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2007年5月 7日 (月)

<ジャズ回想 第11回>(その2)ああ・・・この音だ。Yoさん宅、再・再訪期。

Yoさん宅~3人の音聴き会は、まだまだ続く・・・。

ちょっと前に、ニーノニーノの新納さんからTELがあり、ピーターソンのWe Get Requestsの「モノラル溝あり」の音は凄いですよ・・・と教えてくれた。「ええっ!T字MGM-VERVEに溝があるんですか?」「はっきりしないんですが、初期のT字にはあるらしんですよ」
僕など、いわゆるT字ラベルの場合「long playing(Verve Inc.)には溝がある」が「MGM-VERVEになってからは溝がない」と思い込んでいたのだが、そうではなかったのだ。T字MGMになってどの辺りのタイトルまで「溝あり」が存在するかはよく判らないが、ともかくT字VERVEラベルの初期のいくつかには「溝あり」があるらしい。Dscn1687_1
そうして自分の手持ち盤をいくつか調べてみると・・・Night Train(V6-8538:T字MGM)には、はっきりと幅の広い溝があったのだ。そして、Requests(V6-8606:stereo)の方はというと・・・とても溝とは言えないわずかな段差のある「筋」(T字の横棒の左右の1cmほどを通っている直径7cmほどの円周)」があるだけだったのだ。
《上の写真では「筋」だか「溝」だか判りにくいが、下のラベル写真と比べると明らかに「溝」とは違う。残念である(笑)》
ちなみに、この「筋」は、普通の大きさの円周だが、Trio Plays(V6-8591)のセンターラベルの「筋」は、3cm弱の円周とうんと小さい。だから「溝」なしにも「大筋」「子筋」とあることになる(笑)

このRequestsがいわゆる 「優秀な録音のレコード」ということは知ってはいた。しかし、オーディオ的な興味の薄かった僕は、かえってそんな評判への反発もあり(笑)あまりちゃんとその音を聴いてなかったのかもしれない。アンプを真空管に、そしてスピーカーをJensenに換えた頃から、だんだんとピーターソン自体を聴くようになり、そうして改めてこのRequestsを聴きなおしてみると・・・これがチャーミングないい音だったのだ(と、気づいただけなのだが:笑) もちろん「音」の前に、演奏が素晴らしいことは言うまでもない。どの曲でも、レイ・ブラウンやエド・シグペンという名人たちが、その至芸をさらっと見せてくれるのだが、特に、1曲目のボサノヴァ風の quiet night がいい。この曲のエンディング・・・同じ和音パターンの繰り返す辺りで、ピーターソンが高音部で「遊ぶ」のだが、その意図的に軽くしたようなタッチが、実に、小気味いい。このレコードでは、1曲が短いこともあり、いつものピーターソンよりだいぶんあっさりした感じでもあり、それがまた僕には気持ちいい。軽めのタッチではあるが、しかし、しっかりとキーを叩いている」~そんな感じのタッチの質感を凄くよく捉えている録音だと思う。もちろん、レイ・ブラウンのウッドベースの音圧感・存在感も充分に出ている。そして、このレコードの録音engineerは、いつものVal Valentineではなく、Bob Simpsonとなっているのだ。Simpsonは、ハリー・ベラフォンテなどRCAでの仕事が多いようだが、Bill Evans/Trio 64(verve)や、ミンガス/ミンガス、ミンガス、ミンガス(impulse)なども彼の録音らしい。僕は、このRequestsの音が好きだ。

そんな「いいステレオ録音」のRequestsに、「モノラル・溝あり」があったとは・・・。同じ頃、Yoさんとのメールやりとりでも、そのRequestsの話題になり、Yoさんは「ステレオ・溝あり」をすでにお持ちで、なんと「モノラル・溝あり」も、つい最近、入手されたとのこと。Request_st_1
「じゃあ」ってんで、その3種・・・
ステレオ溝なし~bassclef
ステレオ溝あり~Yoさん
モノラル溝あり~Yoさん
を聴き比べしてみよう!ということになっていたのだ。

僕はすぐに3枚のセンターラベルをぐぐっと見つめた。Yoさんの2枚には確かに「幅の太い溝」がくっきりと彫りこまれている。これこそ「MGM-Verveの溝付き」だ!《センターラベルの写真2点は、Yoさん提供》
さっそくこの3枚を聴き比べてみた。Request_mono

先にステレオ盤の2枚をかけた。この2枚・・・右からのレイ・ブラウン、左からのエド・シグペン、そして中央(やや左か)からのピーターソン・・・音場の感じは全く同じだ。音質の方も、大きな差というのはなかったかもしれない。しかし、「全体としての鳴り」が・・・やはり「溝あり」の方がよかったのだ。ピアノがどう、ベースがどう、ということではないのだが・・・それぞれの楽器の音色に、より太さが、より艶が、そしてより瑞々しさが感じられたのだ。

そしてモノラル盤。ベースが中央により、やはり、かなり「太く」なった。ピアノの音自体も幾分、大きくなったようだ。一聴して、迫力はやはり増している。このモノラル盤が鳴ったらすぐに、僕の右隣に座ったkonkenさんが「オレ、この方が好きだな・・・」と一言。
そして・・・このモノラルの太さ、たくましさは充分に判るが・・・やはり「オレはステレオの方が好きだな」とbassclefが対抗する(笑)
Yoさんも、「このピーターソンのレコードに関しては・・・ステレオの方が好みかな・・・」と洩らす。
僕個人の気持ちとしては、先ほど書いたような、このレコードの「軽めのタッチ」「あっさり感」という感覚が、モノラルの方だと「たくましく」なりすぎてしまうような気がして、ステレオ録音のベースが右、ピアノが左、というちょっと薄め(とも言える)の音場の中で、軽々とノッているような感覚・・・説明しづらいのだが、そういう「軽み味」には、ステレオ盤の方が「合っている」というような、ごく感覚的な理由で、ステレオ盤の方がいい、ということなのだ。
それにしても、自分の手持ちRequestsは「溝なし」であることがはっきりしてしまったわけで、少々、落胆した。あのわずかな筋~段差を、無理やりに「溝」かもしれんぞ・・・と思い込もうとしていたのかもしれない(笑)

ピーターソンをもう1枚~Night Trainから1曲聴く。konkenさんのステレオ盤では、なぜかレイ・ブラウンのベース音がやや小さく聴こえるそうで、その点をYoさん宅で確認したかったとのこと。聴いてみると・・・左チャンネルのレイ・ブラウンのベースが、やや押さえ気味のバランスで、他のVerve盤で聴かれるいつものレイ・ブラウンと比べても音圧感が物足りない。
konkenさん手持ちステレオ盤は、ラベルの色が灰色っぽいもの(小筋)で、やや後期の再発盤かもしれない。
音全体がちょっとこもったような録音のように感じる。いずれにしても、先ほどのRequestsに比べると、だいぶん平凡な音だと思う。そして、レイ・ブラウンに関してはどちらかというと「よくない録音」かもしれない。
ちなみに僕も戻ってから、さっそくこのNight Train(ステレオ溝あり)も聴いてみたが・・・やはり同じようなバランス・音質で、ちょっと残念であった。ただ、このレコード・・・レイ・ブラウンが遠い代わりに、右側からのエド・シグペンのドラムスは、けっこう迫力のある録音だ。ハイハットがしっかり(ちょっとやかましいくらい)入っており、バスドラもちょっとこもり気味だが、音量豊かに鳴る。ドラムス好きには楽しめるレコードかもしれない。録音は1962年、エンジニアは、Val Valentineだ。

