<ジャズ雑感 第12回 ジャズの廉価盤シリーズとその発売小史B面>
ジャズ廉価盤のチラシを見ながら・・・クインシー・ジョーンズのことなど。
今では・・・これらのシリーズに、音源的/コレクト的価値は全くありません。個人的な興味から集めたチラシをまとめたかっただけです(笑)
ただ、こうして1972年9月から始まった1100円の廉価盤シリーズのチラシを並べて見てみると・・・日本の各レコード会社が、それぞれの所有レーベルから多くのタイトルを「廉価盤」という型で再発をすることにいかに積極的だったか・・・それがよく判る。
9月
ビクター
[PRESTIGE JAZZ GOLDEN 50]
コロムビア
[ジャズ・ヒストリカル・レコーディングス]
(20タイトル)
そして12月
フォノグラムジャズ[1100コレクション](mercury系全10タイトル)
BT-2001~BT2010
このフォノグラムジャズ[1100コレクション]シリーズは、ビクター、コロムビアの 1100円 盤に続いて、1972年の12月に発売されたものだ。(チラシの右下に12月5日と明記されている)
こういう企画モノの場合、やはり一番売れそうなタイトルを、型番の最初にもってくることが多い。
このシリーズでは、コルトレーンとキャノンボールが共演した「~イン・シカゴ」が目玉だったようだが、今見てみると・・・ジョー・ゴードン入りのブレイキーやクラーク・テリーやビリー・ミッチェルの渋いタイトルの方に目がいってしまう。
それに、おなじみマリガンの「ナイト・ライツ」もこの時に出ている。ということは・・・FM放送の番組「アスペクト・イン・ジャズ」がもう始まっていたのだろうか?この番組のテーマに使われていたのが、この「ナイト・ライツ」に入っている<prelude in E minor>だ。 この曲名を知ったのはだいぶ後だったが、とにかく毎週「ああ、いい曲だなあ・・・」と感じながらあの番組を聴いていた。だから今でも、この<プレリュード・イン・Eマイナー>を聴くと・・・どうにもあのナレーションが、聞こえてきそうな気分になってしまうのだ(笑)
「こんばんわ・・・油井正一です・・・」
あの番組~アスペクトインジャズを愛聴していた全国津々浦々のジャズ好きの方には、間違いなくこの「音源的パブロフ反応」という共通した症状があるはずだ、と僕は確信している(笑)
このフォノグラムジャズ[1100コレクション]シリーズ・・・僕はリアルタイムでは1枚も買っていない。この頃、高1だった僕は、ビクター1100円盤を何枚か買っていたので、こちらのシリーズまで買う余裕は、とてもなかったのである。この10タイトル、今ではCDも含めれば全て持ってはいるが、後になってこのシリーズのこの盤で入手しているのは・・・
ミルト・ジャクソン/ボーンフリー
クラーク・テリー/クラーク・テリー
クインシー・ジョーンズ/ライブ・アット・ニューポート1961
の3タイトルだけだ。ちなみに・・・このフォノグラム1100円盤シリーズにも解説書は付いていなかったようだ。上オビの裏に簡単な解説がついている。
まずクインシー・ジョーンズ。
ニューポートのライブ盤では、バラードの
<evening in Paris>では素晴らしいフィル・ウッズが聞ける。どれくらい素晴らしいか!それを示すエピソードがジャケ裏の解説(Gene Lees)で紹介されている。
[この曲を録音している時(演奏している時)・・・ステージ右の録音ブースにいたA&Rマンのジャック・トレイシーは、誰かが「こんなアルトを吹いてるのは、いったい誰なんだ!」と大声で叫ぶ(exclaim)のを聞いた。トレイシーが声の方を振り返ると・・・そこにいるのはジョニーホッジスだった] とのエピソードだそうだ。
ちなみに・・・だいぶ後の1984年頃、やはりフォノグラムから「クインシー・ジョーンズ/オリジナル・マーキュリー・コレクション」(1950円)として数タイトルが発売されている。(このシリーズのチラシは持ってないのです)
オビの文句をちょっとみてみると・・・[ビッグバンド史上に燦然と輝くクインシー・ジョーンズ・オーケストラ。25年を経てオリジナル・マスター・テープよりデジタル・マスタリングで甦る!] このセリフ通りに音質も悪くない。児山紀芳氏の発掘・監修なので、しっかりしたシリーズのようだ。
それにしても、こんな地味なシリーズがよく発売できたものだ。たぶん・・・クインシー・ジョーンズという名前がマイケル・ジャクソンがらみですごくポピュラーなものになってきた時期の企画だったのだろう。
