« <ジャズ雑感 第20回>フリップ・フィリップスのこと(その1) | トップページ | <ジャズ雑感 第22回>フリップ・フィリップスのこと(その2) »

2007年10月21日 (日)

<ジャズ雑感 第21回> Wally Heiderというエンジニアのこと。

好きなライブ盤をいくつか挙げると・・・ハイダー録音ばかりじゃないか!

《追補》~コメントからの転載を追加しました。それから、この記事の最後に「ハイダー録音盤のリスト」を追加しました。今後も書き足します(10/28)


前々回のミッシェル・ルグラン記事の時だったか・・・「アット・シェリーズ・マンホール」での録音が素晴らしい、と書いた。特にレイ・ブラウンのベース音がよかったのだ。ブラウンという名手が弾くウッドベースの自然で豊かな音量が、膨らみすぎないギリギリのバランスで捉えられていたのだ。もう1枚~カル・ジェイダーの「アット・ブラック・ホーク」でも、やはりウッドベースがいい按配で録られているのを思い出し、そのクレジットを見ると・・・どちらのレコードもエンジニアはWally Heider(ワリー・ハイダー)という人だった。その記事へ頂いたSugarさんからのコメントによると、「ハイダー氏は、録音機材を積んだトレーラー(クルマ)を持っていて、当時の西海岸でのライブ録音の多くをてがけていた」ということだ。 (SugarさんのHPはこちら)(Sugarさんが以前にハイダー氏について書かれた記事はこちら)
その後、西海岸でのライブ盤を聴いていて「これは音がいいなあ・・・」と感じたら、必ずクレジットをチェックするようになった。そうして・・・いくつかの「ハイダー録音」を発見した。001

ところで「シェリーズ・マンホール」というと・・・皆さんもすぐに思い出すレコードがあると思う。僕もすぐにビル・エヴァンスのAt Shelly's Mannne-Holeを連想した。このレコード、僕は国内盤しか持っていない。ビクターが1977年に発売したSMJ-6197である。エヴァンスのレコードはたくさん聴いたが、正直に言うと、僕はチャック・イスラエルのベースがあまり好きではなかったので、特にこのライブ盤を愛聴してきたわけではなかった。ところが、このレコードの別テイク集「Time Remembered」~ビクターが1983年に発売した「ジャズの巨人 未発表録音集」というシリーズ。この盤はリアルタイムで入手していた~を、1年ほど前に再聴した時に・・・そのピアノの音とベースの音に「何か」を感じた。エヴァンスのやや線の細い音色と(もちろんシェリーズ・マンホールに備え付けのピアノは、特に良い楽器ではないと思う)、ピンと張り詰めたようなタッチ感~エヴァンスというピアニストの表現したい何か・・・そんなものを、感じ取れたように思ったのだ。ライブ録音にも関わらずだ。それから、チャック・イスラエルのウッドベース・・・これにはちょっと驚いた。彼のウッドベースは・・・ぐぐっと重心の低い深い音色だったのだ。重厚で品がある音色だった。僕があまり好みでなかったのは・・・たぶん、彼のタイム感みたいなもの~絶対に突っ込んでこないビート感・・・よく言えば落ち着いているし、逆に言うとどっしりとしすぎていて、ちょっともったりしてしまう~についてだったのかもしれない。イスラエルの良さというのは、この「深い音色」にあったのか・・・。僕のベースへの好みが変わってきたためか、あるいは、1977年当時の国内盤よりも1983年の未発表音源盤の音質の方が、うんと良かったためなのか(鮮度感にかなりの差がある!ピアノの音色は瑞々しいし、ベースの音色にもより切れが感じられる))・・・いずれにしても「At Shelly's Manne-Hole」では感じ取れなかった「イスラエルの美点」を、僕はようやく理解できたのだ。002
そして同時に、この「1963年のライブ録音(の元テープの状態)は相当にいいぞ・・・」とも直感したのだ。考えてみれば、1983年に発表した1963年の未発表音源というのは、いわばその1983年発売がオリジナルなわけで~もちろんこの日本盤の少し前に(あるいは同時発売かもしれない)アメリカでも2LP(シェリーズ・マンホールとの)として発売されたものが「USオリジナル」になるとは思うが~要は、その「元テープ」の管理状態が良好であったならば、こんな風に20年後の発売であっても、瑞々しさが失われることはないのだろう。しかしこうなると・・・1963年の米オリジナル「Shelly's Manne-Hole」の音は、こりゃあ凄いんだろうな・・・と思わざるを得ない。う~ん・・・欲しい(笑)4
そんな事を想いながら、僕は何気なくこの未発表音源盤の裏ジャケットを見た・・・recording engineer~Wally Heider
という文字が飛び込んできた! お おっ・・・これもハイダー録音だったのか! この小発見は、僕には実にうれしいことだった。
ビクター日本盤「At Shelly's Manne-Hole」に限れば、の裏ジャケのどこにもHeider氏のクレジットはない。
<米オリジナル盤をお持ちの方~ぜひその音質、裏ジャケのことなどお教え下さい>
《追補》この後、NOTさんから米オリジナル盤情報を頂きましたので、コメント欄から転載します(以下、斜体字)
SHELLY'S MANNE=HOLEのライブはグリーンのORPHEUMレーベルがオリジナルです。国内盤も持っていますので聴き比べたところオリジナルの方が鮮度が高く鮮やかに聴こえるのは当然として一番違うのはbassclefさんも指摘されているようにベースの音です。国内盤のベースはエコーがかかったようなブーン・ブーンという音なのに対しオリジナルのベースの音自体は国内盤よりやや小さいものの締りのあるブン・ブンといった音です~

さて、もう1枚。今朝のことだ。ウエスでも聴こうか・・・と取り出したのは「フル・ハウス」(riverside)だ。

このレコードは前から大好きだった。ウエスもグリフィンもケリーも、その演奏が素晴らしいのはもちろんだが、僕の中では「ウエスのギターの音が一番いい」レコードでもあったのだ。ウエスのギターの、太さ・甘さ・タッチの切れなどが実に聴きやすい温かい音色で録られているのだ。僕には、このウエスの音が一番、自然に聞こえる。
そんなことを想いながら・・・ライブ?~ツボハウス?~西海岸? ああ・・・これはひょっとすると・・・と裏ジャケットを見ると・・・そこには誇らしげに、RECORDING ENGINEER:WALLY HEIDER とクレジットされていたのだ!
嘘のようなホントの話しである(笑)003_2

