<やったあレコ 第9回> Virgil Gonsalves(nocturne) と Jazz On The Bounce(bel canto)
カラー盤の磁力には、どうにも逆らえない。
Nocturne盤:Virgil Gonsalves Sextet・・・10インチ盤である。
この25cm四方のジャケット。
爽やかな青色のヴィニール。
銀色のセンターラベル。
このレコードを見て「いいなあ・・・」と思わない方がこの世に存在するとは思えない(笑)
もちろんこれは単に僕の思い込みからくる妄想なのだが、まあ「1枚のレコード」が手元に置いてあるだけで、
これくらいうれしくなってしまう人間もいる、ということを言いたいのだ。
レコードは・・・もちろん「音楽」を楽しむためのツールだ。だからそこから音さえ出るのであれば、それがCDだろうとカセットテープだろうと、それからFM放送であっても構わないはずだ・・・とアタマでは思う。「音楽を楽しむ」という観点だけに立てば、その方が正論だろうと思う。だがしかし・・・趣味の世界では、事が正論どおりに動くわけではない(笑)
「レコード好き」にとっては、音源だけが重要なのではなく・・・その盤がそこにあり、それを眺めたり触ったりできることも、これまた重要なのである。
ここで、大きく頷(うなず)くような方にとっては、やはり・・・「レコードは単なるツールではない」ということなのだ。「レコード盤」というものは、ヴィニール~その厚さや重さの按配、センターラベルやジャケット~その図柄や紙の質感、そして二オイ・・・そんなもの全てが合わさって完成するひとつのプロダクツなのである。どちらが欠けてもダメなのだ。レコード好きは、絵(ジャケット)も音(盤)も欲しいのだ。
「レコード好き」は、間違いなくあの「モノの感じ」そのものが好きなのである。そうして、そのモノからは「音も出る!」・・・凄いじゃないですか(笑)
もちろん、レコードにはcopyという表現も使われるくらいで、たくさんの同じものが世に出回るわけで、オリジナルが1枚だけの絵画や彫刻とは、とても比べられない。しかし、そんな数あるcopyであっても・・・年月が経てば、やはり痛んだり壊れたりして・・・その数が減っていく。だから・・・ある種のレコードというものは、大げさでなく文化遺産と呼べるのかもしれない。
この10インチ盤の裏ジャケットを見ると・・・左上の余白に”May 1st,1954”と書き込みがある。たぶん、このレコードを買った人が残した購入日のメモだろう。
1954年の5月1日。
1954年かあ・・・と思うと、いろんな想像が湧いてくる。50年以上も前に・・・ジャズ好き青年が・・・たぶん土曜の午後あたりに・・・西海岸のレコード店で・・・このレコード「ヴァージル・ゴンザルヴェス」を手にとり・・・この青いヴィニール盤にココロ奪われて・・・衝動的に買ってしまった・・・そうしてこのレコードを仲間達と聴きまくったのだろう・・・。
僕は、つい、そんなことを考えてしまう(笑) そうして・・・「その時のレコード盤」が、今、ここに・・・僕の手元にあるということが、うれしいというよりもなにかしら不思議な感じがする。
どうやら僕は、他の10インチ盤には感じない「何か」をこの盤には感じているようだ。それが・・・この青色ヴィニールと銀色ラベルとの絶妙なマッチングからなのか・・・あるいは、ノクターン(Nocturne:夜想曲)という名前から湧き出る魔力のせいなのか・・・よく判らない。
さて、演奏の方はというと・・・このヴァージル・ゴンザルヴェスという人、わりと淡々と吹き進むバリトン奏者のようで、だから・・・片面3曲、全6曲聴いても、「う~む・・・」と強く印象に残るということもなく、淡々と片面が終わってしまう・・・そんなレコードである。名前から想像するに、なにやらサージ・チャロフのような激情的なもの~急に大きな音で吹いたり高音をきしませたり・・・嫌いではないのです(笑)~を期待していたので、意外な淡白さにちょっと肩透かしを食ったような感じもある。そしてこのレコードでは、どの曲もわりと軽快なミディアムファースト(ちょっと速めのテンポ)なので、ちょっと単調な感じも受けるのだが・・・yesterdaysだけは、ややテンポ遅めのバラード調で演奏されているので、ゴンザルヴェスの「唄い」がじっくりと味わえる。
テナーのバディ・ワイズは、どの曲でも悪くない。タイプとしては、ソフトな音色で、無理なくスムースに吹く感じで、そうだな・・・ズート・シムズのようなタイプだと思う。bounce,too marvelous for wordsでのソロはとてもいい。
<このnocturneの10インチ盤~ブログ仲間のNOTさんも紹介している。NOTさん手持ち盤も「青盤」とのこと。そうは出てこないノクターンの10インチ盤、その2枚の個体が共に「青盤」となると・・・ひょっとして、このNLP-8番~Virgil Gonsalvezには青盤しか存在しないのでは?という乱暴な推測も成り立つ。どなたか「黒盤(あるいは他の色の盤)をお持ちの方・・・ぜひコメントにて情報をお寄せください>
10インチの次は7インチでいこうか。
Barney Kessel/Barney Kessel(contemporaryの7inch2枚組)である。
カラー盤というのは、もちろんfantasyには一番多いはずで、contemporaryにはそれほどカラー盤はない、と思っていたので、この7inch赤盤を見つけた時は、ちょっと新鮮だった。
バド・シャンクがフルートやアルトで参加している1953年(11月と12月に4曲づつ録音:全8曲~tenderly,just squeeze me,lullaby of birdland,what is there to say などを演っている)の作品である。
以前からこのブログ<夢見るレコード>では、いくつかの7インチ盤を取り上げてきたが、もちろん全ての7インチ盤の音がいいというわけもなく、たいていはカッティングレベルが低かったり、それよりもまず盤質自体が良くないことが多いのである。だから・・・7インチ収集にも辛いものがあるのだ(笑)
幸いにして、このcontemporaryの赤盤2枚組は、盤質もまずまずで、そして音の方も(もちろん演奏の方も)よかったのだ。ケッセルのいかにも張りのあるやや堅めの強い音がクリアに響く。ベース音やシンバルの鮮度感も充分だ。ギターが主役のセッションなので、ピアノ(アーノルド・ロス)はやや引っ込み気味に録られているようだが、音色もタッチ感も悪くない。そして、シャンクのアルトも骨太に鳴る(I let a song go out of my heart)
・・・と、まあいろいろと言ってますが・・・7インチのカラー盤というのは、パッと見た瞬間に、なにかしらキュートな感じがして・・・要するに・・・それが悪くないわけでして(笑)
追記~この記事をアップ後、下記コメント内のやりとりの中で、SP-EP-10inch-12inchという規格の話しに及んだ。それらがどんな変遷をしたのか、またその価格はどんな具合だったのか・・・早速、この疑問にお答えいただいたshaolinさんが、お持ちの貴重な資料を氏のブログにて公開してくれました。ぜひご覧ください。実に興味深い!
もう1枚だけ、僕が大事にしている「カラー盤」を紹介しよう。
Jazz On The Bounce(bel canto) というレコードだ。これも「青盤」である。
<Bel Cantoというレーベルについては・・・少し前にブログ仲間:67camperさんが、ヴォーカルのフラン・ウオーレンを紹介した時、一部でちょっと盛り上がった(笑)
bel cantoというレーベル~ジャズというよりポピュラー寄りのレーベルだったらしいが、どうやらカラー盤を特色としていたようで、青色だけでなく緑色やら黄色など、いろんな色ののカラー盤があったらしい。
このSR1004は、僕の持っている唯一のbel canto盤である>
このジャケットは・・・少々、濃いかな(笑)
アクの強い美女がとろ~んとした目をしてこちらを見ている。胸元もセクシーである。アメリカのレコード好きは、こういうセクシーな感じのジャケットのことをcheesecakeと呼んでいるようで、人気もけっこうあるらしい。
ソフトな方では、例えばcapitolのジョージ・シアリング辺りの美女カヴァー辺りでも、cheesecakeと呼ばれたりすることもあるようだ。だとしたら・・・僕も、cheesecakeジャケットは、もちろん嫌いではない(笑)
しかしながら、このbel canto盤、ジャケットだけに見とれていてはいけない。
内容の方も相当にいいのである。
A面~Curtis Counce Quintet 3曲
B面~Buddy Collette Quintet 3曲
という構成なのだが、このbel canto盤には、メンバーのクレジットがない。
A面のカーティス・カウンスの方・・・テナーがハロルド・ランドであることは間違いないと思うのだが、
トランペットがよく判らない。ジャック・シェルダンか、あるいはステュ・ウイリアムソンなのか?