このシリーズには、それまで全くの未発表音源だったものが何枚かあった。
ひとつは・・・
1961年3月スイスでのライブ音源が[The Great Wide World of Quincy Jones LIVE!]というタイトル。
オビのコピーは・・・
[陶酔と興奮の坩堝と化したチューリッヒでの熱狂的なステージを捉えた白熱のライブ] ちょっと大げさではあるがこの言葉にウソはない(笑)
この盤でもいつものようにフィル・ウッズが大活躍するが、ちょっと珍しいのは、なぜかフレディ・ハバードが参加していることだ。クインシーバンドにハバードという配置はあまりないはずだ。 stolen moments ではりきったロング・ソロを吹いている。
もうひとつは・・・
「バンドの誕生vol.2」~これは、もともとの盤は「赤のジャケット」だが、それとジャケットのデザインは同じで色だけを「黄色」に換えて発売されたのだ。以前の記事で書いたYoさん宅で、「赤/モノラル」と「赤/CD」とこの「黄色」を聴かせていただいたことがある。
この「バンドの誕生vol.2」は、単なるテイク2の寄せ集めではなく、曲によっては「赤」とはソロイストを換えたりしており(例えば・・・<ミッドナイトサン~>ではアルトからギターへ)なかなか興味深い内容だった。音質もいい。
そういえば、Yoさんは最近、この「赤/ステレオ」を入手されて、やはりいい音質だったとのこと。
クインシージョーンズオーケストラ。いいアレンジにいいソロイスト。しっかり練り上げられたものは・・・やはりいい。ちょっと地味だけど、聴いててすごくおもしろいオーケストラだと思う。
次にクラーク・テリー。2~3年前にようやく入手したこの「クラークテリー」~思いがけずいい内容なのだ。ガレスピーに影響されたのだろうか・・・ちょっと「ラテンっぽい」ノリの曲も入っている。セシル・ペインのバリトンサックスが効いてるし、ところどころにオスカー・ペティフォードのセロのソロが入る。アレンジした部分とソロイストの張り切る部分のバランスがいい具合で、力強くてガシッとしたジャズだ。古い録音だが、音質も案外いい。今、ジャケットの解説をチェックしたら・・・swahili、double play、tumaの3曲ほどはクインシー・ジョーンズの作曲でアレンジにも関わっているらしい。道理でよくあるバップ的セッションとは一味違うわけだ。
それにしても1972年の発売から30年も経ってからその時代の盤を手に入れる。そうして今頃「いい内容だ」となどと感心しているのも間の抜けな話しではある(笑) まあしかし・・・ジャズには「聴きたい盤」が・・・いっぱいありすぎる。
その時その時で興味を持ったものを聴いていくしかないのだ。それが僕の開き直りだ(笑)
フォノグラム発売のmercury系音源は、この後も何度も発売されいる。
[mercury Jazz 1300円 Collection](全20タイトル(BT-1301~BT1320)というシリーズが翌年の1973年6月~7月にも1期~2期に分けて発売されている。
1期の目玉は「アート・ブレイキー/パリのジャムセッション」だった。ショーターとバルネ・ヴィランの2テナーにバド・パウエルもゲストで2曲入っているというちょっと面白セッションだ。
2期ではヘレン・メリルの「メリル・アット・ミッドナイト」が、その後の再発もないようでちょっと珍しいかもしれない。チラシで見ると、ジャケットもなかなか魅力的だ。(残念ながら未入手:笑)
73年の12月には[ジャズ・アテンション・シリーズ(全8タイトル:phillips系)1200円]というのもあった。マイルスやコルトレーンが参加したミシェル・ルグランの「ルグラン・ジャズ」が目玉だったか。
たしか・・・この次の年には、やはりフォノグラムがアメリカの工場で作らせた盤を「直輸入盤」(1300円?)として大量に発売した。
ほとんどは、mercury系のタイトルだったように記憶している。直輸入盤ということなので、確かに「日本語」の表記は一切なかったが、ジャケの造りも安っぽく音質はあまりよくなかったようだ。中古盤屋さんで、盤が軽くて、安っぽい(笑)赤いセンターラベルの mercury盤を発見したら・・・それはおそらくこの「直輸入盤」だ(笑)
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コメント
