セッションのもう1曲)Swingin' For Julie And Brownie~12インチ盤[Flip]に収録>

Billy Butterfield (tp) Bennie Green (tb) Pete Mondello (as) Flip Phillips (ts) Mickey Crane (p) Sam Bruno (b)

Max Roach (d)
NYC, August 29, 1949
This Can't Be Love 
Cookie
 
<以上2曲~12インチ盤[Flip]に収録>

Bill Harris (tb) Flip Phillips (ts) Dick Hyman (p) Gene Ramey (b) Jo Jones (d)
NYC, March 8, 1951
Cheek To Cheek
<12インチ盤[Flip Wails]に収録> 

MGC 133  Flip Phillips - Collates, #2

Flip Phillips (ts) Mickey Crane (p) Ray Brown (b) Jo Jones (d)
NYC, December 5, 1949
Drowsy 
Vortex 
But Beautiful

<以上3曲+Milano~12インチ盤[Flip]に収録>

Harry "Sweets" Edison (tp) Bill Harris (tb) Flip Phillips (ts) Hank Jones (p) Billy Bauer (g) Ray Brown (b)

Buddy Rich (d)
NYC, July 1, 1950
Be Be 
Dream A Little Dream Of Me

<以上2曲+Bright Blues~12インチ盤[Flip Wails]に収録>
<上記3曲+but beautiful~EP盤[EP-171]に収録> 

Bill Harris (tb) Flip Phillips (ts) Dick Hyman (p) Gene Ramey (b) Jo Jones (d)
NYC, March 8, 1951
I've Got My Love To Keep Me Warm
<12インチ盤[Flip Wails]に収録>

Bill Harris (tb) Flip Phillips (ts) Lou Levy (p) Jimmy Woode (b, vo) Joe McDonald (d)
Los Angeles, CA, August 9, 1951
Broadway 
Apple Honey

<以上2曲+Sojoro, Wrap Your Troubles In Dreams, Long Island Boogie, Stardust~
12インチ盤[Flip Wails]に収録>

MGC 158  Jumping Moods With Flip Phillips

Al Porcino (tp) Bill Harris (tb) Charlie Kennedy (as) Flip Phillips (ts) Cecil Payne (bars) Mickey Crane (p)

Freddie Green (g) Clyde Lombardi (b) Max Roach (d)
NYC, March 21, 1952
Someone To Watch Over Me 
I'm Puttin' All My Eggs In One Basket 
Singin' In The Rain 
Gina

<以上4曲~12インチ盤[Swinging With Flip Phillips And His Orchestra]に収録> <以上4曲~EP盤[EP-210]に収録>

Charlie Shavers (tp) Flip Phillips (ts) Oscar Peterson (p) Barney Kessel (g) Ray Brown (b) Alvin Stoller (d)
Los Angeles, CA, March, 1952
If I Had You 
Cottontail 
Blues For The Midgets 
What Is This Thing Called Love?
 
<以上4曲~12インチ盤[Swinging With Flip Phillips And His Orchestra]に収録>
<以上4曲~EP盤[EP-173]に収録>

MGC 105  The Flip Phillips Quartet

Flip Phillips (ts) Hank Jones (p) Ray Brown (b) Buddy Rich (d)
NYC, March, 1950
Lover 
Don't Take Your Love From Me 
Flip's Boogie 
Feelin' The Blues 
Lover Come Back To Me 
Blue Room
 
<以上6曲~12インチには未収録> 
<Lover, Don't Take Your Love From Me,  Lover Come Back To Me, Blue Roomの4曲~EP盤[EP-120]に収録>

|

« <ジャズ雑感 第21回> Wally Heiderというエンジニアのこと。 | トップページ | <思いレコ 第14回>ペッパーのGoing Home »

コメント

瀬谷さん、ご親切な情報コメントをありがとうございます。
「SP盤博士」のイメージがある瀬谷さんから「S&G」という名前が出てくるとは、ちょっと驚きました(笑)でも、よく考えたら、音楽趣味のいっとう最初から「ジャズ」とか「ブルース」を好きになるということも・・・・そうはないでしょうね(笑)

D35さん~
>本文と関係ないことで、ここを使わせてもらってスミマセン~いやあ・・・まったくNO PROBLEM,NEVER MINDですよ(笑) 
というより、コメント欄で浮上した話題でもって、みなさんでやりとりしてもらえば、それもまたおもしろいことです。