レコード・コレクターズ1985年7月号の「エルモ・ホープ」記事(佐藤秀樹氏)によれば、このA面3曲は、どうやらExploring The Future(doote)の別テイクらしい。だとすれば、これらは、1958年4月録音で、テナーはハロルド・ランド、ドラムスはフランク・バトラー、そしてピアノはもちろんエルモ・ホープ。そしてトランペットは・・・ロルフ・エリクソンなのである。
このレコードを聴いてみて、ちょっと驚いたのは・・・録音が1958年ではあるが、ステレオ録音だったことだ。
そして、楽器の定位こそ~ピアノとテナーは左側、ベースとドラムスとペットは右側(テーマの時だけはなぜか左側)で、中央には誰もいない感じ(笑)~という初期ステレオにありがちな、ちょっと片寄ったバランスではあるが、全体の音質や各楽器の音色が実にいいものだったことだ。
ドラムスのシンバルやらスネアもクリアに抜けているし、サックスもソフトで艶やか、そしてピアノのタッチにも充分な力感があるので、エルモ・ホープが気合を込めて強く叩いたような高音のタッチも気持ちがいい。
ベースも、右チャンネルから豊かなサウンドでたっぷりと鳴っている。ただ、このベース音はちょっと低音を強調したような感じもあり、やや膨らみすぎかもしれない。いずれにしても、この頃のカーティス・カウンスは・・・というより、ハロルド・ランドは実にいいのだ(笑)この人、イメージはソフトだが、テナーの音色自体は案外にシャープだと思う。そのシャープな音色でもって、どんな曲においても、決してゴツゴツしないスムースなノリで吹き進めてくる。8分音符のフレーズが滑らかで柔らかというか・・・聴いていてアドリブがとても自然なのだ。
やはり・・・凄く巧いテナー吹きなのだと思う。そうして、この人がじっくりと吹くバラードは、本当に素晴らしいのだ。time after time(Land Slide)や I can't get started(Carl's Blues)は、バラードの好演だと思う。
<このCarl's Blues については、ワガママおやじさんのブログ<ヴィニール・ジャンキー>でも話題になったばかりである。渋いけど本当にいいレコードだと思う>
まったく・・・世の中には、素晴らしいジャズレコードが、まだまだいっぱいだあ!(笑)
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コメント
dukeさん、「リンカーン事件」の真相コメント・・・Thanksです!
CandidのWe Insistと聞くと・・・・条件反射で、この「アビー・リンカーン」を思い出してしまうのですよ。そういえば、この話し・・・dukeさんの以前の記事~岩崎千明さん関わりの記事だったか~で読んだわけですね(笑)おそらくこの話しのデモトであると思われるジャズ喫茶「ジャズオーディオ」当事者:dukeさんの証言というわけですね。
それにしても隣の小料理屋さん・・・大音量に対して、日ごろからよほど根に持ってたんでしょうね(笑)
ところでこの「ウイ・インシスト」~ジャズ喫茶で聴いた記憶はあるのですが、僕は未入手なんです。キャンディドを最初に国内発売したCBSソニー盤では「アキヨシトシコ」や「ミンガス・プレゼンツ・ミンガス」などを買ったのですが、たしかこの「ウイ・インシスト」だけは、版権か何かの都合で、発売中止だったか、あるいは、発売後、すぐに回収したとか・・・そんな記憶があります。
投稿: bassclef | 2007年7月 4日 (水) 21:21
bassclef さん、こんばんは。
カラー盤からSP盤、さらにNocturne盤と「音の出る円盤」には話題が尽きないようですね。
>SP盤のラベルというのもキレイなものですね
北海道新冠町の「レ・コード館」ご存知でしょうか。油井正一氏のコレクション8500枚をはじめ73万枚が収集されております。私もSP盤は門外漢ですが、ここでSP盤「DUKE」というレーベルを発見しました。蓄音機や78回転のプレイヤーがなくても欲しいですね。(笑)
>どこかのジャズ喫茶で、アビー・リンカーンが叫ぶ場面~大音響だったので~警察が駆けつけたとかいう話し・・・聞いたことがあります。ホントかなあ?(笑)
拙稿「ウイ・インシスト」で紹介しましたが、ホントです。日頃からうるさいと苦情を寄せていた隣の小料理屋の通報によるものでした。オマワリさんにあの部分を聴かせましたら、拳銃に手がかかりました。条件反射でしょうか。(笑)
かつてオウム真理教の信者が、コンテナの中で女性の悲鳴のレコードを大音量で聞かされたと証言しておりました。おそらくこのレコードでしょう。オウム幹部にローチのファンがいても不思議ではないなぁと妙に納得したものでした。
投稿: duke | 2007年7月 3日 (火) 23:03
NOTさん、瀬谷さん、コメント交換~ありがとうございます(笑)
NOTさんの仰るように、ジャズのレコードの情報って、メジャーな話しばかり何度も繰り返される割には、ちょっとマイナーなものになると、全く出てこないことが多いですかね。まあ・・・実際、よく判らないから出てこない・・・ということかもしれませんが。
Nocturne盤についての、ほんの10枚ほどのタイトルのこと~レコードそのものに興味の薄い方には、どうということのない話題かもしれませんが・・・僕らには、そのうちの「ひとつのタイトルが判った」ということは、もうやけにうれしい、そうですね・・・ノドのつかえが取れたような(笑)気持ちよさなワケです。瀬谷さん、Thanks Again!
>盟友~いやあ・・・うれしいです(笑)僕にとっても、3年ほど前だったか・・・モアさんのBBSで、NOTさんという方を知り、refugeeさんのブログにてNOTさんと再会できたわけで・・・こういう具合にブログを通じて、ジャズや、もちろんジャズのレコードのことで、いろんなやりとりをさせていただいている・・・それはもう、とても楽しくて、そして貴重なことなんですよ。
そういえば、ジャズHPの大先輩~bsさんも、近頃67camperさんちに参戦したようだし(笑)いいですね・・・徐々にですが(というより、無理なく、というニュアンスが大事だと感じております:笑)「ジャズ好き」の輪が広がってきたようで、なにやらワクワクしますね(笑)
瀬谷さん~瀬谷さんの調査のおかげで・・・Nocturneについてのディスコグラフィによる録音日が必ずしも正しくない(かもしれない?)ということまで、浮かんできましたね(笑)こうなってくると・・・僕が大げさに記事に書いた「ジャケ裏の日付」も、それなりに意味があったのかな・・・とうれしくなります。もちろんその日付が「購入日」とは限りませんが・・・逆に「購入日以外」の日付をレコードのジャケットの裏に書き込む・・・ということも考えにくいですよね(笑)
それにしても、瀬谷さんの学術的調査力と「落書き日付」にまで目が行き届くそのロマンティシズムにも(笑)驚きました。この「日付」にしてもそうですが、瀬谷さんのコメントは「事実」に対して、色んなフォーカスから光が当てられているようで・・・あれやこれや考えてる内に・・・こちらの方こそ、たっぷりと楽しませて頂いてます。
瀬谷さん、ありがとうございました!