<MW-2032~1970年頃に日本グラモフォンが発売していたリヴァーサイド「Jazz anthology」シリーズ~ラベルは茶色の環っか>

これまで「フル・ハウス」は何度も聴いてきたが、録音エンジニアまで意識したことはなかった。それに、この国内盤の裏ジャケットは写真コピーみたいで、だから活字のピントもやや甘くかなり読みにくい。相当に意識して読まなければ、気がつかなかっただろう。
それにしても、自分が「いい録音」と感じていたこの「フル・ハウス」も、ハイダー録音だったとは・・・これはもう偶然ではないだろう。まあ大げさに言ってますが、つまるところ・・・僕が「ハイダー録音」(その音質やバランス)を好きだ、というだけのことなのだろう(笑)
では、ハイダー録音の特徴とは何なのか? 音の説明は、いつでも難しいが、僕の感じる「ハイダー録音」の良さは・・・「どの楽器も自然で温かみのある音色で捉えられていること」それからやはり「ベース音の厚さ」だろうか。ライブ録音の場合、一般的には低域の薄いバランスになることも多いようで、だからドラムスばかり目立つちょっとやかましい感じになっていることもあるのだが、「ハイダー録音」だとそうではないのだ。ウッドベースの音がどっしりと入って、シンバルも強すぎない自然な音量に聞こえるので、(僕には)とても聴きやすいバランスになるのだ。「重心が低い」と言えるかもしれない。

「聴きやすいバランスのライブ録音」ということで・・・もう1枚、好きなレコードを思い出した。5_2
アート・ブレイキーの「スリー・ブラインド・マイス」(UA)だ。これまた日本盤です。キング発売の1500円盤シリーズのこの盤は、4~5年前に入手した。ちなみに、このキングのUAシリーズは、どれも音がいいように思う。

ウエイン・ショーター、フレディ・ハバード、カーティス・フラーの3管時代・・・1962年の録音なのだが、僕はこの3管になってからのブレイキーのブルーノート盤はほとんど持っていなかったので、このユナイト盤を新鮮な気持ちで聴くことができた。
A面1曲目の three blined mice はベースのイントロから始まる。
左チャンネルから、ジミー・メリットのベースが太くてしっかりとした音で流れてくる。ややあってシダー・ウオルトンのピアノが入り、次に右チャンネルからブレイキーのシンバルが聞こえてくる。曲の導入部分でもあり、ブレイキーは抑え目の音量でシンバルを叩いているようだ。そういえば、ブレイキーという人は意外に繊細なドラマーで、1曲の中でも場面によって音量を抑えたり強めたりしていることが多いのだ。「叩く」場面では、ちょっとくどいこともあるけど(笑)
そして、最初にこのレコードを聴いた時・・・ライブ盤だとは思わなかった。1曲目が終わって拍手が入り、ようやく「あれ?ライブだったのか」と判ったのだ。それくらい、しっかりとしたいい録音だと感じていたのだ。
このレコードで特に好きなのは、A面2曲目~blue moonである。全編、フレディ・ハバードをフューチャーした1曲である。裏ジャケのクレジットによると、アレンジはショーターだ。そういえばimpulse盤のBody & Soulのサウンドに似ている。ここでのハバードは素晴らしい。。ブルー・ムーンというシンプルな曲のメロディを、ちょっと崩しながら吹くだけなのだが、艶やかに鳴るトランペットの音色を、ゆったりと伸ばす音でじっくりと楽しませてくれる。僕はハバードをそれほど聴き込んではいないが、ハバードのこの「音色」は快感である。
そして、ハリウッドの「ルネサンス」というクラブで録音されたこのレコード・・・キング盤の裏ジャケにはしっかりとしたクレジットがあり、そこにはこう書かれていた。
LOCATION-THE RENAISSANCE,HOLLYWOOD
ENGINNEER-WALLY HEIDER

《追補》~みなさんから「ハイダー録音盤」のコメント情報を頂きました。貴重な情報ですので、それらのタイトルを以下にリストしました。今後も追加情報あれば、書き足していきます。

Michel Legrand/At Shelly's Manne-Hole(verve)
Cal Tjader/Saturday Night/Sunday Night At The Blackhawk(verve)
Bill Evans/Time Remembered(milestone)
Bill Evans/"Live" (verve)
Wes Montgomery/Full House(riverside)
Art Blakey/3 Blind Mice(united artists)
Milt Jackson Quintet featuring Ray Brown / That's The Way It Is (impulse)
MJQ / Live at The Lighthouse (atlantic)
Barry Harris/~ at the Jazz workshop(riverside)
Cannonball Adderley/~ at the Lighthouse(riverside)
Cannonball Adderley/Poll Winners(riverside)
Cannonball Adderley/JAZZ Workshop Revisited(riverside)
George Shearing/~ & the Montgomery Brothers(jazzland)
Oliver Nelson/Live from Los Angeles(impulse)
Archie Shepp/Live in San Francisco(impulse)
Don Randy/Last Night(verve)
Charles LLoyd/Forest Flower(atlantic) 
Charles LLoyd/Love-In(atlantic)
Charles LLoyd/Journey Within(atlantic)
Budyy Rich/Big Swing Face(pacific)
Terry Gibbs/Dream Band vol.4:Main Stem(contemporary)
Johnny Griffin/Do Nothing 'til You Hear From Me(riverside)
Carmen Mcrae/Live at Sugar Hill(time)
Dexter Gordon/Resurgence of Dexter Gordon(riverside)
Harold Land/West Coast Blues! (jazzland)
Ray Charles/ Live in Concert(ABC)
Sergio Mendes & Brasil '65 /「In Person At El MATADOR!」(Atlantic)

<以下はCD>
Dizzy Gillespie/Live In Stereo At Chester,PA.(jazz hour)
Frank Sinatra /Live! Seattle,Washington Concert(jazz hour)
Miles Davis/Live At the 1963 Monterey Jazz Festival(MJF)

以下は、ハイダー関わり盤?~
Carmen McRae/The Great American Songbook(Atlantic)
Larry Banker Quartette/Live At Shelly's Manne-Hole(vault)~このvault盤については、クレジット確認なしです。

|

« <ジャズ雑感 第20回>フリップ・フィリップスのこと(その1) | トップページ | <ジャズ雑感 第22回>フリップ・フィリップスのこと(その2) »

コメント

あばちゃんさん、Wally Heider録音の情報コメントをthanksです!
ちょい調べたら、レイのヒット曲:what'd I sayをラスト曲に持ってきています。1964年のレイ・チャールズのライブ録音でレーベルもABCということが確認できましたので、本記事のWallY Heider録音リストに追加しておきました。

投稿: bassclef | 2011年6月 2日 (木) 20:46

Ray Charles Live in Concert も
ハイダー氏録音でした。
( at the Shrine Civic Auditorium,Los Angeles
Sept.20,1964)

