« <ジャズ雑感 第9回> ペッパー/モダン・アート | トップページ | <発掘レコ 第3回> ヘンリー・マンシーニ/マンシーニ ’67(日本ビクター)SHP-5594 »

2005年10月24日 (月)

<ジャズ雑感 第10回>熱いベース奏者たち(B面) スコット・ラファロのあの音。

ラファロとペデルセン~ジャズ・ベースの最もスリリングな瞬間。

その1:オーネット・コールマン/the art of improvisers(atlantic)

ornette_imp
<The Alchemy of Scott Lafaro>1961年3月録音。~ラファロの錬金術、錬金術士ラファロという感じの意味だろうか。

これは、コールマンのいろんなセッションからの未発表テイクが集められたのオムニバスLPだ。コールマンも嫌いではないが、とにもかくにもスコット・ラファロ参加の~当時、オーネット・コールマンと何回かセッションした~1曲が収録されていたので、78年に入手したのだ。マーティン・ウイリアムスの裏解説によれば、この1曲は「RPDD」というLPの時のセッションらしい。
この<The Alchemy>・・・何度聴いても・・・掛け値なしに凄い。何がどのように凄いのか・・・あたりまえのことだが、まずその演奏そのものが凄い。ムチャクチャに速めのテンポ~1分:180以上220以上のテンポだと思う~をものともせず、一音一音を強烈なピチカットで、弦を引っ張っていく。ややつっこみ気味のノリだが、全くもたれない。8分強の長さだが、最初のテーマと最後のコールマンとチェリーのデュオ状態からテーマの部分を除いて、このムチャクチャに速いテンポを最後までキープしている。ベースが全体を引っ張っていくような凄いビート感だ。速いだけじゃない・・・ベースの「鳴り」がまた凄いのだ。このテンポで、こんな風に一音一音を、きっちりと弦をひっぱり切って鳴らすのは、容易なことではない。コントラバスの右手のピチカットというのは、クラシックの奏者が「上につまみあげる」のに対して、ジャズの場合は「弦を横方向にひっぱり倒す」のだ。コントラバスでは、人差し指、中指、あるいは2本の指を同時に、弦に引っ掛けて、体の内側に引っ張り込むような感じで引き込む。そうすると、その指が手前側の弦に当たって止まるのだ。(例えば・・・D線を引っ張った指は、A線に当たって止まる) ガットギターを弾く方には、「アポヤンド」と言えば判りやすいかもしれない。この時の「指の引き込み具合」で、強い音になったり弱い音になったりする。この<The Alchemy>でのスコット・ラファロののベース音は・・・指を引き込む時のスピード、強さもタップリ加わった「強烈ピチカット」だ。そんな「素晴らしいベース音」が、左チャンネルからギシギシと飛び出してくるのだ。(後述のペデルセンの録音と比べると・・・録音時のベースの音圧がちょっと低いようだ。それがちょっと残念ではある)   それにしても・・・こんな凄みのある演奏、そしてギシギシとしたベースの音色は、そうめったやたらには聞かれないぞ。
このコールマンのオムニバス盤は~ジャケットの抽象絵画は、オーネット自身の絵だ~他にもいいテイクが収録されており、なかなか捨てがたいアルバムである。コールマン・アレルギーのない方なら、ぜひ聞いてみてほしい。
ちなみに、ラファロの高速4ビートが聴かれるテイクはまだまだある。

