<ジャズ回想 第3回>ああ、中古レコード店: ラビットフットレコードと初期のビル・エヴァンス。
1980年春~ジャズ喫茶/グロッタとラビットフットレコードのこと。
地元のジャズ喫茶「グロッタ」には、学生時代の75年から78年頃、本当によく通った。重い防音ドアがひとつあるきりで、あとは一面コンクリートカベの店だった。店内も灯りが極端に暗めで・・・ソファにたどりつくまでに、つまづきそうなほどで、正に「洞穴」(グロッタというのは、どこかの言葉で「洞穴」というらしい)のような店だったのだ。だんだんと目が慣れてくると、この「暗さ」が心地よくなってくる。よくあんな暗がりの中で、みんなマンガや雑誌を読んでいたなあ。このグロッタは・・・とにかく大きな音でジャズを聴かせてくれたし、何よりいいレコードがいっぱいあった。ラファロが聴きたくて、ビル・エヴァンスのSunday At The Village Vanguard をいつもリクエストしてかけてもらった。JRモントローズやアンドリューヒルも何度もかかった。そのグロッタが改装のため、一時的に閉店していた80年の春・・・グロッタのすぐ斜め向かいに「ラビットフットレコード」がオープンした。これはうれしかった。それまでは、名古屋か浜松に行かなければ手に入らない「輸入盤」が、地元の街で手に入るようになったのだ。ラビットは、やはりロック系・トラッド系が中心ではあったが、うれしいことにジャズの輸入盤・中古盤もけっこうあった。ジャズが少ないのは・・・これはもうジャズファンなら馴れっこの仕方ないことだ。とにかくジャズのコーナーがあれば、それで充分だった。このラビット・・・開店直後には、liberty音符ラベルのブルーノート盤がたくさん出ていたので、それまでほとんど持っていなかったブルーノートの有名盤を、けっこう入手した。ロリンズの「A Night At The Village Vanguard」やら、ブレイキー&クリフォードブラウンの「A Night At The Birdland vol.1&vol.2」も、カットアウト盤だったが、格安(1400円前後だったか)で入手できたのだ。この頃は・・・リバティ音符ラベルがオリジナル盤と比べてどうか?なんてことは全く関係なかった。とにかくキングや東芝(80年だとまだキングの最終の頃か?)の国内盤定価より「安い」ところに価値があったのだ(笑)「ブルーノート」というレーベルは・・・東芝が「直輸入盤」として発売していた頃から「高い」イメージが強く、キング盤になってからも、どうも手が出しにくい感じだった。とにかく、ブルーノート盤には持ってない/聴いたことない、というタイトルが多かったのだ。
しばらくはラビットに通いつめた。そんなある晩・・・ラビットの斜め向かいの辺りが明るいし、何やらざわざわしているような感じだ。おおっ!改装なったグロッタがオープンしたのだ!ずず~っと近寄ると、とにかく「明るい」。あの洞穴のような暗いグロッタが・・・木のドアの両側の天井までの窓からは、店内からの灯りがもれて歩道までピッカピカじゃないか!中も丸見えだ。再オープンの夜ということで、店内はもうお客で一杯になっている。さっそく、木のドアを開けて入っていく。久しぶりに見る顔なじみばかりだ。なにやら照れくさいような感じだ。とにかく明るい。ガラス窓なので外からもスースーに見えちゃうし、座っていてもどうにも落ち着かないのだ(笑) この明るくなって一見、普通の喫茶店に変わったグロッタではあるが、「ジャズ喫茶」を感じさせるものがあった。大量のLPレコードたちだ。やはり彼らがお店の主役なのだ。下の床から天井まで5段はある造り付けの収納タナにぎっしりと収まっている。この風景は全く壮観だ!軽く5000枚はあっただろうか。レコード好きなら、このタナの前で紅茶など飲んでるだけで幸せだろう。僕はずうずうしく時々、気になるレコードを取り出して見せてもらったりしていた。