投稿: あばちゃん | 2011年6月 2日 (木) 09:57

あばちゃんさん、2連続コメントをthanksです。
Carmen McRae/The Great American Songbook のことは「ベースの音」が話題になると、いろんなブログでたびたび出てきますね。ということは・・・間違いなくベースの音がいいということでしょう。チャック・ドメニコという人もひょっとしたら、このカーメン・マクレエ話題でしか登場してこない名前かもしれません。その都度、僕も興味深々になるのですが、ヴォーカルもの・わりと新しい録音ものということで・・・なかなか入手までいきません(笑)僕にとってはこの手のレコード・・・けっこうあってそういう場合、日本盤でもOKなので、中古レコードのバーゲンか何かでたまたま見つけると・・・買うのですが(笑)なぜかこの有名2枚組を見かけたことがありません。まあ、いつか・・・。

録音エンジニア~Wally Heider氏のことは、これはもう僕がこの「ワリー・ハイダー記事」をアップする時、初めて意識したわけですが、ロックの世界では70年前後からすでによく知られた存在だった・・・と後で判ったような次第です。
今もウエスの「フル・ハウス」(グラモフォン日本盤)を聴いてますが・・・やっぱりいい音だ!これくらいいい鳴りなら、この先も僕はこの日本盤でガマンできます(笑)この日本盤の裏解説は英文そのままコピーのようなので見てみました。
オリン・キープニューズ氏の裏解説には
<録音の当日にエンジニアのワリー・ハイダーが機材を準備している頃になると~地元の新聞や噂でこの夜のライブを知って詰め掛けたお客が入り口外まであふれ出し、一晩中、列をなしていた・・・>
というようなことが書かれているようですね。
この晩の演奏がいかに素晴らしかったか・・・を表現したいキープニューズは、解説の最後の方でこうも書いてます~
<誓って言うのだが・・・私は、ラルフ・グリーソン(西海岸の有名なジャズ評論家)があんなにエキサイトしているのを見たことがない>

1962年の6月25日・・・この日「ツボ・ハウス」に居られた観客は・・・本当に幸せですね。

投稿: bassclef | 2011年5月28日 (土) 13:45

King Curtis Live at Fillmore West という
サンフランシスコでのライブ盤に
Recording Engineer: Ray Thompson
Re-Mix engineer:Gene Paul とあります。
シスコあたりでは Wally,Ray,Gene は仕事仲間
だったのかも?
西海岸録音で探したら、 CTI Summer Jazz at the Hollywood Bowl でのライブ盤がハイダー氏の録音でした。

フルハウスの英文にハイダー氏の事がちょっと書かれていますが、録音エンジニアーの事が出ているライナーは珍しいですね?

投稿: あばちゃん | 2011年5月24日 (火) 23:27

Carmen McRae  The Great American Songbook 日本盤を1973年10月に買いました。
油井氏の解説には『シェリーズマンホールから車で15分ぐらいだと思ったが、あとで地図を見るともう少しかかったかもしれない』とこのレコードが録音された Donte's というクラブのこと書いています。
ベースのドマニコですが『この機会に給料を上げなきゃいけないと思っている私のお気に入りチャックドマニコ』とカーメンが紹介しています。
On bass,my favorite bass player,it's gonna cost me a lot to say that,Chuck Domanico(油井氏訳)

Recording engineer:Ray Thompson for Wally Heider
Re-mix supervision:Michael Cuscuna
Re-mix engineer:Gene Paul

この時代からカスクーナ氏がかかわっていたとは驚きですね?

1970年代のハービーハンコックのレコードはハイダースタジオでかなり録音していますが、ハイダー氏の名前は残念ながらありませんでした。

投稿: あばちゃん | 2011年5月24日 (火) 21:48

こんにちは、シュミットです。

わざわざのコメントを頂戴しまして、感謝しております。
アコーディオンばかり聴いてるわけじゃないんですが、テーマが「こだわり」ということなので、ああいう記事になりました。
Jazz For GI'sのジャケは私も結構気に入ってるんですが、F.Scottなるサインがしてあるのはご指摘いただくまで気づきませんでした。このあたりの「こだわり」がbassclefさんの凄いところですね。F.Scottの別作品を発見したら、また連絡したいと思います(そう簡単にはなさそうですが)。

bassclefさんの次回作、そろそろですよね。楽しみにしています。有難うございました。

投稿: シュミット | 2007年11月18日 (日) 10:45

シュミットさん、だいぶ遅い反応ですが、シュミットさんのジャズ批評11月号(No.140)への記事~<ジャズ・アコーディオンの3巨人98p~100p>を拝見しました。

アート・ヴァンダム、マット・マシューズ、レオン・サッシュというアコーディオンの名手たちのレコードのいくつかを、さりげなく紹介した素晴らしいコラムでした!

ヴァンダムについては、僕もColumbia盤のジャケットに惹かれて、Martini TimeやThey're Playing Our Songなどを持っております(あまり聴いてないのですが:笑)今、聴いてますと・・・シアリング楽団にも通じる「洒落た音楽」で楽しめますね。
マット・マシューズのNewPortのライブ盤(Verve)は・・・ご存知のようにドン・エリオットのセットにビル・エヴァンスが入っているので、けっこう愛聴しております(笑)
驚いたのは、Jazz For GI'sを紹介されていたことです。あの10インチ盤(brunswick)・・・ジャケットに惹かれて入手したのですが、あれにもマシューズが入っていたんですね。また聴いてみます。ところであのジャケットの絵柄・・・どことなくバート・ゴールドブラットの描線とも似てますね。F.Scottとサインしてありますが、このScottさん~何かご存知でしょうか?
それにしても、シュミットさんの、余分に力まない、すらりとした文章にはいつも感服しております。またいろいろ教えてくださいね。

投稿: (bassclefから)シュミットさんへ | 2007年11月17日 (土) 21:25

Yoさん、「ワリー・ハイダー情報」コメントをまたまたthanksです!紹介いただいた「ハイダーHP」・・・見てみました。「ハイダー氏に初めて会ったのは・・・」みたいな思い出話しの書き込みが主のようですが、興味深いHPですね。
ワリー・ハイダーさんは・・・70年前後のロック名盤(どうやらモンタレー、サンタナ、CSN&Yなどか?)を通したロック世代において、知名度が相当に高いエンジニアだったようですね。70年ロックのマニアの方にしてみれば、「今頃、ハイダー、ハイダーって、なに騒いでんの?」てな感じかもしれませんね(笑)
Yoさんが注目した箇所~[フルハウス]での録音は、Ampex351-2を使った~の記事では<「ウエスの写真」が小さく写ってるでしょう>とか思わせぶりなことが書いてありましたが、あの辺りの事情がもっと知りたいものですね(笑)
「ハイダー氏の仕事リスト」みたいなのがあるかな?と思って探してみましたが、見つかりませんでした。またしっかりとチェックしてみたいと思います。

マクレーの2LP~サテンドール・・・よさそうですね(笑)ヴォーカルのバックでベース伴奏だけの部分って、唄もベースも巧い人でないとできない感じもあって、だからピタッと決まると「粋」ですよね。
それはますます聴いてみなくちゃいかんですね。70年頃のatlanticだと、ラベルは「赤・緑」ですかね?