投稿: bassclef | 2007年6月27日 (水) 22:18
NOTさん、bassclefさん、おはようございます。
私もHPを始めたきっかけは、あまりにもSP時代のジャズの情報が少なかったからです。
今回、NOCTUNE・レーベルを調べて、私もいろいろ勉強しました。
しかし、全貌解明とまではいかないようです。特に録音年月日については、推測するしかないのかも知れません。
今回調べた結果、ディスコグラフィではNLP-3、NLP-8、NLP-10 の3枚が1954年9月23日録音でした。これは明らかに間違っていると思います。そこで、bassclefさんの記事にあったNLP-8 ジャケ裏のMay 1st 1954 という当時の購入者であろう人の書き込みが重要になってきます。NLP-8 は5月1日以前にリリースされたことは確実で、録音は3月あたりが有力になってきます。
また、NLP-11 はNOCTUNE を設立してからの録音ではなく、どこかの音源を買い取ったものと思われます。Peggy Connelly は録音年月日不明、Tommy Traynor は1950年代初期の録音となっていることからの推測です。
久しぶりに調べて、楽しかったです。ありがとうございました。
投稿: 瀬谷 | 2007年6月27日 (水) 07:21
こんばんわ。
瀬谷様、初めまして。NOTと申します。この度は大先輩にご足労をお掛けいたしました。おかげさまでNOCTUNE・レーベルの全貌が解明されつつあります。
私がブログを始めた理由のひとつはROCKのレコードコレクターにくらべJAZZのコレクターはあまりに情報が少なく、有名なブルーノートの1500番台ですらきちんと解明されていない、もちろんごく一部の人は全て解っているのかもしれませんが、それを外には話したがらない?という状況を少しでも改善できればと思ったからです。幸いbassclefさんという盟友を得、またbsさん、67camperさんらの熱心な方々のブログによりハード・バップ期については少しづつですが情報が広がってきました。
でも、まだまだ知らないことが多すぎて。これからもお手数でも時々貴重な情報提供をいただければと・・・どうぞ、よろしくお願いいたします。
使用しているYAHOOブログは排他的な面があり他ブログの方にはどうもコメント等がしづらいようですね。ご迷惑をおかけしました。
投稿: NOT | 2007年6月27日 (水) 00:01
ああ・・・瀬谷さん、またまたコメントをありがとうございます!(NOTさんブログへのコメント書き込みは、たぶん・・・ハンドルネイムのあとの囲み(パスワード)に、なんでもいいので任意の(2桁だったか)「数字・アルファベット」を入力する必要があるかもしれません)
そのNOTさん提供の<Nocturne:10inch盤リスト>でタイトル不明だった5番がEarl Hinesと判り、そしてさらに・・・4番・9番・そして11番と、「未発売」ということも含めての、Nocturne盤の情報をいただきました!瀬谷さん、素早いですね(笑)
>NLP-9 Steve White~
おおっ!そうだったのですか。テナーのスティーブ・ホワイトについては・・・ちょっといいテナーだな(笑)と思っております。
一頃、東芝がNocturneの10インチ原盤からいくつかのタイトルを、12インチ化して発売しましたね。ハービー・ハーパーやボブ・エネヴォルセン、ハリー・ババジンなどだったか。
その時の解説にスティーブ・ホワイトのことが載ってたのか・・・あるいは他の何かで知ったのだったか・・・とにかくこの「白人テナー」のスティーヴ・ホワイトという名前が印象に残っていて・・・ちょうどその頃、OJCから出たホワイトのCD(ヴァージル・ゴンザルヴェスとのカップリングCD)を、たしか99年頃に入手しました。そういえば・・・OJCのカタログにもNocturneシリーズとか書いてあったような。すっかり忘れてました(笑)
あとの二人は・・・恥ずかしながら・・・知りません(笑)
ペギー・コネリー~美人歌手だったですかね?何か3人の女性歌手が写ってるジャケットを見たことがあるような・・・?
いやあ・・・それにしても、とにもかくにも・・・
Thanks Again,Mr.瀬谷さん!
投稿: bassclef | 2007年6月26日 (火) 22:35
NLP-9 Steve White についての補足です。
このセッションは、1954年9月10日にクインテット(ピアノはJimmy Rowles)で7曲録音されたものです。
これより前、カルテット(同メンバー + Herbie Harper)で9曲(テイク違い、インコンプリートを入れると11曲)を録音していますが、結局未発売に終わっています。しかし、現在では、Nocturne OJCCD-1891-2 というCDで聴くことが出来ます。
あと、
NLP-4 Conley Graves はピアノ・トリオ
NLP-11 Peggy Connelly/Tommy Traynor はヴォーカル物です。
Peggy Connelly はマーティ・ペイチのオーケストラ、Tommy Traynor はピアノのアーノルド・ロス・トリオがバックを努めています。
投稿: 瀬谷 | 2007年6月26日 (火) 11:14
bassclefさん、こちらこそよろしくお願いします。
NOTさんのブログに書き込むことが出来ないので、また、こちらに書かせていただきます。
Earl Hines は、オーケストラで4曲、トリオで4曲という構成です。
他の番号も分かりましたので、紹介します。
NLP-4 Conley Graves
NLP-9 Steve White
NLP-11 Peggy Connelly/Tommy Traynor
投稿: 瀬谷 | 2007年6月26日 (火) 09:25
瀬谷さん、丁寧なコメントをありがとうございます。shaolinさんのブログでお名前を拝見しておりました。SP盤の素晴らしい世界に深く潜行している、ジャズ好きの大先輩であろうな・・・と思っております。
コメントの方も、わざわざNocturne盤の話題に合わせていただいて恐縮です(笑)
さて、瀬谷さんが以前にお持ちだったという、10インチ盤の方の
Nocturne-5
これが・・・どうやらEarl Hines だったらしいとのこと・・・これは、素晴らしい情報を頂きました。
NOTさんのブログの「Nocturne記事」http://blogs.yahoo.co.jp/not254/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=2
にNocturne盤のリストがありましたので、無断で(笑)ここに転載させてもらいます。Special thanks to Mr.NOTさん!
これによると・・・不明だったNLP-5が、どうやら・・・アールハインズのようですね。う~ん・・・そうだったのか・・・ハインズとは、西海岸のレーベルとしては、ちょっと意外な感もありますね。こうなると、4番と9番も知りたくなってきますね(笑)
NLP-1 HERBIE HARPER 5 FEATURING BOB GORDON
NLP-2 BUD SHANK / COMPOSITION OF SHOTY ROGERS
NLP-3 HARRY BABASIN 5
NLP-4
NLP-5
NLP-6 BOB ENEVOLDSEN
NLP-7 HERBIE HARPER 4 & 5
NLP-8 VIRGIL GONSALVES 6 (本作)
NLP-9
NLP-10 LOU LEVY TRIO
>ラベル上に78rpm AES Playback~
う~ん・・・これは親切ですね(笑)今、僕らは「レコードはRIAA」と単純に考えてしまいますが・・・やっぱり時代的に「レコード」というメディアの規格が、いろいろと変遷していた時期だったんでしょうね。
SP盤のラベルというのもキレイなものですね(笑)SP門外漢の僕などが、ごく素朴に考えると・・・もし、もっと安価な、そしてもっと柔らかい材質のSP盤(すぐ割れない)が、多く出回れば・・・ひょっとしたら、SPという規格も残ったかも? いや・・・ことはそんな単純じゃないかな・・・メディアの長時間化・小型化という流れは・・・避けられないだろうし(現代でも)
もっともLPでも同じことで・・・今の若い方からみれば、SP盤もLP盤もEP盤もシングル盤も、みな同じように「古いもの」に見えるんでしょうね(笑)
それにしても・・・我々はなぜ・・・「音の出る円盤」に、こんなにも惹かれるのでしょうか(笑)
瀬谷さん、こちらは、まだSP世界までは、とても手が回りませんが・・・今後ともよろしくお願いします。
投稿: bassclef | 2007年6月25日 (月) 20:53
追加情報ですが、Nocturneの NLP-5 はEarl Hines と思いました。
投稿: 瀬谷 | 2007年6月25日 (月) 14:13
bassclefさん、おはようございます。
shaolinさんのところにたまに顔を出す瀬谷と申します。
Nocturne盤についてですが、昔は10-inch LPも持っていたのですが、盤の色については一枚、一枚覚えていません。
で、SP情報です。Earl Hines の場合、103 は、ビニールのプロモーション盤で、白ラベルに青です。105 の方は市販盤で、銀ラベルに黒です。こちらはずっしりと重い、SP盤といった作りです。
親切なレーベルで、ラベル上に78rpm AES Playback と書かれています。
投稿: 瀬谷 | 2007年6月25日 (月) 06:18
ああ、shaolinさん、またまたコメントをどうもです。
>ジャズでは 5枚組6枚組SPアルバムの同等リリースといった用途で、当初は12インチが使われていたように見受けられます~
そうですね。shaolinさんが入手されたという・・・mercuryのあのThe Jazz Scene も正にそんな感じですね。http://microgroove.jp/mercury/TheJazzScene.shtml
こういう仕事を見ると・・・音盤だけでなく写真集まで含めての見事なまでに完成された世界だと思います。