改装オープンしばらくは、もちろんこのレコードをかけていたが・・・新しいグロッタは、「ジャズ喫茶」を前面に打ち出してはいなかったので、残念ながらこれらのレコードを大音量でドンドン聞かせる、というスタイルではなくなったようだ。カセットでかけるジャズのヴォリュームが少し下がった分、常連のお仲間が集まり、気楽にしゃべれる店になったのだ。そんなグロッタにもすぐに慣れてきた。それからしばらくは、ラビットを覗いたあとグロッタに寄る、というパターンが続いた。そうして、この頃からレコードを買うペースが急激に上がっていった。ラビットでいいレコードも見つかったし、社会人になっていたので「聴きたいレコードは自分で買う」というスタイルになっていったようだ。
さて、この<ラビット>で入手したもので印象深いものを~中古盤がメインのお店なので、やはり国内盤が主になるが~何枚か、関連する盤も併せて紹介したい。
トニー・スコット/ザ・タッチ・オブ・トニー・スコット(ビクターRGP-1056)~ビル・エヴァンス目当てでマークしていた盤なので、これを発見した時は、とてもうれしかった。1972年にビクターがプレスティッジ1100円盤を発売した後の1973年のRCA系1100円盤の中の1枚らしい。ペラペラの折り返しジャケットが、当時はとても安っぽく感じたが・・・今では何故か魅力的である。「Aeolian Drinking Song」では、初期のエヴァンスの硬質なソロがふんだんに聴かれる。何かのTVジャズ番組でほんのちらっとだが、この頃かと思われるエヴァンスの映像を見た記憶がある。なんの曲だったかなあ・・・。この頃のエヴァンスのピアノは・・・わざと表情を隠したような冷徹なタッチと長いフレージングで・・・硬質というより・・・非情な感じさえ受けるハードボイルドなエヴァンスである。「オレは普通のピアノは弾かんぞ」と主張しているかのようなとても尖がった個性的なピアノだ。人によっては、この「冷徹な感じ」をレニー・トリスターノの影響が・・・と思われるかもしれない。僕はこの初期のエヴァンス、大好きである。58年のリヴァーサイド「Everybody Digs~」まではこの路線だったように思う。
同じくトニー・スコットとの共演盤~「Tony Scott/The Complete Tony Scott(LPM-1452)を、米ビクターのオリジナル盤を、ちょっと前にネットで入手した。フレッシュサウンドのLPやCDで聴いていたが、イマイチ音質が悪くて、この「犬ラベル」に期待したが~56年か57年のモノラル録音~ビッグバンドのサウンドがやかましくてこもったような音で・・・期待したほどではなかった。米ビクターのLPS(ステレオ)には、音のいいものが多いのだが。エヴァンスのソロは・・・「I Surrender Dear」や「Just One Of Those Things」でほんの少しと、B面最後の「Time To Go」で、ようやくエヴァンスのタッチの強弱を生かした、とてもいいソロが聴かれる。
ついでにジョージ・ラッセル絡みでのエヴァンス参加盤をひとつ。これもラビットで入手した。
ジョージ・ラッセル/ジャズ・ワークショップ(ビクター:RGP-1167)だ。ウラジャケ隅の表記によると1976年の発売らしく、同じビクターのRCAシリーズだが、価格も1300円盤になっており、もうペラペラ・ジャケではなくなっている。「コンチェルト・フォー・ビリー・ザ・キッド」という曲では、エヴァンスが大活躍だ。ちょっとラテンっぽいリズムでのテーマの後、4ビートになり、そこで・・・さきほど書いたような「ハードボイルド」なエヴァンスのソロがたっぷり聴かれる。今、久々に聴いていると・・・すごくいいソロです。それからちょっと新発見だ。エヴァンスのソロの始めころに「む~・・・・う~・・・」と、かすかな「唸り声」が聞こえるのだ。意外な感じだ。エヴァンスも唸るんだろうか・・・?
