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2005年7月14日 (木)

<珍しレコ 第1回> アーマド・ジャマル/ポートフォーリオ・オブ・アーマド・ジャマル(Argo)2LP

ようやく入手したArgoの限定発売のオリジナル盤~ちょっとうれしい。

CIMG0004CDを、めったに買わない。できる限り、vinyl/レコード盤でいきたい。ちなみに<ジャズ雑感 第1回>「レコード買いリスト」で、チェックしてみると・・・2001年~37枚、2002年~36枚、2003年~33枚、2004年~12枚、2005年は、半年経過してわずか3枚と、年々減少している。それでも、僕がたまに買うCDとは、どんなものか? まず「LPで持ってないもの」~そうして「相当に聴きたいもの」~さらに・・・「そのCDでしか手に入りにくい(と判断した)音源もの」など。     CDひとつ買うのにも、なかなかハードルが高いのである(笑)

一応、ジャズ雑誌の広告に目を通し、再発されるCDをチェックしている。そうして、気になるレーベルのものがあれば、レコードショップでチラシをもらったりする。どのレーベルが再発されるにせよ、10w、20wの中には、必ず2~3点の「目玉」があるのだ。もちろん、選ぶ人の好みで、どれが「目玉」であっても構わないのだが、僕の場合は・・・
「初めて発売されるタイトル」や「大昔に発売されたきり、なかなか再発されなかったタイトル」だ。

これは、現在のCD時代でも(特に紙ジャケCD)同様だと思うのだが・・・LP時代には・・・発売された時には、「たいしたことないやつ」てな感じで、軽く見逃していたタイトルのものが、5~6年して、興味が拡がったり、好みが変わったりして・・・「え~、こんなのが出てたの?」と思ったりする~そんなことが、たびたびあったのです(笑) 
僕にとっては・・・ポリドールが、70~78年頃に、何度にも分けて発売していたverveもの、この中のソニー・クラークが入ったタイトルが、「見逃し~後(のち)~後悔」盤にあたる。特に、「マル優2000」などという笑えるシリーズ名で、verveものを何枚か出した時に、ソニークラーク入りのバディ・デフランコ盤が何枚か含まれていた。どうみても・・・そのレコード会社の担当者の
「好み」だったようだ(笑) その頃は、まだ、ソニー・クラークに目覚めていなかった。バディ・デフランコ? クラリネットかあ・・・で、終わり(笑) しかし・・・それでいいのだ。その時期の好み~自分の感性で選ぶのが一番いいのだ。 やはり、その時、そのミュージシャンに興味があるかどうか、これが唯一の意味あるフィルターだと思う。宣伝のコピーで、いかにそのタイトルが「貴重な復刻」と、知っったとしても(確かに、グラッときますが:笑) それ以前に「自分のフィルター」をかけなければ・・・。そうでもしなければ、復刻の紙ジャケCDなんて、考えようによっては全てが「貴重」なんで、いつも「後々のために」10w全部を買わなきゃいけなくなっちまうじゃないか(笑)

Argo/Cadetというレーベルが嫌いじゃない。このレーベルは、人気薄らしく、オリジナル盤もそれほど高くないようだ。ラムゼイ・ルイスをけっこう集めたあと、ジャマルにも興味を持った。ところがなぜかジャマルには手に入らない盤が多いようで、中でも一度も見かけたことがないのが、この、アーマド・ジャマル/ポートフォーリオ・オブ・アーマド・ジャマル(Argo)だった。
1958年9月録音だ。どうやら米で発売当時、2枚組仕様で、しかも限定だったらしい・・・。そりゃあ見かけないはずだ。

2004年に、ユニバーサルから、Argo/Cadetが 紙ジャケで再発されたのだが、そのリストに、この「ポートフォーリオ」が含まれていた。こういうのには、ちと弱い(笑) う~ん・・・聴いてみたい・・・。だから、このタイトルだけは・・・すぐに購入した(笑)DSCN0803       この紙ジャケットは、LPと同じ仕様でゲイト・フォールド(見開き)になっており、なかなかチャーミングだ。但し、CDは1枚だ(笑) 空いた方に解説書が入っているのが、ちょっと哀しい(笑)・・・まあ音が聴ければいいのさ・・・どうせCDなんだから(笑)
僕は特に「紙ジャケ」のマニアではないのだが、どうせCDで手に入れるのなら・・・やはり、紙ジャケの方が倍くらいはうれしい。
なぜかは判らない・・・多分、プラスティックのケースが好きじゃないんだろう。