僕もThe Jazz Sceneは、最初に2CDを買って(ミニ写真集付きのやつ:笑)その後、Clefの12インチ盤(MGC-674)とEP5枚組を入手したので、音の方はvinylで聴きながらCDオマケの写真集を眺めたりしてます(笑)SP6枚組・・・いつか手にしたいものです。
Clefの12インチ盤には片面6曲づつ収録されており全12曲。そして、
EP5枚セットも全12曲。センターラベルではEP Album#1いう型番になっており、side1~side12と表記されている。side2とside6だけが片面2曲収録。後は片面1曲という具合です。
Golemine本によると~Clef12インチ盤の最初は1953年(MGC-4007)で、僕の手持ちMGC-674は2nd(1955年)とのことです。そしてもうひとつ、興味深いのは、その1953年に<10インチ2枚組Box>も発売されていた(らしい)ことです。そしてさらに面白いのは・・・この<10インチ2枚組>を購入した方には「SP6枚組に付けた写真集」を購入するオプションもあった~とのこと。
たぶん・・・SP6枚組(発売年はいつでしょうか?)は限定なので、すぐ完売してしまい、1953年になって、12インチ、10インチ2枚組を発売したのでしょうね。(EP5枚組も・・・たぶん同じ年だと推測はしてます。(GoldmineにはEP盤の記述はないし、現物にも年度の表記はなかった)
The Jazz Sceneというアルバムの全12曲を(SP6枚組の後に)12インチ、10インチ、7インチの3つのフォーマットで、それも1953年という同じ年に発売するとは・・・(ひょっとしたら同時発売かもしれませんね:笑)ノーマン・グランツという人は・・・なんというか徹底的にやらないと気がすまない・・・そんな方だったんでしょうね。ある意味、採算など度外視・・・いや、それがまた商売になってしまった・・・ということかもしれませんね。それだけ、元の内容に自信がああったのだろうし、もちろんそれらの演奏がどれも素晴らしかった・・・ということでしょうね。
投稿: bassclef | 2007年6月24日 (日) 09:58
> SPの方がまだ割と高めだった
意外なことに、スリーブに入っただけのシングル盤だと、78回転も45回転も定価が一緒だったみたいです (0.89 とか 1.00 とか)。ということはバインダー形式のアルバム部分の価格差でしょうか? (笑)
> 僕の手持ちのEP盤セットには、Shorty Rogers,Mundell Lowe,
> Al CohnなどRCA Victorのものが多いですね
そういえばあの時期の10インチのジャケットデザイン、さもEPセットと共用するためのように、額縁トリミングっぽいものをよく目にしますね。
> 10インチ盤も、すぐに12インチ盤にとって変わられた
12インチは、1949年の時点ですでにリリースはされていました。ただ、ジャズを含めたポピュラー音楽向けにはめったに使われず、主にクラシック向けに使われていたようです。ジャズでは 5枚組6枚組SPアルバムの同等リリースといった用途で、当初は12インチが使われていたように見受けられます。
レコード会社の思惑なのか、収録音源からの要請だったのか、1955年頃にはほぼ全音楽ジャンルで12インチがメジャーになってしまったのは皆さんご存知のとおりです。
ただ、あいかわらず3分1曲フォーマットが主流だったロックやポップスの世界でも、ジャズとほぼ同時期に12インチ化されていることを考えると、意外とレコード会社 (あるいは RIAA とかの団体) の意向が強かったというあたりが真実なのかもしれません。
投稿: Shaolin | 2007年6月23日 (土) 07:40
おおっ、shaolinさん!僕がNOTさんへのコメント内で
<定価の高くなる10インチ盤より同じ内容を含むEP盤2枚組の方が、定価も安くしたあったのかもしれませんね。(この辺り、古いカタログをお持ちの方・・・1950年代のSP,EP,10インチ盤の定価のことなど、ぜひお知らせください)>
と、ちらっと書いたことへの実に詳細な情報を、本当にありがとうございます!
10インチと(同内容の)EPセットの価格~EPの方が安いというのは当たっているとも言えますが・・・その差はほとんどなかったようですね。SPの方がまだ割と高めだった・・・というのが意外な感もありますね。でもSPは厚いし重いし(笑)・・・その材料の原価を考えれば当然ですかね(笑)
ColumbiaとVictorの「33回転 対 45回転」の戦い~そういえば何かの記事で読んだことがあったことを思い出しました。(Columbiaのジョン・ハモンドの何かの本でしたかね?)
たぶん・・・45回転派のVictorは、旗色が悪くなってからも意地を張って、45回転のEPセットを発売していたのかもしれまんせんね。そういえば、僕の手持ちのEP盤セットには、Shorty Rogers, Mundell Lowe, Al CohnなどRCA Victorのものが多いですね(と言っても4~5組ですが:笑) この辺りの当時の新メディアに対しての各企業の読みというかスタンスの違いというのは・・・実に興味深いものありますね。shaolinさんのブログ記事にあったように、Mercuryでは1957年時点でもなおSPを発売していた事実とか。
そしてこの時代にEP盤セットを駆逐した?10インチ盤も、すぐに12インチ盤にとって変わられた・・・ということになったのですね。ああ・・・CDのことを忘れていた(笑)
しかし・・・あれですね。メディアのフォーマットが長時間になればなるほど・・・その器に容れるための「音楽」も長時間分が必要になってきたわけで・・・そういえばマイルスのPresitgeの「ウオーキン」が、たしか12インチ盤の「長さ」に対応した最初の作品だった・・・という話しを思い出しましたが・・・片面20分というくらいまでが・・・一番「いい按配」だったかもしれませんね。
いや・・・Shaolin さんは、すでに「78回転」までいっちゃってるので「片面3分」をベストと捉えてるかもしれませんね(笑)
要は・・・「長けりゃいいってもんじゃない」ってことですよね。
Sholinさん、その辺りの「資料」を、またブログ記事にぜひしてください。
投稿: bassclef | 2007年6月22日 (金) 23:23
10inch LP / 45rpm album / 78rpm album の価格について。
いろんなレーベルの古いカタログが手元にありますが、この 3フォーマットが併売されていた時期というのは意外と長くはなく、1949年頃から1953年あたりがピークだったようです。Long Playing Microgroove 33 1/3rpm というフォーマットが世に出たのが 1949年 (あるいは 1948年) で、それまで長いこと 78rpm (シングル) がもっとも一般的なフォーマットだったわけですから、リスナーのオーディオ機器が浸透するのにも時間がかかったでしょうし、片面1曲というフォーマットに慣れていたリスナーが多かったことも推測できます。
US Columbia が 33 1/3rpm をリリースしてほどなく、RCA Victor が 45rpm をリリースします。この最初期には、RCA Victor はなにがなんでも Columbia に勝つべく、78rpm アルバムを 45rpm アルバムでリリースしていたようです (つまり最初の数年は LP リリースは控えていたみたいです)。もちろん、それ用のドーナツ盤オートチェンジャーも一緒に販売していました。その後、33 1/3rpm LP の方が市場でより受け入れられ、やむなく RCA Victor も 33 1/3rpm を併売しだしたようです。結局 45rpm はジュークボックスや (LP アルバムに対比しての) シングル盤としての用途として生き残ったと。
そういったVHS vs βのような歴史的経緯もあってか、他のレーベルもとりあえず全フォーマットを販売していたというのが案外真相なんじゃないでしょうかね。
で、肝心の価格ですが、おおむね 78rpm album > 33 1/3rpm LP >= 45rpm album となっていたようです。例えば JATP Inc. の 1950年頃のカタログ (恐らく最初のカタログでしょう) に載っている Bird and Diz を例にとると
C-512 (10-inch 78rpm x 4 album) 4.27 USD
MG C-512 (10-inch 33 1/3rpm LP) 3.85 USD
C 512x45 (45rpm x 4 album) 3.82 USD
となっています。本パンフレットの他のアルバムも、あるいは同時期の他のレーベルでも、おおむね同じ様な価格構成となっているようでした。
どれがオリジナル? っていう話になると、やや微妙ですが、個人的にはディスク録音は 78rpm、テープ録音は 33 1/3rpm LP という風に考えています。どれが最初に市場に出回ったか、というよりは、どっちの方がよりマスターに近いソースが使われているか、という観点からです。まぁ人それぞれの考えだとは思いますが。
投稿: Shaolin | 2007年6月22日 (金) 12:28
NOTさん、またまたコメントをどうもです。Virgil Gonsalvezの青盤・・・おもしろかったですね。こうなってくると、ここで、もし「黒盤」が出てくると・・・逆にカラー盤より普通の黒盤の方に人気が出ちゃうんですかね?(笑)
<他の10インチ盤には感じない「何か」をこの盤には感じているようだ>という具合に、今回、僕の方は、この10インチ nocturne盤の持つ何やら独特な雰囲気のことも言いたかったわけです。
<この青色ヴィニールと銀色ラベルとの絶妙なマッチング>とも書きましたが・・・杜のお仲間でもあるBOSEさんのコメントにあった「turquoise:青緑色のセンターラベルには青色ヴィニールは似合わない」というような件(くだり)を読んで・・・そうなんだ!ただカラー盤というだけではダメなんだ・・・その色とラベルの色も合わせて一つのレコード盤なのだから(もちろんジャケットも含めて)・・・と確信しました。
ウオーン・マーシュ~いいですね。
モードのジャケット(イラストの変なおじさん)は、僕は嫌いではありませんが、けっこう「センスの悪いジャケット」とか書かれたりしてますね。
内容の方は最高です!