左側のジャケ違い盤は・・・だいぶ後になって入手したのだが、これも日本ビクター盤が、ちょっと古い時代のSHP-5071(¥1800)だ。ジャケの色あいやトリミングの具合など、このSHP盤にも捨てがたい味がある。この盤は、テスト盤なのかセンターラベルは一切の文字なしであった。
さて・・・音の方は? 古い時代の盤の方がマスターテープの鮮度などの理由で音がいいのでは、と期待して聞いてみたのだが・・・この同一タイトルの日本ビクター盤を聞き比べた限りでは、残念ながら「古いSHP盤」の方が明らかに音質が悪かったのである。先ほどの「コンチェルト~」でのエヴァンスのハッとするような鋭いタッチが、1976年のRGP盤に比べると「こもったような感じでメリハリのない」感じに聞こえる。マスターテープの具合が悪かったのか、プレス具合が悪かったのか・・・。同じタイトルの時代(製作時期)よる音質の優劣・・・これは、オリジナル盤の1st、2ndの場合と同じく、そう単純には決められないようである。
ハンク・モブレイ/マイ・コンセプション(キング)~キングがブルーノートの版権期限切れの直前に「世界初登場シリーズ」として発売した頃は、まだ「未・ソニー・クラーク」だった(笑) だから・・・とっくに廃盤になった頃にこの盤の存在を知り、どうしても聴きたくて聴きたくて・・・そんなある日、この盤がラビットにあったのだ。この盤は・・・内容が本当にいい。ソニー・クラーク作のバラード「マイ・コンセプション」がモブレイのしっとりとした音色と相性が最高みたいで、入手以来、ず~っと愛聴盤となっている。
余談ではあるが・・・レコードの中古盤屋さんには、なんというか・・・「ある盤が出回る時期の法則」があるように思う。豊橋は地方都市なので東京のように、発売直後の新譜が(気にいらなくてなのか?)すぐに中古屋さんに出回る、というようなことはあまりなかったと思う。新譜で売れる量が少ないからだ。そういう地方都市ならではの「法則」とは・・・まあ法則なんて大げさなものではないが・・・例えば、あるタイトルの<CDが発売されて1~2ヶ月後>だ。中古盤の世界では、80年台後半に明らかに「レコードからCDへの移行」時期があり、この頃、たくさんの音楽ファンが、LPからCDにのりかえたようだった。だから・・・CDで発売されたタイトルのアナログ盤が、よく出回ったりしたのだ。だから僕は、狙っていたアナログものがCD化されると、それまでより短いスパンでラビットを覗くようにしていた。それから・・・CD化でなくても、例えば東芝がブルーノートのあるシリーズを出すと~新しいものに買い替えた人が手放すのだろうか~同じタイトルのキング盤が出てくる、というようなこともあったようだ。そんな具合だったから、僕は、「どうしても聴きたい復刻盤(あるいは完全未発表の盤~その旧譜はありえないわけだから)」は、新譜レコード店で買っていたが、それほどマークしてない盤の場合は・・・中古で出たら買おう、と待っていたりしたものだ。これはっ、と思うものは入手してきたが・・・今思えば・・・キングの初登場盤は、けっこう多くのタイトルが中古で出ていた。まだそんなに人気が上がる前で割安だったのに・・・
これは、どちらかというと珍盤の部類に入ると思うが・・・
ジュリアス・ワトキンス楽団/French Horns For MY Lady(フィリップスSFL-7048:日本ビクター発売)~サム・テイラーなどに代表してイメージされる60年代後半のムードミュージックの一種として発売されたようだ。「夜の誘惑ムード」というサブタイトルが可笑しくも哀しい。
ジュリアス・ワトキンスという人は・・・一聴、ヘタなトロンボーンに聞こえるあの楽器~
フレンチ・ホルン~を吹くジャズメンだ。モンクのプレスティッジ盤(ロリンズ入りの「13日の金曜日」セッション)でこの人の名前を覚えていた。この盤はたしか・・・3枚1000円のコーナーに混じっていた。確かに、ただの「古いムードミュージックのLP」なんで(笑) 僕はうれしく確保したのだった。内容はクインシー・ジョーンズのアレンジに、エディ・コスタのピアノやらジョージ・デュヴィヴィエのベースも入り、悪くないアレンジジャズだ。
ラビットフットレコードは、2003年8月31日に閉店した。ラビットのオーナーだった小川真一氏は、現在、レコードコレクターズなどに評論を書かれている。ラビットの閉店セールの模様はこのアドレスでどうぞ。
