<ジャズ雑感 第1回>レコード買いの記録~究極の時系列・・・いや、単に横着な僕のレコードリスト
整理したり、記録したり、まとめたり。何かを事務的に処理するということ苦手だ。それでもひとつだけ、1972年(高1)の頃から続けていることがある。
手に入れたレコードの記録である。
A4/26穴のレポート用紙だと、たいてい31行くらいの罫線がある。
<ミュージシャン・タイトル・レーベル・購入日付け・曜日・購入場所・価格>を、この罫線の横1列に書く。
何の工夫もない。ただ、手に入れた順に書き付けていくだけ。(笑)
ここには、全く意味などない(笑) 純粋に個人的な記録なのです。
でもとりあえず、このリストのおかげで、その個人的に多少の意味があること<何を・どこで・いくらで買ったのか>が判る。
「ああ、あの頃は、やっぱりロリンズばっかり買ってるなあ」とか
「ふ~む。このあたりから、ペッパー聴きだしたのか・・・」とか。
それと各用紙の左端に通算のナンバリング(もちろん手書き)をしてあるので、「あの頃で、ちょうど1000枚だな」~とか、
「おっ、次に買うのが、記念すべき2000枚目だな」とか余分なことまで判ったりする。(笑)
それから、このリストを見ると、いつもと違う地名を発見したりする。
「そうだったな。この頃は、浜松によく出かけたんだよ」とか。
「ああ、この頃は、東京でのまとめ買いが多いぞ。そういえば、最近、出張がないなあ」
「おっ。札幌? そうだ、社員旅行だ」
「そういえば金沢にも行ったなあ。これは・・・家族の旅行だったな」とか。
ラビットフット(地元にあった中古レコード店/2004年8月に惜しくも閉店)でのタイトルが大量にあると・・・「そうだ、バーゲンがあったんだ」(笑) など。
買った時のお店の名前だけでなく、店内の様子とか雰囲気みたいなものもわりとリアルに思い出すことができるのだ。
数少ない海外でのレコ買い記録は、タイトルのリスティングと別に、レコードを含む現地での出費(地下鉄・食事・チップなど)
をメモに残している。(たいていホテルの便箋みたいなのに書くのだが)
ソウルや香港で 「レコードを求めてふらふらと歩き回ったあの感じ」を、個人的な記録として残しておきたい、というのが、
僕がこのブログ<夢見るレコード>を始めた素朴な動機なのだ。だから、第1回は<旅レコ>だったんです(笑)
全くズボラな僕が、こんなことを始めたのは、多分、1978年のはずだ。
というのは・・・100枚以上あるこのリストの最初の3枚が・・・<タイプライター>印字になっているからなのだ。タイプライターを買ったのが1978年。せっかく高い機械を買ったので、その時までの記録(これも手書きメモ)を全てタイプライターで打とう! と思ったのだろう。同じようなことをワープロ時代・エクセル時代にトライしたが・・・
めんどくさい!の一言。すぐに断念しました(笑)仮に全てを入力したとしても、いちいちパソコン立ち上げなきゃ、見れない。
ペーパーで、すぐ見れなきゃダメだよ~ん!ゴロンと寝っころがってリストを見たい時だってあるんだ! てな強引な理由付けで「手書き」で書くのが一番だよ! という結論に至っておる次第であります(笑)
その代わり、レコードを買ってきたら・・・すぐ書くんです。未記入分がたまってくると、非常にまずい。2~3日書かない場合は、必ずレシートをとっておく。特にまとめ買いをした時、ユニオンなんかのレシートは、コード処理のものが多くて、全てにタイトルが印字されてるわけじゃあない。時間が経つと「どのタイトルがいくらだったか」が判らなくなってしまう。それは非常にまずい(笑)
だから・・・記憶のあるうちに、帰りの電車の中で、レシートにタイトルを書き込んだりします。 あれっ? 僕も、けっこうマメなのかも(笑)
実は、7~8年くらい前に、友人のkonken氏の全面的なサポートにより、かなりの枚数の「手書きのリスト」をエクセルに入れてもらったことがあるのです。その後、しばらくは、リストの続きを自分でも入力していたのですが・・・。
その頃から急速にレコード枚数が増え始めたこともあり、入力作業がめんどくさいなあ・・・とか思ってるうちに・・・いつの間にか断念・・・。
それでも、ひとつ告白すると・・・とても便利だったのが「フィルター機能」~例えば、Chet Bakerでフィルターをかけると・・・そのChet Bakerのタイトルだけがアソートされる。レーベル別なんかでも、すぐに見られる。例えば、タテの行に「米」とか入れておけば、そのアメリカ盤だけ一覧にもできる。こんな風に、瞬時に並び方が変えられて、しかも、元のリストの順番も守られる、というのは「使える」と、今でも思います。
うん、確かにあれは便利だったなあ・・・と感心しつつも、じゃあ今から全部、入力するぞ~!
・・・などとは、とても思えない僕なんですが(笑)
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