投稿: bassclef | 2007年11月 6日 (火) 08:33

bassclefさん、「for」の訳し方に期待がこもるのは良く分かりますよ(笑)そこでこんなHPを見つけました。
http://www.wallyheider.com/
何か良く分からない書き込みのHPですが、Ray Thompsonの名前も出てきます。そしてワリーさんが1922生-1989没である事を思えば、1972のマクレーの録音の時はは50歳のバリバリですから、監修だけして弟子に任すかな?とも思います。それともこの頃はHeider Studioとしてグループの長としてやっていたのかもしれません。このHPで面白いのは「Full House」の録音をAmpex351-2でやったと言うようなことがわかります。
マクレー盤のベースの録音はbassclefさん好みですよ。そしてチャック・ドメニコはマクレーのお気に入りだったようで、一曲目のサテンドールはベースとの掛け合いで始まって、掛け合いで終わるという構成です。これがまたカッコいいのです。

投稿: Yo | 2007年11月 5日 (月) 18:00

おお、Yoさん、またまた「ハイダー録音コメント」をどうもです!
う~ん・・・このカーメン・マクレエの2LP(atlantic)は、まだ持ってません。「まだ」というのは・・・これまでにもいろんなところから「音がいい。ベースが凄い」と聞いてましたので、気にはなっていたレコードだからです。そういえば、だいぶ以前のrefugeeさんの記事にもこのマクレエ盤話題がありました。これです。http://blogs.dion.ne.jp/refugee/archives/3551788.html

Yoさんも「好きな音」とおっしゃるこのレコード。チャック・ドメニコというベース奏者の音が凄い~というところなど・・・どうやら「ハイダー録音」の気配が濃厚のようですね(笑)
>Recording Engineer : Ray Thompson for Wally Heider~
これは・・・すんません・・・僕もよく判りません(笑)

まあでも、まず「Ray Thompson氏がエンジニアだった」ことは間違いないのでしょうが・・・わざわざWally Heider氏の名前をクレジットした~ということは、もちろんその理由があるわけで・・・。
僕の個人的な解釈では~(このレコードの「いい録音」にハイダー氏が相当に関わっているはずだという想いもあるので)この[for]は・・・単に「ワリー・ハイダーのために」という意味ではなくて・・・「ワリー・ハイダーのアドヴァイスを得て」とかいうニュアンスだと思います(思いたい:笑)
[for]とかの簡単な言葉の方がいろいろ使い方があって難しいんですよね(笑)
ジーニアス英和辞典によると・・・[for]には、「目的」「交換」「理由」「関連」「範囲・時」などの大きな括りがあり、その「交換」の1番目に<~の代わりに>という項目があります。これだとするならば、
<ハイダー氏の機材を使って、ハイダー氏のノウハウによるマイク・セッティングもしたその上で・・・ハイダー氏の代わりに(弟子か何かの)Ray Thompson氏が録音した>という拡大解釈も可能です(笑)
また「目的」の6番目に<~を記念して、~に敬意を表して>という意味合いもあるそうなので・・・例えばRay Thompson氏がハイダー氏の一番弟子だとすれば・・・そのままで意味が通るようにも思います。

いずれにしても、こりゃあどうしてもこのアトランティック2LPを聴かねばなりませんね。また聴かせてください。
そして「ベース録音の厚さ・力強さ」というのが、ハイダー録音の大きな『メリット』(dukeさんが、「ブレイキーのUA盤」でのベース奏者(ジミー・メリット)で、洒落た傑作用語!)のようですね(笑)

投稿: bassclef | 2007年11月 4日 (日) 10:41

bassclfさん、遅ればせながら・・・。
ワリーさんの件、西海岸ライブ録音で音の良いやつ・・・と言う事で「ひょっとしたら?」と思ってジャケを見たらWALLY HEIDER の名前が・・・。
Carmen McRae "The Great American Songbook" Atlantic SD 2-904 なんですが、Recording Engineer : Ray Thompson for Wally Heiderと書いてあるんです。・・・どういう意味でしょうかね?Atlantic録音はあまり好きでない私もこの盤の音は好きです。英語力の無い私にはわかりません。教えてください。

投稿: Yo | 2007年11月 4日 (日) 09:30

ああ、D35さん、ちょいヒサです!D35さん、ビル・エヴァンスのTime Rememberedをわざわざ聴いていただいてのコメントをありがとうです!
チャック・イスラエルのベース・・・たしかにラファロに比べると、うんと「おとなしい」感じです(笑)
記事中にも
>絶対に突っ込んでこないビート感~
と表現したように、むやみにエヴァンスに絡んでくる・・・という場面は少ないですね。
ところが・・・この本記事でも書いたように「ズ~ンとくるような重さ」を彼の音色に感じ取ってしまうと・・・イスラエルというべーシストの良さは、そこにこそあったのだな・・・という気持ちにもなったのです。それを感じさせてくれた「ハイダー録音」には、だから、感謝したい気持ちですよ(笑)

投稿: bassclef | 2007年11月 1日 (木) 19:01

連続でスミマセン、途中で「ご飯だよー!」とカミサンから呼ばれましたので(笑)。
真空管アンプとjensenのスピーカーにしてから、ベースの音色の質感が大きく変わってきたので>>この言葉に刺激されてパワーアンプを切り替えてみたらヤッパリ物足りない音になってしまいました。
またbassclefさんの音が聴きたくなりました、年が明けたらまた集まりましょうか?(鬼が笑ってる?)

投稿: D35 | 2007年11月 1日 (木) 18:57

こんにちわ。
ここを読んで昨夜久しぶりにエバンスのタイムリメンバーを聴きました。
思ったよりベースがおとなしく聴こえたので、これまた久しぶりにワルツフォーデビィを引っ張り出して聴いたら、聞き覚えのあるベース。
ヤッパリ私にとってエバンスのバックはラファロです。
けれど久しぶりに両方のライブ録音を聴けて、bassclefさんに感謝です。

投稿: D35 | 2007年11月 1日 (木) 12:19

dukeさん、コメントをどうもです!貴ブログ<デューク・アドリブ帖>(ハロルド・ランド記事の方、凄い盛り上がりですね。かなりのランド好きが案外いるんだぞ~ということがよく判りました。http://blog.goo.ne.jp/duke-adlib-note/d/20071021

UA盤~3 blind miceの出足、ジミー・メリットのベース音・・・あれ、確かに、太っい音ですね。あれくらいの音圧で入っていると、あの音色だけでも快感です。
>ベース録音のメリット~
わっはっは!こりゃ傑作だあ(笑)それにしてもdukeさんの
ダジャレは、いわば「純正サウンド指向」(いや「思考」か:笑)で、全くジャズ好きの鑑とも言うべき、理屈ぬきパッと楽しい・・・だから、僕にはとても馴染みやすいです(笑)