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コメント
recooyajiさん、こちらにもコメントをどうもです。こちらはレコード売ったことないんですが、recooyajiさんは、ラビットにはだいぶ出したのこと・・・それじゃあひょっとしてrecoさんの放出レコがこちらに回ってきてたりして(笑)
レコード入手は~本当はもちろん「盤を見て、ジャケットに触って」買いたいのですが・・・今はネットの方が多いかな。でもたまに名古屋・浜松、もっとたまに大阪などに行くと、けっこうまとめて(緊急の特別予算を計上するわけです:笑)入手したりしてます。浜松では「アビーロード」名古屋では「サン・オブ~」(ジャズシンジケートーと同じビル内)がお勧めです。岡崎のバナナも案外、安いですね。
小池の「サテン・ドール」~あそこはいい音してましたね。いい店だったのに、急に閉めてしまいましたね。あれは残念でしたね。
投稿: bassclef | 2006年8月14日 (月) 09:09
早速のご返事ありがとうございました。
こんぱく堂は自宅より近くなので、1ヶ月~2ヶ月に一度は顔を出しています。ただしジャズのコーナーではなく、歌謡曲のあたりですが。
閉店したラビット・フットは「買う」より「売る」ほうが多かったようです。丁度国内盤LPやCDをオリジナル盤に切り替えていた時でした。
グロッタは改装前の、あの暗く汚い、タバコの煙に満ちた、独特の雰囲気が大好きでした。改装してからは足が遠のいてしまい、どちらかと言えば小池町にあったSatin Dollという喫茶店に行くようになりました。ここもジャズをかける、明るい店でしたが、18年ぐらい前に閉店してしまいました。
豊橋で音楽関係で飯を食っていくのは本当に大変なようです。
ところでbassclefさんのレコード入手は何が多いですか?レコード店廻りですか?それともネット・オークションですか?
投稿: recooyaji | 2006年8月13日 (日) 18:51
newksさん、元旦の朝からコメントをいただき、ありがとうございます。こちらも久しぶりに<旅レコ>をやりたくなり、楽しかったハワイ中古盤漁り・・・を思い出しつつまとめました。newksさん、僕も「杜」を通じてM54さんとは、何かこう互いのソウルが伝わるような交流をしてきたように思います。M54さんのジャズへの愛着は・・・そりゃあハンパじゃないですよ(笑)ポッと話題にする盤を見れば、わかります。だからM54さんに、もうドンドン尋ねていけば・・・全てNo Problemですよ。知らぬ間にミンガスおたくになるかもしれませんが(笑)
M54さ~ん!いつもありがとうです!いつか九州の地を踏みます。待ってて下さいね。
newksさん、どんどのリクエスト、構いませんよ。できるかどうかは別ですが(笑) トニー・ウイリアムスは、1982年に信州の斑尾高原のジャズフェスで見ました。爽快でしたね。
トニーとエルヴィンのことを書いた8月9日の記事http://bassclef.air-nifty.com/monk/2005/08/index.html
があります。またご覧ください。記事ごとのアドレスがありませんので、8月のぺージから下に探っていってください(めんどくさくてすみません:笑)
投稿: bassclef | 2006年1月 1日 (日) 15:32
新年のお祝いを申しあげます。今年も、宜しくお願いします。昨年、DUKEさんのお店に飛び込みで遊びに行って、そのままオリジの虜になってしまい、年末に当サイト様の大ファンになり、新年をお迎えできましたこと、心から嬉しく、光栄に、そして感謝しております。bassclefさんの、ご見識(ジャズの事だけでご判断して恐縮です)は見事です、私もそんなボキャブラリーや、自己表現能力につなるモノをもてたらさぞ幸せかなと、正直羨ましいです、で、まだまだ素人でありまして、色々学びたいのですが、ここで、リクエストしてもいいですか?私は、ロリンズ様も命ですが、そのちょっと次くらいにやはりマイルスは大好きです、特にトニーウィリアムスとのセッションは痺れっぱなしです、個人的に何の思いでもありませんが、”FOUR&MORE"が何故か私の一番です。先達から見た正しいトニーウィリアムスの楽しみ方(超独断でお願いします)、或いはトニーのお勧めは有ませんか?bassclefさん風にトニーとマイルスの関係や楽しみ方をイジッテいただけると楽しみ倍増です。私は、食わず嫌いなのか、人見知りなのか新しいアルバムや聞いたことの無いアーティストになかなかすすめなくて、自分で情け無いくらい非常にひ弱なジャズファンと思います。例えばM54さんのお聞きになった感想を拝見しそのまま又、まねしてそのアルバムを探したりする次元でして、M54さんの感想が少ないときは当方も、アルバム探しが進まなかったのです、ここで少し土俵を大きくすべく、これまでのパターンに加え当サイト様のご案内を最大限(言うほどは出来ませんが、気持ちはそうです)学びたく、宜しくお願いします。