そういえば、もう1枚、強く印象に残っているピアノ・トリオの盤がある。
バリー・ハリス/Breakin' It Up(argo) all the things you are である。
この渋いピアノトリオのレコード、僕はCDとビクターの国内盤(ステレオ)を持っていた。
bassclef~「録音があまりよくない印象」に対して、Yoさん~「いや、そんなことはない「録音そのものはいいが、ピアノ自体がちょっとよくないのかもしれない」というようなやりとりがあった。そして、Yoさん宅で聴かせてもらったArgo のオリジナル盤(モノラル)では・・・う~ん、確かにピアノの響き、その余韻に若干の「古ぼけた」ものを感じたのだ。スタジオに置いてあったピアノの調弦が微妙にずれていたのかもしれない(ピアノというのは1つのキーに対して複数のスチールの弦(太い針金みたいなもの)を使っているのだが・・・その複数の弦のたった1本のピッチが微妙にずれている~そんな風に聞こえないこともなかった。よくホンキー・トンク・ピアノという表現で、場末のバーのピアノから聴かれるあの独特の「くたびれサウンド」あれが・・・調弦のずれたピアノの音、といえば雰囲気はお判りいただけると思う。もちろん、このバリー・ハリスの使ったピアノは、そんなにホンキー・トンクはしていないが、部分部分で、時にちょっとそんな響きを感じたのだ。あまり状態のよくないピアノだったのかもしれない。
そんなところまで~つまり「録音の拙さでのイマイチのピアノの音」ではなく「ピアノ自体の状態の拙さ」での、あのちょっとくすんだようなピアノ音~というところまで判ってしまった(少なくとも、そういう風に感じ取れてしまった)のだ。それにしても、このYoさんのシステムは・・・そのレコードのサウンドを聴けば、その時の演奏、そして録音の「真実」までもが、その場に暴き出されてしまうような・・・そんな「怖ろしい」装置だと言えるのかもしれない。

さて、この会・・・「その1」で書いたように、冒頭のラウズ3連発から、ほとんどテナー特集と化していった。

ラウズ(epic)の2枚とtakin'care(jazzland)の3連発
ズート・シムス/ズート!(riverside)白ラベル fools rush in
ベニー・ゴルソン/the other side of~(riverside)  jubilation
ジミー・ヒース/really bag から ?
ジョニー・グリフィン/Big Soul Band(riverside)から
deep river, jubilation 
ロリンズ/at the village vanguard(bluenote) softly as in a morning surrise
<ゲッツの Plays~聴き比べ>
JRモンテローズ/The Message(jaro)
straight ahead と violets for your furs
コルトレーン/coltrane(prestige)NY  violets for your furs
テディ・エドワーズ/It's About Time(pacific) fools rush in
エディ・ロックジョー/Tranckin'(prestige:青・イカリ RVG)
there'll never be another you
フリップ・フィリプス/I'll never be the same(ClefのEP盤)

どれもこれもいい演奏のものばかりで、これらのいくつかを続けてかけたり、もちろん間にヴォーカルなどを入れたりしたのだが、さすがにテナーばっかりではねえ・・・てなわけで「ミニ・アルト特集」となった。
フィル・ウッズである。

Dscn1695_1 Quincy Jones/Quintessence(impulse) A面1曲目のQuintessence~

この曲~ちょっと北欧の雰囲気が漂うような優雅なメロディだ~僕はもう大 好きである。
そして、この曲でフィルウッズのアルトが、もう巧さ爆発!何度聴いてもこの曲は厭きない。
輝くようなバックのブラス群の乗ってフィル・ウッズが唄い上げる。
このimpulseのVan Gelder録音は、特に好きだ。強すぎず、甘すぎず、適度な輝きと張り具合~バンドのメンバーが巧い人ばかりなのでそこのクインシーのアレンジが合わさって、ゴージャスなビッグバンドジャズが楽しめるいい1枚だと思う。

ウッズのもう1枚~Alive & Well 60年代後半の「激情ウッズ」の有名盤だ。この欧州オリジナル盤はジャケットも封筒型(上下が裏側に折り返している。全体に紙質が薄くて、その薄さに品がある)で、人気も高いらしい。
1曲が長いのだが、ウッズは最初から激情している。そして、途中のベースソロが・・・これはまたすさまじい音だった。アルトが鳴っている間は、ドラムのダニエル・ユメールも叩きまくるので、さすがにベースがちょっと隠れがちだが、ベースソロのなったとたん・・・録音技師がグンッとフェーダーを上げたに違いないのだが(ドラムの音も止み、入力オーバーにならないので)突然、ベースが巨大化する。
そして、サポートするリズムがない状態で、ベース特有の幽玄な世界に入っていく。このベース奏者、とにかく「熱いハート」があるなあ・・・ジミー・ギャリソンが時々見せるような「フラメンコ奏法」に近いような弾き方を混ぜて、堂々としたソロを展開する。この場面での音は・・・生のベースかもしれない。3人で聴いたが、この1968年頃は・・・ウッドベースに付けるアタッチメント(駒に貼り付けるタイプの小さいマイク)を付けた音なのかどうか微妙に判りにくい。生音をうんと近づけて録音したような音でもあるし、アタッチメントからの(電気的)音の配分を少なめにしてアンプから鳴らしているような音でもあるし・・・はっきりしない。だがひとつ言えるのは、ヨーロッパのべーシストはとにかく「巧い」ということだ。アタッチメント付きだったとしても、その前にまず、「ベースがよく鳴っている」 「しっかりと弾いている音」 「きちんとした音程」~そんな技術的な基礎がしっかりしているベースの音なのだ。一音一音のタッチに力感・質感がしっかりとあり、だから聴いていて全然、不快ではない。
1975年くらいのペデルセンも「巧い」ベースの代表だ。一時期のライブでは、どうしてもアタッチメント全開の電気的サウンドになったようだが、レコードではやはり「いい音」を出している。
そしてYoさんのウーレイは、こういう巧い奏者の音をひときわ甘く、そして音楽性豊かに鳴らしてくれるようだ。Jwalking ともう1枚のsteeple chase盤(ドラムスがビリー・ハートで、ギターが若いジョン・スコのやつ)を聴いたのだが、この装置で聴くペデルセンは、とにかく気持ちがいい。そういえば、1年半ほど前に初めてYoさん宅を訪れた折にも、たしかこのペデルセンのJwalking(LPとCD)を聴かせてもらったな・・・この日、聴いたのもやはり、カルロス・ジョビン作のFelicidade・・・甘い中にサウダージ(哀愁)を感じさせる見事なメロディ・・・好きな曲だ。そしてこの曲を選んで、ベースでメロディを弾くペデルセンのセンスにも素晴らしいと思う。
ちなみに、もう30年前のことだけど、このJWalkinにはちょっと思い出がある。ジャズ研の先輩ギターのケニー・マー坊氏の好きなレコードで、このLPの中の”J Walkin"にトライしていたので、何度も聴いたはずなのに・・・その頃にはペデルセン=巧いだけでおもしろくないべーシストという、全くレベルの低い思い込みで、深く聴こうというスタンスさえなかった。あの時、すでにボサノヴァ好きだった僕が、このFelicidadeを聴いていたならば・・・僕のジャズの好みというのは、どうなっただろう? そんな意味のないことを考えてしまう僕である。
ペデルセンということで、僕が持ってきていた1枚もかけてもらう。Dscn1696_1
ピーターソン/Great Connection(MPS/テイチク)just squeeze me 1971年録音。
この頃の録音盤をあまり聴かない僕なのだが、このレコードは例外的に好きな1枚だ。ペデルセンのたっぷりとしたベース音が軽くグウ~ンと伸びる様が、実に気持ちいいのだ。ベースという楽器の胴体や、弦の芯が鳴ってからの、アタッチメント増幅音なので(だと思う)軽々しくは聞こえない。
やはり、ペデルセンは本当に巧い!
ルイス・ヘイズの切れのいいシンバル音、そして軽めに弾くピーターソンの艶やかな音色とタッチ感(音圧にまだまだ余裕がたっぷりあるような感じ)も素晴らしい。そんな「好録音」のピアノトリオ盤なのだ。
それにしても、テイチク盤でこの音なら、MPSオリジナルならさぞや・・・(笑)