投稿: bassclef | 2007年12月 3日 (月) 20:44

D35さん、こんばんわ。D35さん~S&Gの小話題になったので、Keep the Customer Satisfiedを聴いてから、コメント返事しようと思って遅くなりました。LP「明日に架ける橋」は、すぐには出てこないので、シングル盤「明日に架ける橋」のB面収録の「キープ・ザ・カスタマー・サティスファイド」を、本当に久しぶりに聴いてみました。)オルガンやらブラスも入ってゴギゲンなロック調の曲でした。it's the same old story...という歌詞も覚えていて・・・いやあ・・・懐かしい(笑)
それにしてもかけたシングル盤~4チャンネル仕様のSQマークが付いてて、音が・・・悪い、悪い(笑)モコモコのこもり音質で、最初に聴いた4曲入りのコンパクト盤やLPもこんなに音が悪かったのかなあ(笑)もっともどれもCBSソニー盤ですが。
僕はS&Gは全く米オリジナルは持ってませんので、また今度、「ブックエンド」とか「パセリ~」聴かせてください。

投稿: bassclef | 2007年12月 3日 (月) 20:33

瀬谷さんこんばんわ、早速の情報ありがとうございます。
メルボルン在住のピアニストJoe Chindamo 、全然知りませんが、今度探して聴いてみます。
本文と関係ないことで、ここを使わせてもらってスミマセン、bassclefさん堪忍ね!

投稿: D35 | 2007年12月 3日 (月) 19:38

D35さん、こんにちは。
オーストラリアのメルボルン在住のピアニストJoe Chindamo が2002年に「America! Joe Chindamo / Plays The Paul Simon Song Book」というCDを録音しているようです。
「Keep the Customer Satisfied」や「59番街橋の歌」等、13曲をピアノ・トリオで演っています。

投稿: 瀬谷 | 2007年12月 3日 (月) 11:46

今回は私が書き込む内容ではないな、と思いつつコメントを読んでいたらKeep the Customer Satisfiedという曲名が出てきて「S&Gと同じ曲名があるんだ?」と思っていたら彼らの曲と解ってビックリ、早速書いています(笑)。
他にもS&Gの曲をやってるジャズミュージシャンは居るんでしょうか?
あったら教えてください。
59番街橋の歌、私も好きです。ギターがカッコいいんですよね、コピーしたくても出来ませんでした(笑)。
今度挑戦してみます。

投稿: D35 | 2007年12月 2日 (日) 20:19

camperさん、こちらが勝手に出した「宿題」にお応え頂き、こちらの方こそ感謝です!

>テンポはミディアムで、木管の鳴りを十分に味わえるようなトラックで急速調じゃないフリップもいいなあと思わせる演奏です。テーマのピアノとユニゾンでいくフリップのサウンドに思わずにんまりですね~
・・・う~ん・・・そうかあ・・・Milano、こりゃあ、ますます聴きたくなってきました(笑)
「木管の鳴り」そうなんですよ。フィリップスのテナーのあの柔らかさは、快感ですよ。そして柔らかいのは音色だけでなくて、フレーズへのノリというか・・・全く自然にアドリブしている感じ・・・ああいう心地よさを表すテナー吹きもなかなかいないと思います。

投稿: bassclef | 2007年12月 1日 (土) 20:40

dukeさん、温かいご返礼、どうもです。
>おかげさまでコメント欄は賑わっておりますので~
いやあ・・・ほんと、dukeさんのブログでのコメント欄の楽しさは凄いですね!コメント者の投げるどんなボールにも難なくバットを当ててくるdukeさんの技の凄さには驚くばかりです。一度、バットにもかすらない球を放って見たいものです(笑)
Kepp The Customer Satisfied~僕も中3の時だったか、S&Gのレコード「明日に架ける橋」でしたか~僕はとてもLPが買えなかったので、4曲入りのコンパクト盤を買いました(笑)それにこの曲が入ってました。たしかブラスも入ったようなロック調の明るいアレンジでしたね。サイモン&ガーファンクルは、僕の「ジャズ以前」に心に沁み込んだミュージシャンです。そうだ!「59番街橋の歌」でも聴こう!あれって、ジャズのベースとドラムス入りとのことですね(聞くところによると・・・あれはデイブ・ブルーベックのサイドメンだったらしいですね。そういえば、やけにジャズっぽいノリの曲でしたね。好きだなあ・・・「59番街橋の歌」。