投稿: newks | 2006年1月 1日 (日) 09:06
夜明けのティーンエイジャー さん、わざわざ年末の挨拶コメントをありがとうございます。夜明けさん=路傍さんのブログ<帝都熱烈~>は
いつも覗いてます。路傍さんのブログはちょうど1年ですか。歌謡~ロック、なんでもこい!の路傍さんの個性豊な素晴らしいブログには、大変に刺激を受け、当方も5月からこの<夢レコ>を始めた次第です。こちらはなかなか更新できないので、まあじわじわとがんばります。今後ともよろしくお願いします。では。
投稿: bassclef | 2005年12月31日 (土) 20:47
ジャズ喫茶(&バー)の思い出は拙もいろいろあります。5年前くらいまでは、職場が高田馬場だったということもあってイントロ、マイルストーンに行っておりました。
本年はお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
■帝都熱烈音盤解放戦線
http://blog.livedoor.jp/mickbanzai/
投稿: 夜明けのティーンエイジャー | 2005年12月31日 (土) 15:16
newksさん、こちらこそ初めまして!newksさんには「杜」の方、登場後、なぜだか挨拶できずにきてしまったようです。「ロリンズ命」ということで、僕もロリンズには相当に入れ込んでますので(笑) 変なライバル心をもったのかもしれません(笑) よろしくお願いします。
<夢レコ>何かじっくりと読んでいただいたみたいで恐縮です。そして、とてつもなくありがたいコメントをありがとうございました。励みになります。また「杜」の方へも拙ブログへの感想コメントを書き込んでいただきました。どちらも・・・ちょっと持ち上げすぎですよ(笑) でも、>話はすべからく思いをこめられておられるけれども、よく読めば凄く解りやすく~
こんな風に言ってもらえると、うれしいですよ。
僕のブログは・・・どうしても文章がダラダラと長くなってしまい、なかなか「レコード話題だけ」になりません。まあ、レコードだけ取り上げてコメントしているブログはあまたありますので、拙ブログ<夢レコ>のようなムダ話しの多いスタイルがあってもいいでしょう(笑)
レコードの内容話題のところだけ読んで、他は飛ばしてもらってOKですよ(笑)
こちらも正月はほとんどいつもと同じ休みペースです。でもちょっとレコードを整理する予定です。またいつでもコメントどうぞ。では。
投稿: bassclef | 2005年12月30日 (金) 23:53
M54さん。この前は、「杜」へちょっと間を空けたあと書き込み後に、暖かい反応をありがとうございました。ミンガスの「イースト・コースティング」は、そういえばミンガスのレコードの中でも、なんかちょっとばかし変な雰囲気ですかね。エヴァンスもやはり57年型で硬質シングルトーン、という感じですが、ミンガスのあの熱いムードとは、やはり・・・合わないようにも思います(笑)
M54さんは素晴らしい音に包まれるオーディオルームになったとのこと。そこで好きな音楽をガンガンと・・・いいですね。
年も押し迫ってきたので、今夜は・・・シナトラ(this is Sinatra!)を聴いてます。そうだ!シナトラをまだ<夢レコ>で取り上げてなかったですね。そのうちシナトラも。<夢レコ>、じわじわと続けていきますので、今後もよろしくお願いします。
投稿: bassclef | 2005年12月30日 (金) 23:40