僕の手持ち盤から、もう1曲、お願いする。
Dscn1694 Blues For Tomorrow(riverside)~a sad thing
この1曲は、ハービー・マンのリーダーアルバム(great idea of Western Manne)からだ。このsad thing でのバスクラの音を聴いた時、「ぞぞ~ッ」とした(笑)もちろんハービーマンが吹いているのだが・・・怖ろしいほど透徹したような音色なのだ。a sad thingというタイトルからも覗(うかが)えるように、マンがそういう風に吹いているのだとも思うが、録音されたこの「音」も凄い!バスクラ自体をそれほど聴き比べる機会もないが・・・この音に、僕は驚いてしまったのだ。そしたら・・・この1曲(1枚)は、riversideにしては珍しい西海岸の録音で、マンの西海岸ツアー時にロスで録音されたとのことだ。どうりでいつものriversideの音とはちょっと肌合いが違ったわけだ。それにしても、ハービー・マンという人、たまに吹くテナーも巧いし、バスクラもこんな音で鳴らす・・・すごい才人だったのだろうな。

さて、この会。インストばかり聴いていたわけではない。ヴォーカルものを大好きなkonkenさんが、いい盤を持ってきたので、随所にそれらを混ぜながら進めていった。(以下4点は1144ross_2konkenさん提供)

Annie Ross/Gypsy(world pacific)から 
Overture 
Everything's C oming Up Ross

Darlene/The Nearness Of You(epic)1314_darlene_2

《このepic盤は、以前にrecooyajiさんに教えていただいたもので、それを気に入ったkonkenさんが速攻で入手した》

Greetje Kauffeld/Clifford : Sings To A Tribute To Clifford Browon(オランダomega)から1336kauffeld

I remember Clifford 《konkenさんのお気に入り盤。しっとりした風情のあるいい歌い手だ。70年代後半のオランダ録音だが、音は瑞々しい感じもあり、とてもいい》

Marlene/Marlene(savoy)から
Some Oter Time
If I Love Again

1322marlene_1 どれもよかったのだが、やはり、savoyのマーレーンは素晴らしかった。優しくて柔らかいマーレーンの声も、丁寧な唄い方も、そしてハンク・ジョーンズのバッキングなど全てが素晴らしい。以前、リキさん宅でこのマーレーン(僕の手持ちは、残念ながらAudiophileのreissue盤)をかけた時も、Yoさん、リキさん「いいねえ」とうなずいたなあ・・・そういえばあの時、リキさんが一言。「このトランペット、なんでこんなにエコーが・・・・」そう思って聴くと・・・たしかに、このレコードでのジョー・ワイルダー、いい感じで唄の合間にフレーズを入れるのだが、いかんせん・・・エコーがかかりすぎだ。やっぱりRVG録音だなあ(笑)
この「エコー」だけはちょっと気にはなるが、savoyのヴァン・ゲルダーは、適度に柔らかく、そしてベースやドラムスの音がtoo muchではなくて、ちょうどいいバランスなのだ。僕は、savoyでのヴァン・ゲルダーの音・・・嫌いではない。

こんな風に3人でいろいろ聴いていると、知らぬ間に・・・もう陽が落ちかけている。なぜそれが判るのかというと・・・二つの巨大なウーレイの1mほど後方の壁の高い位置に小窓があって、そこにはいつもカーテンがかけられているのだが、どうやらその方角が西側らしく、陽が落ちてくると・・・いつもそのカーテンが濃いオレンジ色に染まってくるのだ。そのオレンジ色を見ると「ああ・・・もう夕暮れかあ」という気持ちになってしまう。6時にはおいとまする予定だったので、もうあまり時間がない。こりゃあ、いくら時間があっても足りないや(笑)そんな僕らの気持ちを見てとったか・・・「僕はもうちょっと遅くなってもいいですよ」と、Yoさんが助け船を出してくれた。「いやあ・・・それは・・・」と恐縮するkonkenさんと僕。しかし・・・その恐縮にはあまり迫力がない(笑)ほとんど「そうしてもらっていいですか?」という雰囲気が顔に出ていたのだろうと思う。「ちょっと休憩がてら外で軽く何か食べて、それからまた少し聴きましょう」というYoさんのありがたい申し出に乗っかった格好で、それでは・・・pm9:30をリミットに第2部をやりましょう!ということになった。いやあ・・・これはうれしかった(笑)実際、その方が夕方の渋滞からも逃れられるし・・・いや、それよりなにより、もうちょっとこの音を聴いていたいのだ・・・よかったあ! Yoさん、ありがとう!

そうして第2部(pm8~9:30)でかけたのは・・・
エラ~
Songs In A Mellow Mood(decca)~
米decca:ジャケが灰色でなく青っぽい色のやつ。若いエラがちょっと前田ビバリに似ている(笑)
英brunswick(エラの声、輪郭がやや細くなるが気品を感じる。若くてきれいになったような感じ)

アン・バートン~
ballads & burtonとblue burton を Artoneのオリジナル、Artoneの2nd?(2枚組の1976年の)とオランダCBSの盤で聴き比べをしてみた。
Artoneのオリジナル~ballads & burtonは、瑞々しさがいっぱいでやはりいい! ところがblue burtonの方、これはどうやら・・・プレス段階の不具合らしいのだが、ヴォーカルやピアノやらの音圧が上がった箇所で「歪む」のだ。ちなみに、同じArtoneを2枚買ったパラゴンさんによると、やはり2枚とも、同じ箇所で「歪む」そうだ。2ndでは「歪まない」。
Artoneの2nd?(2枚組の1976年の)~悪くない。ただ、やはりベースのキレが、ややなくなったような感じはある。
オランダCBSの盤(blue burtonのみ)~歪まない。けどちょっと鮮度が落ちたかな・・・。

サラ・ヴォーン~
swingin' easy(emarcy) p :ジミー・ジョーンズ、b :リチャード・デイビス、ds:ロイ・へインズ、 
After Hours(roulettte) 伴奏はドラムレスで、b:デュビュビエ、g:マンデル・ロウなどであった。

Swingin_sarahここでは、swingin' easy(emarcy) のことを少しお伝えしよう。
このemarcy盤・・・サラが椅子に座っているジャケットで、あまり知られているレコードではないように思うが、むちゃくちゃいい音だった。サラの声だけでなくドラムのブラシのざわざわ感や、ベースの音圧、ピアノの艶・・・鮮度感もたっぷりの文句なしにいい音だった。サラもこの頃は、まだ可愛げがあるかな(笑)
《上と下の写真2点~Yoさん提供》

Yoさんが、polka dots & moon beamsをセレクトする。
実はこのバラードには、とんでもない場面があった。知っている方は知っているアレだ(笑)
ピアノのイントロから、サラが情感込めて静かに歌いだしてすぐ・・・全く唐突に「ドタっ!」という音が鳴ったのだ!それもかなり大きな音だ。その「ドタッ!」の、あまりの違和感に、3人とも思わずスピーカーの方を振り向いた。「何? 今の音・・・」 もう一回聞いてみる・・・「ドサッ!」はっきりと聞こえる。・・・どうやら何かが落ちたような音か・・・いや・・・バスドラの音だぞ・・・と、僕は言う。だとしたら・・・この「ドサッ!」は、ロイ・へインズの「演奏」なのか? いや、どう聴いても・・・この音は、意図した音には聞こえない。鳴るタイミングもあまりにも中途ハンパの場所だ。
「音楽」になってない。だから・・・演奏での音ではないだろう、と僕らは推測をした。
では、なぜあんな音が鳴ったのか?
konkenさん~ロイへインズの単純ミス説<たまたま右足を降ろしたら・・そこにバスドラ・ペダルがあった>
(笑)
bassclef~ロイ・へインズのミスはミスだが「バスドラ・ペダルのチェック説」
つまり・・・<ペダルの踏み具合を何気なくチェックしようとして(鳴らすつもりではなく、軽く踏むだけのつもりだったのだが、足が勝手に踏み込んでしまった>(笑)Swingin_sarah_l
《補足》このロイ・へインズの「ドサッ!」については、その後、konkenさんから、素晴らしいコメントをいただいた。「あれはミスではなかったかも・・・polka dots~という曲の中の歌詞(bump:ドスンという音/人がぶつかること、というような意味)に合わせて、ロイ・へインズが意図的に出した音だろう」という「新発見」である。コメント欄もぜひお読みください》