shaolinさん、さらに情報コメントをありがとうございました。新星堂・・・最近はちょっと事情が変わったかもしれませんが、一時期は、自社ブランドみたいなのにも積極的で、またお店によってはOJCのLPやCDも多めに持って(そのせいで?)在庫処分のバーゲンなどもやってたりしてましたね。
日本フォノグラムは・・・何度もmercury系を再発したくせに・・・キャノンボールばっかりとか(笑)でたまに地味なヴォーカルを入れたりとか時代のうんんと新しい近年録音ものを混ぜたりとか・・・何かこうコンセプトがないというか
シリーズとしてのまとまりがなかったように思います。その点、児山さん監修シリーズは・・・どれも立派ですね。shaolinさんが挙げられた
complete on Emarcy シリーズは、ファーガスンやジェイムズ・ムーディーなどすごく気に入っております。またいろいろ教えてくださいね。
投稿: bassclef | 2006年1月20日 (金) 21:03
> ただ当時の僕には・・・どのタイトルも地味すぎて(笑)
当時の私は Jazz を聴いてすらいませんでした (涙)
> この後だったかに「新星堂 presents」みたいなシリーズもありましたね。
SJ- で始まるシリーズでしたかね。Thad Jones の Smash 盤もこの時再発されましたし Thelma Gracen もこれで出ましたね。あとは Joe Gordon とか Candoli Brothers とか。
> アルトのディック・ジョンソンはこのシリーズで知りました。
Dick Johnson は DMJ- だかなんかそんな感じの prefix の別シリーズだったように記憶しています。
Lars Gullin や Joe Saye もこのシリーズだったような。
> そういえば・・「マーキュリージャズクラシック」と
> カタカナで書いてあるオビ付きの「輸出用?」仕様も、
> 中古でけっこう出回ってますね。
> 米オークションなんかにも with Obi とかなってるのを見かけます(笑)
これは EXPR- という奴ですね。日本フォノグラムが日本で 1970年代後半に出していたシリーズ (アナログマスターからの最後のリリース) の輸出用型番だったと記憶しています。
投稿: Shaolin | 2006年1月19日 (木) 23:31
shaolinさん。コメントをどうもです。詳しい情報に感謝です(笑)あのシリーズ(195J~)は造りが丁寧なのに1950円だったので、割安感がありましたね。ただ当時の僕には・・・どのタイトルも地味すぎて(笑) emercy系は再発頻度が多くて(長いスパンで見ると)この後だったかに「新星堂presents」みたいなシリーズもありましたね。アルトのディック・ジョンソンはこのシリーズで知りました。「新星堂シリーズもジャケの造りはよかったですね。チラシ、持ってますので、またの機会に(笑)
そういえば・・「マーキュリージャズクラシック」とカタカナで書いてあるオビ付きの「輸出用?」仕様も、中古でけっこう出回ってますね。米オークションなんかにも with Obi とかなってるのを見かけます(笑)
クインシー・ジョーンズ~その自伝本は未読です。おもしろそうですね。Bob Shad・・・その儲けた金で、mainstreamというレーベルを創ったんですかね(笑)
shaolinさん、またいつでもどうぞ。
投稿: bassclef | 2006年1月19日 (木) 23:05
シュミットさん。コメントをどうも。コロムビアのヒストリカル1100シリーズ・・・「ロリンズ以外は地味だったですね。僕はリアルタイムでは「ジャンゴ・ラインハルト」だけ買いました。「ロリンズ」や「マッドサド」、それからシュミットさんが挙げられた「バードランダース1~3」はだいぶ後に中古で入手しました。バードランダースには、ミルト・ジャクソンやアル・コーン、ペティフォードら3~4種のセッションが飛び飛びに入ってましたが、僕はこの盤でアル・コーンの「ひなびた音色」にハマりました。この1100円盤の音は悪かったです(笑) ヴォーグの再発の方がうんと聴きやすい音でしたね。
投稿: bassclef | 2006年1月19日 (木) 22:37
一部修正 (急いで書くとこれだ):
> 児山さんがあと 5年この作業を始められていたらと思うと...