いや・・・あの「ひょろひょろ、くねくね」テナーも・・・好みが分かれそうですね(笑)いずれにしても・・・あんな個性派はめったにいません!
投稿: bassclef | 2007年6月21日 (木) 10:01
おはようございます。
>>Virgil Gonzalves(nocturne)の10インチ盤は「青盤」しかプレスされていない!・・・多分(笑)
NOTさん、それでよろしいでしょうか?(笑)
RIVERSIDEのカラー盤から始まった今回の件、では自慢(笑)のカラー盤ということでレーベル自体レアなNOCTURNEの10インチでなかでも一部熱狂的なファンのいるBUDDY WISEが参加していることで人気のVIRGIL GONZALVESを拙ブログに掲載させてもらいました。「まぁ、このカラー盤はお持ちの方はいらしゃらないだろう」と(笑)。
ところがbassclefさんにアッサリとかわされ、BOSEさんも検証され3枚とも青盤ということはこれはもう誰が見ても・・・(笑)。でも往生際が悪いかも知れませんが以下の仮説?から黒のレギュラー盤の存在をまだちょっと・・・・(笑)。
MODEの「WARNE MARSH」のオリジナル盤、20年くらい前は超レア盤で全くと言って良いほど見つかりませんでした。ところが10年くらい前、表ジャケに必ず「シール剥がし跡」があるものが大量に出回りました。多分どこかの倉庫にデッド・ストックとなっていたものが陽の目を見たのだと思います。(ちなみにシール跡がないもの所有しています)
また有名なカーペンターズの「OFFERING」、ジャケが気に入らず?直ぐ回収になった1STアルバム。これも超レアでそれまでは全く見かけませんでしたが3年くらい前にレコ屋やネットに大量に出回りました。中にはプロモ盤もかなりありました。これなども完全にデッド・ストックとなっていたものが流出したものと思われます。
・・・というわけでこのNOCTURNEの青盤もデッド・ストックとなっていたものがある時期に流出し日本にも3枚以上入ってきた・・・・・やっぱり、ちょっと無理がありますね(笑)
いずれにせよ、ROCKに比べ大きく遅れているJAZZの謎がまた1つ解明されつつあります。楽しい時間を過ごさせていただきありがとうございました。
投稿: NOT | 2007年6月20日 (水) 07:00
ああ、BOSEさん、コメントをどうもです!こういうちょっと後からくるコメントというのも、なかなかうれしいものなのです。このブログも2年ほどやってますと・・・うんと古い記事にコメントがきたりもします。2ヶ月ほど前だったか、約1年半前の「ネムジャズイン」の記事にコメントがきました。なにかしら忘れていたものを思い出したようで、うれしかったですね(笑)
さて、Nocturne盤のヴァージル・ゴンザルベスのことでしたね。
>恐る恐る盤を見たところ青でした(笑)~~
BOSEさんのこの貴重な証言により、NOTさん、BOSEさん、bassclefの3人の手持ちが揃って「青」と判明いたしました。
BOSEさんも「青しかない!」とおっしゃるとおり・・・こりゃあ、それに間違いないでしょう。
Virgil Gonzalves(nocturne)の10インチ盤は「青盤」しかプレスされていない!・・・多分(笑)
NOTさん、それでよろしいでしょうか?(笑)
fantasyのブルーベック(緑盤)~いいなあ、それ。fantasyの初期の頃かな?ジャケットのデザインもシャレてて、そしてコーティングも効いてて・・・いいのが多いですよね。僕の方はCal Tjader(カル・ジイダーと読むのかな?)をいくつか持ってます。何か色の付いたやつがあったぞ?緑はなかったかなあ・・・また見てみよう(笑)
Blue Sergeの最近reissue盤に「青盤」があったのですか。
でも・・・BOSEさんが、おっしゃるように、センターラベルのターコイズ色(turquoise:青緑色とでもいうのでしょうか?)と青盤だと・・・ちと、くどいですかね(笑)
シャレたつもりだったのでしょうが・・・なんでもかんでも「カラー盤」にすればいいってもんじゃない、ということですかね。
投稿: bassclef | 2007年6月19日 (火) 22:00
ご無沙汰しています。閉店間際に失礼します。私もこのNocturne盤持っていたことを思い出し、確か黒番だったはずと久しぶりに10inc棚から出し、恐る恐る盤を見たところ青でした(笑)。わかったいるだけで3枚ですか。青しかないと確信しましょう。
しかし、Nocturneはジャケが良いですね。ウィリアムクラクストンでしょうか。この辺の写真好きです。
bel canto盤は、私も67camperさんと同じ、フラン・ウォーレンを持っています。SR1004は、見かけて欲しかったもののまだ手元に来てくれません。今度見たら離さないぞー(笑)。
カラーと言えば、確かにfantasyですが、デイブ・ブルーベックの10inc盤はグリーンできれいです。
最近再発されたcapitolのブルーサージが名前にちなんで青盤でしたが、ターコイズラベルとのマッチングはよろしくないような気がしました(笑)。
投稿: BOSE | 2007年6月19日 (火) 10:37
NOTさん・・・<10インチ音源と同じ内容の2枚組EP>この辺りのレコード会社の意図~いろいろああだこうだ・・・と書きましたが、まあ「楽しい悩み」でした(笑)
考えてみたら・・・SP時代にも「~枚組」というケースがつながった仕様のものも多かったと思いますし、あれですね・・・「~枚組」という仕様自体にも、コレクタブルな気持ちをくすぐる何かがありそうですね(笑)
僕の方は今のところ、SPの方までは手を出してませんが・・・時に、DSMジャケットのmercuryやGrantz(だったか?)のSP盤セットを目にすると・・・くすぐられます(笑)
投稿: bassclef | 2007年6月17日 (日) 00:19
こんばんわ。今回も実に丁寧な回答をいただきありがとうございます。
>>レコード盤の回転数を78回転~45回転~33回転と遅くすること(できたこと)に対応して、またその収録可能時間の絡みから、SP~EP~10インチ~12インチ・・・という流れが(自然と)できてきたとは思います
う~ん、この説からするとSP盤の次に45回転ということになるようですが、ならこの時期にSP盤と同じ大きさの45回転盤(つまりでっかいEP盤)があっても良いと思えるんですけど・・・・。
「2つの企画説」も面白いと思いますが2枚組みEPは極端に数が少なく、これもちょっと違うかな~という気がします。
全くもって私も理由がわからないんですけど合理主義の権化みたいなアメリカも50年代はこういう楽しい無駄?をたくさんやっていたと思うと嬉しくなりますね。bassclefさん、悩ませてごめんなさい。
投稿: NOT | 2007年6月15日 (金) 21:20
NOTさん、再びコメントをどうもです。
>10インチで発売されているものをどうしてEP2枚組みで出す必要があるのでしょうか?>良くわかりませんね。どう思います?~~~~~
う~ん・・・これは・・・こんなこと考えもしたことなかったのですが、実に興味深い観点ですね・・・う~ん(笑)