それにしてもサラ・ヴォーンは偉い。バラードの出足にあんな音響が鳴ったというのに、動じることもなく、そのまま唄い続けてしまう・・・プロですね。
いや・・・それでもあの「音」の後に、すっと振り返り、ロイ・へインズを睨みつけたかもしれない(笑) そうしてロイ・へインズの右足が凍りついていたのかもしれない。
実際・・・この曲では、もう2度とバスドラの音は鳴らなかったのだから(笑)古いレコードの中に潜んでいた、こんなエピソードと共に、この会もようやく終わろうとしているのだった。

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コメント

(コメントの追加)
さきほどの「Night Train」~久々に聴いたのはA面です。で、今、B面最後のトラック~有名な「Hymn to Freedom」(自由への賛歌)を、聴いてみたら・・・あれ? 左チャンネルのベースの音量が、A面よりも大きく聞こえますね。B面の他の曲もちらっとチェックしたところ、B面2曲目(ain't ~)も、わずかですが他トラックより大きめに聞こえました。
レイ・ブラウンが他の曲の時と違って、この2曲にだけ、音量を大きく鳴るように弾いた~とも考えにくいので、録音からのマスタリング段階で「ベース嫌いのエンジニア」がベース音量を低めに設定した・・・のかもしれませんね(笑)なににしても、ピーターソンの他作品と比べても「録音」に関しては、残念な作品だと思います。

投稿: bassclef | 2011年5月14日 (土) 13:07

あばちゃんさん、コメントthanksです。
ピーターソンのレコード・・・いったい何タイトルくらいあるんでしょうか? 100作は軽く超えてるかと思いますが、弾き方のスタイルはこれはもう不動というか不変というか・・・変りようもないようですが、録音の具合は・・・どうしてもいろいろあるようです。ごく一般的に言って、録音のレベルが安定的に良くなってきたのは・・・1956年くらいからかな、と認識しています。録音関わりで個人的に残念なのは、1953~1955年くらいのピーターソンの諸作(clefなど)のライブ録音など、たぶん・・・レイ・ブラウンのベースも凄いのだろうけども・・・レコードに入った音はうんと遠く、ドラムは歪み気味で・・・という「昔の録音」であることです。
Verve時代は、だいたい安定した録音の質(エンジニアはVal Valentineのことが多いようだ)だと思いますが、それでも作品によってけっこう「切れ」が違いように思います。

やはり「プリーズ・リクエスト」は、3者の音量バランス、ベースの厚み、ピアノの切れ・・・いい録音だと思います。そうして
この「リクエスト」には録音クレジットにBob Simpsonの名があるわけです(僕はVal Valentineという人をあまりいいと思ってないので)
あと、シカゴ・ロンドンハウスでのライブ録音諸作(3~4タイトルに分けて発売)もいいですね。その置いてあるピアノそのものがけっこうガタが来ているのでは?という疑惑もありますが(笑)録音としてはダイナミックレンジも広くて、ライブ感の横溢するいい感じだと思ってます。

・・・そして「ナイト・トレイン」。手持ちの盤は、溝ありの(多分)オリジナルのステレオ盤ですが・・・これがまったく、しょぼい(笑)左チャンネルにベース、右にドラムス、中央やや左にピアノ~かな。で・・・ベースが遠い。音量が小さいめなだけでなく、焦点が甘いというかぼやけた感じ。レイ・ブラウンの「切れのよさ」「ぐお~ンとくるはずのダイナミズム」が、あまり感じられない。いいのは・・・ドラムのハイハットだけか(笑)

ホント・・・これはどうしたわけでしょうかね? LPの方の裏解説(Benny Green氏)には<ラジオ局のエアプレイ~>云々は書かれておりませんが、そのエアプレイ用、というのにはけっこう信憑性ありますね。だからと言って・・・
≪1962年には、ピーターソンを聴くような一般大衆にはベースの音はあまり必要ないと判断されたので、音量をさげてレコード作られたのでしょうか?≫
てなことはないと思いますよ(笑)

一般的な1962年の「西海岸の録音」としても、水準以下かな・・・という印象です。あるいは、Val Valentine氏は名前がクレジットされているだけで、西海岸の誰かが録音したかもしれませんね。ライブ録音ではないので、それにベースの音を厚く録るタイプのWally Heider氏ではない!と確信してます。
きっと・・・臨時で雇われた西海岸のエンジニアが・・・クラシックの室内楽しか録音したことのない人で・・・ジャズの録音が下手くそだったんでしょう(笑)

投稿: bassclef | 2011年5月14日 (土) 12:56

Night Train のベースはほんと情けないぐらい寂しい音ですが1997年に買ったCD(別テイク&未発表17曲入り)
は、かなりベースが前に出てきます。

CDでのディックカッツの解説には
『 LPは、コマーシャルなラジオ局でのエアプレイ
を目的に計画されたようである』と書いていますが、
録音された1962年には、ピーターソンを聴くような一般大衆にはベースの音はあまり必要ない
と判断されたので、
音量をさげてレコード作られたのでしょうか?

投稿: あばちゃん | 2011年5月11日 (水) 16:01

letsthenさん、コメントをありがとうございます。
VerveというレーベルのT字MGMラベルについての情報、とても興味深いです!

>verveの溝はプレス工場の違いだけで、他のレーベルの溝とは違います。プロモ(白と黄)もプレス工場で溝ありなしがくっきり分かれます。たしか東海岸盤溝なし、西海岸盤が溝ありだったと思います~

そうすると、スタンパーは同じで、プレス機械の仕様が違うだけ~ということでしょうね。
この集まりの時、ピーターソンの「リクエスト」のステレオ盤の「溝なし」と「溝あり」を比較したのですが、確かに、それほど驚くような差はなかったです。
ただ微妙に「溝あり」の方にコクがあったようにも聞こえました。それはひょっとしたら・・・プレス精度の差や、東・西の風土の差によるものかもしれません。僕など、一般的に言うと「西海岸の方が音がいい」と感じているので、それはそれで理屈が合いますね。
まあ、もっともレコード好きとしては、「溝あり」の方がいいのでは?と思ってしまう心理的要素は、充分にありますけど(笑)
モノ盤~確かにベースなど音圧が一味、違いましたね。ピアノのタッチも強くなったような気がしました。

投稿: bassclef | 2008年4月24日 (木) 17:04

はじめて拝見です。
オリジナルの溝の話が出ていますが、verveの溝はプレス工場の違いだけで、他のレーベルの溝とは違います。プロモ(白と黄)もプレス工場で溝ありなしがくっきり分かれます。たしか東海岸盤溝なし、西海岸盤が溝ありだったと思います(逆だったかも…)。私も最初、溝がオリジナルと思っていましたが、この違いだけで、音の違いが出てくるとしたらプレスの初期か後期の差(他のレコードと同じ)なのだと思います。なのでいわゆるT字MGMは溝ありなしかかわらずオリジナルとみてよいと思います。最後にモノも持っていますが、音圧はすごいです・・・が、少し高すぎて歪むところが出ませんか?盤の状態かもしれませんが・・・そう感じる方いませんかね、私だけでしょうか。

投稿: letsthen | 2008年4月24日 (木) 00:32

おお、dukeさん、コメントをありがとうございます。
>プロモーターの斉藤延之助さん~むかし読んだジャズ記事でよくお名前を拝見しました。dukeさん、そうとう東京のジャズ現場の近くにいらっしゃったようですね(岩崎千明氏の「ジャズ・オーディオ」のことも)
>サラはバックミュージシャンが間違えたらウィンクするそうです~
いやあ・・・それは怖ろしい(笑)ある種の人は、笑った時ほど怒ってたりしますから(笑)
この「bump事件」については、この記事後も、友人のkonkenさんといろいろやりとりして、研究しております(笑)
konkenさんが歌詞の内容を分析したところ・・・「ある夕方、パーティーなんぞに出かけた「私」(これが男か女かよく判らない)は、突然にbump(人がぶつかったみたいなニュアンスかな?)されて、そして「ごめんなさい」という声を聞いた」と・・・いうような意味らしいですね。だから・・・ロイ・へインズは、あの「ドサッ!」を、意図的に出したのはもちろん、さらに「唐突に、突然に」のニュアンスをも意図したのかもしれない~というのがkonken説です。う~ん・・・たしかにあの「ドサッ!」はバラードの唄世界の下では、あまりにも唐突で、僕から見れば「とんでもなく非音楽的」に感じたので(笑)・・・案外、そこまで意図した「演出」だったのかもしれません。そしてそれを指示したのも、サラ・ヴォーンその人だったかもしれませんね。
(まあでも、やはりあれはロイ・へインズの単独犯でしょう(笑)そして多分、ロイ・へインズとサラは、仲良しだったんでしょうね。だから・・・あんな軽いギャグが許された(少なくともロイ・へインズはそう感じていた。だからあの音を出した)のでしょう。
でも・・・サラは、必ずや「ウインク」したと思いますよ(笑)

投稿: bassclef | 2007年5月12日 (土) 21:04

NOTさん、またまたコメントどうもです!