UA盤のジャケットのつくり~そうですね。凝ったものが多いような印象あります。僕の数少ないUA盤(サックス吹きラベル)では、ハービー・マンのBrazil,Bossa Nova& Nova Blues(15009)というのがあります。これも、Frank Gaunaのcover designで、
>上質の和紙のような手触りとモノクロのジャケット~
でした。ひょっとしたら「サックス吹きラベル」のシリーズが「和紙シリーズ」かもしれませんね。

投稿: bassclef | 2007年10月28日 (日) 10:09

ああ、Yoさん、<夢レコ>へのコメントをThanksです!2年半ほど前に始めたこのブログの第1号読者は、考えてみれば・・・Yoさんでしたね(笑)
Yoさんとはメールにて「レコード談義」をしてたりしますが、エヴァンスの"Live"(日本盤の邦題は「ラウンド・ミッドナイト」だったか?)が話題になった時、Yoさんが《しっかりとしたいい録音ですよ》と力説してたのをよく覚えております。その頃は、まだ「ワリー・ハイダー」という名前も意識してませんでしたが、聴いてみると・・・確かに、エヴァンスのピアノの音にも品のいい潤いが感じられ(しっとり感がある)、イスラエルのベースもどっしりと聞こえるし・・・いいライブ盤だなあ、と見直したりしました(笑)
正直、それまでは、(記事中に書いたような)イスラエルに対する僕の偏見もあって、このレコードにあまり好印象を持ってませんでした。おそらく僕が抱いていたようなこの"Live"への印象は、わりとエヴァンス好き全般のものだったかもしれないようで・・・その辺りの雰囲気についは、bsさんが以前から嘆いておられたようで(笑)
bsさんからのコメントにあったように、ご自身のHP(愛聴盤コーナー)にて、このエヴァンス"Live"を取り上げていたのです。http://www.geocities.jp/bluespirits4196/aityoubann6.html

僕自身がイスラエルを見直したキッカケは・・・この"Live"ではなく、記事中に書いたようにTime Remembered からですが、bsさんが「不憫なイスラエル」と表現された気持ちが、今はよく判ります(笑)

それから、拙ブログ記事中で、イスラエルのベース音が「ぐっと沈んで重い音」などとも書いたのですが・・・ひょっとしたら、この辺りのことは、はっきりとは認めたくはないのですが(笑)(ある程度の)「オーディオ的にいい音」で聴くと、そのミュージシャンの良さが判る場合もある>というケースもありそうだなあ・・・と思うようになりました。
特にベースとかドラムスにおいて。「イスラエルのベース」に関してだけ言えば、以前使っていたごく普通の機械(トリオのKA-7300と日立のHS~スピーカー)では、あの「重い音色」は出てなかったように思う。真空管アンプとjensenのスピーカーにしてから、ベースの音色の質感が大きく変わってきたので、(以前の機械でしか聴いてない)レコードを久しぶりに聴くと、けっこう再発見もあったりするのです。(あくまで僕の稚拙オーディオレベルでの場合ですよ:笑)

今回の「ワリー・ハイダー記事」では・・・・そんなオーディオ要素(いい音は有利:笑)とはまた別の(しかし関連性の強い)そのレコードの価値を(というと大げさかもしれませんが)、ひょっとしたら「そのミュージシャンの実質」とは関係なく決定付けてしまう(印象付けられてしまう)かもしれない「録音のよしあし」という大きな要素も、これはもう絶対にある!という僕の気持ちを書いたような次第であります。
だとしたら・・・「いい録音」(例えば、レーベルやエンジニア)のレコードを知ることは、やはりそのジャズ(音楽)をより楽しむためには、有効な情報でしょうね。

もっとも、その「いい音」なり「いい録音」というのも、各人の「好み」で違ってきますからね(笑)
当然のことながら・・・「ハイダー録音」???・・・「なんだ、ちっともよくないじゃん!」という方も、おられるでしょう(笑)

長いコメント返しになってしまいました(笑)

投稿: bassclef | 2007年10月28日 (日) 09:41

bassclef さん、こんばんは。

ハイダー録音に注目されるあたりはただ者ではありませんね。
あまり録音エンジニアには意識しませんが、three blind mice のジミー・メリットの出だしの音を聴いてWALLY HEIDER の名に関心を持ちました。メリットのベースはこんなにもラインが太いのかと・・・ベースのメリットはこうして録音するものだと。(笑)
three blind mice はアラン・ダグラスのサックス・レーベルで持っておりますが、3管の重なる音は凄まじい迫力があります。ブレーキーの抑揚をつけるような独特の癖も上手く捉えておりますね。

UAのダグラス・プロデュースは、上質の和紙のような手触りと、モノクロのジャケットが素晴らしいですね。ここでもう一人注目したのが、カヴァーデザイナーの Frank Gauna です。ジャズ・ジャケットはこうあるべしです。

投稿: duke | 2007年10月27日 (土) 18:40

bassclefさん、出遅れましたね。それにしてもbassclefさんの音へのこだわりと執着心にはいつも驚かされます。残念ながらAt Shelly's Manne-HoleもTime Remeberedも持っていません。LiveとFull Houseは確かに良いですね。”ワリーさん”西海岸ライブ録音のひとつのチェック項目になりそうですね(笑)・・・恐れ入りました。
ちょうど今EvansがEddie Gomezと組んで66年のA Simple Matter Of Conviction に始まるドラムスの名手と組んだトリオ録音を聴いていました。bassclefさんはEddie Gomezがあまりお好きでないようですが、私はこの時期のゴメスはエバンスとの対話の絶妙(この時期はピックアップ録音では無い様に思いますし・・・)さが好きですし、Shelly Manne、Philly Joe Jones、Jack DeJohnetteらの名手がが2人を乗せる上手さに聴き入っていました。ちなみにCalifornia Here I Come はVervオリジナルより(私見ではあきらかに)フランス=ポリドール盤のほうが音が良いです。録音後発売まで時間が経っているのでマスタリングエンジニアの腕の差だったのかと思います。

投稿: Yo | 2007年10月27日 (土) 11:27

tomcatさん、初めまして!bassclefと申します。

>Wally Heiderの'57年のステレオ録音
>かなり早い時期よりステレオ録音をしていたようですね
>また、手持ちの未発表物もあるということです
そうなんですね。僕が「ハイダー録音がいい」と感じる理由の一つに、ライブ録音の雰囲気が伝わるステレオ録音~というのがあるんです。手持ちの未発表もの・・・というのも多いに気になるところです(笑)

ガレスピーのビッグバンドやシナトラの1957年ステレオ録音のCD~ハイダー録音の未発表音源のCD情報をありがとうございます。こういう未発表ものは、いわば、そのCDがオリジナルなわけで・・・これはもう聴くしかありませんね(笑)

これからもよろしくどうぞ~!