おそらく一般的には・・・レコード盤の回転数を78回転~45回転~33回転と遅くすること(できたこと)に対応して、またその収録可能時間の絡みから、SP~EP~10インチ~12インチ・・・という流れが(自然と)できてきたとは思います。もちろんその「収録可能時間」が延びたことで、SP盤だったら片面に1曲しか入らなかった(例えば3分ほどの)演奏も、EP盤なら2曲、10インチ盤なら4曲、12インチ盤なら6曲とかに収録できるようになったわけですかね。実際、1955年(くらいかな?)からは、SP時代の音源を、こんな具合にまとめていってます。
そんな「流れ」から考えると各フォーマットは、ある時から突然に切り替わったわけではなく、SPとEP、SPとLP、そしてEPと10インチ、さらに10インチと12インチ・・・それぞれがクロスしながら発売され・・・なだらかに移行していったのだと想像されます。
(shaolinさんのブログで、SP盤が話題になることが多いのですが、なんと1957年においても、mercuryのSP盤が出ていた!とのことです)
「EP盤と10インチ盤」~おもしろい時期ですよね(笑)SPはさすがに姿を消しかけ・・・7インチなら(45回転で)6~7分、10インチなら15分くらい。だから・・・NOTさんがご指摘のように、10インチに収録された片面4曲、全8曲(大雑把に言うと、1曲が3分ほど)が・・・EP盤の片面に2曲づつ入る、となるとEP盤2枚組でちょうど8曲・・・実に収まりがいい!(笑)
ちなみに、12インチ盤の音源をEP盤3枚組にしたものもありますね。
NOTさんへの明快な回答は・・・とても無理ですが(笑)ごく単純に言えば・・・<「移行時期」においては、どのメーカーも(どちらがオリジナルとか言うことではなく)EPと10インチLPの二つの規格で発売した>ということだと思います。現代の視点から見ると、「LP盤」があまりにも完成されたフォームなので、10インチ、12インチを発売するのなら、わざわざEP盤を2枚組・3枚組にしてまで(おっしゃるようにコストはかかりそうですよね:笑)発売する必要もない・・・と考えたくもなりますね。それについては・・・EP盤の需要レベルというのが、やはり・・・我々の想像以上に高かったんじゃないでしょうか。「ジューク・ボックスの需要」と言えるかもしれません。それと「10インチ盤LP製造初期」においては・・・やはりまだまだEP盤製造コストの方が安かったのかもしれません。だから・・・定価の高くなる10インチ盤より
同じ内容を含むEP盤2枚組の方が、定価も安くしたあったのかもしれませんね。(この辺り、古いカタログをお持ちの方・・・1950年代の
SP,EP,10インチ盤の定価のことなど、ぜひお知らせください)
それとまたまた余談ですが・・・この「収まりがいい」というのもひとつの理由だったのかなあ・・・とも思います(笑)
つまり手にとってみて・・・見てみて・・・しかも10インチ盤と同じ内容がある。さらに「定価」も少し安い(笑)(この「安い」には確証がありませんです)そしてその頃は、まだまだ10インチよりたくさん売れる(売りたい・・・これも確証なし:笑)・・・だからそのサービスとして、ジュークボックス専用なら不要のはずのPicture Sleeveを付けて売り出した・・・と、まあ・・・こんな推測なんですが。
そしてもちろん、僕のロマンとしては・・・当時のレコード会社は、とにかく「いいもの」を造りたかった。そんな気概が、ああした、実にキュートなEP2枚組、EP3枚組というフォームを生み出したいったのだ・・・と、思いたいのです(笑)
追伸~ひょっとしたら、当時のエンジニアが「45回転、音質有利説」を主張していて、それでEP盤に拘ったのかもしれませんね(笑)いや・・・それはないか・・・。
投稿: bassclef | 2007年6月14日 (木) 20:41
dukeさん、カラー盤への興味ありありコメントをThanksです! 映画「汚れた英雄」(なにかレースのやつでしたか?)のサントラが、カラー盤(青盤)とは、さすがに知りませんでした(笑)
そういえば、ひと頃、日本ポップスのシングル盤を集めていた時に、ちょっとうれしいシングル盤を見つけました。山下達郎の「クリスマス・イヴ」~誰もがタコミミ状態でしょうが(笑)このシングル盤(moon)白盤だったんです。
We Insist(candid)~キャンディド盤ですか・・・そりゃrefugeeさんが黙っちゃおれないかも(笑)
裏のスタンプがなんと・・・レナード・フェザーとは!おそらく・・・フェザー氏の死後、コレクションがどこかの大手中古レコード店(ニューヨークのジャズトレードセンターとか?)で売られたり、オークションやらで巡り巡って、日本まで流れてきたのでしょうか。
We Insistというと・・・どこかのジャズ喫茶で、アビー・リンカーンが叫ぶ場面~大音響だったので~警察が駆けつけたとかいう話し・・・聞いたことがあります。ホントかなあ?(笑)
投稿: bassclef | 2007年6月13日 (水) 23:48
こんばんわ。随分と精力的な活動をされているな、凄いなぁと思っていたら一時期体調を崩されていたとか。お互い年齢的に(笑)無理が利かなくなってますので、のんびり参りましょう。
さてちょっと別の切り口のコメントを・・・。ケッセルのEP盤って2枚組みですよね。この収録曲は多分10インチと全く同じだと思います。10インチで発売されているものをどうしてEP2枚組みで出す必要があるのでしょうか? ちなみに手持ちのジャケ付2枚組みEPを探してみたら4枚(組)ありました。
BLACK COFFEE / PEGGY LEE (DECCA ED 533)
MISS TEDDI KING / TEDDI KING(STORYVILLE EP420~421)
SINGS / CHET BAKER(PACIFIC EP4-16)
GERRY MULLIGAN QUARTET / 同(PACIFIC EP4-7)
どれも10インチ収録曲と同じでした。ジューク・ボックス用ならこんな立派な見開きジャケは必要ないですし、コスト的にもEP2枚組みの方が費用かかっているような気がしますし、基本的に10インチと同じジャケを使っているし(コレクター対象なら販売戦略として別ジャケにしますよね・・・上記にうちTEDDI KINGは10インチとは色違い、PEGGY LEEも若干構図が違います)良くわかりませんね。どう思います?bassclefさん。
投稿: NOT | 2007年6月13日 (水) 21:15
bassclef さん、こんばんは。
Virgil Gonsalves Sextet、Jazz On The Bounce 持っておりませんが手にしたいアルバムです。カラー盤、特に青色のヴィニールには惹かれるものがあり、こうなると内容はどうでもよくなる。(笑)月夜の晩にこっそり起きだしてレコードを眺めてニヤリ・・・CDでは絶対に味わうことができないヴィニールそのものが放つ妖しく眩しい魔力です。青盤欲しさに草刈正雄主演の映画「汚れた英雄」のサントラ盤買いました。眺めるだけですので一度も聴いておりません。鑑賞用ではなく観賞用ですね。(笑)