投稿: bassclef | 2007年12月 1日 (土) 20:34

bassclefさん、こんにちは。
ミラノの宿題をいただいていましたが、こっちがPCの入れ替えをしていて、返事が遅れてすみません。テンポはミディアムで、木管の鳴りを十分に味わえるようなトラックで急速調じゃないフリップもいいなあと思わせる演奏です。テーマのピアノとユニゾンでいくフリップのサウンドに思わずにんまりですね。

当方からの要請で追記していただき、ありがとうございます。
とても覚えきれないので、また悩んだらこのログに来て、確認したいと思います。

投稿: 67camper | 2007年12月 1日 (土) 12:43

bassclef さん、お祝いのお言葉ありがとうございます。感性と惰性で週刊誌の如く、毎週日曜の更新を続けているうち100稿になりましたが、ボリュームと深く掘り下げる bassclef さんには及ぶべくなく、テーマをなぞっているようなものでしょうか。おかげさまでコメント欄は賑わっておりますので、そちらでアドリブは限りなく発展しております。

Kepp The Customer Satisfied がお好きとは嬉しいですね。初めて聴いたときはサイモン&ガーファンクルの曲とは気付かなかったですよ。とにかく前に出る音に圧倒されました。ペッパーが入っているのは Mercy Mercy ですね。当時流行ったサイケなイラストのジャケが笑えますが、ペッパー・ファンには人気があるようです。ペッパーもいいですね。次稿はペッパーにしようかなぁ。ネタは頂きました。(笑)

NOT さん、こんばんは。
一部マニアを騒がした TINA BROOKS 事件ありましたね。(笑)
カタログには載っているのに現物はないというミステリー、ベツレヘムにもそんな謎のレコードがありました。

投稿: duke | 2007年11月30日 (金) 21:57

NOTさん、再コメントをどうもです!
mercury盤のこと~いやあ、そういえば僕の手持ちのFlip Phillips Quartet(MGC-105)・・・確かに、意外なほど薄くて軽いんですよ!あの古い時代の10インチ盤は全て重いのだろう・・・と勝手に思い込んでましたのでちょっとがっかりしました(笑)試しにClefの10インチ盤(Jumping Moods)を手に取ってみると・・・NOTさんも仰るように、明らかにClef盤の方が、厚くて重いんです。
そんな興味で、他のmercury10インチ盤をチェックしたら・・・やっぱり「薄くて軽い」ようです。番号のほど近いMGC-107のOscar Peterson At Carnegie Hallもほぼ同じか、ほんのちょっと重いだけで、Clef盤とは勝負になりません。もう1枚~Charlie Parker with Strings(MGC-509)これもペラペラで軽い!ということは・・・mercuryの「10インチ盤は軽い」(Clefの10インチ盤と比べれば)ということかもしれません。ついでに手に取ってみたbrunswickの10インチ盤(Tenor Stylings~)これも、mercury盤より少しは重いが、Clef盤よりは軽い・・・という結果でした。
なぜだか・・・レコード盤は重い方が、うれしいですね(笑)
それとセンターラベルについての余談ですが、105番は、ラベル中央円周上部にMERCURY(文字のみ)107番は、同じ位置にMERCURY文字・・・そしてお馴染みの「トランペットプレイヤー」でした。僕などはとにかく「トランペット~」さえ付いてれば、それだけでうれしいクチなので(笑)

投稿: bassclef | 2007年11月30日 (金) 21:00

こんばんわ。

ちょっと見ない間にどんどん付け加えて凄いボリュームになっていますね。ちょっとマイナー過ぎて、さすがの常連さんたちも今回は引き気味では・・・?

>>このタイトルの場合だけかもしれないが、mercury盤のカッティングレベルは、(僕が感じているclef盤のレベルより)かなり低めで、ちょっと痩せた感じのする音だったのだ。

bassclefさんとほぼ同意見です。水色の背景にイラストのFLIP PHILLIPS(カルテット)は当方はCLEFの2NDです。結構盤が厚い(他のCLEFの10インチJUMPING MOODS、COLLATES#2と同じ厚さと重量)のですがbassclefさんのMERCURY盤は案外薄いのでは?というのは同じく10インチのCOLLATES#1がMERCURY盤なのですがこれが他のCLEF盤と比べると薄くて軽いんです。CLEFオリジナルのものは10インチの方が12インチより音が太く迫力あるのにMERCULYのこれは12インチ(CLEF)化したものの方が迫力があります。ただこの辺は好みの問題なので・・・。私はCLEF盤の音の方が好きですけどね。