投稿: bassclef | 2007年10月25日 (木) 22:55

bsさん、またまたコメント、どうもです!
Larry Banker Quartette featuring Gary Burton Live At Shelly's Manne-Hole~僕の方も聴いてみました。手持ち盤は東芝盤のヴォールト・ジャズ・シリーズ「ラリーバンカーとゲイリー・バートン」(LP-80074)でして、こちらもやはりエンジニアのクレジットはなかったです(多分、bsさんの手持ち盤と同じですね:笑)
・・・う~ん・・・聴いた感じでは・・・9割方、「ハイダー録音」ですね(と、自信を持って言うbassclefですが:笑)理由は・・・やはりウッドベースのぶっとい音色、各楽器のライブにも係わらず自然で肉厚な音圧感・・・そんなところです。僕もbsさんと同じく、このレコードでのべーシストは、チャック・イスラエルだと思ってました(笑)こういう肉厚な録音だと、どのべーシストも凄いべーシストに思えてきます(笑)ウッドベースの音は、やはり、アタッチメント(駒に貼り付ける小型のマイク)なしのこの時代の音がいいですね。
エヴァンスのCalifornia Here I Come・・・わっはっは、また僕のお得意の思い込みで、てっきり西海岸のライブと勘違いしてました(笑)

投稿: bassclef | 2007年10月25日 (木) 22:38

こんばんは。初めまして。
いつも楽しく、読ませてもらっています。
Wally Heider に注目されるとは、さすが、慧眼ですね。この人を気にしたのは、以前、ディジー・ガレスピーの『Live In Stereo At Chester,PA.』(jazz HOUR)という変わったCDを買った時で、リー・モーガンや、ウィントン・ケリー入りのビッグ・バンドの'57年ライブなのですが、これが、オフィシャル盤と変わりないステレオのいい録音だったのですが、録音技師はと見ると、Wally Heiderでした。同レーベルには、『Frank Sinatra Live! Seattle,Washington Concert』というのもあり、やはり、Wally Heiderの'57年のステレオ録音です。こちらは、若干テープの傷みがあるようですが、やはり良い録音です。ということは、かなり早い時期よりステレオ録音をしていたようですね。また、手持ちの未発表物もあるということです。
また、最近出た、一連のモンタレイ・ジャズ・フェスティバルの中のマイルスの'63年のライブCDもWally Heiderでした。非常に良い録音で、bassclefさんのおっしゃるように,Ron Carterのベースの音も良い音でとらえられています。また、チャールス・ロイドの『Forest Flower』(Atlantic)も彼の録音でした。モンタレイ・ジャズ・フェスティバルの録音をまかされていたようなので、上記CDのシリーズは大いに期待がもてますね。
'64年のマイルス、'61年のコルトレーン・ウィズ・ドルフィ&ウェス・モンゴメリーなどの出演記録がありますが、はたして残っているのでしょうか?大いに注目したいです。

投稿: tomcat | 2007年10月25日 (木) 04:07

おお、Sugarさん、コメントありがとうございます!実は・・・お呼びしていたのです(笑)
Wally Heider氏は、どうやら相当な有名エンジニアだったのですね・・・ちょっとグーグルで検索したら、「ハイダー氏への思い出を語る」みたいなHPもありましたし、若い録音エンジニア達が、ハイダー氏を尊敬しているような雰囲気を感じました。どうやらジャズよりも67~72年頃のロックでの名盤録音においての知名度の方が高そうですね。
そのハイダー氏に、Sugarさん、会われたことがあるとは・・・羨ましい(笑)
ゲイリー・バートンのSomething Coming(RCA)については・・・僕も以前から注目しておりました(笑)以前の<夢レコ>記事にてちょっと触れました。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2006/06/post_5ebb.html
1曲目の
on green dolphin streetで、ホントにあのベース音にはぶっ飛びますね(笑)
あのレコードのエンジニアは・・・やあ、これも僕の好きなBob Simpson氏でした(笑)(オスカー・ピーターソンのWe Get Requests(verve)やミンガスのmingus,mingusなど)
こうやっていろいろ探っていくと~つまり、まず「好きだ」「気になる」と感じた「いい録音のレコード」のいくつかが、あとから「ダレソレ」というエンジニアだと知る・・・というのも、実にこれはまた自分的に納得のいく事象ではありますね(笑)
ジャズと音のこと・・・全くおもしろい世界ですね!

投稿: bassclef | 2007年10月24日 (水) 23:55

シュミットさん、またまたのコメント、ありがたいです!
インパルスにも、ハイダー録音があるんですね。貴重な情報をthanksです!
ミルト・ジャクソンとレイ・ブラウンのThe Way It Is(impulse)は、CDですが楽しんで聴いてます。あれはゴキゲンなライブですね!テナーに渋い人~テディ・エドワーズが入ってましたか。ただ残念ながら(60年代後期のインパルス盤はほとんど持ってないので)live from los angeles や live in san francisco は未聴なんです。
シュミットさん、この辺りのちょっとフリーっぽいところも聴いておられるのですね。僕などは、まだまだ修行が足りないようです(笑)
ジャズ批評~3p分の記事、載ってるとのこと、それは素晴らしいです! しかも「アコーディオン関わり」ですか・・・渋いですね。マット・マシューズくらいしか知りません(笑)また読んでみますね。

投稿: bassclef | 2007年10月24日 (水) 23:38

こんばんは。「California Here I Come」(verve)はNY‘Village Vanguard’録音でPhil Ramoneが担当しています。気になる・・・・・とは「幻の名盤読本」に掲載されたG・バートンをフュチューアーしたラリー・バンカー(ds)のSHELLY’S MANNE-HOLEでのlive盤(63年、Voult)です。やっと見つけましたが、残念ながら、国内盤でバック・カヴァは日本語ライナー・ノーツで占められ録音エンジニアには触れていませんでした。僕はbはイスラエルかな?と思っていましたが、ボブ・ウエストでした。

シュミットさん、初めまして。bsと申します。
シェップの「live in san francisco」もHeider録音とは気が付きませんでした。慌てて確認してみるとその通りでした。以前、弊HPでこのレコードをUPした際、「素晴らしい録音」とコメントしていましたが、まさかHeider録音とは・・・・・・・・・(絶句)。

bassclefさんの今回のトピックは僕の能天気な耳をものの見事にぶち抜いてくれました(笑)。

投稿: bs | 2007年10月24日 (水) 23:35

なーーんか、呼ばれたような気がしたので・・・。(^^ゞ
このハイダーに生前お会いしました。ゆえにあんな記事を書いたのですが、この人、西海岸では、超有名人なんです。
いまでこそ録音車というのは、よく知られていますが、創始者と言って良いほどで、これで有名になった人です。
最終的にはスタジオも持つようになり、その頃からロックのエンジニアとしても名を馳せました。有名盤がごっそり彼のスタジオで吹き込まれています。
PS
チャック・イスラエルなんですが、ゲイリー・バートンのRCA吹込の盤『Something's Coming』の音は、尋常ではありません。必聴です。現在は廃盤ゆえ、『ゲイリー・バートン・スペシャル』というオムニバスの1曲目で聴けます。
私もこのベースを聴いてイスラエルを再認識いたしました。
*リンクありがとうございました。