ジャマル~特にここが好き、とかじゃないのだが、いつもLPをかけると・・・なぜかあっという間に、片面終わってしまう。聴きやすいスタンダードを、聴きやすいアレンジで、さらっと弾いてるだけ・・・に思えるのだが、なぜか「心地よい」のだ。テーマが終わって、「さあ、今からアドリブをやりますよ~」ていう感じではなく、ポツン・ポツンという音から、なんとなく、しかし自然な流れで、曲を進行させていくようだ。ピアノの音が出ていない時もけっこうある。そんな場面では・・・またベースが心得たもので、少しだけベースがメロディックな4ビートラインを弾く。やっぱり音楽の流れが「自然」ということなんだろう。いつ聴いても「心地よい」というのは、なかなか素晴らしいことだと思う。

1年くらいしてから・・・運良く、このオリジナル2LPを入手できた。portofolio of Ahmad Jamal(argo)LP 2638
センターレーベルが金色のステレオ盤だ。内袋はパラフィン紙(rice paperと表現されたりしている)で、それもすごくうれしかった。
CDとダブりだが、CDからLPの場合は、あまり抵抗がない(笑)その逆は、ほとんどあり得ない(笑)

ジャケのコンディションや盤質は、まあVG+かVGだが、やはり「本物」は違う・・・ジャケの造りでおもしろいのは、金色で描かれた横顔の部分だ。 このレリーフを見よ!(笑) (写真でお判りいただけるだろうか?) 1ミリくらいは浮き上がっているのだ(笑) DSCN0781

ジャケ裏のシリアルナンバーは 
Registration #S 367となっている。 CDの解説書には、モノ盤が、M001~5000まで、ステレオ盤は、S10000~からのナンバリングと書いてあるけど、ちょっと違うようだ。当時の限定盤というのは、どれくらい造ったのだろうか?せいぜい2000部くらいかな、と思うのだが、ジャマルは人気があったようだし、モノ5000、ステレオ5000 くらいはプレスしたのかもしれない。

ああ・・・まだまだ欲しいレコードはいっぱいだ(笑) ジャズは・・・やめられない。(Verve盤のソニー・クラーク絡みの話しは、また別の機会に・・・)

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コメント

CLASHさん、お久しぶりです。いやあ・・・2005年7月のうんと古い記事にわざわざコメントを入れていただいて・・・ホントに嬉しいものです。thanksです!
ジャマルのこの2枚組・・・当時はけっこうレアな「限定セット」と思い「珍しレコ」として記事にしてましたが、その後、ネットではわりと出回っているようで(笑)今になってみれば、若干の気恥ずかしさもあります。我々、レコード好きは、どうもこういう「限定ナンバリング」に弱いようでして(笑)レコード会社もその辺、充分に判っていて・・ジャズのLPは、たいてい2000~3000枚プレスというところでしょうから、ナンバリングがあろうとなかろうと、実質的にはレア度において特に差ははないのでしょうね(笑)

≪モノ赤≫ラベルとのこと・・・今、そのネットでちょっと調べたら~そうですね、ステレオは金色ラベルですが、モノラルは赤ラベル(maloonラベルと表記されている場合もあるようです)なんですね。そうして、モノラルは<#M~>から始まるナンバリング。そしてその番号は2000番台と6000番台を3件ほど確認しました。CLASHさんの手持ちは#M9948Bとのこと。つまり・・・僕が記事中に引用した≪CDの解説書には、モノ盤が、M001~5000まで、ステレオ盤は、S10000~からのナンバリングと書いてあるけど、ちょっと違うようだ≫という日本製CD解説書は、やはりちょっと間違っていたようですね。