その2:
Victor Feldman/The Arrival of Victor Feldman(contemporary) 
<BeBop>1958年録音。
今度は右チャンネルから、ラファロ特有の「重くて・・・しなりながら・・・うねる」ようなベース音が噴き出してくる。コンテンポラリーの素晴らしい録音で、「音圧」も充分だ。
3分弱の演奏なのだが・・・これもテンポはバカっ速い。ただ、この「速さ」は、61年のコールマンとの<Alchemy>に比べると・・・若干だが、突っ込みすぎというか、やや余裕のなさが窺える。でも・・・ラファロ好きの僕など、その強引さ・不安定さも含めて、こういう類の「ベースの躍動感」を目の当たりにするだけで、もううれしくなってしまうのだ。その「爽快感」に思わず笑ってしまうほどだ。
そうして、ラファロのベースの音色は、もうこの初期の頃から、全く個性的な「音色」なのである。あの「しなり・うねり~ビート感」の秘密は・・・ピチカット(弦をはじく時)の「人指し指と中指の振り方のスピード」にあると思う。ラファロの「振り」は相当に速いような気がする。4ビートでのベースの演奏は、普通の場合、1小節に4分音符を4つ弾く。つまり4回、弦を弾(はじ)くのだが、「振りスピード」が速いということは・・・前の4分音符を充分に伸ばしきってから次の4分音符を弾ける、ということになる。音符の一つ一つを、普通よりも「長く伸ばせる~テヌートがたっぷり効く」から、ああいう独特のビート感が生まれてくるのだろう・・・と睨んでいる。野球でも、いいバッターほど、球を手元まで引きつけられるのだ。それは「スイング」が速いからだ。そうして、スイングが速いほど・・・「キレ」が出る。そんな風に「弾き方」が速いだけでなく、ラファロの場合、多分・・・ピチカットする際に、指を弦に深く指を当てているように思う。深く当てた方が、その弦を引っ張る時のパワーも余分に必要なはずなのだが、それらをものともせず、腕の力・腹筋の力・さらには体の芯から湧き上がる「気」みたいなものを、指先に伝え、弦を巻き込むように引っ張る。そんな一連の動作の全てが作用して、あの、「しなるような、うねるような音色とビート感」を作り上げているのだと思う。
スコット・ラファロ・・・聴けば聴くほど、本当に怖ろしいほど凄いベーシストだ。

さて・・・ペデルセン。ペデルセンのことは・・・完成された「巧すぎる」ベーシストだと思っていた。75年頃からのペデルセンは、とにかく完璧なピッチ(音程)、完璧なフィンガリング、そして甘い音色、何を聴いても、もうただただ「巧い」と感じるだけで・・・ジャズのガッツみたいな味わいには乏しいタイプ、という意味で、それほど好んでは聴いてこなかった。しかし・・・このペデルセンの最初期の録音を聴いてみて・・・もう本当に「凄い」ベーシストだということを実感したのだ。
その3:
サヒブ・シハブ/サヒブズ・ジャズパーティー(black lion:徳間) 
<Forty Seventy Blues>1963年10月、カフェ・モンマルトルでのライブ録音。DSCN0750

少し前から、この盤は「ベース音がすごい」ということで、いろんなHPで何度か話題になっていたように記憶している。よく「~が凄い」と言われるものを、期待して聞いてみると・・・案外に、たいしたことないなあ、ということもある。しかし・・・この盤のペデルセンのベースは・・・本当に凄い。ペデルセンが17才の時の録音ということで、後年のペデルセンのややソフトな音色とは別物の、荒くて強いピチカットの「豪音」といってもいいくらいの凄まじいベースの音色だと思う。前述のスコット・ラファロを好きな方なら・・・このペデルセンの「引き締まった、しかしグウンと伸びる音」にも、ラファロと同質の「凄さ」を感じるはずだ。ペデルセンの右手ピチカットの「引き込み具合」も、ラファロと同じく、充分にスピードと強さを載せたピチカットだと感じる。テンポに余裕がある分だけ、ラファロの<The Alchemy>より、さらに音色に「重さ」があるとも言える。この音圧たっぷりのベース音が、これまた左チャンネルから飛び出してくる。文字通り「飛び出してくる」ようなこの「ベース音」~強くて硬質な重い音が出るような、そういう弾き方をしたベーシストが、正に楽器から出したであろう「音色」と、それが生々しく録音された「音」の両方を含めての「ベース音」です~この音に、のけぞらない方は・・・ジャズにおけるウッドベースの「おいしさ」に気付いてない不幸な方かもしれない。僕の手持ち音源は、残念ながらCD(徳間)だが、解説によると原盤は、デンマーク・デビューとのことだ。再発のCDで、これほどの音なら・・・オリジナルのデビュー盤なら、いったいどれくらいのベース音が聴かれるのだろうか・・・身震いがしてくる。

| |

« <ジャズ雑感 第9回> ペッパー/モダン・アート | トップページ | <発掘レコ 第3回> ヘンリー・マンシーニ/マンシーニ ’67(日本ビクター)SHP-5594 »

