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2006年2月 5日 (日)

<ジャズ雑感 第13回>これまで取り上げたレコードのリスト。

[紹介したレコードを、ちょっとまとめてみた]

ジャズのブログを始めて8ヶ月だ。僕のブログは、いつも長めになってしまうのだが、半分くらいは意識してそうしている。
ポリシーというほどのことでもないのだが~「1枚のレコード」をとりあげてそれについてのコメントを書く~というスタイルは避けているのだ。もちろん僕自身にも、気に入ったレコードをドンドン紹介してみたい、という気持ちは充分にあるのだが、そういうブログは、ジャズ入門指南的なものから7インチ盤収集マニアック志向なものまで、すでにあまた存在している。たまにレコード会社の宣伝みたいなのもあるが・・・素晴らしいものも多い(リンクさせていただいてます:笑) 

僕のブログは~もちろん1枚のレコードだけの内容の記事もあるが~たいていは、一人のミュージシャンから、あるいは1枚のレコードから想起された
思い出話しや関連レコードへと話しが飛んでしまう(笑) しいて言えばエッセイ的だが・・・ただ思いついたことをダラダラと書いているだけなのだ(笑)
だから・・・僕のブログはあまりいい「レコード資料」にはならない。ただ・・・話題に挙げたレコードは~いささか取り上げるミュージシャンが偏りがちだとは思うが~どれもジャズの中身がいいものをセレクトしているつもりだ。じゃあ、これまでどんなレコードを話題にしてきたのか?
これが・・・判りにくい(笑) ダラダラと長い記事の数が40ほどになってみると・・・どのレコードをどの記事で取り上げたのか、自分でもよく判らなくなってきているのだ(笑) 
取り上げたミュージシャンについては、カテゴリー欄から記事ごとに検索できるようにはなっているが、レコードのタイトルからは検索できない。
これでは・・・あるレコードの記事をもう1回読もうしても、そのレコードのことがどの記事に載っているかも、なかなか探せないだろう。
そんな訳で・・・自分のメモのためにも、取り上げたレコードのリストみたいなものを作ってみました。リストといっても記事の中で取り上げたレコードのタイトルを並べただけですが、その記事のアドレスを付けました。
詳しく書いてあるものもあれば、ちらっと一言だけのものもありますが・・・どれも僕が好きなレコードばかりです。
なお、記事の中では編集2LPなどで紹介している場合は、原タイトルも記しておきます。

Sonny Rollins/Newk’s Time(bluenote)~ロリンズはもちろん、ダグ・ワトキンスやらフィリージョーも素晴らしい。 
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/05/post_7904.html

秋吉敏子/トシコ・マリアーノ・カルテット(candid)~チャーリー・マリアーノの「ディープ・リヴァー」がいい。マリアーノはバラードの名手だと思う。
Art Farmer/Art Farmer Quintet(prestige)~アルトのジジ・グライス作の曲はいい。
John Coltrane/Coltrane(prestige)~やはり「コートにすみれを」が最高だあ!
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/06/post_8ec3.html

Thelonious Monk/Monk’s Music(Riverside)~こんなに「ジャズ」を感じさせるLPはめったにない。 
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/06/post_51a7.html

Ann Burton / Am I Blue (keytone)~初期バートンだけでなくこの頃のバートンもいい。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/06/post_1d42.html

Marty Paich/Mornin’ (Discovery DSCD-962)~warner音源の「踊り子」と「シャワー」のCD。
ペッパーの「コートにすみれを」も聴けるのがこのCD。ラファロのベースは・・・もう聴くしかない!
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/06/____a5a1.html

Shorty Rogers/Short Stops with his orchestra and the giants(RCA)2LP
Shorty Rogers/Shorty Rogers & his Ginats≫(RCA Victor)~ペッパーの切れ味ときたら・・・。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/06/post_f230.html

Chet Baker/Chet In Paris vol.1(仏 emarcy)~初期ベイカーは・・・暗くひっそりと輝いている。
オムニバス/Jazz Pianists Galore(pacific)~ベイカーとの共演以前のピアノのツワージクも聴ける。録音もいい。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/06/post_dd5d.html

Tony Scott & Bill Evans~A Day In New York(freshsound)2CD~エヴァンス初期、1957年のトニースコットとの
1957年のセッション[the modern art of jazz, free blowing jazz, my kind of jazz] などを集めたコンピレイション。元々の録音はあまり良くないようだ。
Miles Davis/The Formative Years(castle pulse)~日本編集の[enter the cool:the history of jazz vol.4] にしか収録されていなかった
1951年のキャピトル音源、マイルス入り2曲を含むコンピレイション。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/06/jazz_heros_date_1beb.html

Don Elliott/The Mellosound(decca)~初期エヴァンス愛好者の方にしか興味ないだろうなあ・・・。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/06/jazz_heros_date_1beb.html

オムニバス/Blues For Tommorrow(riverside)~「モンクスミュージック」の時のモンク抜きセッションがおもしろい。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/07/post_71a3.html

Elliott Lawrence/Big Band Sound (fantasy)~ああ!ファンタジーの赤盤・・・内容もいい。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/07/post_82df.html