はじめまして、本日じっくり拝見させて頂ました。感動してます。今まで、文字が多いし、少し専門的なご見識の高い方と、存じ、素人の私が立ち入れる隙間は無いとビビッてました、プロフィールで私と同じ生まれ年、月と知り、勝手に安心したせいか遠慮なく拝読させて戴きました。私のオーディオとジャズは20年近くになりますが、オーディオ以外は真剣でなく只好みのものを聞き流す程度、アルバムも300~400位で、その半分くらいしかお気に入りは有ませんが、その半分を今年中に整理したいなと思い、bassclef さんの整理ポイントの記事を参考に思い切って整理しました。いや、本当に楽しかったです。そして、お話はすべからく思いをこめられておられるけれども、よく読めば凄く解りやすく、今まで、ビビッていたのがうその様です。小生素人でまだ、専門的でもなく、ジャズしか知りませんが、そのジャズすら間口の狭い入り口にて立ち往生している状態ですが、この正月休みに色々と聞き直そうと思います、聞きながら当サイトにて楽しいジャズのお勉強させていただきたいと思います。いやいや、本当に嬉しです。この解説があれば、鬼に金棒、カレーに福神漬けとラッキョ、うどんにねぎと唐辛子、いあやそんな段でない高レベルの密度濃い正月休みを満喫できそうです。正月休みが少ないのがたまにきづですが、これを機会に宜しくご指導お願いします。
投稿: newks | 2005年12月30日 (金) 18:22
Mが付いてからはじめての書き込みです。
宜しくお願いします。
56.7年のエヴァンスはミンガスの「イースト・コースティング」でしか聴いていませんが(またまたミンガスがらみでごめんなさい・笑)
エヴァンスのピアノが全体をセンチにしてるような(いい意味で)気がします。
今年はbessclefさんとの出会いが(直接は会ってませんが)僕にとっては大きな喜びでした。
いつも楽しみにしていますのでこれからもディープな世界をご紹介ください。
投稿: M54 | 2005年12月29日 (木) 14:07
shaolinさん、初めまして。コメントをありがとうございます。shaolinさん・・・というお名前はrefugeeさんのところでお見かけしておりました。マーキュリーの徹底的凄すぎる(笑)HPの方ですね。ちょうど少し前に・・・あの「Jazz Scene」の紹介記事、拝見しました。あれは・・・本当に・・・素晴らしい写真ですね。あの6枚組は、僕もいつか手にしてみたいものです。
(78回転は、うんと安いオモチャのようなプレーヤーでしか聴けませんが・・・)
shaolinさんのブログの方~サンプラー記事の方に、関連コメントを入れてみましたので、またご覧下さい。
shaolinさん、いろいろお聞きしたいこともありますし・・・(笑)これからもよろしくお願いします。それではひとまずこれにて。
投稿: bassclef | 2005年12月21日 (水) 22:29
(恐らく) はじめまして。
> ジョージ・ラッセル/ジャズ・ワークショップ
手元にあるオリジナル盤 (LPM-1372) は、まずまずの音がします。日本に送られたマスターのコピーの音質が、いまいちだったってことなんでしょうかね。
> キングの初登場盤
いまやけっこう良い値段で取引されてますからね。
最近は海外のコレクターさん達からも問い合わせが殺到しています。状態がいい帯付だと1万円を超える値段も覚悟しないといけないご時世はどうしたものか。
> French Horns For My Lady
これのオリジナルステレオ盤 (Philips [US] PHS 600-001)、是非一度機会があったら聴いてみて下さい。Mercury の初期ステレオ盤同様、(ぎりぎり) RCA Victor Indy プレスのこの盤はかなり透き通った美しい音が堪能できます。内容は一緒ですが (笑)
http://microgroove.jp/mercury/PHS600-001.shtml
投稿: Shaolin | 2005年12月21日 (水) 21:29
バブさん、わざわざのコメント挨拶、ありがとうございます。バブさんのブログ<JAZZを聴きながら>、 http://blog.goo.ne.jp/h-babu0717
は・・・いつも気のきいた小話(とは言わないかな:笑)の後に、センスのいいレコードをちらっと紹介する・・・そのさりげなさが素晴らしいですね。僕のは・・・だいぶん、くどいので(笑) モンクのブルーノート音源を整理した
バブさんのHPの方、http://www16.plala.or.jp/babu-h/jazz3-13.htm
すごく参考になりました。モンクのブルーノートの10インチ盤・・・欲しいなあ(笑)すみません、物欲のレコード盤愛好家なので・・・。
またそちらにもおじゃまさせてください。これからもよろしくお願いします。