コメント

D35さん、コメントありがとうございます。
>やはりスコットラファロは凄い~僕も「ワルツ・フォー・デビー」(僕のもビクターの国内盤です:笑)聴くたびに、ホントにそう思います。今回のラファロ~ペデルセン記事では、ウッドベースの最も過激な凄さ、みたいな部分を書きたくて、オーネットコールマンの盤を紹介しましたが、エヴァンスとのあの2枚のライブ盤でのラファロは・・・本当に唄ってます。唄いたい気持ちを、心からそのままベースを唄わせているかのような・・・。左チャンネルの方から、ミンガス系とはちょっと違う質の「いい鳴り」が聞こえてきますよね。
レイ・ブラウンは、もうあんなふうにベースを鳴らしきる人は・・・もう出てこないでしょう。だからブラウンの「出している音」自体が、もう違うのだ!という認識です。

投稿: bassclef | 2005年11月 3日 (木) 17:48

自称ベース弾き(フォークソングの)私としては早く書き込みしたかったのですが、皆さんと違ってここに出てくるレコードは持ってないし聴いたこともなかったので、さっきエバンスのワルツフォーデビィを聴いてました。
やはりスコットラファロは凄い。
まさにエバンスのピアノとインタープレイしています。私のレコードは残念ながらOJCの再発ですが、ベースの音も実に生々しく、最近の録音と違っていかにも木の板が共鳴している私の好きな音です。
ライブの録音でどうしてこんなに良い音で録音できるのでしょう!
bassさんもそうだったんじゃないかと思いますが、コンサートでウッドベースの音をうまく聴かせるのは大変なんです。
今、ピーターソンのWE GET REQUESTSを聴きながらこれを書いてますが、やはりレイブラウンのベースの音がとても良い。
いったい録音技術の進歩なんてあるのか?と思ってしまいます。別にケチをつけるつもりはなかったのですが。

投稿: D35 | 2005年11月 3日 (木) 13:55

54さん、またまたどうも。サヴォイのブッカー・アーヴィン「クッキン」・・・キング盤ですが、持ってますよ(笑) あの<枯葉>確かに・・・クサイ(笑)そして、そこがいい!あの辺りのジャズになると・・・好むかどうかは、もう体質の問題でしょうね。イヤな方にはどうにもダメ・・とか(笑) 似たようなメンツが唄伴をやってるサヴォイ盤、ご存知ですか?「バーバラ・ロング」っていう女性ヴォーカルです。あとで聴いてみようかな。これも「黒い」ですよ(笑)

swanさん、またまたどうも!たしかに・・・ミンガス、タッカー、ウイルバー・ウエアのような「強引ギシギシタイプ」のベーシストは、ほとんど見当たらないようですね。でも近年には、逆に、「マイクなし」でがんばるベーシストも多いようです。「録音の感じ」が荒々しくはないようですが、ボブ・ハーストとか、音も強いし、いいようですよ。僕も少しは新しい人、聴かねば。

投稿: bassclef | 2005年10月30日 (日) 17:41

54さん、こちらこそはじめまして。ご推薦のレコードは未聴ですが、探してみます。
G・タッカーというと僕はH・パーラン・トリオ絡みのものや同じく“クサイ”(笑)
tsS・タレンタインのミントン・ハウスのライブ盤なんかで剛腕ベースを堪能しています。
54さんはまさかタッカーのコンプリート・コレクションを目指している方でしょうか?
(某吉祥寺ジャズ喫茶店主の著書でそんなつわものがいるとか書いてありました(笑)
それにしてもタッカーのような“黒い”ベース弾きはもうでてこないんでしょうかね。

投稿: swan | 2005年10月30日 (日) 10:34

swanさん、はじめまして54と申します。
bassclefさんとはベースつながりです(笑)
swanさんのコメントを読んでチェンバースのゴーやウイムス・オブ~等を聴きましたが・・
>タッカーが出てきましたね~ワオー! 止めなれない(笑)

僕の大好きなレコードの一枚を紹介させてください。
tp)R・ウイリアムス、P)H・パーラン、ds)D・リッチモンド、リーダーはコテコテ・アーヴィン・・
このクサイ、メンツ(笑)のバックで黒々としたベースで彼らを支えるのがG・タッカーなのであります。  サボイのクッキン!
A-1のディー・ダ・ドゥでもうアーシーな世界に引き込まれてしまいます。 ここでもタッカーのソロも黒々としたベースを聞かせてくれます。
「黒い音」この辺のところもbassclefさんに是非、解説をお願いしたいですね。
僕にとってもベースは縁の下の力持ち的に音楽を支えるもの(ないと困るが、目立ちすぎてもいけない・ミンガス親分は別・笑)バックでのフレーズや短いソロで、充分なんです。 
パーランとの絡みは好いですね~ダウン・インザ・ダンプスなんか泣けてきます。
スタンダードも2曲、恋を知らないあなたと枯葉ですがどちらも素晴らしい! 
イヤータッカーが出てきて嬉しさのあまり、つい興奮してしまいました(笑)
ホント!ジャズは止めなれない!ねー!