投稿: Sugar | 2007年10月24日 (水) 22:30

今晩は、シュミットです。

ワリーさん録音に嵌ってしまいました。

インパルスで3枚。ミルトとレイの「that's the way it is」。マンホールのライヴ。これってレイのベースを聴くレコードじゃないでしょうか。
オリヴァー・ネルソンの「live from los angeles」。強烈ビッグバンドのライヴです。
シェップの「live in san francisco」、これはちょっと意外。幅広いですな、ワリーさんも。

ヴァーヴで1枚。ドン・ランディのライヴで「last night」。

それと蛇足ですが、ジャズ批評11月号(No.140)に拙稿(ジャズ・アコーディオンの3巨人98p~100p)が載ってますのでお読みいただければ幸いです。

投稿: シュミット | 2007年10月24日 (水) 22:02

bsさん、いつもコメントをどうもです!
エヴァンスの"Live"も「ハイダー録音」でしたか!そういえば・・・あのライブは「トライデント」という西海岸のクラブでの録音(1964年)でしたね。この"Live"は、bsさんもおっしゃるように、エヴァンスの中では、ヒトキワ地味な1枚ですね(笑)やっぱりジャケットのせいか・・・発表時期が遅かったためか・・・。僕もエヴァンス蒐集(しゅうしゅう)の中では、かなり後期になって、国内盤中古を入手しました。
久々に聴いてみました。(国内盤でも)やっぱりいい音でしたね。bsさんがHPで書かれていたように、チャック・イスラエルのベースも、深くて重い音色ですね。(ハイダー録音と判ったので、余計に「いい音」に聞こえてしまいます(笑)

そういえば、ジャズのお仲間のYoさんも以前に、このエヴァンスの「Live」~初めて聴いたら、素晴らしい音(いい録音)で驚いた・・・ということをおっしゃってました。
みなさん、やはりジャズ好きの心に感じるところは同じなんですね。
このエヴァンスの「Live」(verve)・・・たしかにもっと評価されてもいいレコードかもしれません。
bsさんが「気になるレコード」というのは・・・エヴァンスの「California Here I Come」(verve)かな?

投稿: bassclef | 2007年10月24日 (水) 21:44

こんばんは。エヴァンスの“Live”(verve v6-8803)はやはり皆さんから疎外?されているようですね(笑) Israelsのbが上手く録られているこのレコードが好きで弊HP(愛聴盤コーナー)でも取り上げています。ただ、Heiderをbassclefさんほど押さえていませんでした(苦笑い)。それと、もう一枚、気になるレコードがあり、チョット探してみましたが、見つかりませんでした。
もし、Heider録音盤でしたら、また、コメントを入れます。
また、直接、Heiderが録音していませんが、L.A.「Wally Heider Studio」で録音されたもので、S・クリスのMUSE盤、‘CRISS CRAFT’、‘OUT OF NOWHERE’の二枚があります。

投稿: bs | 2007年10月24日 (水) 01:19

おおっ、67camperさん、新たな「ハイダー録音盤」の情報をThanksです!
>Poll Winners(RLP355), JAZZ Workshop Revisited(RM444)の2枚がHEIDER~
なるほど・・・キャノンボールにはライブ録音が多い~というcamperさんの読みが当たりましたね(笑)僕はこの辺のキャノンボールもの、ほとんど持ってないので、ありがたい情報です。
「イン・サンフランシスコ」の録音音質ついては、僕も(国内盤を聴きましたが)camperさんと同じく、特にいい録音だと感じたことはなかったです。

camperさんが仰るように、「西海岸」「ライブ」に加えて「リヴァーサイド」も、ハイダー録音のキーワードになりそうですね。
西海岸のジャズクラブというと、わりと有名なところだと、
シェリーズ・マンホール
ブラック・ホーク
ライト・ハウス
ジャズ・ワークショップ・・・
これくらいですかね。
記事中に挙げた ルネサンス・クラブやツボ・ハウスは、他のレコードではあまり聞かない名前ですし・・・やはりジャズクラブ自体が、1~2年でなくなってしまうことも多かったんでしょうね。


投稿: bassclef | 2007年10月23日 (火) 23:16

bassclefさん,こん○○わ。まいりました,今度はエンジニアによる分析ですね。自分もエヴァンス,ウェス,ブレイキーの3枚はすべて国内盤再発で所有しています。皆さんのコメントなど拝読いたしますと,どうもキーワードは西海岸,ライブ,リバーサイドみたいなところにあるような気がします。そこでリバーサイド録音,それもライブが多いキャノンボールのアルバムについて手持ちのなかで見てみましたよ。キャノンボールでは東海岸がRAY FOWLER, JACK HIGGINSのクレジットが目立つのに対して,西海岸物にWALLY HEIDERのクレジットがあることに気付きます。コメントに出てきたライトハウス(RLP9344)のほかにもPoll Winners(RLP355), JAZZ Workshop Revisited(RM444)の2枚がHEIDERでした。有名な"イン サンフランシスコ"(RLP12-311)もワークショップのライブですが,自分はこの有名盤の録音はティモンズの”インパーソン”とともに音の分解能が悪く以前からずっと疑問を持っていたライブ録音です。このワークショップのライブはREICE HAMELでHEIDERではないのです。キャノンボールが気に入らなかったどうかは知りませんが,REVISITEDではHEIDERが器用されているのが面白いですね。
それにしてもENGINEERにまで注目してしまうbassclefさん,マニアックですね〜!

投稿: 67camper | 2007年10月23日 (火) 05:42

シュミットさん、いつもコメントをどうもです。
おおっ!「Barry Harris at the Jazz workshop」も「ワリー録音」でしたか!そういえば確かに、サム・ジョーンズのガッツある太い音色が印象に残ってます。これまた国内盤しか持ってませんが、また聴いてみますね。
「Cannonball at the Lighthouse」~未入手です。そういえば、Lighthouseも西海岸のジャズクラブでしたね。
「シアリングとモンゴメリー・ブラザーズ」~おおっ!これはjazzland盤(オレンジ色ラベル)を愛聴しておりました(笑)これもウエスのギターが太くて艶のある音ですね。
う~ん・・・ワリー氏は「ライブ録音」だけじゃなかったんですね。とても参考になります。Thanks!