>あったら教えてください(笑)、即購入します~
わはっ!やっぱりそうですか(笑)僕も単純に「テナー好き」ということもあるのかもしれませんが、マンのテナーを聴いて「おっ?いいな」と思ったことが何度かあったものですから。
savoyのちょっと判りにくいセッションのレコード、うまく説明していただいてありがとうございます。
>THE JAZZ WE HEARD LAST SUMMER
~そうです、そうです。これです。これにウエア(b)が参加してます。
もう1枚のYARDBIRD SUITE~こちらも日本キング盤ですが持ってるはずなので、また聴いてみます。
それにしてもフィル・ウッズは、57年頃のセッションというと、ありとあらゆるレーベルに顔を出してきますね。「腕利きセッションマン」という感じですかね。そしていつでも活力あるソロをとる。ウッズが「よたった」ソロをとったことなんて・・・あるんでしょうか(笑)

投稿: bassclef | 2007年5月12日 (土) 07:54

bassclef さん、こんばんは。

サラの「ドタっ!」事件の真相(笑)大変参考になりました。歌詞と関連していたとは・・・納得です。サラはミスターケリーズでマイクを倒しておりましたが、ハプニングが付きもののようですね。

>すっと振り返り、ロイ・へインズを睨みつけたかもしれない
以前、サラ・ヴォーンの日本の恋人と呼ばれていた、プロモーターの斉藤延之助さんにお会いする機会がありました。サラはバックミュージシャンが間違えたらウィンクするそうです。かなり怖いらしい。(笑)

ハービー・マンのテナーはなかなの味がありますね。フィリージョーの「Drums Around the World」ではフルートですが、これが結構ファンキーで楽しめますよ。テナーも吹きたかったのかもしれませんが、ベニー・ゴルソンがいて出番がなかったのでしょうか。ジャケ裏写真でマンとゴルソンが同じようなメガネをかけて同じ角度で写っているのが妙に面白いです。「オレにもテナー吹かせてくれよ」「フルートだけでマン足だよ」

投稿: duke | 2007年5月11日 (金) 21:45

>「あぁ、ムーンビーンズですね?」・・・私と先生は「えぇ??」・・・それからこの曲のことを「月豆」と言うことにしました。(笑)~わっはっは!そりゃあ傑作ですね! ひょっとしてそのピアノ弾きさん、豆料理大好きの人で・・・moon beansというメニューがあったりして(笑)
いやあ・・・Yoさん、面白ネタのコメントをどうもです!
さて、moon beams~そういえばバド・パウエルにもあったですね。なにか「凛」としたような演奏でしたか。実はパウエル、たまにbluenote(そのvol.2~他のbluenoteのパウエルとは、ちょっと違う雰囲気を感じました)のパウエル聴くと・・・「ジャズの重い塊」がぶっ飛んでくるような感じですね(笑)

>Blue Mitchell/Blue Soul~これは全くの未聴盤です。聴いてみたいですね。ブルー・ミッチェルのトランペットの音色も・・・独特な<湿り気・憂い>みたいなのがあっていいですよね。ストリングスがバックに入ったsmooth as the wind(riverside)をたまに聴くと、そんな風なことを感じます。

投稿: bassclef | 2007年5月10日 (木) 21:55

こんばんわ。

>>ハービー・マンのテナーを(自分の中では「いい」という認識があるので)何のレコードで聴いたのだったか、はっきりしないのですが・・・savoyのあれ・・・ですかね?サヒブ・シハブのあれ(カップル2人の後ろ姿だったかの)・・・フィル・ウッズやらも一緒で、どちらかのセッションにウイルバー・ウエアが入ってるので・・・

THE JAZZ WE HEARD LAST SUMMER (SAVOY MG12112)ですね。MANNがいない方のSHIHAB=JENKINS=JORDANのグループの「THE THINGS WE DID LAST SUMMER」が聴きたくて購入しましたがMANN=PHIL WOODS=COSTA=PUMAの方も意外な拾い物でした。MANNがフルートを吹いているトラックもWOODSのアルトが良いので楽しめます。これと同じフロントでリズム陣がWARE=JERRY SEGALからWENDELL MARSHALL=BOBBY DONALDSONに替わったのが「YARDBIRD SUITE」(SAVOY MG12108)です。6曲中テナーは2曲だけですが(残りはフルート)こちらもWOODSやCOSTAの活躍で素晴らしい出来です。

>>マンがテナーだけ、という盤などありますかね?

あったら教えてください(笑)、即購入します。

投稿: NOT | 2007年5月10日 (木) 20:35

D35さん、コメントどうもです。先日の集まり、お疲れ様でした。
ピーターソン~そうですね。癒し系と言っても違和感ないですね。僕もピーターソン聴くときは、あまり力んでません(笑)なんというかあの軽がるとしたピアノタッチ(それでもバリバリとピアノが鳴っている:笑)悪く言えば・・・巧い器械体操の選手の演技を見ているような・・・(笑)でも、その「出てくるサウンド自体が快感」というような感じを・・・味わえるようになってきました(以前は、そういう感じ、全くなくて、もっと(ピアノなら)精神性というか・・・重い感じだけを求めていた)そうして、その「サウンド快感」には、やはり・・・(良くも悪くも)「オーディオ的喜び」もリンクしているのだろうなあ・・・という推測をしております。
だから・・・僕のピーターソン聴きは、「ステレオ録音」の方がより楽しめる、という気持ちもある・・・けっこう邪道なものです(笑)
一方で、古いCLEF盤なども楽しんでますが、その時は「サウンド快感」的な聴き方ではないようです(自分のことをうまく分析はできない)それに、さすがにあの辺りの古い音源を「ステレオ録音」で聴きたい、とは、間違っても思いません(笑)もちろん「それ」はありえませんけど(笑)
もちろん、完全に「もしも」という話しですが・・・もしも、CLEF、NORGRAN、JATPなどの音源に「リアル・ステレオ」があってそれが実際に「ステレオ」で流れてきたら・・・どんな感じですかね(笑)想像すると・・・実に不思議な「違和感」はあるように思います。あってはならない「違和感」かもしれません。だって実際の演奏は、その場では「モノラル」としては鳴ってないわけで、ちゃんと各奏者の立ち位置があって、各楽器の音はそこから発されているわけで・・・だから元々のリアルさを求めるのなら、その「リアル・ステレオ」の音で、何の問題もないはずなんですが・・・なんとなく感覚的に染み付いた「昔=モノラル」みたいなイメージが・・・う~ん・・・この辺のこと、考えれば考えるほど・・・判らなくなりますね(笑)
というのも・・・何かで読んだ(聞いた)のですが、
うんと昔のコンサートを二つのラジオ局が、別々の位置でマイクを立て録音していた~(とすると)・・・その2つの音源を「うまいこと処理」すれば「リアルステレオ」を作り出せる~ということらしいのです。何かそういう話しが実際にあるらしいのですが。

自分が「慣れ親しんだ」例えばライオネル・ハンプトンの「スターダスト」が、もし(もしですよ)・・・リアルなステレオ録音で甦ってきたら・・・と、考えると、ちょっと怖いような気もするでしょう。
聞いてみたいような、聞かないほうがいいような・・・(笑)