Ahmad Jamal/portofolio of Ahmad Jamal(argo)~楽しませてくれるピアノ。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/07/1_1a07.html

Thelonious Monk/~Orchestra At Town Hall(riverside)~中編成のオーケストラで響くモンクの曲は・・・案外、悪くない。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/07/post.html

Joao Gilberto/O Amor,O Sorriso E A Flor~ジョアン・ジルベルトの初期のオデオン音源の3枚。素晴らしい。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/07/joao_gilberto_a62e.html

Miles Davis/Miles Ahead(columbia)~なぜかしらよく聴く。本当に好きな1枚だ。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/07/post_f712.html

ジョー・バートン/Subtle Sound(Joday)~ちょっとはかない感じのバートンのピアノ。悪くない。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/08/post_af21.html

オムニバス/After Hours Jazz(Epic)~エルヴィン参加2曲入り。
クリフォード・ジョーダン/ストーリー・テイル(jazzland)~エルヴィンとジョーダンのテナーの音色は合う。
Bennie Green/Soul Stiring (bluenote)~最高!テナーのアモンズもいい。エルヴィン万歳!
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/08/3_c246.html

Burt Bacharach/リーチ・アウト(A&M)~「ジャズ」ではないけど、粋な「音楽」です。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/08/post_06c3.html

Manny Albam/The Jazz Greats Of Our Time vol.1(coral)
The Birdland Stars On Tour vol.1 vol.2 (RCA victor)~中編成をバックにいいソロイストのいいソロを聴く。悪くない。 
Birdland Dream Band vol.1 vol.2(Vik) 
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/08/post_6333.html

Gerry Mulligan/Reunion with Chet Baker(pacific)~録音もいいパシフィック盤。ベースはヘンリー・グライムス。
Roy Haynes/Out Of The Afternoon(impulse)~グライムスやローランド・カークが黒い。好きな盤だ。
マッコイ・タイナー/リーチング・フォース(impulse)~これもグライムスの好演。マッコイの切れ味も鋭い。
ソニー・ロリンズ/ロリンズ・ミーツ・ホウキンス(RCA Victor)
Sonny Rollins Trio/St.Thomas in Stockholm(dragon)
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/08/post_7b76.html

セロニアス・モンク/ザ・モンク・ランズ・ディープ(vogue)
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/09/vogue_3915.html

Sonny Rollins/On Impulse(impulse)~ロリンズの滋味あふれるレコード。
Thelonious Monk/in Sanfrancisco(riverside)~モンクのペイソス溢れるソロピアノ。好きなレコードだ。
John Coltrane/Coltrane(prestige)~マット・デニス「コートにすみれを」の名演。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/09/post_d4cf.html

Cal Tjader/Tjader Plays Tjazz(fantasy)~ソニークラークのピアノ。初期も素晴らしい。
ソニー・クラーク/クール・ストラッティン(bluenote)~タメたノリ、ここに極まれリ!
ソニー・クラーク・メモリアル・アルバム(xanadu)~ソロピアノでのほとばしる静かな情熱・・・という感じ。
ジミー・レイニー・&ソニー・クラーク/トゥゲザー(xanadu)
ビリー・ホリデイ/ビリーズ・ブルース(United Aritsits)
ソニークラークトリオ(bluenote)~どの曲もいいが、ピアノソロの「4月の思い出」では、しっとりとしたクラークが聴ける。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/09/post_d5c1.html

ソニー・ロリンズ/カッティング・エッジ(milestone)~「野ばらによせて」のカデンツアの素晴らしさ!
マクリーン/マクリーンズ・シーン(prestige)~マイルス以前の「オールド・フォークス」がいい。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/09/post_38c2.html

ジェリー・マリガン/The Concert Jazz Band(verve)~軽やかなマリガン、軽やかなサウンド。
ノーマングランツジャムセッション#8(clef)~バラード・メドレーでは名人達の芸がたっぷり楽しめる。
Wes Montgomery/Wes Montgomery Trio(riverside)~あのウエスのギターの音色は凄い。
Ernie Henry/Presenting Erney Henry(riverside)~リヴァーサイドの「青・モノラル」は・・・厚くて丸みがありいい音だ。
オスカーピータースン/ライブインシカゴ(verve)~Verveのステレオフォニックラベルは音がちょっといいようだ。
ソニー・ロリンズ/ウエイ・アウト・ウエスト(contemporary)~「ステレオ・レーベル」はとんでもなくいい音だった。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/09/post_8a9f.html

ビル・エヴァンス/Peace Pieace & Other Pieaces(milestone)
~Everybody Digsを含む2LP。硬質な初期エヴァンスのタッチと長いフレーズを聴ける素晴らしい1枚。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/10/milestone_f706.html

アート・ペッパー/モダン・アート(intro)~ペッパーのバラードでの表現・・・聴くしかない!
ルー・ドナルドソン/4,5&6(bluenote)~トロッとしたドナルドソンのアルトの音色は・・・。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/10/post_3331.html