シュミットさん情報で、新たに3枚のワリー録音盤が判明しました!こうなりゃ「西海岸録音盤」は、なんでもかんでもひっくり返してチェックせねば!(笑)

みなさんの「ハイダー録音」発見盤~ぜひお知らせくださいね。

投稿: bassclef | 2007年10月22日 (月) 23:32

4438milesさん、<three blind mice>への熱い想いの伝わるコメントをThanksです!1963年に、こんな凄いグループサウンドを聴かせるバンドが来日していたのですね・・・「新しい」サウンドを聴かせるショーターのテナーやハバードのペット・・・こんなのを聴いたら当時の日本の(いや、日本だけじゃないだろうけど:笑)ミュージシャンは、みんなぶっとんじゃったでしょうね。実際・・・今、聴いても新鮮ですものね。ハバードの輝き溢れるあの音色とスカッとするようなフレーズ! 僕などはハバードというと、やっぱりこの頃のハバードが好きなんです。
そういえば日本のジャズレーベル~TBMも分厚いサウンドでしたね。嫌いじゃないです(笑)

投稿: bassclef | 2007年10月22日 (月) 23:19

今晩は、シュミットです。

今回の記事を拝見して、ひょっとして、これもワリーさん?と思ってレコードの裏面を見るとバッチリそうでした。
「Barry Harris at the Jazz workshop」。サム・ジョーンズがいいんですよ。このアルバムは。
当然のように「Cannonball at the Lighthouse」もそうでした。ライヴじゃないけどシアリングとモンゴメリー・ブラザーズもワリーさんでしたね。
リバーサイドというレーベルはわりとエンジニアがよく変わる印象があるんですが、この人はしっかりマークしておきたいですね。

投稿: シュミット | 2007年10月22日 (月) 22:31

おお!
Basscleffさん、TBMについて語っていただけましたか!
そう、あのジミー・メリットの出だしでもう金縛りです、そしてあの重厚な三管のサウンド・・・
ブルームーンのハーバートのエンディング!

何百回聴いたでしょうか、完全丸暗記状態です。

ここで取上げていただいただけでもう感激です。

このメンバーでJMは1963年に来日し産経ホールでこの曲を聴きました。
私はそのあたりから完全に中毒状態になったのです。(笑)

因みにこのサウンドに見せられて、TBMというレーベルを起したプロデューサーが藤井武氏です。
サウンドエンジニアにこだわり、神成氏という日本のバンゲルダーというエンジニアを採用したのも藤井さんでした。

ああ、語るとキリがありません・・・・早速帰宅して聴きましょう、スリーブラインドマイスを!

投稿: 4438miles | 2007年10月22日 (月) 18:19

おお、NOTさん。さっそくのコメントをどうもです!
エヴァンスの「シェリーズ・マンホール」米オリジナル盤の情報・・・ありがたいです。

>グリーンのORPHEUMレーベルがオリジナル~
>オリジナルのベースの音自体は国内盤よりやや小さいものの締りのあるブン・ブンといった音~

なるほど・・・63年録音だと、もうORPHEUMがオリジナルなんですね。音の鮮度感の差~特にベースの音については、83年の未発表盤国内盤と77年の国内盤でも、かなりの違いが体感できましたから、NOTさんの言われる<締まりのあるブンブン>という感じ・・・ものすごくリアルに「推測」できます(笑)
なおTime Remeberedは、いわゆる別テイクではなくて、全曲、違う曲だったと思いますので、充分に楽しめると思いますよ。音も充分にいい(はず)です。私見では、1980年以降くらいの未発表音源盤については、(若干、発売時期が早いことの多い)米盤でも日本盤でもそれほど差はない・・・と思います。逆にプレス具合など日本盤の方がいい場合もあるかもしれません。

投稿: bassclef | 2007年10月21日 (日) 23:19

ああ、遼さん、こちらこそチョットご無沙汰しております。コメントありがとうございます。
>『At Shelly's Manne-Hole』も『Full House』も『3 Blined Mice』もCDしか持っていませんが、同じエンジニアだとはまったく気づきませんでした~

いやいや・・・3枚とも持ってらっしゃることが素晴らしいです(笑)こちらの方も、Heider氏を意識し始めたのは、割と最近のことです。実は僕の方もこの3枚の内、エヴァンスのTime Rememberedだけは、Wally録音という表記を1年ほど前に確認していましたが、後の2枚は、今日の今日・・・それを確認したのです(笑)というより、今朝、取り出した「フル・ハウス」(前から好きだった)がハイダー録音と判り、それで思い立って記事にしていた。そしたら、なんと夕方にかけた「3blind mice」も・・・という訳なんです。
こうなると・・・西海岸でのライブ録音にはもう大注目ですね(笑)

投稿: bassclef | 2007年10月21日 (日) 23:06

こんばんわ。当時ビクター音産は結構エバンスの未発表集を出していてうちにも「MORE FROM THE VANGUAD」「BILL EVANS WITH PHILLY JOE JONES / GREEN DOLPHIN STREET」「UNKNOWN SESSION」「EASY TO LOVE」と4枚あります。「TIME REMEMBER」は多分一番最後くらいに出たと思いますが買うのを躊躇してしまいました。大好きなSHELLY'S MANNE=HOLEのライブなのに・・・・。

>>米オリジナル盤をお持ちの方~ぜひその音質、裏ジャケのことなどお教え下さい

SHELLY'S MANNE=HOLEのライブはグリーンのORPHEUMレーベルがオリジナルです。国内盤も持っていますので聴き比べたところオリジナルの方が鮮度が高く鮮やかに聴こえるのは当然として一番違うのはbassclefさんも指摘されているようにベースの音です。国内盤のベースはエコーがかかったようなブーン・ブーンという音なのに対しオリジナルのベースの音自体は国内盤よりやや小さいものの締りのあるブン・ブンといった音です。実際較べるとかなりの差があります。オリジナルを聴いたらもう国内盤は聴けないといったら失礼かな、でもそのくらい違います。

裏ジャケは国内盤の一番下にあるSMJ-6197、VICTOR MUSICAL INDUSTRIES.INCがないだけで全く同じでした。

SHELLY'S MANNE=HOLEのライブは西海岸の乾いた空気のためいつもとは違ったピアノの音がするのかと思っていましたけど録音技師のせいなんですね、納得です。

「FULL HOUSE」もKELLYがいるためMONOとSTEREO両方(但し溝なし)と国内盤も揃っていますので後日聴きくらべてまた報告します。

投稿: NOT | 2007年10月21日 (日) 21:29

bassclefさん、ご無沙汰してます!
今回の記事、とても興味深く拝見しました。
『At Shelly's Manne-Hole』も『Full House』も『3 Blined Mice』もCDしか持っていませんが、同じエンジニアだとはまったく気づきませんでした。
WALLY HEIDER という人の名前も初耳です。
今度からbassclefさんのおっしゃった点に気をつけて聴いてみたいと思います^^

投稿: 遼(Parlophone) | 2007年10月21日 (日) 21:13

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« <ジャズ雑感 第20回>フリップ・フィリップスのこと(その1) | トップページ | <ジャズ雑感 第22回>フリップ・フィリップスのこと(その2) »