ああ、話しが脱線しましたね。
この辺、ご存知の方、またぜひ、お教えください。

投稿: bassclef | 2007年5月10日 (木) 12:04

おお、konkenさん、連続コメントをどうもです!
さすがにヴォーカル盤を夜な夜な聴いている(であろう)konkenさんですね。Plka Dots~の手持ち盤、いろいろとあるもんですね。
あっ!~Mel Torme/It's A Blue World(bethlehem)、これだけは僕も持ってるぞ(笑)ジャケットが好きで・・・音もいい感じの沈んだような音だと思う。あれにもPlka Dots、入ってましたか・・・。あまり記憶なしです(笑)
konkenさんが言われるように、なぜ「水玉模様」と「月の光」なんでしょうか?歌詞をよく読めば判るかもしれませんね。たぶん・・・夜にデートしてる二人・・・女性の服装は、その頃、流行していた「水玉模様のワンピースか何かで・・・いいムードになって・・・その時、月の光がその模様を照らした・・とかなんとかじゃあないですかね(笑)
いや、あの曲、ちゃんと歌詞を読んだことないので、判りませんよ(笑)

投稿: bassclef | 2007年5月10日 (木) 11:44

NOTさん、コメントをどうもです!コメントの話題、配慮・遠慮は無用ですよ。記事のどんな部分からでも突っ込みコメントをどうぞ。と言ってもすぐタジタジしてしまいますが(笑)
いやあ・・・NOTさん、ハービーマンのGreat Idea of~についての貴重な情報をありがとうございます。NOTさんのご想像通り(笑)Great Idea of~のオリジナル盤、欲しいなあ・・・と思ってました。それくらい、あの sad thingのバスクラのトーンには驚きました。Great Ideaでは全編、バスクラとのこと・・・それはたしかに~バスクラ自体があまりにインパクトのある(くせのある)音色だから、よけいに~ちょっと厭きそうですね。厭きるというより、サウンドの新鮮さが薄くなる、というか。(いやあ・・・内容まで想起できるNOTさんのコメントは参考になります:笑)

それと、ハービー・マンのテナーを(自分の中では「いい」という認識があるので)何のレコードで聴いたのだったか、はっきりしないのですが・・・savoyのあれ・・・ですかね?サヒブ・シハブのあれ(カップル2人の後ろ姿だったかの)・・・フィル・ウッズやらも一緒で、どちらかのセッションにウイルバー・ウエアが入ってるので買った(キング盤)のですが(タイトル失念)
マンがテナーだけ、という盤などありますかね?

投稿: bassclef | 2007年5月10日 (木) 11:36

konkenさん、有難うございます。Polka dots~の唄モノ無いですね。調べたらEllaのパブロ盤のFine & Mellowと言う盤にあるそうですが、おばちゃんになってからのEllaで聴きたい歌ではないような・・・(笑)Casandra Wilsonのはどんな感じですか?
インストでは、私的にはやはり、EvansのMoon Beams,そしてWesのIncredible Jazz Guitarでの演奏が好みと言うか、染み込んでいますので、Bud Powell/Amezing Voi2,Blue Mitchell/Blue Soul,Chet Baker/In New York, Claude Williamson/Round Midnight・・・などいろいろありますが、ピンと来ないのです。
ちなみにこの曲にはエピソードがありまして、私、50の手習いでギターを習っていますが、この曲にジャズをやっている女の子がピアノで手伝ってくれたんです。ライブもやっている子で、結構いい感じのピアノを弾くのですが、私の先生が「ポルカドッツやるから伴奏手伝ってあげて!」と言ったらその子が「あぁ、ムーンビーンズですね?」・・・私と先生は「えぇ??」・・・それからこの曲のことを「月豆」と言うことにしました。(笑)

投稿: Yo | 2007年5月10日 (木) 11:35

mono-monoさん、第3コメントをThanksです!
>「ALL OF ME」なんてのもスタジオの大きさが分かるような素晴らしい録音です~
う~ん・・・そうなんですか。それも聴いてみたいなあ。
実はこのSwingin' Easy・・・僕は時、全く初めてこの耳にしたのですが、音が出た瞬間に「いい!」と思いました。たしかにその場の「空気感」を感じさせてくれるような音だと思います。あの「ドタッ」にしても、やけに生々しいし(笑)
それにしても、Yoさん、mono-monoさんといい、konkenさんといい、ちゃんとこういう盤、音源を持っている・・・ということが凄いですね。僕はけっこうヴォーカル弱くて(文字通り)エラ、サラ、カーメン・・・恥ずかしながらほとんど聴いてない状態です(持ってない)
聴けば、その度に「むちゃくちゃ巧いな」ということはもう充分に判るのですが。特にサラのあの粘りながら滑らかに唄いこんでいく感じ・・・すごいですね。

投稿: bassclef | 2007年5月10日 (木) 11:17

追伸:カサンドラ・ウィルソンも女でした(失礼)。
蛇足:訳詞を読んでから唄だけ聴いていると何となく情景は浮かびますが
「水玉模様と月の光」ってなんかピンときませんね。

投稿: konken | 2007年5月10日 (木) 00:00

こんばんわ、相変わらず盛り上がってますね。
私も久しぶりに「リクエスト」聴きました。
私の盤もbassさんと同じくLG(笑)ですが、充分楽しめました。
ピーターソンは癒し系だなと思います、特にこのレコードは。
学生の頃何枚か集めて気に入って聴いてましたが、なぜかほとんど処分してしまい「取っとけば良かった!」と悔やまれます(笑)。
あらためてレイブラウンの上手さも気がつきました。
皆さんを見習ってもっとチャンと聴きます(笑)。

投稿: D35 | 2007年5月 9日 (水) 23:28

"Polka Dots And Moonbeam"の唄ですが手持ちのソースから捜してみました。
"Sarah Vaughan/Sassy Swings The Tivoli"(mercury)
"Mel Torme/It's A Blue World"(bethlehem)
"Bob Dorough/Devil May Care"(bethlehem)
"Oscar Peterson/My Romance"(verve)
"Casandra Wilson/Blue Skies"(banboo)
オムニバス盤からFour Frshmenからも出てきました。
サラ以外みんな男、サラも男みたいなもんか(笑)

投稿: konken | 2007年5月 9日 (水) 23:20

こんばんわ。ピーターソンやサラ・ボーンの話題で盛り上がっているのでコメントし辛いのですけれどハービー・マンについてちょっと。

>>Blues For Tomorrow(riverside)~a sad thing
この1曲は、ハービー・マンのリーダーアルバム(great idea of Western Manne)からだ。

同セッションのアウト・テイクですね。「BLUES FOR TOMORROW」自体がアルバム未発表曲集でしたから。私もこの「A SAD THING」のバス・クラを聴いて「GREAT IDEAS OF WESTERN MANN」を購入した口です。たしかに「う~ん、もっと聴いてみたい」思わせるのに充分な音色でした。ただ実際購入して聴いてみるとマイルスでお馴染みの「THE THEME」や「GET OUT OF TOWN」など選曲はとても良いのですがどうもどれも同じように聴こえてしまい、すぐに飽きてしまうんですね。もちろん全編バス・クラというのも大きな要因ですが相棒のJACK SHELDONのTPに元気がないことに加え、JIMMY ROWLES、BUDDY CLARK、MEL LEWISというリズム・セクションが単にリズムを刻むだけで(特にベースは)全く面白くないことも大きく影響していると思います。まぁ、バス・クラは1~2曲にして残りはフルートでなく素晴らしいテナーで埋めた方が良かったですね(笑)

投稿: NOT | 2007年5月 9日 (水) 21:00

いやあ・・・Yoさん。うれしくなってしまうコメントをThanksです。
>・・感激しました。今後このブログをご存知ない人に自慢して話します(笑)~
僕もkonkenさんからの「"bump"ダジャレのバスドラ」(笑)コメントを読んだ時・・・「ブログ、やっててよかったなあ・・・」と思いました。誰かのある感想(それが大いなる勘違いであっても:笑)に対して、他の誰かから鋭く学究的でありながら、ジャズへの愛情溢れるコメントが寄せられる・・・素晴らしいですよね(笑)僕もこのbump事件~
「ジャズのブログ~ちょっといい話し」として誇りに思います(笑)
いや、ホントですよ、konkenさん!