あと5年「早く」この作業を始められていたら、が正しいです。
> これだけの音源を発掘して集大成して下さった成果はもっと評価されるべきだと思います。
書き忘れましたが、もちろん Clifford Brown と Roland Kirk の豪華 CD ボックスの成果も特筆すべきものですね。
投稿: Shaolin | 2006年1月19日 (木) 22:13
反応が遅くなりましたが...
> たった一度の発売のオリジナル
幸い、この辺のシリーズは、今でもたまに中古市場で (比較的常識的な価格で) 見かけるので、気付いたうちに買っておいた方がいいですね (笑)
私は数年前にあらかた全部買ってしまいました (笑)
この 195J- ではじまるシリーズ (Mercury, EmArcy, Fontana, Limelight) は全部で 100枚程出ましたが、中には Ben Webster, Paul Quinichette, John Williams の様に未発表も含めた complete もの (2枚組 LP) として出たものもあったり、シングルオンリーの楽曲や未発表テイクをボーナスとして収録したアルバム (例えば bassclef さんが紹介されていた Clark Terry なんかもそうですね) も出ており、地味ながら見逃せません。欲を言えば、ディジタルリマスターでなければなお良かったのになぁ、という点でしょうか。児山さんがあと 5年この作業を始められていたらと思うと...
この時期の児山さんの作業の集大成としては Complete {Dinah Washington, Sarah Vaughan, Helen Merrill} の豪華 LP/CD ボックスセットがありますね。これも今なら信じられない程安値で買うことが出来ます。付属解説のディスコグラフィカルなデータはその後間違いがいくつか指摘されてきましたので、データ的には完璧とはいえないのですが、これだけの音源を発掘して集大成して下さった成果はもっと評価されるべきだと思います。
> クインシー・ジョーンズの作曲でアレンジにも関わっているらしい
Quincy Jones 下積み時代には Bob Shad (EmArcy のプロデューサー) にたっぷりこき使われたみたいです。Paul Quinichette (MG-36003)、Helen Merrill (MG-36006)、件の Clark Terry (MG-36007), Dinah Washington (MG-36011)、Joe Gordon (MG-36025)、Cannonball Adderley (MG-36043) など、1954年末から1955年にかけては大忙しだったようです。しかも、Quincy の自叙伝によると、Quincy はアレンジだけでなく実質的なプロデュースも行っていたのに、アレンジャーとしての収入しかもらえず、形ばかりのプロデュースを行った Bob Shad が受け取る額とは桁が全然違った、と愚痴をこぼしまくっています (笑)
> The Great Wide World of Quincy Jones Live!