50、60年代のレコードをシュリンクのヴァージンで購入された方は別として、ほとんどは何人かの手を経て棚に収まるものです。おっしゃるようにアメリカの中古盤の裏ジャケにはたくさん落書きがあります。かつてはこのレコードを愛した人が書いたものとなると感慨も一入です。私が所有している We Insist!/Max Roach (Candid) には Leonard Feather のスタンプが押されており、住所もありますので手紙書こうかと思いましたよ。このレコードを聴いてダウンビート誌に寄稿したことを思うと針を落とすときにも緊張します。(笑)
投稿: duke | 2007年6月13日 (水) 21:06
おおっ、M54さん!おひさしぶりです。共感コメントをどうもです。
>ジャケを眺める、ジャケに触る、匂いを嗅ぐ、盤を持つ、重さや硬さを感じる~
・・・う~ん、そうなんです。そんなめんどくさいことが、これまたやめられんのですよ(笑)
特に「重さ」~手に入れたオリジナル盤が「ずしっ」と重たかったりすると・・・もうそれだけでうれしくなりますもんね(笑)
感覚的に「重いなあ」といつも思うのは・・・古いDecca盤あたりですね(黒ラベルに金文字のやつ)それからDecca盤・・・硬いですよね。硬いというか乾いているというか・・・手に触ると「パリパリ」と音がするような、あれはまるで固焼き煎餅のような手触りです。
余談ですが(いつも余談ではある:笑)「盤の重さ選手権」ということなら・・・Cameo盤もだいぶ重いと思いますよ。いちいち計ったことはないですが、よくいう重量盤が200gくらいとしたなら、古Decca、Cameo辺りは確実に200gはあるでしょうね。
「秋の杜」~万難を排して参加したいと力んでおります(笑)みなさん、がんばろ~!(笑)
投稿: bassclef | 2007年6月12日 (火) 22:56
こんにちは。
カラー盤はファンタジー盤を数枚だけですが、僕のプレイヤーのターンテーブルはアクリルなのでこの赤盤を乗せると妖しく染まりそれがなんとも美しくて音以外の楽しみとなっています。
今回ご紹介のブルーのレコードを我家のタンテに乗せたら・・・想像しただけでたまらんなー(笑) ジャケを眺める、ジャケに触る、匂いを嗅ぐ、盤を持つ、重さや硬さを感じる、タンテに乗せる、針を落とす、音が出る! いちいち描けませんがその他の儀式も含めて僕らレコ野郎はこんな事が好きなんですね~! bassclefさん秋にお会いできるといいですね。
投稿: M54 | 2007年6月12日 (火) 17:09
シュミットさん、いつも品格の漂うコメントをThanksです。
>音以外にも楽しみ方っていろいろあるから、やめられませんね~
全くおっしゃるとおりです!(笑)ホントに(しつこいですが)レコードというものは・・・うまいこと考えられた産物ですね。
工夫を凝らしたきれいなジャケットがあって、中から丸い円盤が出てきて、針でこすると・・・いい音(演奏)が出てくる(笑)素晴らしいじゃないですか!
もちろんそんな風に「絵も音もいいレコード」ばかりではないのですけど(笑)
アメリカの中古盤の裏ジャケには、本当にたくさん落書きがありますね。名前のサインやレコード店のスタンプ、それから収録曲のところに
timing(収録時間)や、その曲のリズム(たぶん踊る時のためか)が書いてあったり。今回の記事に書いたような購入日付があったり・・・。
僕も、何かのレコードの裏ジャケに個人の名前を見たとき・・・こりゃあ全米の電話帳(そんなのないか:笑)いや、州別でもなんでも、それを調べれば、ひょっとしてまだお元気なそのサインをしたご本人にTELできたりするかもなあ・・・いや、その子供さんとかお孫さんとかの場合もあったりして・・・などと考えたことあります。
シュミットさんお手持ちの10インチfantasy盤のBarbaraさん・・・たぶん・・・メガネをかけた品のいいおばあちゃんになってて、そして若い時はうんと知的な美人だったと・・・勝手に想像してます(笑)
投稿: bassclef | 2007年6月11日 (月) 22:47
mono-monoさん、いつも素早いコメントをありがとうございます。少し前のmono-monoさんブログでの「チェット・ベイカーBig Band」~聴いてからコメントしようと思ってるうちに・・・出遅れました(笑)sorryです。あのレコード・・・落ち着いた感じの録音が大好きです(東芝盤ですが:笑)ベイカーも僕の大好きなミュージシャンなので、またいつか何か書こうと思ってます(ベイカーは・・・難しそうですね。あの微妙に力の抜けた感じ・・・ああいう「唄い方」をするタイプは珍しいですからねえ(笑)でも・・・素晴らしい!
>モノとしてレコードを大事にして、その結果、音楽自体を大切に扱っているんですよね(リスペクト!)~
いやあ・・・mono-monoさん、おっしゃるとおりです!そうなんです!
どんなメディアで聴いても「音楽は音楽だ」というのが、なんとなくせ正論にも聞こえますが・・・ひとたび「レコード盤」を手にとってみれば、絶対に感じるはずの「何か」がある・・・と僕も信じているわけです。まあ・・・それを感じるようなモノ好きな方が、結果として「レコード好き」になってるんでしょうけど(笑)
>シェリーマンの7インチ~
おおっ!それは・・・見たことはあるような(笑)シェリーマンがドラム叩いている顔の辺りが楕円に囲ってあるような図柄でしたかね?いや、違うか・・・。あれも赤盤だったかな?
comtemporaryの12インチでカラー盤・・・そういえば思い当たるものがないですね。10インチには何か少しはあったような・・・?
それにしても・・・1950年台のアメリカというのは、とんでもなく魅力的なモノをたくさん造ってくれたものですね・・・いや、まったく(笑)
投稿: bassclef | 2007年6月11日 (月) 22:31
おお、NOTさん、久々の更新なのにさっそくコメントをThanksです!NOTさんのブログthese music suit me well http://blogs.yahoo.co.jp/not254 も1年経ったとのこと・・・あっという間ですね。そちらやこちらでのジャズやりとりを通じて、どうやらNOTさんと僕のジャズ聴き~その歴史というか通り道に「ベニー・ゴルソン」のこととか似通った点もいくつもありました(笑)
今回のカーティス・カウンスでも同じなんですよ・・・というのは、僕の方もExploring~だけ未入手なんです(笑)まあレーベルがdooteということもありますが(僕の場合は国内盤、再発でもOKなのに)何度か見かけたこともあったはずですが・・・やっぱりNOTさんと同じくあの
「宇宙服ジャケ」にどうにも・・・(笑)なにかゲテモノジャズみたいなイメージを持っちゃいますよね、あれでは。で、中身(というかメンツ)が判ってきて「欲しいな」と思う頃になると・・・今度は全く見かけない(あってもバカ高!)という・・・よくあるジレンマ盤でもあります。ネット上では、Dooteの純正オリジナルと、たしかもうひとつ、再発ものDoote盤もあったような記憶があります。ラベルの色がちょっと違ったような・・・?