投稿: bassclef | 2005年12月20日 (火) 21:56
コメント、そしてご助言ありがとうございました。
内容ある記事が多くて、楽しく読ませていただきました。
これからも、ときおり遊びに来させていただきます。それではまた。
投稿: バブ | 2005年12月20日 (火) 21:26
SWANさん、お久しぶりです。コメントをどうも。
昔のようなジャズ喫茶は・・・よほどの都会でないと成り立たないのかもしれませんね。大音量でいい音で音楽を聴かせてくれるお店・・・なかなか回りにないですね。僕も生来の出不精もあり、結局、自分の家で好きなジャズだけ聴いている・・・という閉じた音楽生活をしております(笑)
SWANさんが挙げられたトニー・スコットの(片面、ミントンハウスのライブ)デッカ盤~ちょっと気になり手持ち盤調べたら・・・「手のジャケッット」のやつですかね。偶然ですね、僕も持ってました。盤質はあまりよくないですが、米Brunswick盤です。裏解説に Side two was Recorded at Mintons...とありますね。ドラムはなんとフィリー・ジョーですか!よし、聴いてみよう。
投稿: bassclef | 2005年12月14日 (水) 21:15
ひまじんさん、こんばんわ。ちょっとひさしぶりですね。グロッタは今も健在ですよ。(ほとんど寄らなくなりましたが)あの「レコードの壁」は・・・本当に迫力ありますね。あんな部屋が僕は欲しいです(笑)
ひまじんさんのHP、また覗いてみました。いろんな「ちょっとおもしろ?」写真がユニイクですね。<食品編>の「ボンゴ豆」の南洋美人?
あれ、かわいいですよね(笑)
ブログの食堂車めぐり・・・おもしろいです。また寄らしてもらいますね。ボントロ、がんばってくださいね。
投稿: bassclef | 2005年12月14日 (水) 20:59
D35さん。コメントをいつもありがとうございます。ジャズファンたるもの、みなさんそれぞれの思い出のジャズ喫茶・・・あるのですね。名古屋では・・・伏見に「カンランドウ」ジャズ喫茶があって何度か寄りました。なかなか素晴らしい音(大音量)でしたね。同じ伏見からちょい北の路地を入っていったところにも「グッドマン」という名のジャズ喫茶がありました。4~5人で満員か?というほど本当に狭い店でしたね。D35さんの書かれたYAMATOYAには、僕も行ったことあります。
投稿: bassclef | 2005年12月14日 (水) 20:54
おじゃまします。
ジャズ喫茶・・僕もジャズ聴き始めの学生時代には地元の店に足繁く通いましたが
最近は・・行ってないですね。
多くがジャズ・バー(夜だけ)やライブ喫茶になったのも一因かな?
味のある(?)中古レコ屋さんも少なくなってきました。
トニー・スコットの“タッチ・オブ・・”僕も昨年中古で入手しました。bassclefさん言われるとおり
エヴァンスのpが後年にない非情さですね。(笑)
スコットというとデッカのLP(ミントン・ハウスのライブ?が片面)も大好きな盤です。
それにしても“グロッタ“と“ラビット”いいお店だったんでしょうね。
投稿: swan | 2005年12月14日 (水) 07:16
私が学生の時には、グロッタは既にきれいになっていて、ライブをやっていた頃の店は伝説の世界ですね。
しかし、あのレコードの数には驚いた覚えがあり、もっと驚いたのはマスターがどの辺に何のレコードがあるかを把握していたことですね。私が行くとカーティス・フラーをよくかけていただきました。
投稿: ひまじん | 2005年12月13日 (火) 21:35
ジャズ喫茶、学生時代その怪しげな呼び名に誘われて入ったところが、やはり怪しげでした。名古屋のCBC放送局の裏にあったCOCO(あのココズブルースの和田直さんの店)は変な(失礼)所という印象しか覚えがありません。
彼は今でも新栄でお店をやってるし、時々ライブもやってるそうですが聴いたことはありません。
他にはグッドマンというのもありましたね。
私は地元名古屋の店にはあまり行かず、わざわざ京都まで出かけて、しあんくれーるとかマンホールとかで聴いてました。ほんの一二度ですが。
何年かして、YAMATOYAに入ったら誰もジャズなんて聴いてなくて、マスターにコルトレーンをリクエストしたらえらく喜ばれたことがあります。そういえば川原町にブルーノートがありました。今でもあるのかな?
投稿: D35 | 2005年12月13日 (火) 19:24