投稿: 54 | 2005年10月30日 (日) 08:59

swanさん、ベースのいい録音盤コメント、どうもです。渋い盤をご存知ですね。ピータースンのそのライブ盤のレイ・ブラウン、ホントにいい録音ですね。よく締まったレイ・ブラウンのベース音だと思います。「ジャズパーティー」は、残念ながら持ってません。ジャズ喫茶で聴いた記憶では・・・あのピアノがちょっと苦手(この盤、ピアノの録音がキンキンしてませんか?)でした。「アス・スリー」G.タッカー・・・この名前が出ると・・・54さんがだまっちゃいないでしょう(笑) これも聴かねばいかん盤ですね。僕も国内盤でもいいのでアナログを狙うかな。
swanさんも、相当にベース好きですね。近年のベース音については・・・僕もほぼ同じ気持ちです。だからこそ・・・63年頃のペデルセンの「ギシギシ音」に、まいってしまったのです。

投稿: bassclef | 2005年10月29日 (土) 22:05

お返事どうもです。ベースの好録音盤というと・・・思い浮かぶのが(少ない手持ち盤の中からですが)
O・ピーターソンのロンドンハウスのライヴ盤(レイ・ブラウン)、P・チェンバースのヴィー・ジェイ盤、
H・パーランの“アス・スリー”(G・タッカー)、J・グリフィン“スタジオ・ジャズ・パーティー”(V・スプロールズ)
・・・きりがない(笑)いずれも国内盤ですが(笑)ベースがギシギシ凄いです。
50~60年代の重厚(?)ウッド・ベースのオトに比べ、近年のベース音は・・・ちとなじめません。

投稿: swan | 2005年10月29日 (土) 06:58

ああ、54さん!コントラバスへの愛情あふれるコメント、どうもです。僕もラファロの生音が特に小さい、とは思いません。またでも、ミンガスやウイルバー・ウエア、ジョージ・タッカーなどの瞬発力あふれる「轟音」とは、ちょっとタイプの違う感じですね。あの轟音はなくとも、ベースという楽器全体を(的確なあの「ピチカット」で)鳴らし切っている、という感じは絶対にありますね。とにかく・・・ビートが生きている。
「苦しみを夢に・・・/wrap your troubles in dreams」いい曲ですね。あれは、エヴァンスの「インタープレイ」にも入ってましたね。ペットのハバード入りだったかな。うん、あれも聴いてみよう(笑)う~ん・・・ジャズはやめられん。54さんも同じでしょう(笑)

投稿: bassclef | 2005年10月27日 (木) 23:10

>ラファロは実際には「音が小さい」との説があります・・僕はドシロウトですがこの説には反対です。ですから、bessclefさんの説を信じてイメージしながら聴くとします(笑)   ラファロが特別好きというわけではありませんが、どのレコードを聴いてもそのようには(音が小さい)感じません。  特にコンテンポラリー盤は凄いですね(これは同感です)
フェルドマンとの録音後、ホーズとのフォーリアルが数ヵ月後ですね。 
曲好きの僕としては、ビ・バップよりも次のゼア・イズ・ノー・グレーター・ラヴの方が僕は好き。
フォーリアルはラファロが目的で買ったわけではありませんでしたが、その他のコンテンポラリーのベーシストと明かに違うなーと一発で参ったレコードです。 これにもコール・ポーターのアイ・ラヴ・ユーが急速テンポで凄いのですが、僕の好きな曲は「苦しみを夢に隠して」ですねーホーズやハロルド・ランドは脇役ですね、歌ってますものラファロのベースが!
と言いつつ、ヴィネガーもミッチェルも好きです(笑)