このアルバムのライナーノーツでも触れられていますが、このライブの一年前に行われた「悪夢の」ヨーロッパ巡業「Free And Easy Tour」での顛末が、やはり Quincy 自叙伝にて赤裸々に綴られています。このアルバムの充実した演奏を聴けば聴くほど、「Free And Easy Tour」もさぞかし、と想像され、現場での悲惨な実情がにわかに信じられないところです。
投稿: Shaolin | 2006年1月19日 (木) 21:44
シュミットです。
遅ればせながら本年もよろしくお願いいたします。
廉価盤シリーズ第2弾拝見しました。れいによってチラシや雑誌の広告写真がうれしいですね。ほんとよく残しておられます。
さて今回の「ヒストリカル」や「マーキュリー」シリーズは前回分に比べるとやはり内容が地味なんで、私も新譜ではあまり買いませんでした。しかし、アンリ・ルノー・プロデュースの「バードランダースvol.1~vol.3」なんかはなかなか中味が濃いですよね。のちにヴォーグ盤が出るペティフォードの「スターダスト」なんかが入ってます。
発売後30年をへて、またいいのを発見できるってのは嬉しいですよね、マーキュリーのクィンシー・バンドを聴きたくなりました。
投稿: シュミット | 2006年1月19日 (木) 17:14
SWANさん、お久しぶりです。うれしいコメントをありがとうございます。フィル・ウッズ・・・いいでしょう(笑) こういう「場」を与えられて「その中」で思い切り演出した吹き方をできる、本当の「巧さ」を持つアルト吹きだと思います。(ビリー・ジョエルの「素顔のままで」just the way you are~あの曲、途中で見事なアルトソロが入るんですが・・・あれもやはりフィル・ウッズとのことです)
イブニング・イン・パリ~ズートはこの曲、大好きなんでしょうね。クインシーとの「私の考えるジャズ」(1956年)と、それより少し前に「ズート・イン・パリ」(デュクレ~)でも演ってますね。
クラークテリー~ジャケ写真もアップしてみました。紫色がきれいなジャケです。この1100円盤ではセンターラベルがなぜかfontana仕様なんですよ(笑)
投稿: bassclef | 2006年1月18日 (水) 22:18
Yoさん、さっそくのコメントをありがとうございました。
>たった一度の発売のオリジナル~そうですよね。発掘音源ものではやはり初出自のものをオリジナルというより他はない(笑)ですね。そしてその類は、得てして1回こっきり、ということ多そうなので、興味ミュージシャンの発掘の場合は、とにかく入手しとかないと(笑) リヴァーサイドのモンクやエヴァンスの未発表をビクターが出した時、喜んで買いました。まあriversideやprestige,bluenoteなどはほっといても何度でも再発されるでしょうけども。
abcとかlibertyが案外出ないですね。オリジナル盤はもちろん国内盤においても・・・レコード探求にキリはありませんね(笑)
「A Change Of Pace」~ちょっと思いつかないですね・・・また聴いてみます。
投稿: bassclef | 2006年1月18日 (水) 22:05
久しぶりにおじゃまします。今年も“夢レコ”楽しみにしております。
昨夜これを読み、速攻Q・ジョーンズのライヴ盤聴きました。いやー素晴らしい、フィル・ウッズ!
(私の手持ちは1987年日本フォノグラム盤)音質もよくニューポートの聴衆も大盛り上がりです(笑)
この“イヴニング・イン・パリス”メインソロは初演がG・グライス、次がZ・シムズということですが
(瀬川昌久氏のライナーより)聴きたくなりました。またレコード探さなくちゃ(苦笑)
それにしてもbassclefさんのご紹介盤・・いつも再聴して愛聴盤に格上げ(笑)されております。
Q・ジョーンズのビッグバンドってモダンでシャキッとしててかっこいいですよね。
そういえばスウェーデンのミュージシャンが中心となった“the music of QuincyJones”も好きです。(これはCDですが)
ご紹介のクラーク・テリーも探してみます。
投稿: swan | 2006年1月18日 (水) 07:22
またまた登場させて頂き恐縮です。黄色の「バンドの誕生」もbassclefさんに「昔こういうのを見たことがあるがご存じないですか?」とお聞きして、情報を頂いて探して入手したものですから、お礼を言わねばなりません。ケニー・バレルがソロを取るThe Midnight Sun Will Never Set が素晴らしい。(赤のバンドの誕生のCDにはボーナストラックで入っていますが、これはレコード(黄色)の方が格段に素晴らしい)そして同時発売のワールド~Liveも本当に音良いですし、たった一度の発売のオリジナルですね。選曲は元の赤色の方がまとまっていまして、ズートやウッズ、そしてクラーク・テリー、サム・テイラーなどのソロがふんだんに入ったビッグバンドジャズとして最高に好きなアルバムの一枚です。
ここで、疑問がわいてきました。ご存知の方教えて頂きたいのですが、確かに「アスペクト・イン・ジャズ」のオープニングテーマはマリガンの「前奏曲ホ短調」ですが、このバンドの誕生の中の「A Change Of Pace」はどこで使われた曲だったでしょうか?アスペクトインジャズのエンディングテーマだったですか?
投稿: Yo | 2006年1月16日 (月) 11:21