DUKEさん、はじめまして。「THE FLIP PHILLIPS-BUDDY RICH TRIO」について丁寧なご説明ありがとうございます。
まだ一度も見たことがないのでTINA BROOKSの「BACK TO THE TRACKS」のように昔のコレクターが血眼になって探していたのに実は発売されていなかった・・・と同じケースじゃないかと勝手に想像していました。この盤は、なんとかbassclefさんより先に・・・(笑)。

投稿: NOT | 2007年11月29日 (木) 20:27

dukeさん、いつもコメントをthanksです!dukeさんのブログ「デューク・アドリブ帖」~100稿記念、おめでとうございます。毎週日曜の更新、凄いことです。僕の方、調べてみたら、2年半もやってて、ようやく記事数は71件ですよ(笑)memories of you・・・また後でおじゃまします。

Flip=Buddy Rich Trioのジャケット図柄・・・情報ありがとうございます。僕もその図柄はネットで2~3回、見たくらいです。たしかに希少気配ありますね(笑)ただ、一般的なレコードマニアの嗜好から推測すると・・・フィリップスは「超・地味」、バディ・リッチという名前が入るだけで、「人気薄」になる傾向もありそうなので(笑)それほど上がらないことを期待しつつ・・・気長に探しますよ(笑)

Kepp The Customer Satisfied は僕も好きなレコードです。バディ・リッチのバンドって、とにかく元気がいいし、楽しいですよね。たしか中期のペッパー(レコーディングが少ない)が入ってるやつもありましたね。

投稿: bassclef | 2007年11月29日 (木) 10:32

67camperさん、コメントありがとうです!地味なフィリップスの12インチ4枚をちゃんと揃えてる方もなかなかいないでしょう・・・素晴らしいです。
記事中でも触れましたが、12インチ:Flip収録のmilanoをまだ聴いたことがないのです。そのセッションの他の3曲がいい出来なので気になります(笑)よろしかったらまた、そのmilanoがどんな感じなのか教えてください。

「12インチ4枚と、EP、10インチとの重なりがよく判りません」とのこと・・・そうなんですよ。こちらもよく判りません(笑)なので、セッション単位のディスコグラフィをJazz Discography Projectさんから検索したりしてます。この件については、僕自身も整理してみたいので、また本記事に追加してみようと思います。

投稿: bassclef | 2007年11月29日 (木) 10:19

bassclef さん、こんばんは。

フィリップスで再びブロウしましたね。それもバトル相手をなぎ倒すロングフレーズとは凄い。ゲッツは、フィリップスに影響されているとは鋭い指摘です。フィリップスのバラードを聴くとレスターの影響もありますので、おっしゃるように似通った資質があるのでしょう。

NOT さん、はじめまして。
未だにジャケすら見たことがないという「THE FLIP PHILLIPSーBUDDY RICH TRIO」(CLEF MGC-634)ですが、ホントにあります。持ってはおりませんが、黒地に左上半分がフィリップスの目を閉じテナーを吹く顔、右下半分が笑いながらドラムを叩くリッチの上半身のやや赤い写真を配して、二人をし切るように「THE FLIPPHILLIPSーBUDDY RICH TRIO」のタイトルが白地でカーブを描いて入っております。右上にCLEFのロゴ、左下にHI-FIと入っております。

おそらくこのアルバムがオークションに出たら、ヴォーカルマニア垂涎の「HereComes Carole Creveling」(Euterpean ET-1001)のような値が付くのでしょうね。
私はノーマネーですので、ノーマン・グランツのレコードは買えそうにありませんね。リッチの「Keep the Customer Satisfied」でも聴いて満足しますか。(笑)

投稿: duke | 2007年11月28日 (水) 22:51

bassclefさん、再び大作ですね。大仏命名者の67camperです。フリップは前回もコメントしたように12インチ4枚で、ここにあるEP、10インチとの重なりが良くわかりません。

EP、10インチは全くなく、音色の違いについては何ともコメントできません。今回は一回休みです(笑)。

投稿: 67camper | 2007年11月28日 (水) 04:20

NOTさん、コメント返事が遅れましてすみませんです。「Broadwayの宿題」があったもので・・・(笑)