サヒブ・シハブの「Jazz Party」これはもう・・・全てのジャズ好き、特にベース好きの方には一度は耳にしてもらいたい・・・それくらい凄いベース音と凄い録音だと思います。
ひとつ強調しておきたいのは~
「録音」がいかに優秀であっても、元の演奏が柔(やわ)では、こんなにギシギシしるような凄いベース音になるはずもなく、ということは・・・当たり前のことですが、この「演奏をした」ペデルセンがいかに凄いベース弾きであったか!に尽きるわけです。
本当に凄いです。未聴の方、ノーマ盤でもDU盤でも徳間CDでも・・・なんでもいいので「耳にして」みてください(笑)
CLASHさん、またいつでもコメントどうぞ~。

投稿: bassclef | 2011年8月28日 (日) 10:33

こんばんわ

もっと古い記事ですみません!
今日明日とレコード整理しているのですがジャマルが出てきたので
BGMにしながら整理していました。
私のもモノ赤です多分日本人が想像している以上に人気者で有ったと
思います、裏は#M9948B多分CD・・・と#Sは時代的にAB位かな?
話変わって整理中サヒブjazz party(bassclefさん大好物ですよね!
DU盤が出てきたのでノーマ盤と聴き比べました、DU盤は購入時
一回聴きなんとなく段ボールへ
ステとモノの違いは置いといて、良い意味で別物ですねノーマは
『文字通り「飛び出してくる」』『のけぞる』同感です。
DUはのめり込みますディープに入り込んできます。
感性だけのコメントで意味不明?どちらにしても最後の一音まで
格好良く楽しめます。

投稿: CLASH | 2011年8月28日 (日) 00:02

67camperさん。ありがとうございます。古い記事へのコメント・・・うれいしものです。コメント入ればこちらにも通知がきますので、またいつでもどうぞ。僕の方からもcamperさんのjazz & vocal や HPの方へまたおじゃましてコメントなど入れますね。
camperさんの手持ち「ポートフォリオ」M610A~がモノラルでM~ということは、Sがステレオ、Mがモノラルなのは間違いないですね(笑) 610は、例えば1000枚くらいプレスして610番目でしょうか? はて・・・「A」は何でしょう?スタンパーの最初の方・・・くらいの意味かもしれませんね。この辺りに詳しい方、またお願いします。
「レリーフ」・・・1mmも浮き上がってなかったかもしれません(笑)ちょっと気分で・・・そのくらいかな・・・と(笑) ジャマルも楽しくていいですよね。impulse盤、また探します。では。

投稿: bassclef | 2006年3月19日 (日) 09:54

またまた古い記事への投稿で失礼します。
ジャマルの限定版、自分も所有してます。モノラルのburgundy labelです。registration#M610A(このAはどういう意味なんでしょう?)です。レリーフの起き上がりはbassclefさんのように1mmまでは行ってませんが・・・(笑)
あのキラキラする高音部とブロックコードの組み合わせで結構好きなピアニストです。他にもアーゴで数枚ありますよ。cadetもありますが、なぜかカバーがARGOとはちがいますね。あとはEpic、impulseかな。

投稿: 67camper | 2006年3月18日 (土) 20:49

ワガママおやじさん、さっそくのコメントありがとうございます。ソニー・クラーク、僕も verveは、ポリドール国内盤LPです。1枚だけ(in a mellow mood)どうにもLPが見つからず、
CDでガマンしました(笑) 録音年も1954年~1955年と古いので、そうですね・・・ハードバップ的な迫力ある音質、という感じではないですね。ジャケの女性は、この頃、他のverve盤にも登場しますよね。専属契約みたいな感じだったんでしょうね。僕の場合は・・・このモデルならジャケ買い、大丈夫です(笑)

投稿: bassclef | 2005年7月15日 (金) 09:05

こんばんは!ワガママおやじです。
アーゴなんか変に安かったりしますよね!その割に中々手に入らないんで困ります。最近はLPもUS盤で復刻されているので見かけるけどタイトルが日本人向けでは無い気がします。肝心のジャーマル私今は持ってません!語る資格無いです。
Verveのソニークラーク話期待します。国内盤で揃えてますが(当然LPね)音悪いです。ピアノ遠い感じ・・ジャケ買い少し苦しいかな?

投稿: ワガママおやじ | 2005年7月15日 (金) 00:06

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