Yoさんもお好きだというこの曲~polka dots & moon beams、そういえばヴォーカルものは・・・案外浮かんでこないですね。インストはたくさんありそうなのに。またAGM=All Music GuideというHPで調べてみますね。あれにも全部載ってるとは限りませんが。
Yoさん、このブログのコメント欄~掲示板的になっても、全く一向に全然、構いませんよ(笑)なかなか更新しない時などにも催促コメントでもなんでもどうぞ。
ちなみに、新しいコメントが入ると、いつでも僕の方には、そのお知らせメールが入るし、このブログの右上の辺り~「最近のコメント」という欄に、コメントされた方のお名前も入ります。

投稿: bassclef | 2007年5月 9日 (水) 20:57

>> RequestsのDGモノラル盤~こういう有名盤なので、
>> いくらでも出てきそうに思ってましたが、
>> 案外にレアらしい・・・とのことです(確証なし)

なんていわれるとなおさら欲しくなっちゃいます、どうしよ??(笑)


うちの swingin' easy は70年代プレスの再発盤(LGナシ:笑)ですが、これでもかなり良い音がしています。
「ALL OF ME」なんてのもスタジオの大きさが分かるような素晴らしい録音です。
久しぶりに聴いてけっこうはまっております。
これもbassclefさんのお陰です。
ありがとうございます!

投稿: mono-mono | 2007年5月 9日 (水) 16:22

mono-monoさん、第2コメント、ありがとうございます。
深溝(DG=Deep Groove)に対して
LG=Light Groove~いわば・・・「浅溝」ですね(笑)こりゃあいい!
このMGM-Verveのラベルの限らず、いわゆる「深溝」とは呼べないけど
ちょっと「溝」という場合も多いですからね。LGというのも、ひょっとしたら、もう米では使われていたりして(笑)もし「評価」というレベルで、差し支えがあるようなら・・・FG~Faint(微かな、おぼろげな)Grooveというのもいいかもしれませんね(笑)

RequestsのDGモノラル盤~こういう有名盤なので、いくらでも出てきそうに思ってましたが、案外にレアらしい・・・とのことです(確証なし)

投稿: bassclef | 2007年5月 8日 (火) 23:51

ああ、シュミットさん。うれしいコメントをどうもです。なんと・・・お手持ちのMGM-VERVEラベルをチェックまでしていただいたとは!(笑)そして、ちょっと驚いたのが~V6-8673(gilberto/wanderleyのa certain smile)がDGだったとのことです。というのは・・・僕の中では(ああ・・・これも思い込みだあ:笑)MGM-VERVEに「溝」(以下、DG:Deep Grooveとします)があったとしても、それはなんとなく8600番代始めくらいまでじゃないかな?と思ってましたので、シュミットさんのコメントで、8673番まで「DGがあった」ということが判り、これは「小発見」でもあります(笑)VERVEの場合・・・レコードのプレス枚数が多いような気もします。そうすると、特にDGが1st、[筋]が2ndということでもなく、ひょっとしたら・・・「プレス工場が違っていた」ことも考えられますね。でもだからといって・・・[筋]も1stと言い張る気もありませんが(笑)
corcvardo(quiet night~)冒頭の「ジャラーン!」~たしかにあれ、いいですね(笑)あのレコード・・・ジャケット見て聴いていると・・・なんとなく「ライブ盤」だと錯覚してしまう時がありませんか?(笑)
ピーターソンのプロ中のプロとしての経験として、ライブの時、あの「ジャラーン」を鳴らすと・・・多分、おしゃべりしていたお客さんが「ハッ」として、演奏を聴いてくれたりした・・というようなことがあったのかもしれませんね。で、洒落っ気で、あの「ジャラーン」を入れてみた・・・という妄想です(笑)
SABA盤~というのは・・・どのタイトルのことかな?MPS盤とは違いますよね? Trancksかな?また教えてください。

投稿: bassclef | 2007年5月 8日 (火) 23:34

やあ、konkenさん。コメント第2弾~どうもです。「ナイト・トレイン」は、よくジャズ喫茶グロッタでかかったような記憶もあります。これまた僕の個人的な思い込み(笑)から言うと・・・あのLPは(のイメージ)B面最後のhymn to the freedom に集約されているような気がします。だから・・・konkenさんご指摘の片面に3曲づつブルース(キーの違う)が入っている~を聞いて、意外な感じもしました(笑)
そのNight Train(V6-8538)~記事中にもちょっと書きましたが、僕の方の「溝あり盤」(いわゆるDG~ディープ・グルーヴ)の方でも・・・左チャンネルのレイ・ブラウンのベース音は、やはり「遠めの」「もやのかかったような」音で・・・ちょっとがっかりしました。
MPS時代のピーターソン・・・まだその辺りは少ししか持ってないので、少しづつ聴いていきたいところです。このレーベルもタイトル(作品)によって、だいぶ録音の状態が違うような印象がありますね。Connectionはよかったけども、やけに「硬い・キンキン」したようなタイトルのもあったような・・・。またその辺、教えてください。

投稿: bassclef | 2007年5月 8日 (火) 23:16

konkenさん、mono-monoさん、すばらしいご指摘有難うございます。あれがミスではない・・・感激しました。今後このブログをご存知ない人に自慢して話します(笑)。私、このポルカドッツ~は大変好きな曲で、このレコードもこの曲で買ったのです。他にボーカルとしてはあまり知らないので、皆様、良いボーカルものがあれば教えて頂きたいです。(bassclefさん、掲示板のように使ってごめんなさい。)
WE GET REQUESTSのモノ盤は小筋盤(欧州盤のような小さな円の筋)もあるようですね。bassclefさんのステレオ大筋盤は良かったですよ。私の溝ステレオと若干違いましたが、同じスタンパーのプレスの差程度の違いだったと思います。私も溝盤を探したわけではなく、買ったものに溝があったと・・・。
konkenさんのGreetje Kauffeldは良かったですね。フリーチャと発音するのですね。この後オークションを見ていますが、結構人気あるのですね。
まだまだ知らないことばかりです。勉強させてもらってます。

投稿: Yo | 2007年5月 8日 (火) 18:42

>> たぶん・・・それが僕のいうところの「大筋盤」だと思います。

写真をクリックすると大きく見れるのですね。
確かに私の盤も「大筋盤」です。
手持ちのMGM-Verveだと、ビル・エヴァンス「タウンホール」もおなじく「大筋盤」でした。

この「大筋盤」、DGに対して「LG(Light Groove)」ってのはどうでしょうか?(笑)

>> でもまあ・・・音はいいですよ、筋でも(笑)

聴き比べたことはありませんが、このステレオ盤ホントにいいですよね。
しかし、記事読んでいるとモノ盤も欲しくなってきてますが(笑)
心のウォントリストに書き加えておこうっと(笑)

投稿: mono-mono | 2007年5月 8日 (火) 07:33

今晩は、シュミットです。

いままで、T字verveのDGをチェックしておりました(笑)。そして見つけたDG、V6-8673(gilberto/wanderleyのa certain smile)を聴きながら書いてます。DGで聴く「summer samba」は格別です(再笑)。

例のピーターソンの「corcovado」の冒頭、ピアノの弦をジャラーンて鳴らしますよね。あれ、好きなんです。まあ、ちょっとした思いつきでやったんでしょうが、「この音、ちゃんと聴こえるかい、じゃ、いくよ!」っていってるみたいです。
SABAのピーターソンは凄いな、ちゅう感じですが、こっちのピーターソンはチャーミングやな、ちゅう感じですかな。