Clef12インチ盤/WailsのB面1曲目broadwayも、やはり2回目のテーマが入ったところでフェイドアウトしますね。それも急激に音がなくなる感じです(笑)10インチ盤Collates#2収録のbroadwayとの「音質」については・・・そうですね。12インチの方は、ちょっと音を「新しめ」にしてますね(笑)たぶん・・・中高音を上げ気味にして、低音の響きを抑えたバランスにしたのかな。まずバディ・リッチのシンバルがよりクリアに聞こえてきます。そして、NOTさんが仰るように、ビル・ハリスやフィリップスの音色が、だいぶん「細く」なってるようですね。Wailsの後にCollates#2を聴くと・・・全体の迫力というか管楽器の厚みある音色は、明らかにCollates#2の方が魅力的ですね。ただパッと聴いた時は(そして、好みによっては)Wailsの方が「キレイなさっぱりしたいい音」に聞こえるかもしれませんね。
(本記事中でも書きましたが)僕の手持ちの10インチ盤~JumpingとQuartetの2枚は、盤質が良くないです。ただ、このCollates#2は、ジャケット・盤質共に良好です。そして、Collates#2の内容についても、NOTさんの評価と同じ感想なので、うれしい1枚となってます(笑)
まあ音質の比較は・・・僕の雑な装置では、あまり正確ではないでしょう(笑)
Flip Phillips~Buddy Rich(MGC-634)については・・・こちらも、いつかはぜひ手に入れたい円盤です(笑)

投稿: bassclef | 2007年11月27日 (火) 20:53

おはようございます。

JAZZの世界ではVOL.1があってVOL.2が出ないなんてことが良くあるんですけど、とうとう出ましたFLIPの第2弾、楽しみにしておりました(笑)。

私にとっても最近最も贔屓にしているのがFLIPです。もちろんこれはひとえにbassclefさんがNORGRANのオムニバス「TENOR SAXES」を取上げてくれたおかげです。

しつこくなりますが従来のイメージはとにかくJATPの「PERDIDO」のジャケーとのブロー合戦しかありませんでした。しかし今回の記事にも書かれているとおり本質はLESTERとGETZの中間くらいの「寛ぎ」を感じさせるテナーで、そうと判ればLESTERについてはBILLIE HOLIDAYとのセッションやKEYNOTE、COMMODORE、VERVE(CLEF、NORGRAN)など20年以上前にほとんど入手(もちろん当時は国内盤ですが)していた人間にとって触手が伸びないわけがありません。ちなみにGETZについてはそれほど所有していませんが・・・。

というわけで最近買っているレコードはFLIPばかりで10インチもBRUNSWICKを除く4枚揃いました。中でダントツに素晴らしいのは上掲の「お化けジャケ」のCOLLATES2、内容といい音といい他を圧倒しているように思います。これを聴いていて気がついたんですが1曲目の「BROADWAY」、12インチでは上掲の「大仏ジャケ」に入っていますが比べると、もう全然違うんです。10インチに比べ12インチの方は音がずっと痩せています。但し私の12インチはbassclefさんや67camperさんのようにCLEF盤ではなくVERVE(トランペッター)盤ですが・・・。致命的なのは12インチでは最後に主旋律が出てきたところでフェイド・アウトしてしまうことです。なんでこんなことしたのでしょうか?時間的制約かオリジナル・テープに傷でもあったのか?bassclefさん、お持ちの12インチCLEF盤ではどうですか?是非お知らせ下さい。

拙ブログのPRESTIGEのMONKやROLLINSでも触れたことですが同一セッションでまとまった10インチを聴いてしまうと前記「大仏・・WAILS」や「FLIP」「SWINGING WITH FLIP」などの12インチは10インチ音源をバラバラにして振り分けているためやや散漫な印象を受けます。でも12インチには10インチでは聴けない音源もあって入手しない訳には・・・・商魂たくましいグランツめ!(笑)。

FLIPにハマる原因となった「TENOR SAXES」収録の2曲が入っている「THE FLIP PHILLIPSーBUDDY RICH TRIO」(CLEF MGC-634)、未だにジャケすら見たことがありません。万難を排しても入手したいと思っていますが・・・ホントにあるのかなぁ~。

投稿: NOT | 2007年11月25日 (日) 10:17

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« <ジャズ雑感 第21回> Wally Heiderというエンジニアのこと。 | トップページ | <思いレコ 第14回>ペッパーのGoing Home »