オーネット・コールマン/the art of improvisers(atlantic)~ラファロの1曲は、とんでもない演奏だ。
Victor Feldman/The Arrival of Victor Feldman(contemporary)~ラファロの「ビートの重さ」を実感できる1枚。
サヒブ・シハブ/サヒブズ・ジャズパーティー(black lion)~ペデルセンも・・・凄いなあ・・・。
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/10/post_82ec.html

ヘンリー・マンシーニ/マンシーニ ’67(RCA Victor)
Henry Mancini/Uniquely Mancini(RCA Victor)
Henry Mancini/The Mancini Touch(RCA Victor)
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/10/3_ddee.html

The Tony Bennett Bill Evans Album(fantasy)
Tony Bennett & Bill Evans/Together again(improv)
Tony Bennett Sings a String of Harold Arlen(columbia)
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/11/post_3531.html

Lionel Hampton/The Original Star Dust(decca)
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/12/decca_b037.html

トニー・スコット/ザ・タッチ・オブ・トニー・スコット(RCA victor)
ジョージ・ラッセル/ジャズ・ワークショップ(RCA victor)
ハンク・モブレイ/マイ・コンセプション(キング)
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/12/__e820.html

ラムゼイ・ルイス/Wade In The Water(cadet)
Herb Ellis/Three Guitars in Bossa Nova(epic) 
Gerry Mulligan/Concert Jazz Band on Tour(verve)
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2006/01/post_be54.html

クインシー・ジョーンズ/ライブ・アット・ニューポート1961(mercury)
Quincy Jones/The Great Wide World of Quincy Jones LIVE!(mercury)
クラーク・テリー/クラーク・テリー(mercury)
http://bassclef.air-nifty.com/monk/2006/01/post_804e.html

こんな具合にリストしてみると・・・ビルエヴァンス絡みの記事が多いことに気付かされる。ロリンズ、モンク、エヴァンス。もちろん僕の本当に大好きなミュージシャンなので当然と言えば当然ではある。それと、大好きなのになぜかまだ取り上げてないミュージシャンもかなりいるようだ。
まず・・・スタン・ゲッツである。ゲッツは大好きで日ごろからよく聴いている。50年頃のゲッツが一番好きなので、またそこらの絡みで書いてみたい。
ミンガスも好きで相当聴いたのだが、まだだった。ミンガス~ドルフィ~ブッカー・リトル・・・いいですね、あの辺りも。血湧き肉踊る、という感じになりますね(笑) 
楽器のくくりでも・・・「ドラムス編」(エルヴィン)「ベーシスト編」(ヘンリーグライムス、スコット・ラファロ)と「アルトのバラード編」というのを書いたが・・・続編もやれてない。
テナーやトロンボーン括りも全く書いてない。この4~5年、けっこうボントロ(トロンボーン)を聴くようになってきている。
「ボントロのバラード名演」「テナーのバラード名演」というのも、今度やろう。
「ピアノ・トリオのいい盤」てのもあるな・・・。まあ、こんなこと考えてる割には・・・ちっとも更新できないのですが(笑) 

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コメント

おおっ、ひまじんさん。コメントどうもです!トロンボーン・・・いい楽器ですよね、ホントに難しそうだけど(笑) 応援コメントにお応えして、さきほど「トロンボーンのバラード」更新しました。4~5人はまとめようと思ったのですが・・・今回は2人、カーティス・フラーとフランク・ロソリーノです。バラード好きには絶対お勧めです。ではでは。

投稿: bassclef | 2006年2月16日 (木) 21:27

「トロンボーンのバラード」いいですねえ。
気長に期待してます。

投稿: ひまじん | 2006年2月16日 (木) 14:19

メリケンさん、ベン・ウエブスターでしたか・・・。僕もテナー好きなわりには、なぜかウエブスター、あまり持ってないのです。アート・テイタム/ベン・ウエブスターも、ジャズ喫茶で聴いたような記憶はりますが未入手です。「マイ・ワン&オンリー・ラブ」やってましたかね。LPの#8のB面「バラード・メドレー」には、ちょうどウエブスターの「someone to watch over me」が入ってました。ウエブスターも、やっぱりいいですね。

投稿: bassclef | 2006年2月 9日 (木) 22:01

#1のは、ベン・ウェブスターの演奏です。テナーのバラードの名演といえば、真っ先に思い浮かぶのはアート・テイタム&ベン・ウェブスター・カルテットです。月並すぎますかね(笑)

投稿: メリケン | 2006年2月 8日 (水) 10:02

ああメリケンさん、リストだけの更新なのに、コメントをわざわざありがとうです。
>#1のバラード・メドレーが、私の一番~僕も少しだけJATP持ってるんですが、メリケンさんお勧めの「バラードメドレー」・・・よろしかったら、その曲名を教えて下さい。
12インチの#8のB面とはまた別のメドレーですかね?

投稿: bassclef | 2006年2月 6日 (月) 22:22

ノーマン・グランツ・ジャム・セッションの全録音CD持っていますが#1のバラード・メドレーが、私の一番です。お持ちでなかったら是非、手に入れてください(レコードで)
「モダン・アート」のオリジは、あまり、良い音はしません。

投稿: メリケン | 2006年2月 6日 (月) 11:51

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