ちなみに僕がこのDoote(かDotoon?かよく判らん)というレーベルを知ったのは、Freshsoundからのreissue盤のDexter Gordonの「タバコの煙」ジャケのやつを買った時です。あれは・・・まずジャケットに惹かれました(笑)
Exploring~もfreshsound盤でもいいので探そうかな・・・(笑)
[レコード・コレクターズ]についても・・・ほぼNOTさんと同じ歩みですよ(笑)創刊号から律儀に買い続けて・・・しかしあまりのロック寄りに耐え切れず・・・それでも3年ほど前までガマンしてました(笑)
まあ最後の3~4年は、毎月、買ってても(ジャズ好きとしては)ほとんど読むところがなかったので、購入やめたら・・・ものすごくすっきりした気分になりました(笑)
創刊から1~2年は、本当にマニアックな特集が毎号載ってて・・・こんな雑誌、喜ぶ人って、そうはいないだろうなあ・・・と思ったりしてました。その頃の号は、今でもたまに取り出しては読んでます。シナトラの連載とかトニー・ベネット、メル・トーメあたり、おもしろいし(資料的な部分が)役に立ちます。
投稿: bassclef | 2007年6月11日 (月) 19:48
D35さん、ちょいヒサでした!こちらは白馬の集まりの後、ガラにもなくちょっと体調を崩しまして(笑)レコード達を細々と聴くのが精一杯というところで、ようやくにして<夢レコ>更新したような次第です。
>レコードが醸し出す世界、人それぞれ思う事は違うのでしょうがそれこそがレコードの奥深さ~
ほんとにそうですよね。そこにあるその1枚に・・・もう充分な「幸せ」を感じたり・・・またその逆に痛恨の思い出がこもる1枚だったりして。そうですね・・・誰にもあるかと思いますが、フラれた頃に聴きこんだやつとか(笑)
バーニー・ケッセルは、むちゃくちゃ好きと言うわけでもないのですが、レイ・ブラウン、シェリー・マンとのPoll Winnersや、JATP絡みで、やはりいろいろ聴いてることになりますね。音色の芯がしっかりとある歯切れのいい明快なギター!という感じで、やっぱり好きですね。古いオスカー・ピーターソンとレイ・ブラウンとのトリオでは、これはもう抜群のバッキングをしております。ラテン風の刻みなど、むちゃくちゃに巧いですよ~(笑)ああ・・・ケッセルもまた聴きたくなってきたぞ。
投稿: bassclef | 2007年6月10日 (日) 23:19
今晩は、シュミットです。
裏ジャケへの書き込みの件について、こういうのを書けるのはbassclefさんくらいですね。おもしろかったです。
私もどういう経路でこのアルバムが自分のところへ辿り着いたのか、不思議に思うことがよくあります。なんか、想像力が働くっていうんでしょうかね。書き込みがしてあったりすると、いろんなストーリーがうかんできます。
私の持ってるブルーベックのfantasy10インチの何枚かにBarbara Malleyって綺麗なサインがしてあって、50年以上も前(多分)のバーバラさんってどんな人、みたいな感じです。
音以外にも楽しみ方っていろいろあるから、やめられませんね。
投稿: シュミット | 2007年6月10日 (日) 22:30
音が良いとか、CDより音域が広いとか、言い訳(?)してみても、レコードの大きな魅力のひとつは「モノ」としての存在感ではないでしょうか。
bassclefさんや私はもちろん、ここにコメントなさっているようなアナログ愛好家の方々って、間違いなくモノとしてレコードを熱愛していますよね(笑)
そうでもなければ、キズつくし、時々カビくさいし、ホコリがつくし、こんな面倒くさいメディアでいちいち音楽聴いていられないってもんです(これは言い過ぎですね)。
だって、いまどき音楽は、CDどころか純粋にデータで扱えるのですから。
でも、モノとしてレコードを大事にして、その結果、音楽自体を大切に扱っているんですよね(リスペクト!)。
データとかで音楽がより手軽に扱えるようになった結果、音楽の大量生産大量消費がますます進んでいる気がしてなりませんから。
Barney Kesselの7インチ2枚組いいですね。
私も狙ってる1枚です。
コンテンポラリーだとほかにどんな赤盤があるのでしょうか?
私もSHELLY MANNEの7インチを1枚持っていますが、10インチや12インチでは赤盤ないですよね?
投稿: mono-mono | 2007年6月10日 (日) 21:46
おおっ、refugeeさん、ちょいと久しぶりですね!お元気でしょうか?
貴ブログの方、またそのうちの更新、よろしくお願いします(と言ってもこちらも1ヶ月に1回できるかどうか、というペースですが:笑)
>「モノ」としてのレコードの魅力に揺さぶられることも、とても多いですねぇ~
いやあ・・・全くです(笑)「ニオイ」もマッコト大きな魅力要素だと信じております。
ナガオカのスプレー~ありましたね。あれって・・・シンナー成分みたいなのがけっこう入ってたんじゃあ(笑)
匂い・・・僕の場合は「輸入盤の二オイ」ですかね。おそらく、コーティングやジャケット紙の接着剤や資紙質からくるのだと思われる、あのニオイ・・・。ちょっと変なニオイとも言えそうですが、慣れると・・・いいんですよ(笑)
拙ブログでもその辺り、書いたことがあります。あれはたしか・・・マッコイ・タイナーのimpulse盤~Today & Tomorrow だったかな。
投稿: bassclef | 2007年6月10日 (日) 20:43
67camperさん、1ヶ月ちょっとも<夢レコ>の方、更新できませんでした(笑)camperさんの超絶毎日更新ブログとはえらい違いですが、こちらもなんとか粘ってやっていきますね(笑)
記事中でリンクさせていただいたcamperさんの[フラン・ウオーレン]Bel Canto盤を見たとき・・・こりゃあ僕のただひとつのBel Canto盤も出さねば!と思いましたよ(笑)あのウオーレンに付いていた純正inner sleeve(内袋)まだ目に焼きついていますよ。
ケッセルのcotemporary盤~10インチをお持ちとのこと。それも・・・・うらやましい!またいつかcamper's blogに載せてくださいね。
それと、女性のcheesecakeと対比しての男性beefcake!これには思わず笑いました(笑)
投稿: bassclef | 2007年6月10日 (日) 20:26
こんばんわ。7インチのRED WAXってかなり珍しいんじゃないでしょうか?手持ちのジャズの7インチ(大半がPACIFICレーベル)を調べて見ましたが一枚もありませんでした。
BEL CANTO盤はご指摘のとおりDOOTEの「EXPLORING~」の時のもののようです。
http://www.attictoys.com/jazz/EH.HTM
COUNCEのコンポラの3枚は持っているんですが「EXPLORING~」はあの宇宙服ジャケが気に入らず、ずっと見送ってきました。コンポラ盤とメンバーもほぼ変わらず悪いはずないのに・・・・今になって後悔しています(笑)。
それにしてもbassclefさんがレコードコレクター誌をお持ちとは!私も創刊号からずっと購入、ROCKに舵を切ってからも暫く買っていましたが流石にここ数年は立ち読みもしていません。ホープが載っていた号も覚えていますが今日早速探しましたが見つかりませんでした。でもどこかに仕舞い込んであるはずです。
投稿: NOT | 2007年6月10日 (日) 20:19
こんにちわ。6月になっても新作が出ないので心配していたら、今朝見つけて安心しました(笑)。
相変わらずお元気で何よりです。
レコードが醸し出す世界、人それぞれ思う事は違うのでしょうがそれこそがレコードの奥深さなのでしょう。
bassclefさんにかかるとこんなに広がってしまう!そしてそれに群がる仲間たちの多い事!
私もそれにあやからせて貰ってます。
バーニーケッセルの7インチ盤、聴いてみたいですね、今度お邪魔する事があったらお願いします。
12インチのお気に入りを持っていきますから。
投稿: D35 | 2007年6月10日 (日) 11:38
bassclefさん、お久しぶりです。
ご紹介のレコードについては、一枚も持っていませんし、聴いたこともないので、何もいえないのですが、何故レコードが好きかっていう冒頭の話には、激しく同意いたします。
私は、音質最重視で、CDよりレコードが好きなんですが、やっぱり、「モノ」としてのレコードの魅力に揺さぶられることも、とても多いですねぇ。
で、もう一つ、「匂い」ってことで思いついたのですが、私、ナガオカのレコードスプレーの匂いが、なんとも好きでして・・・
あの匂いをかぐと、ふいに中学高校くらいのことを思い出して、甘酸っぱい気持ちになったりします(笑)
そういえば、以前拙ブログで紹介した、EL TIGREもCheesecakeなんでしょうかね?
投稿: Refugee | 2007年6月10日 (日) 09:51
bassclefさん,久しぶりに大作ですね。ログ中に、フラン・ウォーレンのリンクをつけていただき恐縮です。今回も一番乗りです。このブログのコメントはトップバッターで書くのが一番楽ですからね(笑)
バージル盤すばらしいたたずまいですね。「音がでる」事自体がすばらしい。全く同感。自分はVinyl Onlyですのでこの感覚がすべてです。音以外のカバーを含めたたたずまい、前オーナーがautographを入れてたり,曲の後にコメントがあったりで,おそらくこれはビンテージレコードショップではマイナスポイントなのでしょうが,これが古いストーリーを想起させて、むしろ自分は肯定的に考えています。
ケッセル7インチもいいですね。じぶんはこれは10インチなのですが、赤盤なのですね。初めて見ました!すばらしい。7インチは全く手をだしてませんので。
最後にcheesecakeは女性の肉体美(ヌードまたはそれにちかいもの)を見せる写真のことですが,ちなみに男性はbeefcakeというらしいですね。関係ないなこれ、すみません。
投稿: 67camper | 2007年6月10日 (日) 08:05