投稿: 54 | 2005年10月27日 (木) 22:21

swanさん、コメントを再びどうもです。ラファロは、エヴァンス以前、いろんなレーベルに少しづつ録音がありますが・・・やはりコンテンポラリーの2枚:この Arrival と For Real(ハンプトン・ホーズ)の録音が「音圧」も「キレ」もベースの「音色」も抜群にいいようですね。マイクのセッティング加減で、大音量に聞こえます。ラファロは実際には、「音が小さい」という説もあるようです。そうすると・・・僕の「指を深めに引っ掛けて」説は、ちょっと怪しくなるのですが(笑) ピチカットの「スピード/キレ」は、音量と関係なく、ラファロの素晴らしい特徴かと思います。
ペデルセンについては、54さんも挙げられている、パウエルやアイラーとの若い時代の録音は・・・やはりこのシハブ盤と同じく、ダークビューティーの頃とは、一味違う、「音の強さ」があるように思います。後年の柔らかいスムースなペデルセンも、もちろん悪くないのですが。

投稿: bassclef | 2005年10月27日 (木) 10:26

54さん、いつもコメントをどうもです。ブッカー・リトルのあの盤・・・僕も聴き倒しましたよ(笑)
リトルのあのツヤヤカな音色、しびれますね。
ラファロのベース、あの盤だと、ちょっと録音の関係で、中高音がキツイ、というかキンキンしたように聞こえます。(僕の手持ちはテイチクの盤。なにやら安っぽいつくりですね:笑)
あの盤では・・・BT’s minor ~というマイナーブルースがもう最高に好きなんですよ。あと、ブッカーズ・ワルツ?もいいですね。ドルフィとの「ファイブ・スポット」ライブ盤でも演ってる、あの3拍子の曲です。

投稿: bassclef | 2005年10月27日 (木) 02:24

ユキヒロさん(元、極楽鳥さん)コメント、ありがとうございます。復活後のBird of Paradise~キースジャレット記事で初めてコメントさせていただきました。こちらこそよろしくお願いします。ブルー・ミッチェルやブッカー・リトル、それからアート・ファーマー・・・とりあげる渋いトランペッターの渋い盤が、僕にはとてもうれしいです(笑)
サヒブCDは・・・どうやらジャズマニアではない「クラブ」とか「モンド?」系での怪しい人気が出てしまってるようですね(笑)そういう人気も、まもなく下落するでしょう(笑)

投稿: bassclef | 2005年10月26日 (水) 09:15

スコット・ラファロですか。
僕もエヴァンズもの以外で手持ち盤をチェックしましたが(エヴァンズ4部作は大愛聴盤ですが)
文中のV・Feldman盤とHerb Geller“The Gypsy”の2枚だけ(おそらく?)でした。
Feldmanのレコードでのラファロのベースはうなりっぱなしで口があんぐりしてしまいました(笑)
ペデルセンは・・・ジャズ歴初期に買ったKenny Drew“Dark Beauty”くらいでしょうか・・。
(コレも数年聴いてませんでしたが。)
それにしてもbassclefさんの文才(ラファロの弦の弾き方の表現!)には毎度感服いたします。

投稿: swan | 2005年10月26日 (水) 07:57

ヒサシブリデス・サヒブ・シハブ(笑)
いつもながら勉強になります。

ラファロの弦をはじく姿をイメージしながら、タイムのブッカー・リトルを聴きましたが今までよりも力強くなったように感じました、単純な僕!(笑)
ジャズパーティーは僕も持ってません(探そう・アナログを)ので、パウエルとアイラーを聴きましたが、これまたベースが力強く感じました。
パウエルとの競演は15歳?(16かもしれませんが)脅威の少年ですね! 

投稿: 54 | 2005年10月25日 (火) 08:21

bassclef さん、はじめまして。
Bird of Paradise のユキヒロです。

アナログなんですねえ、うらやましい。
私もあちこちからアナログを買えといわれているのですが、予算と部屋のスペースの関係で、踏み切れずにいます。う~ん、困った(笑)

サヒブ・シハブ/サヒブズ・ジャズパーティー
これ、前から探しているんですが、まだ入手できてないんです。やっぱり、いいですか。なんとか探してみます。

投稿: ユキヒロ | 2005年10月24日 (月) 11:07

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: <ジャズ雑感 第10回>熱いベース奏者たち(B面) スコット・ラファロのあの音。:

« <ジャズ雑感 第9回> ペッパー/モダン・アート | トップページ | <発掘レコ 第3回> ヘンリー・マンシーニ/マンシーニ ’67(日本ビクター)SHP-5594 »