投稿: シュミット | 2007年5月 7日 (月) 23:41

mono-monoさん、"bump"事件~解決への素晴らしいコメントをどうもです。mono-monoさんはどうやら・・・このレコードを以前から聴いていて、あの「ドスン」の意味にも気づいていたようですね。
そして・・・そのロイ・へインズの「洒落っ気」が・・・(mono-monoさん、konkenさんもおっしゃってるように)思ったより効果的でなかったかも?という感じはありますね。
あれを、スネアか何かで、軽く「スパン!」と入れれば・・・少なくとも「音楽的」にはもう少し効果的だったかもしれませんね(笑)
ロイ・へインズとしては、あくまで「bumpという言葉の意味」に拘って
強めに「ドスン!」といってしまったのかもしれません。
だとすれば(ロイ・へインズのミスではないけれど)・・・やはりサラはロイを睨みつけたかも?(笑)

>うちのステレオ盤は見た目はミゾらしきものがあるのですが、あまりへこんでいないんです~
たぶん・・・それが僕のいうところの「大筋盤」だと思います。Requestsの最初の写真のやつです。僕も最初は、あの筋を「溝」と思い込んでいた(思い込もうとしていた)のですが、2枚目の写真の「ステレオ・溝あり」を、マジカに見るに及んで、やはり「筋」だな・・とあきらめました(笑)でもまあ・・・音はいいですよ、筋でも(笑)

投稿: bassclef | 2007年5月 7日 (月) 23:33

ピーターソンの「リクエスト」はベースの音がくっきりきれいに入っていてバランスの良い録音ですが「ナイト・トレイン」は確かにベースの音が遠くて聞き取りにくいです。でもこの「トレイン」はジャズ研時代持っていた「ベースラインの研究レイ・ブラウン編」という教則本のコピー符はほとんどこのレコードからのものでした。AB面それぞれ3曲づつキーの違うブルースが入っていて正にベースラインの手本のようなアルバムです。まあレイ・ブラウンのレコードは全てお手本にたいなものですが、麻雀ばかりやってないでもっとこのレコードを聴いて練習していれば、もっとベースが上手くなっていたかもしれません(笑)。ピーターソンというと”早弾き、弾きまくり、ノリノリ”のイメージ持ってる人いますがスローではしっとりとミディアムでは小粋にアップでは思いっきりスインギーに・・・そうか、そういう器用さが嫌われるのか、フムフム。でも私は昔から好きでした。
MPS盤は学生時代に1500円の廉価盤でほとんど買いましたが一番好きなのは"Action"2番目がこの"Great Connection"3番目が"In Tune"4番目が当時アイドルだったGoerge Mrazの入った2枚ですかね。当時評価の高かった"Hello Herbie"は番外。
第2報でした。

投稿: konken | 2007年5月 7日 (月) 23:22

konkenさん、mono-monoさん、お二人の鋭いコメント、ありがとうございます。お二人に指摘いただいた、歌詞の中の”bump"という言葉に合わせた「ドタッ!」・・・ううむ・・・そうだったのか・・・と絶句するbassclefです(笑)僕もbumpという単語を辞書で引いてみました~「打撃・衝突の(大きな)音」~ううむ・・・こりゃあ間違いなく、お二人の推察が正しいですね・・・参りました!(笑)

それにしてもkonkenさんもmono-monoさんも、あの「ドタッ!」という音から、この曲の歌詞との関連まで、よく想起しましたね。素晴らしい!この「発見」は、ロイ・へインズ(ミュージシャン全般)が「シャレ心」に溢れているという側面も明らかにした、なにやら面白ストーリのような感じです。
ついでに・・・僕のいつもの「思い込み」が、いかにいいかげかなものなのかも、ばれてしまいましたね(笑)

そしてもうひとつ・・・僕が以前にこのブログで触れた「歌詞の問題」(演奏する時に「歌詞」は関係ない、というようなことを書いた)の記事に係わってくることです。2005年11月17日 (木)
<思いレコ 第7回 トニー・ベネットとビル・エヴァンスとのデュオアルバム>http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/11/post_3531.html

僕の場合、Plka Dots~という曲自体は、ルー・ドナルドソンやビル・エヴァンスで聴いて、すごく好きなメロディなのに・・・やはり僕は「ヴォーカル」というものを「メロディを奏でるメインの楽器」という意味合いでは、しっかりと聴いていますが・・・「歌詞」(単語もその意味も)の方は、ほとんど意識して聴いていないようです。
この”bump"事件(笑)は、自分のヴォーカルの聴き方について・・・まだまだですなあ・・・ということを自覚させられました。

いやあ・・・このサラ・ヴォーンのSwingin'(emarcy)をお持ちの方、ぜひPlka Dots and moon beams を聴いてみてください。そして感想を(笑)

投稿: bassclef | 2007年5月 7日 (月) 23:01

>> ピアノのイントロから、サラが情感込めて静かに歌いだしてすぐ・・・
>> 全く唐突に「ドタっ!」という音が鳴ったのだ!

これは歌詞に関連したちょっとしたジョークなのでは。
というのも、サラの「I felt a bump」という歌詞を受けて「ドタっ!」とくるのですが、この bump とは【…にドン[ドシン, ドスン]とぶつかる[衝突する]】という意味だそうです。

まあ、このジョークが果たして気が利いているか、という疑問は残りますが(笑)

冒頭のヴァーヴのミゾ問題は私も大いに気になっておりました。
うちのステレオ盤は見た目はミゾらしきものがあるのですが、あまりへこんでいないんです。
これって??

投稿: mono-mono | 2007年5月 7日 (月) 22:02

改めて"Polka Dots and Moonbeam"聴きましたが、あれは案外ミスじゃないと思いました。歌詞で言うと3小節目"I Felt a bump and heard an ~"の正に"bump"というところでのバスドラの"bump"って音ですよ。でもロイ・ヘインズも意図したとはいえ出た音が場違いだったと感じたのかもしれません。とりあえず聴いてみて第一報でした。

投稿: konken | 2007年5月 7日 (月) 21:29

67camperさん、速攻のコメントをどうもです(笑)

ピーターソンのWe Get Requestsのモノラル盤・・・たしかに分厚さは増し、ピアノの音色もやや太くなってました。camperさんならたぶん・・・気に入るモノラル盤だと思いますよ。

サラ・ヴォーンのSwingin'~すぐ持ってらっしゃるところが、どうにも素晴らしい!さっそくあのPlka dots~を聴いていただいたそうで
thanksです。やっぱりあの「ドサッ!」・・・何かのアクシデントですよね。僕は「推測」として、ロイ・へインズのせいにしてしまいましたが・・・正直、判りませんね。例えば・・・後方の方に置いてあったスネア・ケースか何かをスタジオの人間が蹴飛ばしてしまったとか(笑)でも「唄」そのものは素晴らしい巧さでしたね。サラ・ヴォーンも若い頃は(僕には)うんと聴きやすいですね(笑)

>濃くなるとコメントしにくくなるのでラッキー~
いやいや・・・camperさん、ご自身のブログ(67camper's Blog)もこちらへのコメントも、充分に濃いですよ(笑)
「くどいくらいの音楽好き!」~もう僕達はそれでいきましょう!(笑)

投稿: bassclef | 2007年5月 7日 (月) 21:09

bassclefさん,こん○○わ。
bassclefさんにしては,やや短めのサイクルの更新ですね。

OPの"WE GET REQUESTS"のモノ盤興味ありますね。自分のは国内再発盤(更に1500円の廉価盤)、当然のステレオ盤ですが,この録音の良さと言うかトリオの軽妙さ,レイのアルコ,スタンダードてんこ盛り,そしてbassclefさん御指摘のボッサタッチと聞き所が多くOPでも一番ターンテーブルに乗った回数の多いアルバムです。自分もジョビンの名曲コルコバードが大好きです。MGMは自分もたくさんあると思うのですが,DGに関しては調べる根性なしです。すみません。

サラの"SWINGIN' EASY"(マーキュリー再発赤盤)、"POLKA~"のドタッという音,確かにありますね。気がついてなかったので確認してみました。やはり,御指摘のようにミスでしょうね。あまりに唐突です(笑)。このアルバム,A-1のメンバー紹介をともなうスキャットがいいですね。

今回は一番乗り、濃くなるとコメントしにくくなるのでラッキーでした。

投稿: 67camper | 2007年5月 7日 (月) 06:01

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